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紅蓮’s日記
第七話
「オレはお前たちの仲間にはならない。」
それが龍太の決断だった。
「な、なぜだ?オレたちグリマーは化け物と呼ばれ、
ひどい仕打ち受けてきたんだぞ。
お前もそうだろ?
ならばオレたちの仲間になって自分の力を
常人どもに思い知らしてやろうと思わないのか?
グリマーがどれだけ偉大な存在なのかを思い知らせてやろうと思わないか?」
連鎖は龍太に問い詰めた。
「もう一度言う。オレはお前たちの仲間にはならない。」
龍太は強い口調で言った。
そのとき風牙はよどんでいた龍太の周りの空気が
きれいなものに戻るのを感じた。
「たしかにオレも化け物と呼ばれてきた。
正直自分以外の人間が憎いと思ったことだってある。
だがグリマーも人間………常人と同じなんだ。
オレのじいちゃんが言っていた。
人間は皆霊力を持っていると。
その霊力を意図的に使えるようになったのがグリマーだと。
同じ人間どうしが争ってどうする。
力を得た者が弱い者を力でねじ伏せるのは支配だ。
そうすれば常人たちから見ればオレたちは本当に化け物になってしまう。
オレが望むのは支配ではない。
オレが望むのは共存だ。」
龍太の言葉に連鎖、暗、成人、忍は驚いた。
「そんなことができるわけないだろう!」
連鎖は怒鳴った。
「確かに無理かもしれない。
それでもオレは人を傷つけることはしたくない。
オレも昔は人の環の中にいた。
孤独になった今になって初めてそのありがたさがオレにはわかった。
どんなに人を憎んでもこの気持ちは忘れることができなかった。
確かに他の人はオレを恐れているかもしれない。
だがどんなに人から恐れられてもどんなに人から嫌味を言われても
オレは他人を傷つけることができなかった。
オレにとって人の環とは失いたくない大切なものとなっていた。
もし今オレがお前たちの仲間になってしまったら
オレは人の環という関係を断ち切らなくてはならなくなる。
オレにはそんなことはできない。
だからオレは決めた。
オレは人を傷つけることにこの能力を使いたくはない。
オレは人とのつながり、人の環を守るためにこの能力を使う。
支配ではなく共存のためにこの能力を使う。
それが、オレの決断だ!」
龍太はまっすぐに連鎖を見た。
その眼は曇り一つなかった。
「オレも同じ意見だ。」
風牙が言った。
「オレもダチを裏切るのはごめんだ。」
大地も拳を握り、指を鳴らしながら言った。
「人は悪い人ばかりじゃないんだからそれはちょっとね。」
舞火も連鎖の誘いを断った。
「交渉決裂か………
ならばお前たちの精霊、力ずくで奪い取らせてもらう。
暗、成人、忍、やつらを仕留めるぞ!」
四人は一斉に龍太たちに襲いかかった。
この広い荒野に霊力と霊力が激しくぶつかる衝撃が響いた。
「昨日より攻撃が大振りだぞ。そんな攻撃当たりはしない。」
風牙は暗の鎌を避けながら言った。
「昨日あたしに負けたお前が偉そうなことを言うな。」
暗は猛攻を仕掛けた。
だが、暗の鎌は空を切るばかりだった。
「そこだっ!」
風牙は暗のスキを突いて腹部に拳を叩き込んだ。
「つ………この、弱いくせに調子に乗るなよ!」
暗は鎌に黒いオーラをまとわせた。
「暗黒殺人撃(ダークネスキリング)!!」
暗は風牙と自分の間の空間を切り裂いた。
その切り口から闇があふれ出てきて、あたりは闇に包まれた。
「昨日の技か………」
風牙は闇の中、暗の気配を探ろうとした。
「無駄よ。あたしの精霊リッチは魂を闇に導く者。
あたしが作り出したこの空間は光を遮断した真の闇の空間。
人は外部からの情報の多くを視覚から得ている。
ゆえにこの空間内の者は外部からの情報を得ようとする焦りと
闇への恐怖で正確にあたしの位置を探ることができるはずがない。」
闇の中から暗の声が聞こえた。
だが暗の言うとおり位置まで探ることはできなかった。
次の瞬間、風牙は肩に傷を負った。
声を上げる間もなく背、足、腕、胸と風牙の体に次々と痛みがはしっり、
そこから赤い血が流れ出た。
「どう?仲間になる気になった?
