夫、心の日記の巻


気になって仕方がないうちの夫。

お勉強の甲斐あって、ひらがなは全部
読めるようになったが、読んだところで
意味までは分かるまい、ウッシッシ。

(夫のボケをみなさんに暴露してる以上、
おいそれとは読ませられない妻)

夫もそれはうすうす気が付いているので
特に50話記念のときなんか、私はホント
彼の日頃の優しさに、純粋に感謝して
書いたんだけど、信じられてはいない。

今日は、そんなうちの夫の「心の日記」を
妻が勝手に訳&代筆して御贈りしちゃう。
題して、

~ボクの妻~
作 HappyDays夫

ボクの妻はかなりのあわて者デース。
毎日必ずと言っていいほど、足の指を
どこかにぶつけるんダヨネ。

「あぅぅぅ~!」と言う声がして振り向けば、
そこには必ずうずくまる妻の姿が。

こんな光景は日常茶飯事ナンダナ。

そんな妻だから、もちろん料理もせっかく
作り方がパッケージの裏に書いてあるのに
読んだためしは無いんだヨ。

いつも彼女は、
行き当たりバッタリの体当たりで勝負する
生まれながらにしてギャンブラー。

昨日のジャンバラヤもそうダ。
ソーセージを炒めてから、そこに水を加えて
ライスとシーズニングを混ぜろと書いてあるにも
かかわらず、ソーセージが炒まるのが待てずに、
もう別なべでライスをクックしてる。

それじゃあ、ソーセージの風味がライスに
うまくブレンドされないじゃないかぁぁぁ!

妻は
「あっ、そうなの? でもおんなじおんなじ」
ゼンゼン動じないデース。

しかも彼女の場合、
かなりの確率で次回も同じ作り方をシマース。

ボクはこの「おんなじおんなじ、一緒一緒」と
いう言葉に何度泣いたことダロ-か。

でも、
妻のあわて者ぶりは、その何倍もの可笑しさを
運んでくれることがありマース。

ボクはときどき、仕事中にそれを思い出して
自分のデスクで笑っていることがありマース。

きっと、
同僚はアブナイやつだと思ってることダロー。

そんなボクの毎日を、ある意味こうして楽しく
スパイス・アップしてくれる妻。

これを彼女の国、ニッポンでは
「ナイジョノコウ」とかなんとか言うらしいノダ。

だから、ボクは今日も、
目分量で失敗したマカロニチーズがゆるくても
妻はベストアシスタントと信じて食べるのデス。

おジャマしまシタ。




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