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紅蓮’s日記
第十七話
「ま、待ってくれ。」
「針羅くん、キミのように役に立たない奴はこのオレには必要ないんだよ。」
「そ、それはオレがこの能力にまだなれていないからで………」
「いくら能力に慣れていないからといったって
相手は能力を一切使っていないガキ………
そんな奴にさえ勝てない貴様はやはりこのオレには必要ないな。
ジョロ、首吊り糸(ハングスリッド)!!」
「ぐ、ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
暗い刑務所内におぞましい悲鳴が木霊した。
頭の中に響くアラーム音。
手で目覚し時計の頭を叩くとアラーム音はピタリと止まった。
「ん………」
舞火は布団の中から体を起こした。
舞火は大きく伸びをすると立ち上がり、部屋を出て階段を降りていった。
「おはよ………」
舞火は台所へ顔を出した。
「どこが『おはよう』だ。もう十一時だろ。」
龍太が青いエプロンを身につけ世話しなく動いていた。
「龍太………料理するんだ。」
「料理もするけど今はじいちゃんの手伝い。」
龍太は顎で縁側の方を指した。
そこには龍限と会話をしている中年の男性が座っていた。
どうやらこの宿の客らしい。
「それにしても………」
龍太は舞火の姿をマジマジと見た。
「だらしない格好だな………」
龍太はため息をついた。
頭はボサボサ、目はショボショボ、
だぶっとした大きめの白いTシャツに黒の短パン。
せっかくのかわいい容姿が台無しだ。
「あ………寝起きは気にしないで………」
舞火は目をそらしながら呟いた。
そこへ玄関のインターホンが鳴り響いた。
「舞火、誰か来たみたいなんだがオレ手離せないから
ちょっと出てきてくれないか?」
舞火は軽くうなずくと玄関へと向かった。
「は~い。」
舞火は玄関の戸を開けた。
「………ここ龍峰の家だよな?」
そこには連鎖が驚きを隠せない様子で立っていた。
その驚きが舞火の容姿を見てか、
それとも龍太の家から現れたのが舞火だったためかはわからない。
「あ………龍太ならいるわよ………」
舞火は苦笑しながら答えた。
「くそっ、暇だ………」
同時刻、大地は部屋の窓の淵に座り大きなあくびをしていた。
昨日の事件の現場検証のため有然中学は一週間の閉校となったのだ。
「………」
突然、大地の耳に女性のすすり泣く声が飛び込んだ。
大地は顔を上げた。
すると地島石材店の隣に位置する新築アパートの二階、
ちょうど大地の部屋の隣にあたる位置の部屋のベランダに一人の少女がいた。
水色のショートヘアーを風になびかせ、瞳にいっぱいの涙をためた顔を下げ、
声を殺すようにすすりないている。
大地はしばらくその少女の姿に目を奪われていた。
ふと少女が顔を上げると大地と目があった。
「………ッ!あ、こ、こんにちは。」
少女は涙を指で払うと輝くような笑顔で大地に挨拶をした。
「えっと、今日ここに引っ越してきた氷川 扇(ひかわ せん)といいます。」
扇はお辞儀をした。
「ど、どうも。えっと………ここはお隣………というのかな?
オレ地島 大地といいます。こちらこそよろしく………」
大地はあたふたと慌てふためきながらぎこちない挨拶を交わした。
「あ、たしかにその位置だと『お隣さん』だね。」
扇はクスリと軽く笑った。
「か、かわいい………」
大地はボソリと呟いた。
「地島くんは有然中学の生徒?」
「えっ、あ、ああ。そうだけど?」
「わたし夏休みが明けてからそこに通うんだ。
ねぇ、学校一度見ておきたいんだけど案内してくれない?」
扇は大地に尋ねた。
「翼、ここなら環境も良さそうだしどう?」
翼の母は尋ねた。しかし返事はない。
「いいかげんにしてよね。もうこれで何回目?
今度こそ学校でトラブルを起こさないでね。
くれぐれも変なことをしないでね。
わたしはあなたのことを思って言っているんだから。
ねぇ、聞いているの?」
やはり返事は返ってこない。翼の母はため息をつくと家を出ていった。
「………母さんが気にしているのは世間の目じゃない………」
まだダンボールに入った荷物が片付いていていない。
自分の部屋の中で一人の少女、
重馬 翼(じゅうば つばさ)ははき捨てるように言うと、
フラフラと立ち上がりまだ自分の知らない新たな町、
有然町へと踏み出していった。
「急にどうしたんだ?」
龍太は連鎖に茶を出すと連鎖の向かいに座った。
「ちょっと話があってきた。」
連鎖は無愛想に言うと出された茶を喉に流し込んだ。
「しかし、どうしてこいつがいるんだ。」
連鎖は舞火を指した。
「わたし、一応ここに下宿しているから………」
舞火は半分苦笑しながら答えた。
「!?まぁいい。龍峰、話とは昨日の事件のことだ。
あの事件は確実にレジストグリマーズがからんでいる。」
連鎖は茶を一気に飲み干した。
「ああ。それは分かっている。
衝蜂 針羅に情報をもたらした男、それは多分蜘蛛だってこともな。」
「ならば話は早い。龍峰、奴らはこれから学校を狙ってくるだろう。
そこがオレたちにとって最も戦いずらい場所であると
昨日の事件で確信を持ったはずだからだ。
もしもまた奴らが学校を襲ったとき、
お前はすべての生徒を守り切れる自信はあるか?」
連鎖は龍太を睨みつけた。
「自信があるとかないとかの問題じゃないだろ。
その時はオレは全身全霊をかけて守ってみせる。」
「昨日、お前はグリマーの能力を極力使うなと言った。
それはおまえ自身の半年前の恐怖があったからだろう?
奴らの本命が現れればそんな消極的な手段は通用しない。
ましてオレたちが本気で戦ったとしても勝てるかどうかさえわからない。
そんな状況下ですべての生徒を守ることは不可能だ。
今までの戦いは序章にすぎない。
大変なのはここからなんだぞ。」
「………」
龍太は言葉を失った。
実際問題、連鎖の言うとおりだ。
相手はあらゆる手段を使い龍太たちを襲ってくる。
そのすべてを防ぐ力は龍太たちには備わっていない。
「そこでだ。龍峰、オレに考えがある。」
連鎖はそういうとにやりと笑ってみせた。
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