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あなたは あなた




あかちゃんだった あなたは

からだと こころを ふくらませ

ちいさな いちにんまえに なりました


そして さらに

あらゆることを あじわって

おおきな おとこのひとや おんなのひとに

なるのでしょう


でも あなたに とって

たいせつなのは



あなたが

あなたで

あること







猫、好きですか?

私は、大好き!!
でもね、飼うまでは嫌いだったんだ。
犬のほうが好きだった、あいつら素直だし、甘えてくれるし...
ただ、猫と一緒に過ごしてみると、可愛いんだよね。
甘えてもくるし。散歩もいらないしね。
猫が嫌いだったのは、自分に似てるせいだったのかも。
超マイペース型なのね、私
まっ、猫が大っ嫌いって人も、大っ好きって人も、
よろしく...











たいせつなもの

ぼくをみる目。いろんな声。ちょっとしたしぐさ。
消えてしまったいのちを思うとき、
まっ先に浮かんでくるのは
あの日、何気なくながめていたひとつひとつ。
そのいとおしいひとつひとつが教えてくれる。
そこにあって当たり前のものなんて
ないということを。
とくに変わったことのない「ふつうの日」も。
まるで、ずっとむかしからそこにすわっているような
「いつもの人」も。
幸せは見落としてしまいそうなくらい、
ありふれた色をしている。
それにちゃんと気づいていけたらな、って思う。
たいせつなものをなくしてしまうたびに、
心から、そう思う。








いつでも会える

ぼくはシロ。
みきちゃんのイヌ。
ぼくは、いつも楽しくて、
うれしくて、
しあわせだった。
みきちゃんが、だいすきだった。
ずっといっしょにいられると思った。
どうしてかな。
なんでかな。
みきちゃんが、いなくなった。
ぼくは、いつもさみしくて、
かなしくて、
ふこうだった。
みきちゃんに会いたかった。
とっても会いたかった。
どこ?どこ?どこ?
どこ?どこ?どこにいるの?
シロ、ってよんで。あたまをなでて。

シロ、シロ。
もう、いっしょに、あそべなくなったね。
いっしょにごはんをたべれなくなったし、
あたまもなでてあげられない。
でもね、そばにいるよ。
いつでも会える。
今もこれからもずっと、かわらない。

それは、僕をよぶとてもなつかしい声。
ぼくは、シロ。
みきちゃんに会えた。
目をつむるとね、みきちゃんのこと考えるとね、
いつでも会えるんだ。
とおくて、ちかいとこにいたんだね。
まぶたの裏でぼくらは、かわらない。
ぼくらは、あの時のまま。

ぼくは、シロ。
みきちゃんにいつでも会える。




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