私の個人日記 株投資 時々 鉄

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2007年05月06日
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テーマ: 鉄道雑談(1639)
カテゴリ: 旅行記



乗客の多くが下車してしまって閑散としてしまった列車は定時に鳴子温泉駅を出発した。
右側に川、左側に山を頂いて進むが、川側の住宅が途切れるとまもなく陸羽東線で初めてのトンネルに入る。トンネルの出口が見え始める頃、列車が減速して、車掌がアナウンスを始めた。
「少し季節は早いのですが、トンネルを出た所が鳴子峡で、紅葉の季節には鮮やかに色づきます・・・」
と言う様な内容だったと思う。
減速した列車がトンネルを出ると、なるほど、時期は少し早い様だったが、確かに紅葉の季節になると、さぞかし美しい風景が車窓に展開する様な感じがする。この時も僅かに紅葉はしていたが・・・
鳴子峡を渡る
鳴子峡を渡る 僅かに紅葉の気配が・・・

鳴子峡を渡り終えると列車は直ぐにトンネルに入る。通常の速度であれば、明かり区間を走る時間は、ほんの数秒間だろう。その後短いトンネルを幾つか過ぎると、山間地内の集落が現れる。温泉旅館の建物も見られ、この付近には温泉地が点在している様子が良く解る。人家が現れはじめると、やがて中山平温泉駅に到着する。
かつては列車交換が可能な駅だった様で、ホームは島式ホームとなっており、留置線上は保線用の車輌が留置されていた。
駅を出ると列車は再度山に分け入るが、しばらくすると、また開けた場所が現れてくる。完全な山間地といった感じではない。橋梁を幾つか渡りながら、国道と思わしき道路と仲良く並んで進む。その道路と別れると、まあまあ広い平地が現れて、堺田駅に到着する。この駅もかつては列車交換が可能だった様だが、今は対向式ホームの存在だけがその名残を留めている。

その為なのだろうか、この区間の駅間は長く設定してある。やがて木々が途切れると、田んぼが広がる風景が現れる。短いトンネルを潜り、右側の山に沿うように走るとやがて赤倉温泉駅に到着する。
堺田駅~赤倉温泉駅間
堺田駅~赤倉温泉駅間 のどかな風景が広がる。

この駅もかつては列車交換が可能な駅だった様だが、今は島式ホームの片側のみ使用されている。
何となく思っていたのだが、この路線には『温泉』と名の付いた駅が異常に多い事に気が付く。
確かに鳴子温泉と言えば知名度もあるのだろうが、この周囲だけでも『温泉』絡みの名前の付いた駅は5駅も有り、いくらなんでも不自然だと思っていた。調べてみると、『温泉』と名の付く全ての駅がここ10年程の間に改名されているらしい。鳴子温泉駅ですら、以前は鳴子駅と呼ばれていたくらいだ。

赤倉温泉駅を出ると、しばらくの間は木々の中を走る事になるが、やがて車窓の両側共に田んぼの広がる風景が展開して、さらに住宅が現れると立小路駅に到着する。
駅を出ても風景はさほど変化しない。線路脇に自生した多くのススキが僅かに変化を付けている。平地に田んぼが広く展開していて、もはや山間部のイメージは少なくなっている。場内信号機が現れ、少し長めの橋梁を渡ると、最上駅に到着する。
立小路駅~最上駅間
立小路駅~最上駅間 最上駅直前の橋梁上からの眺め。

この駅も以前は羽前向町駅と呼ばれていたが、駅名が変わった様だ。この駅は列車交換が可能な駅で島式ホームを持っているが、折り返し列車を考慮してある為なのか、新庄側には出発信号機が両方の番線に設置されています。しかし、時刻表を見る限り現在折返し列車は設定されていない。臨時列車用なのか、昔の名残なのか理由は不明だ。

