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紅蓮’s日記
第三十五話
巻き起こる吹雪、飛び交う飛刃、
そして焼く尽くす猛火の矢
外の音は時と共に激しさ増してくる。
大地は今すぐにでも外へ飛び出し皆の支援に向かいたかった。
だが、大地の父はそれを断固として認めなかった。
「外のことは警官に任せておけばいいんだ。
お前が出て行ったところで警察がたの足を引っ張るだけだ!」
大地の父は息子の腕をしっかりと掴んでいる。
大地にはこれが我が子を守るため故の行動だとわかっている。
我が子が危険にさらされるようなことを黙ってさせる親などそうそういない。
連鎖たちの親を除いて。
それ故に大地は動くに動けない状態になっていた。
そんな時、衝撃音とともに大地のいる教室の壁が破られた。
現れたのはロボットだった。
と同時に忍がこの教室内へと飛び込んできた。
「黒影の死槍(ヘルシャドウランス)!!」
ロボットの体を黒い槍が貫いた。
「くそ、一体一体は弱いが数が多すぎる………」
忍はロボットを撃破すると大きく息をして呼吸を整えた。
その様子からかなりの疲労が覗える。
「地島!敵の数が多すぎる。お前も早く手伝ってくれ。」
忍はそう言い残すと黒い翼を広げて再び戦場へと舞い戻っていった。
「親父、やっぱりオレ行くわ。」
大地は静かにそう言うと父の手を振り払った。
そして先ほどの穴から外へと飛び出していった。
「大地!」
大地の父は息子の後を追った。そこで大地の父は信じられないものを見た。
「玄武!」
大地は叫んだ。姿を現した玄武が大地の声に反応して武器化していく。
しかし、いつもの武器化とは形状が違う。
直径一メートルはある巨大な亀の甲羅を象った鉄球、そして太い柄、
さらにその鉄球と柄を繋ぐ太い鎖。
大地もまた新たな力を身につけていた。
「大地の巨大連接矛鎚(アースモーニングスター)!!
さて雑魚ども!まとめてかたずけてやる!
くらいやがれ、千本の大地の釘針(サウザント.アーススパイク)!!」
大地は巨大な鉄球を振り下ろした。巨大な鉄球は地面深くへと沈んでいく。
そして、巨大な針が何本も大地から伸び、針は校庭中を埋め尽くした。
何十体ものロボットが次々と串刺しになっていく。
「こ、こいつは………」
大地の父は言葉を失った。
「親父、隠していたけど、オレにはこんなとんでもない力があるんだ。
オレはこの力でみんなを守ることを決めたんだ。
これはこの力を持つオレ、いやオレたちしかできないことなんだ。」
大地は振り向くことなく父に語りかけた。
大地の父の目には大地だけでなく、他にも何人もの戦う子供たちが映った。
そして大地の父は再び息子を見た。
父の目には息子の背中がやけに大きく見えた。
大地の父は戦う息子の姿をただただ呆然と見つめることしかできなかった。
「大地、わたしも戦うわよ!」
扇が大地の後ろから飛び出した。
「白羽の猛吹雪(フェザーブリザード)!!」
扇の吹雪がロボットたちをなぎ払う。
「強くなったのは炎道や地島だけじゃねぇぞ!」
剣児の声が戦場に響く。二刃組は一斉に武器を構えた。
「飛刃(ひじん).連(れん)!!」
剣児は二本の刀から連続して飛刃(ひじん)を放った。
「飛刃(ひじん).雷刃(らいじん)!!」
光は電撃を纏った飛刃(ひじん)を召雷槍から生み出した。
「飛刃(ひじん).線(せん)!!」
斬の刀からは一直線に飛ぶ高威力の飛刃(ひじん)が放たれた。
「飛刃(ひじん).旋風(せんぷう)!!」
切菜は三節棍を大きく振り回した。三節棍は小さな竜巻を巻き起こした。
その竜巻の中を無数の小さな飛刃(ひじん)が乱れ飛ぶ。
四人は飛刃(ひじん)にそれぞれの武器特有の性質を加え、
もとある技を強力なものへと生まれ変わらせた。
それぞれの放った飛刃(ひじん)はたった一撃で
この校内に侵入したロボットの約半数を破壊した。
一方そのころ、舞火と木の戦いも激しさを増していた。
「枝たちの舞踏会(ダンシングトゥウィング)!!」
木の周りの樹々が一斉に舞火に向かって枝を伸ばした。
「猛火の嘴突き(ブレイズビルペック)!!」
舞火は炎を纏ったレイピアで樹々の枝たちをなぎ払った。
しかし、木の樹々の生命力は半端じゃない。
切られても切られてもその場ですぐ再生してしまう。
さすがは龍と言ったところだろうか。
ゆえに舞火は一向に木に近づくことができなかった。
「どうやら武器の形状を変えたのは間違えだったんじゃねえか?
