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2007年09月16日
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カテゴリ: 思う事

先週の水曜日のお昼すぎに安倍首相の辞任報道が流れた。私も会社でニュース速報により、その事実を知ったのだが、仕方ないという思いとは別に、何か腑に落ちないものも感じていた。
小泉路線を継承すると思い、最初は期待もしていたが、支持率と同じで、私の中でも安倍首相に対しての期待は急降下していった。ある意味、当然の結果になったと思っている。

先に仕方ないと感じたのは、参議院選挙で自民党が大敗して、主導権を取られた事により、11月以降はインド洋での給油作業を継続する事が難しくなっていた。
この事により臨時国会でも、スムースに国会を運営する事は困難になるだろうと思われた。よって、今後の運営を考えると仕方ない面もあると思っていたし、いずれはそうせざるを得ない状況に追い込まれるだろうとも思っていた。


自宅に帰ってから辞任会見を見たり、ニュースなどで経緯等を知るにつれて、ますます納得がいかなくなった。
本人いわく、辞任に至った最大の原因は『インド洋の給油活動が続けられない事だ。民主党の小沢代表との会談も断られた。私が辞める事が現状を打開する方法である。』という事らしい。
しかし、この言い分には納得できる内容は全くない
そもそも真剣にこの法案を通すつもりだったのならば、良く言われているように夏に開催された臨時国会から審議を始めて、たとえ参議院で『つるし』に遭っても再度衆議院で可決する予定にすれば良かっただろう。民主党から「本気でない」と言われて当然である。
その上、最近では新法を制定する事により、活動を続けられる可能性が高くなったという話も出できていた。(実際にどうなったかは今となっては定かではないが)


それだけではない。健康を害していた事が報道されていたが、会見では本人の口からはなにも語られなかった。どちらかというと辞任に至る最たる原因はこちらの方ではないかと、個人的には感じているが、なぜ何の説明もないのだろうか? 一部報道によれば、それは彼なりの『美学』だという話らしいが、『美しい国』と同様に何か感覚がズレている様に思う。

そしてもう一つ、私にとって最大の不信は『何故、国民に対して謝罪しないのか』という事だ。国会や自民党に対しては申し訳ないという事を表明しているようだが、彼らが一番重要視しなければいけないはずの、有権者に対しては何一つ謝罪の言葉を発していないと思う。
彼がこのタイミングで辞任すれば、国会運営が停止する事はだれが考えても解る事だろう。
正確な数字は不明なのだが、私が聞いている1日あたりの国会開催費用は約1億円といわれているらしい。(国会開催にあたり契約している車や人員、議会維持費、光熱費等の合計で議員のコストは含まれていないとの事)今後、再度国会に議員が召集されるまで2週間程度が必要だと言われているが、そうすると単純に考えて14億円程度が無駄になる事になる。
これも国民の税金である事を忘れているのではないだろうか? 
少なくとも、この事に対してはキッチリと国民に対して、謝罪する必要が彼にはあるだろう。


私個人の考えで恐縮だが、選挙にて選ばれた『議員』と名の付く方々には、文字通り『命を懸けて』仕事をしてほしいと考えているし、それは当然の事だとも思っている。こう言うと人権を無視した様な発言だと思う人もいるだろうが、少なくとも『自分で手を挙げて』立候補して、仕事をさせてくださいと訴えた以上、そして一般国民に比べても議員のみに与えられる数々の特権が存在する以上、更には国民に対して強大な力を発揮する権力を持っている以上、それは自らに対しても人並み以上に厳しい想いを持って行動する必要があるだろう。
本心を言えば、彼は本当に『倒れる』まで仕事するべきだったと思う。私自身はそれが『政』を行なう人間の『覚悟』だと思っている。
体調が悪くても、それを押して仕事をしている(せざるを得ない)一般国民も大勢いるだろうに。もちろんそれが良い事だとは言わないが、その姿は『仕方ない』と納得できるものでは全くなかった。

『政治の本質はフィクションであり、政治は国家の行うショーである』と、ヒトラーが語ったが、これは名言であり、良くも悪くもその事を言い当てていると思っている。
今回の辞任劇の一件にしても『倒れた』事にして緊急入院でもして、しばらく職務に耐えられないという診断でもしてもらっておけば、本当の事情の解らない人に同情してもらえたかも知れない。

しかし今回の一件で、彼は今後も政治家を続ける事は出来るのだろうか? 更に言えば、今後も議員のままでいるつもりなのだろうか? 少なくとも、『国家』に対して重大な背信行為をした訳なのだから、辞職くらいはする気概が欲しいし、そうするべきであるとも思う。

どちらにしてもまさか次の選挙で、また立候補するつもりではないだろうね。
『覚悟』の無い政治家は、誰であれ不要である。




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Last updated  2007年09月17日 00時56分08秒
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Re:覚悟(09/16)  
こんばんは。
最近の2世や3世議員を見ていると、切腹の覚悟で国政を掌ってなく感じます。
政と書いて、「まつりごと」と読みます。
わたしのいた大手企業も、本社の中は「政」と保身に懸命でした。
ひとごとって、他人事とも書くし、人事とも書くんですね。
無責任な漢字ですね。(笑)

今日の新聞でも石原のお坊ちゃまが、「6カ国協議から抜けちまえ」と言ったらしいですね。
交渉は、ヒステリー起したら負けなのにね。
その交渉になる前に、これだから・・・・・・
足元を見られる発言じゃないでしょうかね。

国民と世界を向いた、暖かくスケールのデカイ政治家なんて無理でしょうね。
それから、経団連が「法人税減税と消費税増税」を訴えてますね。
そうしないと、海外に工場を移すと。
散々雇用で利益を上げ、今度は減税しろと・・・
大手企業って、日本じゃなくてもいいんだよって言ってますね。
グローバル化はわかるけど、日本人が経営する企業なんですかね?
もっと、従業員を大切にしないと、今後国外に逃げていく日本人が増えそうな気がします。
その前に、一般会計と特別会計及び無駄な支出の見直しが大切と思いますがね。
いかがでしょうか? (2007年09月17日 20時46分20秒)

Re[1]:覚悟(09/16)  
翔鶴★  さん
修理屋マイスターさん
今や企業もグローバル化しているので仕方無い面はあると思っています。株主にも外国人が多くなれば、今までと同様の経営では納得しないでしょう。
しかし、理想としては『発祥の地』である日本国に対して敬意を払ってもらいたい気持ちもありますが、この国自体が『敬意』を払うに値するものを持っているのかと言われると、微妙な気もします。
現に海外に資産を移転している資産家も増えているとか。これも『国家』というものについて教育してこなかったツケなのでしょう。

>その前に、一般会計と特別会計及び無駄な支出の見直しが大切と思いますがね。
全くその通りだと、私も思っています。増税論議の前に数字をクリアにして、国民の前に提示する事から始める必要があるでしょうね。
(2007年09月18日 00時15分16秒)

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