今なら許してあげるけど?」
風牙は返事をしなかった。
「どうしてあなたたちは人のためにそこまでできるの?
龍峰くんはグリマーの能力のせいで化け物と呼ばれてきた。
あなたも見たでしょ?
あなたもグリマーの能力が他人に知られれば同じような仕打ちを受けるのよ。
なのにどうして。」
暗の問いにまたも風牙は答えなかった。
「ちょっと、黙ってないでなんか言いなさいよ。」
暗は怒りのままに風牙に襲いかかった。
そんな時、風牙はようやく口を開いた。
「かわいそうなやつだよ。お前は………」
風牙の言葉を聞いた暗は大声で笑った。
「学校でのお前は人の輪の中にいたのに何も感じなかったなんて
かわいそうなやつだよ。」
風牙は続けて言った。
「あれはただの潜入捜査なのよ。
人の環の中にいたのもただ怪しまれないようにしていただけ。
何も感じなくて当然じゃない。」
暗は言った。
「そのときの笑顔も演技だったのか?」
風牙の言葉に暗は何も言えなくなった。
「う、うるさい。当然でしょ。」
暗は闇の中、風牙の首めがけて鎌を振った。
「迷いある攻撃はオレには効かない。」
風牙はそういうと爪で暗の鎌を受け止めた。
「えっ!?」
暗はあわてて風牙との距離をとろうとした。
だが暗と風牙の距離が開くことはなかった。
暗が右に動けば風牙も右へ、
暗が左に動けば風牙も左へ動いた。
まるで暗の姿を目ではっきりと捉えているかのように。
「もらった。」
風牙の爪が案の鎌を引き裂いた。
暗の鎌は音を立てて崩れた。
その瞬間に辺りの闇は消え、
風牙の視界に太陽の光が差し込んだ。
「う、うそでしょ!?」
暗はあわてて精霊を再度武器化させた。
「暗黒殺人撃(ダークネスキリング)!!」
暗は振り上げた鎌を振り下ろし、再び闇をつくろうとした。
「その技はその鎌で空間を切り裂き、
その空間の裂け目からあふれ出る闇で
一帯の空間を包み込み光を遮断するもの。
ならば………」
風牙は一瞬で暗の懐に飛び込むと振り下ろされた鎌を受け止めた。
「その鎌を振りぬかせなければ空間を切り裂くことができず、
闇は生まれない。」
風牙の言葉どおり闇は生まれなかった。
「そんな………」
暗は愕然とした。
まさに風牙の言うとおりだった。
彼の鋭い目はすべてを見抜いていた。
まるで獲物を見つめる虎のように。
彼、いや風村 風牙の持つ観察力と分析力は超人的なものだった。
たったこれだけの間に暗の技のすべてを見抜くことができたのだから。
「これで終わりだ。
風爪の斬撃(ウインドシーザス)!!」
風牙が爪を振り下ろすと強風が巻き起こり、
風が地面をえぐりながら暗を襲った。
えぐられた地面には虎の爪跡のような無数の傷が刻まれた。
「ちっ、限界か………」
風牙はその場に倒れた。
体に刻まれた無数の傷から流れ出る血が風牙の体から体力を奪っていた。
「最後に教えなさい。
どうしてあなたは闇の中であたしの位置を知ることができたの?」
暗は尋ねた。
「オレの精霊白虎は空気の流れ、つまり風をあやつる能力を持っている。
あの闇のなか、オレはこの能力を目にして
お前が動くときに生まれたわずかな空気の流れを感じて
お前の位置を特定したんだ。」
風牙の答えを聞いた暗はため息をつくとその場に倒れた。
そして笑みを浮かべながら言った。
「そっか………
暗黒殺人撃(ダークネスキリング)はあたしが持つ最大の技………
それを見破られた上にあなたの技一撃でやられちゃうなんてね………
あたしの完敗だね………」
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