アメリカ人て、熱しやすい?


「今回はかなりやる気」と豪語したのは
まんざらウソでもない様子。

通勤時の車中でスピーキングのテープを聞き、
帰ってくると黙々とテキストに向かう。
(なんと、会社の昼休みも復習に当ててる
らしいからすごい!)

それどころか、大枚はたいて
衛星受信システムを取り付けた。
日本のTV番組を見るために。

さすが、熱しやすいたち。
私もその辺はよく似ているのでわかる。

そんな夫が朝、
「じゃ、スミマセ~ン。」
といって仕事に出かけた。

私:「I’m Taking Offは、行ってきます、
   って言うんだよ。」
夫:「だって、テレビでそう言ってたよ。」

きっと、サラリーマンの退社シーンでも
見たんでしょ。
そんなギャグ言ってると日記に書いちゃうぞ。
(書いちゃいました。)

午後、夫のデスクへ電話する。
別に用はなかったけど、これは日課のように
なっていて、私がしないときは夫から
かかってくる。

私:「今日、(晩ゴハン)何食べたい?」
夫:「(日本語で)牛、おねげぃします。」

へっ? うっ牛ぃ~?
それってアンタもしかして、Beef(牛肉)のことかい?
っつうことは、ステーキかい?!

テレビで時代劇を見始めた妻は、
独り言が「江戸っ子」になってしまう。

へっへっへっ、これも日記に書いちゃうぞ。
(ハイ、書いちゃいました。)

国際結婚はこれだからやめられない。
別に、うちの夫が超オマヌケなわけでなく、
まったく違う言葉を、
まったく違う次元で話すということは、
かえって新鮮な驚きがでて、楽しい。

えっ、ちょっと待てよ。
ということは、私もそんな間違いを日々、
この英語生活の中でしてるってことね。

夫は、私の言い間違いなどをいちいち直す
タイプではない。
私の「英語」に慣れているから、感も働く。

だから、夫婦の間で会話に困ったってことは
まずないんだけど、
かなりの確立で、私はその間違った英語で
よその人にも話し掛けてるってことよね。

ひえ~ぃ、夫。
私もずいぶん遠ざかっている英語のスキルアップ、
始めさせていただきます。




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