アメリカ人て、コーラ好き?


(って、住んでるところがバレるぅ~)

サンクスギビングが終われば、お店には恒例の
サンタさんの絵のコーク缶が出回る。

そんでもって、いよいよクリスマスやね~って
気持ちが高まるわけ。

もちろん、ペプシも普通に売られているけれど、
ブルーを基調として、どっちかというと都会的、
スマートで洗練されてるイメージ戦略。

それに対して、コークは何てったって赤が基本。
どっちかっていうと昔々から飲み継がれてきた
という伝統の自負を感じさせる。

そのコークがどうやって生まれたか、ちょいと
お話しよう。

時代は19世紀のアメリカ。
当時、地元で薬局を開業していたオッチャン、
いやいや薬剤師のペンバートンさんが発明者。
(のちに、「コーラの父と呼ばれる」お方っす)

「コカ・コーラ」という名前は、「コカ」の葉と「コラ
ナッツ」(カフェインを含む)の抽出液が成分として
含まれることから付いたらしいよ。

折からの売薬ブームによって、炭酸水と配合され、
「元気の素・万能薬」として売られていた。

(ってぇことは、今で言う所のオロ○ミンCとか、
ユン○ルみたいな存在だったってことぉ?)

このペンバートンさん、後でこのコークの権利を、
何を考えたか、とっとと売っぱらっちまうのね。

そしてコークは、資本を得て改良を重ねられて、
世界で最も愛されるドリンクに成長していくわけ。

コークと言えばさ、ディズニーランドの「スペース
マウンテン」のスポンサーになってるよね。

あそこの迷路みたいな通路を、「○時間待ち」などと
グルグル歩いていると、イヤでもコーマーシャルが
目に入る。

中には、一面砂漠の真っ只中に、ポツンと置かれた
コーク缶が2本。
しかも、とってもみずみずしく汗かいてるのよぉ!
(そりゃあ、コークでも何でも飲みたくなるって)

「ホントにこんな秘境にも」って思うくらいだけれど、
コークは世界190カ国で飲まれているんだって。

それを考えると、「参りました~」と白旗揚げずには
いられませんねぇ。

まあ、こうしてコーク様(もう様付けで呼んじゃう)は、
世界有数の巨大企業になったわけだけど、やっぱり
生まれ故郷のアメリカ人の心を捉えて離さないの。

うちの夫なんか、冷蔵庫の中のコークが切れてると
ガックリ肩を落として悲しむ。

(炭酸飲料を控えるように促している妻は、背後から
「牛乳でも飲みなさい!」と冷たく言い放つのだった)

でもね、やっぱりコークがいいらしい。
小さい時から飲んでるから、慣れ親しんでるのよね。

最近は、ダイエットを気にするアメリカ人だから、
やれカロリーおさえめやら、カフェインフリーやら
言ってはいても、結局は飲んでるんじゃない。

私としては、ダイエットコークの味がキライなので
そこまでして飲みたいとは思わないんだけど。
(それなら代わりに牛乳飲む⇒腰には手をあてない)

とにかくコーク様は、いつもさわやかな飲み心地で
百何十年とアメリカに君臨しつづけてるの。

って、この辺でおしまい。




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