夫、レイオフの巻



あらたまって言うのも何か変だけれど、
うちの夫、レイオフ(リストラ)が決まり、
バタバタとしておりました。

アメリカにも、ジワジワと不景気の波が
押し寄せていて、その中でもITバブルが
はじけた後のインターネット業界は今、
実にお寒い。

夫の会社も、先月リストラ第1弾を行った
ばかりだというのに、ここへ来て残ってた
ほとんどのプログラマーを解雇した。

会社自体もずいぶんと厳しそうだ。

肝心の夫といえば、顔色の一つも変えずに
帰ってきて、淡々と私にご報告。
なんだか、いつもの「How was your day?」
(=今日はどうだった?)と聞かれて答える、
毎日の出来事の一つかのように。

夫の同僚(2人)なんか、ショックのあまり
目を真っ赤にして泣いていたそうだ。

その点、いつか来ると覚悟していた夫は、
「返って、セイセイした」と笑っていった。
いつかいつかと待っているような毎日を
もう送らなくていいからだろう。

そして、妻である私。
とりあえず、昼間パートタイムでやってる
仕事を続けながら、フルタイムの職探しを
始めました。

年末年始で、そんなにすぐに見つかるとは
思えないので、当分レストランでサーバー
しながら、日銭を稼ごうかなとも思ってる。

とにかく、
昼間子供2人をデイケアに預けるとなると、
1500ドルくらい簡単にぶっ飛んでしまうので、
それならいい仕事が見つかるまで、夜働いた
ほうが効率的かなと思って。

アメリカは、子供がいても夫婦共働きが多い。
うちも、長男が1歳になるまでそうだった。

小さい子供のいる共働き家庭は、毎日が戦争。
だから私、長男が赤ちゃんだった頃の顔を
思い出そうとしても思い出せないの。

写真を見れば、「ああこんな顔だったな」って
確かに思うのよ。

でも、記憶からすっぽりと抜け落ちているの。
次男の時は、ゆっくりと一緒にいられたから、
その違いがよく分かる。

次男が16ヶ月になった今まで、子育てを主に
毎日が送れたこと、夫には感謝している。

夫、心配しないで。
妻はもともと、がむしゃらに働く心の準備は
できているのよ。

そんなわけで、日記の更新が遅れると思うの。
(今もじゅうぶん遅れてるけど)

でも、止めたくないんだ。
ここで出会えた皆さんと話ができることは、
私の心の整理にとても役立っている。

だから、これからも時々遊びに来てね。



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