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紅蓮’s日記
第十五話
「静か過ぎるというのも不気味なものだな。」
連鎖はそう呟くと右手を壁に当てた。
この壁の向こうには三年B組の教室がある。
連鎖は時計を見た。
「時間だ。」
連鎖は左手で壁を軽く三回ほど叩いた。
「ギ………!?」
教室内にいた男はこの不審な音の正体を確かめるべく壁に近づいていった。
「拘束の連鎖(チェーンワインド)!!」
連鎖の腕から三本の鎖が伸び、壁を突き破った。
そして鎖は瞬く間に男の体に巻きつき男の体を締め上げ体の自由を奪った。
「地島、今だっ!」
壁に向かって連鎖が叫んだ。
連鎖の声を聞いた大地は体をバネのように使い
拘束具のついた手足を使わず器用に立ち上がった。
「よっしゃ!」
大地はそのまま両足で床を蹴った。
「どりゃぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
そして壁に縛り付けられている男の腹部に強烈な
ドロップキックを打ち込んだ。
壁を伝った衝撃がこの階一帯に広がり校舎を揺らした。
男は声を上げることなく気を失った。
鎖が連鎖の腕に戻ったと同時に、解放された男の体は
その場に音をたてて倒れこんだ。
「おい地島、少しは加減をしろ。危うく壁に風穴が開くところだったぞ。」
連鎖は呆れたように言いながら三年B組のドアを開けた。
「いででででっ!畜生っ!両腕が拘束されていて受身がとれなかった………」
大地は痛みのあまり教室の床の上をのた打ち回っていた。
「はぁ………」
連鎖はため息をつくと大地の手足の拘束具を拳で叩き割った。
「ほら、他の奴も助ける。手伝え。」
連鎖は大地の腕を引っ張り体を持ち上げた。
教室内の他の生徒たちは今だこの状況をよく理解できていないらしく
ただただ呆然と二人の姿を眺めていた。
「おい、何をしている。とっととここから逃げるぞ。」
こうしてまずは三年B組の奪還に成功した。
大地の蹴りの衝撃は格個所での救出作戦開始の合図となった。
「忍、今よ!」
「わかった。黒影の死槍(ヘルシャドウランス)!!」
D組内では男が衝撃に気を取られている隙を突き忍が影を使い、
自分と暗の手足の拘束具を打ち砕いた。
もちろん他人に自分の能力が見られないようにしながら。
そして忍が男に足払いを掛けると暗は体制を崩した男に飛び掛り
左手で男の右腕を捻り締め上げ、
右手で教卓上のペン立てから鋏を掴むと男をうつ伏せに押し倒した。
続けて暗は男の背中を膝でがっちりと抑えると男の首元に鋏の刃を宛がった。
「あきらめなさい。じっとしていたほうが身のためよ。」
暗は冷たい表情でクスリと笑って見せた。
「ほぉ~、うん。凄いね。まさかまだグリマーがいたとは………いたっ!!」
剣児の頭に箒の柄がクリーンヒットした。
「ほら、何よそ見しているんだ。少しは警戒しろ。」
斬はため息をつくと掃除用具を入れているロッカーから箒を取り出し
剣児に手渡した。
「しかし龍峰も難しいことを言いやがる。
生徒たちの前ではグリマーの能力は使うなだとよ。」
剣児は箒をくるくると回した。
「そりゃグリマーの力をみんなの前で使ったら、
オレたちも龍峰くんのように恐れられる存在になっちまうだろ。
龍峰はそれを見越してオレたちに忠告してくれてんだよ。
ほら、こっちもいくぞ。」
斬は勢いよくC組のドアを開けた。
それと同時に剣児が教室の中へと飛び込んだ。
「でぇぇぇぇぇぇい!」
剣児は見張りの男に向かって箒を振り下ろした。
男は動じることもなく箒を容易く両腕で受け止めた。