得意の遠距離攻撃を捨てて、なれない近距離武器ではその程度か。」
木は舞火の姿をみて、
あざ笑うかのように攻撃の手を緩めずに猛攻を仕掛けた。
「誰が遠距離攻撃を捨てたって言ったかしら?」
舞火はニヤリと笑った。
舞火は油断し木の樹々の枝が伸びきるこの瞬間を待っていた。
舞火はレイピアを左手の盾の中に納めた。
すると左手の盾が真っ二つに割れた。
そして、二つに割れた盾は広がり、そして伸び、
わずか数秒の内にその姿を弓へと変えた。
「猛火の矢(ブレイズアロー)!!」
舞火は炎を矢の形状に固めると、その矢を枝たちの間を狙って放った。
矢は木の枝たちの間をすり抜けるかのように抜けると、
枝たちの本体である樹々へ命中し、木の樹々を炎で包み込んだ。
舞火は再び盾からレイピアを抜くと、弓はまた元の盾へと姿を戻した。
「どう!?
わたしなりに弱点である近距離攻撃を克服した万能な武器でしょ。」
舞火は勝ち誇った顔で笑みを浮かべた。
「ば、馬鹿な………オレの樹々………なんてな。」
木の樹々は舞火の炎ではびくともしなかった。
「そ、そんな………なんで………」
「フフフ、これが自分の持つ精霊の力の問題だな。
さすがの朱雀も龍の力を超えられなかったようだな。」
木は自分の精霊でも自慢するかのように
妙なイントネーションをつけて言った。
「さて、こんどはこちらの番だ。」
木がそう言うと、木の足元から新たな植物が現れた。
「鉄砲百合(イースターリリー)!!」
植物はどんどん成長し、白く大きな美しい花を咲かせた。
「発射!」
木と声と共に花の内部で巨大な炸裂音が響いた。
と同時に無数の種がまるで弾丸のように花から発射され、
舞火に襲い掛かった。
「きゃぁ!」
舞火は無数の種に弾き飛ばされた。
種は非常に硬く、放たれた種は校舎の壁にめり込み、
校旗を立てるポールをへこませ、水道管を突き破った。
亀裂の入った水道管からは水が吹き上がり、
雨のように大量の水が舞火や木に降り注いだ。
「舞火ちゃん、大丈夫?」
加勢にやってきた光は慌てて舞火の元へ駆け寄った。
「オレの木龍の樹を焼くならもっと火力がなければな。
まぁ、こんなに水があったら
さっき以上の炎を生み出すのは無理だろうがな。」
相変わらず木は嫌味を吐くような言い方で舞火をあざ笑う。
だが確かにこれでは威力のある炎を作るのは難しい。万事休すだ。
「水………!?」
ふと舞火の中にある考えが浮かんだ。
「できる。
この大量の水と光ちゃんが手伝ってくれれば大火力の炎が生み出せる!」
舞火の顔に活力が戻った。
「光ちゃん、手伝って!」
舞火は光の耳元で今考えついたある作戦の手順をささやいた。
「わかった。」
光は舞火の意見に賛成した。
「さぁ木、覚悟しなさい。あなたに特大の炎をプレゼントしてあげるわ。」
舞火と木との戦いは今決着が付こうとしていた。
「おやおや、これはまた。面白い惨状で。」
蜘蛛の笑い声が校庭に響く。
「連鎖………成人………」
暗は蜘蛛の目の前で涙を流し、立ちすくんでいる。
暗の目の前には血まみれの連鎖と成人が倒れている。
そして暗の持つ鎌は二人の血がべっとりとこびり付いていた。
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