最上駅で列車交換した後、列車は最上駅を後にする。駅を出るとまた田んぼが広がるが、車窓の右側には山も迫ってくる。田んぼの一部には、まだ刈取りが終わっていない部分があったりして、内陸に向って移動している事を実感する。
右側に国道と思われる道路が接近してきて、その後は仲良く併走しながら大堀駅に到着する。この付近には人家がある程度存在していて、少しずつではあるが、山から平地に変わっていくような感じがする。
大堀駅を出ると一旦、丘が近づいてくる。線路はその丘裾を迂回する事なく、トンネルと切り通しで超えてゆく。丘を越えると、またのどかな風景が展開して、鵜杉駅に到着する。
鵜杉駅を出てしばらくすると、また山の気配がしてくる。ここまでくると、山も紅葉の気配を何となく感じる事が出来る様になる。

やがてトンネルとスノーシェッドが次々と現れ、山線の雰囲気となる。
鵜杉駅~瀬見温泉駅間
鵜杉駅~瀬見温泉駅間 山がなんとなく紅葉している

住宅が見え始め、平地が増えてくると程なく瀬見温泉駅に到着する。この駅もかつては列車交換が可能だったのだろうが、今は島式ホームの駅舎側の線路のみ使用されている。これも不思議なのだが、通常この様に片側の線路を撤去する場合、駅舎側の線路を撤去するケースが多い様にも思える。理由としては、駅舎からホームまで跨線橋が設置されていない為に、本線上を旅客が歩行しないように配慮したものと理解していた。しかし、この駅は本線側の線路が残されている為に、ホームに向うには線路を横断しなければならない造りとなっている。安全性を犠牲にしても、駅舎側の線路を残さなければならなかった理由が良く解らない。ちなみに、この駅も改名しているらしく、以前は瀬見駅と呼ばれていたらしい。
瀬見温泉駅を出発すると、左側にある川の対岸に温泉旅館やホテルの建物が見える。スノーシェッドが連なる線路が、山線の雰囲気を盛り上げてくれる。小国川を挟んで鉄路と道路があるだけの渓谷を進むとトラス橋が現れて川を渡る。道路の山手側を鉄道が走る風景が続くが、当然の様に人家などは見当たらない。
少し平地が現れると田んぼが現れ始め、程なく東長沢駅に到着する。駅の周囲には人家もほとんど無いような駅で、周囲は田んぼに囲まれている。
東長沢駅~長沢駅間
東長沢駅~長沢駅間 東長沢駅を出発した直後で、刈取りが終わっていない田んぼもある。

東長沢駅を出ると再度小国川を渡り、山裾に張り付きながら走る。さほど距離を走らない内に山が離れゆき、長沢駅に到着する。この駅もかつては列車交換が可能な駅だったのだろうが、今はかつて、対向式ホームであったであろうと推測されるその場所は平地となっていて、既にその面影もほとんどない。

南新庄駅を出てしばらく進むと、奥羽本線の横に寄り添う様に走る様になる。見た目は複線の様に見えるが、横に並んでいる事もあってか、お互いの線路の幅があきらかに違う事がよく解る。(既知の通り、奥羽本線は山形新幹線が走る関係上、標準軌となっている為)
その状況のまま約5キロ進み、住宅が増え始めるとやがて新庄駅に到着する。
新庄駅に進入
新庄駅に進入

新庄駅の山形方は新幹線一色と言っていいような雰囲気だった。新庄駅の陸羽東線のホームは5番線のみ使用している様で、以前にあった運転所は山形新幹線の車輌基地(留置線)となっている。写真にもあるように、車輌基地への引き込み線は陸羽東線とクロスして敷かれているが、ご丁寧にも可動クロッシングを使用しているようだ。(ポイントマシーンが設置してある事と、線路に切れ目が見えない。)
駅舎も洒落た造りになっており、在来線のイメージが薄くなっている。
個人的には、自分勝手な言い分なのだが、地方からローカル色が消えてゆき、どこも似たような都会の香りが漂う風景になる事自体、残念な事だと思っている。
これからの時代、各地の風情も立派な観光資源となりうると思うから・・・
新庄駅前
新庄駅前 ガラス張りの洒落た造りとなっている。


おわり





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Last updated  2007年05月07日 00時38分17秒
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