「斬、今だ。」
剣児に続けて斬が教室に飛び込んできた。
「はっ!」
斬の箒の柄が男の足を払った。
男は体制を崩した。
そこへ剣児は強烈な一撃を男の頭に叩き込んだ。
「ギ………」
男はその場に倒れた。
「よ、助けに来たぜ。」
剣児はいつも寝てばかりいるのでクラス内でもあまり目立たないほうだ。
それが今はとてつもなく頼りに見える。
クラス内の生徒はまるで正義のヒーローでも見るかのような目で剣児を見た。
「………そんな目で見るなよ。なんか照れるだろ。」
剣児は箒で二、三度生徒たちの手足の拘束具を突くと、
拘束具は音を立てて砕けた。
「あ、ありがとう。」
助けられた女子生徒は呟くようにお礼の言葉を言った。
その言葉を聞いた剣児はさらに頬を赤く染めた。
そしてクラス内の約半分の生徒を助け出した頃だった。
「ギギ………」
気を失っていた男が突然立ち上がった。
「剣児、後ろ!」
斬が叫んだ。
「ちっ、オレの舞桜乱(ぶおうらん)を受けても立ち上がるほどだ。
あれくらいじゃ十分と寝ていないか。こうなったらやるしかないか。」
剣児は右腕に霊力を集め、霊力波の発射体制に入った。
「ギ………ギ………」
突然男の体は再び床へと沈んだ。
男の後ろには成人が手刀を構えて立っていた。
その右手の先には成人の精霊の一つ、サソリのシザーの尾が
わずかに姿を覗かせていた。
「は、こいつはどうなっている?
ここにもグリマーがいるとはな。」
剣児は呟くように言うと、その場で微笑した。
「どうやらこの学校の守護者はまだまだいるようだね。」
その隣で斬も顔に笑みを浮かべた。
一方二階職員室前、校舎が揺れるほどの衝撃に
警戒した男は職員室前に待機場を変えていた。
「なぁ、あいつメチャクチャ警戒しているぜ。
今行くのはやばいんじゃねぇ?」
切菜は廊下の角から半分顔を覗かせながら呟いた。
「なに言ってんの。仮にもあんたはこの地区では
『剛力の切菜』って呼ばれている番長でしょ。
弱音言ってんじゃないわよ。
わたしがスキ作ってあげるから、後よろしくね。」
その後ろで召雷槍を握る光が呆れたように言った。
「はぁ、どうしてわたしのまわりはグータラが多いのかしら………」
光は独り言を呟くと男の前へと飛び出していった。
「頼むわよ。迅雷!」
光は先端に電気を纏った召雷槍を男の目の前で振り下ろした。
召雷槍から強力な雷光が放たれた。
「ギギギギギッ!」
突然の閃光に目を焼かれた男は目を抑えて苦しみだした。
「ぶっ飛びやがれっ!」
そこへ切菜は渾身の力を込めた右拳を男の水下に叩き込み、
後ろにある職員室のドアごと男を吹き飛ばした。
「一丁上がりっ!」
切菜は肩を回しながら言った。
「ちょっとは加減しなさいよ。バカッ!」
光はため息をついた。
「ちっ、一体なんだ?」
周りから聞こえる衝撃音、破壊音、そして異音に針羅は体を震わした。
「奴か………いや、奴しかいない。」
針羅は狂ったように身をよじらせた。
そんなときだった。教室のドアが勢いよく開いた。
と同時に龍太が飛び込んできた。
龍太は右の拳で針羅の横っ面を思いっきり殴った。
そして左手で針羅の服の襟を掴むと傾いた針羅の体を引き寄せ
腹部に膝を叩き込んだ。
さらに龍太は右足で後ろ回し蹴を放った。
吹き飛ばされた針羅の体は黒板に叩きつけられた。
「随分な事してくれたじゃねぇか。覚悟しろよ。」
教室の隅に小さくなっている生徒たちを自分の体でかばうように
龍太は針羅の前に立ちはだかった。
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