「駿星放談」
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●写真は、被害者の死斑が全身に見つかった。『狭山事件 50年目の心理分析』の表紙から。□■勝どき書房□■□■□■□■□随時配信■★~★~★ コラム・ゆりかもめ ★~★~★ ◆法曹界のみなさん狭山事件について 考えたことありますか? 日の本最悪の冤罪事件の真相◆ □■□■□■□■□■□■□■□殿岡駿星□■第868号 2025/07/16 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 法律に関係するお仕事をしている人たち、法律の勉強をしている学生さんたちにお尋ねします。狭山事件について考えたことありますか?狭山事件は、今から62年前、1963年(昭和38)5月1日に埼玉県狭山市で発生しました。女子校高校生の誘拐殺人事件です。犯人とされたのは、狭山市に住む、当時25歳の青年、石川一雄さんです。石川一雄さんは、逮捕された直後、犯行を否認しました。しかし、再逮捕されてから、犯行を自白したのです。その結果、浦和地裁では「死刑判決」でした。ところが、東京高裁で開かれた再審の冒頭で石川一雄さんは「わたしは犯人ではありません」と犯行を否認したのです。一度は、自白した犯人が、再審で否認するというのは、ちょっと考えられないのですが、石川一雄さんの場合は、小学校の3年ぐらいから学校へ行っていないため、知識がなくて、警察官が「犯行を認めたら、10年で出してやる。男と男の約束だ」といわれ、それを信じてしまったのです。再審では、事件について、もう一度詳しく審査しました。そのころ、わたしは新聞記者となり、埼玉県警の担当として、事件について取材を始めました。そして、石川一雄さんが犯人ではあり得ない、と分かったのです。その第一は、起訴状では、石川さんが被害者の松田善枝さん(仮名)宅へ「誘拐した」という内容の脅迫状を持って行き、玄関のガラス戸にはさんだことになっていますが、その直後に、殺害現場とされる狭山市の雑木林から4キロも自転車に乗って来て、その自転車を被害者宅の物置の前に返却して、歩いて殺害現場に戻ったことになっているのです。自転車を被害者宅の物置の前に置いた理由は、その自転車が善枝さんのものだったので、返却したというのです。わたしは、この事実がおかしい、と思いました。もしかすると、石川さんは無実ではないかと思ったのです。なぜなら、善枝さんを誘拐したという脅迫状を、わざわざ自宅まで持って行く必要はなかったのです。石川さんは善枝さんから住所を聞いて、自転車に乗って自宅へ行ったそうです。しかし、一度も行ったことがない家へ行くよりも、電話番号を聞いて自宅に電話したほうが早いでしょう。さらに、乗ってきた自転車は善枝さんのものです。夕方になっても、帰宅しない娘を心配している家族がいる自宅へ、彼女の自転車に乗って自宅へ行けるでしょうか。すでに、善枝さんは殺されているのです。殺した娘の自宅へ、彼女の自転車に乗って、自宅へ行くでしょうか。彼女の自転車に乗っている姿を、彼女の家族に見つかったら「娘はどこにいるのか。この自転車は娘の自転車だ。なぜ、お前は娘の自転車に乗っているのだ」と追求されてしまいます。さらに、善枝さんの自宅から、石川さんは歩いて殺害現場に戻ったことになっています。4キロも歩いたそうです。しかも、この時は、土砂降りの雨です。雨の中をトボトボと、殺害現場に戻ったというのです。自転車を返す理由がありません。さらに、起訴状によると、石川さんは戻ってから、善枝さんの死体を農道に穴を掘って埋めたというのです。土砂降りです。雨の中で穴を掘ったら、農道はドロドロになっていたでしょう。ところが、死体が見つかると、善枝さんの遺体はほとんど濡れていなかったのです。善枝さんの遺体には、死斑がありました。死体はうつぶせに寝かされていましたが、死体の腹部だけでなく、背中にも死斑が見つかりました。背中に死斑がある場合は、仰向けに寝かされていた可能性があります。ところが、石川さんの自白では、善枝さんを一度も、仰向けにはしていないのです。これらの疑問点について、詳細な説明がなく、石川さんは有罪となっています。石川さんは無期懲役の判決を受け、再審開始を求めて闘ってきました。しかし、ことし3月11日、濡れ衣を晴らすことなく、亡くなってしまいました。本当に残念です。