アメリカ人て、対抗意識丸出し？
インド人、もしくはインド出身者によって
経営されてるそうだと、夫がどこかから
小耳にはさんで来た。
アメリカへ、よその国から移住してきた
外国人にとって、アメリカ人と同じように
普通の会社に就職するのはやっぱり難しい｡
だから、
自分で店なりレストランなり、事業を経営
してしまうのがいいのかもしれない｡
考えてみれば、近所の｢C｣で始まるガソリン
スタンド(全国チェーン)は、インド人経営が
多いように思う｡
ガソリンスタンドだけでない。
ダンキンドーナツやデイリークイーンなどの
チェーン店もインド人経営が多い｡
大抵の場合、従業員もみーんなインド人で
固めてるから、一目瞭然なのだ｡
外国人が事業を起こすのに、銀行からお金を
借りられるなんて至難の業だと思うから、
きっとフランチャイズ経営のノウハウを扱う
インド人同士のコネクションがあるんだろう｡
これは何ももインド人に限ったことではなく、
韓国人ならクリーニング屋、ベトナム人なら
ネイルサロンというように、ある程度の国別
ステレオタイプ的事業種があったりする。
日本人は移民の数からいえば、チャイニーズや
コリアンほど多くはないから、これといって
共通するものはないように思う｡
ジャパニーズレストランの経営は、ほとんどが
もはや日本人以外のアジア人経営だと言っても
いいことは、私の｢なんちゃって日本レストラン｣
巡りのリサーチ結果が物語っているし｡
(誰がそんなリサーチをしろと言ったんだ！？)
でも、
日本人の多いカリフォルニアやハワイなんかは
どうなんだろうか。
やっぱり、日本人だとこんな業種を経営してる
場合が多いとか、あるんだろうか。
今度、ハワイ市場さんに聞いてみよう｡
さて、
対抗するのが大好きな意地っ張りアメリカ人。
外国人経営に対抗するかのように、
｢This Store Is Owned & Operated By American｣
(＝この店はアメリカ人によって経営されています)
略して、｢American owned｣(アメリカ人経営)と
看板や、入り口の目立つところに書いてあるのを
よく見かける｡
私なら、つい｢だから何なのよ！｣とか思っちゃう｡
アメリカ人経営だとサービスがいいとかなんとか、
違いがあるんだろうか。
(逆に、一生懸命働いていなさそうな感じさえする)
どうしても差別的なニオイがして、好きになれない
そのフレーズ｡
書いてあるのを見つけると、自然に足が遠のいて
しまうのは事実｡
だって、
そんなことイチイチ言っている事態に意味がないし、
｢お客もアメリカ人なら歓迎するけどぉ、外国人は
ちょっとねぇ・・・｣なんて言ってるような気がして
ダメなのよ、気分的に。
移民で成り立ってる国にしては、ちょっと人間として
｢オケツの穴｣、いや、もとい、｢器、うつわ｣が小さい
と思うけどな。
(おゲレツにて、どうかご勘弁を。あっはっは)
＜編集後記＞
夫からの情報を補足しておくと、｢American Owned｣
というのは、明らかにマジョリティ(多数)人種である
｢白人経営者｣という意味で、マイノリティ(少数)人種
である黒人やアジア人は含まれていないだろうと言う｡
冒頭のモーテルを経営するインド人オーナーの談では、
彼はアメリカ生まれのれっきとした国籍保持者である
にも関わらず、外見でアメリカ人とは認めてくれない
のだと嘆いていたそうだ｡
私もいつか、アメリカ国籍を取る市民権クラスを受講
したら、何か商売でもして
｢American Trainee Owned｣(＝アメリカ人見習者経営)
とでも、皮肉った看板出してやろうかしら｡
でも、こんなフレーズもここが南部の田舎者の集まり
だからこそあるのかもしれない｡
もっと、アカデミックなところでは見かけないだろう。
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