わたしは、これまで『狭山事件の真犯人』『狭山事件 50年目の心理分析』などの本を出しています。これらを読んでいただければ、石川さんの無実は分かっていただけるでしょう。どうか、法律に関係するお仕事をしている人たち、法律の勉強をしている学生さんたちに狭山事件について、調べてほしいのです。日の本の司法は、まだまだ問題だらけです。この、狭山事件が放置されたままでは、日の本の司法は暗闇のままです。日の本最悪の冤罪事件の真相を調べてほしいです。よろしくお願いします。……………………………………………………………………………◆『狭山事件 50年目の心理分析』 殿岡駿星著・定価3200円税別1963年5月1日、埼玉県狭山市で発生した女子高校生誘拐殺人事件(狭山事件)は、石川一雄さんが犯人とされているが、石川さんは無実を訴え、再審開始を求めて闘っている。朝日新聞埼玉支局記者だった著者は、これまでに石川さんの無実を証明する「犯人 狭山事件より」(晩聲社)を上梓しその後、ネットのブログに「狭山事件・取材ノート」を連載、それを土台に、裁判の証言などを分析して、心理的に事件の真相を推理した。原稿用紙にして1000枚の膨大な事実が刻々と真犯人に迫る。…………………………………………………………………………◆この「コラムゆりかもめ」の内容は、ブログ「駿星日記」に転載。http://harumikatidoki999.livedoor.blog/…………………………………………………………………………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆「自由俳句の会」季語や575のリズムにこだわらない自由な俳句作りを楽しむ会です。自由律俳句とは違って、575でも季語があってもOKです。句会は年に6回、偶数月に実施、すべてメールで5句以内を投句。投句者全員に無記名・ランダムで俳句一覧を送信します。その中から好きな4句と自選の1句を選句。選句結果から、金銀銅賞、特別賞を選びます。結果は、メールと、ブログ「自由俳句の会」で全国の俳句ファンに報告します。 https://blog.goo.ne.jp/jiyuuhaikuまた、橋本夢道の句を研究課題として鑑賞をし、ブログで発表。第37回は2025年8月1日から投句受け付けます。年会費は1000円は、ゆうちょ銀行の通帳から送金すると、手数料は100円ですみます。 記号10590 番号4853631 (トノオカヨシノリ)あてに参加申し込み、投句はメールで。 syunsei777@yahoo.co.jp へ。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★~★~★~★~★ 勝どき書房の本・案内★~★~★~★~★「勝どき書房」の本は一般書店では販売していません。ご購入希望の方は送料無料で割引直売します。メールをください。 syunsei777@yahoo.co.jp 殿岡駿星……………………………………………………………………………◆『橋本夢道物語 妻よおまえはなぜこんなに可愛いんだろうね』 殿岡駿星著・定価1900円・税別自由律俳人の橋本夢道は<渡満部隊をぶち込んでぐっとのめり出した動輪><子ら問う巡査がなぜこんなに従いてゆくメーデーなの>などの反戦自由律俳句を作っていたため、1941年2月、特高に治安維持法違反容疑で逮捕された。同時に「京大俳句」の関西在住同人や関東の「俳句生活」などの同人44人が逮捕された。昭和俳句弾圧事件と言われている。2年余の獄中で<うごけば寒い><大戦起るこの日のために獄をたまわる>など約300句を作る。故郷の徳島、東京月島、妻静子を愛し反骨とユーモアで生き抜いた生涯。……………………………………………………………………………◆『橋本夢道の獄中句・戦中日記 大戦起るこの日のために獄をたまわる』 殿岡駿星編著・定価 2000円税別2012年から、勝どき書房で奇数月の第二土曜日に「夢道サロン」を開催するようになり、そのメンバーからの提案で、夢道の獄中句「大戦起るこの日のために獄をたまわる」など300句をまとめて本にした。さらに、最近見つかった夢道の戦中日記も加え、メンバー8人のエッセイも掲載し、「橋本夢道物語」に次ぐ夢道を紹介する2冊目の本となった。このメンバーが中心となって「自由俳句の会」が結成され、偶数月にメールによる句会が続けられている。句会に集まる必要がないので会員は全国にいる。…………………………………………………………………………◆『濱松事件』 殿岡駿星著・定価2000円・税別戦時中の濱松で5件、9人死亡8人負傷の連続殺人。犯人は、聴覚障害の聾唖学校生徒だった。当時の刑法40条では、「聾唖者ノ行為ハ之ヲ罰セス又ハ其刑ヲ減軽ス」とあったが、裁判では、聾唖の事実が無視され、しかも逮捕時18歳の少年だったのに、死刑判決、処刑された。殺人の動機は、父親が「聾唖の子は勉強するな、学校をやめろ」といって学費を与えず、弁当も持たせなかったので、学費を稼ごうと強盗に入った。著者が濱松で生まれた当時、80年前の事件の真相と聾唖者への差別を追求する。…………………………………………………………………………◆『南瓜大玉の日の本國憲法私案』 南瓜大玉著・定価2000円税別・南瓜大玉と書いて「かぼちゃだいおう」と読む。大玉は定年後、憲法研究に目覚め「憲法試案」を本にした。その主な内容は「天皇制廃止・大統領制・国防軍・地方自衛隊・武器の輸出入を禁止・非正規雇用の禁止・歩道、車道、自転車道の開設」など。南瓜大玉は、信州・別所温泉で私案の内容を説明する講演会を開催した。その温泉旅館の大広間でで開催された、講演会の記録をまとめたもの。新しい憲法論が展開される。…………………………………………………………………………◆『三億円事件の真犯人』 殿岡駿星著・定価1700円・税別1968年12月10日に発生した、府中三億円事件から40年、真相を追求してきた週刊誌記者上月町子さんは、ついに東武東上線池袋駅から準急で30分の駅から歩いて40分、埼玉県西部の農家にたどり着いた。農家の主人は70歳を過ぎた老人だった。老人は、住所と氏名を隠すという条件で事件の真相を語った。「三億円事件は発生の1年前、わしがスカイラインを盗むところからスタートしたんだよ」と話し始めた。……………………………………………………………………………◆『響野湾子俳句集 千年の鯨の泪櫻貝』 響野湾子著・殿岡駿星編・定価2000円・税別2019年、死刑囚表現展で、死刑囚響野湾子の句<千年の鯨の泪櫻貝>に感動した殿岡駿星が、響野湾子が逮捕から処刑までの18年間に獄中で詠んだ俳句、1597句のうち、813句を選んで句集を編纂した。季語や575のリズムにこだわらない。たとえば<戦争は石の礫>という句がある。2001年に殺人事件で逮捕され、2006年から死刑囚展に俳句を発表し、2018年に処刑されるまでの18年間に多くの本を読み、俳句の勉強をした。他に<ゆくあての無き鬼もゐて鬼は外><甚平で彼は消えたり処刑の夜><一椀に命の果ての湯気の立つ><おはようと言える人ゐて暖かし>などの句がある。 …………………………………………………………………………◆『こんばんは、毛利小平太です。-霊談忠臣蔵-』 殿岡駿星著・定価2000円税別赤穂浪士のひとり、毛利小平太は、討ち入り4日前の元禄15年(1702年)12月10日に太夫の大石内蔵助に参加辞退を表明した。最後の脱盟者といわれている。小平太が参加していれば、四七士でなく、四八士となっていた。長年、忠臣蔵を研究してきた殿岡駿星の枕元に、ある夏の夜「こんばんは毛利小平太です」といって現れた小平太の幽霊がその真相を語った。小平太は、脱盟後、千住宿で仁術の医師と出会い、医学を学び医師となった。 …………………………………………………………………………◆『新聞記者はなぜ殺されたのか』 殿岡駿星著 ・定価2300円税別朝日新聞阪神支局事件を調べた著者が、犯人からの脅迫状にあった「日本人である」という言葉から犯人像を推理した。そこで舞台をさいたまに移して、推理小説として真相に肉迫。事件は、毎朝新聞さいたま支局記者が殺され「さいたま困民党」という組織から「武甲山の自然破壊を許した毎朝新聞の記者を断罪」という内容の犯行声明が届いた。その脅迫状の嘘と見抜き、深まる謎を追求する。物語は殺された記者と親友だった記者が、意外な犯人を見つけ事件の真相に迫る。………………………………………………………………………… ★勝どき書房からのネット配信ブログです。☆「駿星放談」=平和=https://plaza.rakuten.co.jp/syunsei777/☆「自由俳句の会」=俳句=https://ameblo.jp/ashashio10ri10n 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