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紅蓮’s日記
第四十一話
風牙、忍、砂漠の戦いが激しさを増す頃、
大地、扇、暴食の戦いも大きな火花を散らしていた。
「白羽の猛吹雪(フェザーブリザード)!!」
扇の扇子から放たれた猛吹雪が校庭を白く染める。
同時に大地が吹雪の後を追うように暴食へと突進していく。
「ベヒーモス、飲み込め!!」
暴食がベヒーモスの影に隠れると、
ベヒーモスは口を大きく開けて扇の吹雪をすべて吸い込んだ。
そして、その吹雪を大地に向かって吹き返した。
「ちっ、大地の釘針(アーススパイク)!!」
行く手を阻まれた大地はやむを得ずベヒーモスとの距離を取り、
離れ際に地面から針を伸ばした。
だが、ベヒーモスは大地の放った巨大な針を口で受け止めた。
「う、ウソだろ………」
唖然とする大地の目の前でベヒーモスはバリバリと
大地の針を自慢の巨大な牙で噛み砕き、そして飲み込んだ。
「悪臭放つ酸(ステンチアシッド)!!」
ベヒーモスは体を震わせると、
口から鼻の奥に突き刺さるような激しい悪臭を放つ液体を辺りに四散させた。
「大地の釘針(アーススパイク)!!」
大地の針が防御壁となり、降り注ぐ酸から身を守った。
酸は不気味な音を立てながら大地の針を侵食していった。
ベヒーモスはその巨体に似合わず動きが機敏である。
加えて肌は鎧のように硬く、口から伸びる巨大な牙の破壊力は相当なものだ。
「ちっ、厄介な相手だ………」
大地は思わず舌打ちをした。
「クソガキども、前回の借りきっちり返させてもらうぜ!」
暴食はベヒーモスの背中に飛び乗った。
「ブォォォォォォォォォォォォ!!」
ベヒーモスは醜い雄叫びを上げると、前足を持ち上げ、
そして全体重を込めて前足を振り下ろした。
「うおぁ!」
「きゃっ!」
爆発音のようなけたたましい衝撃音が辺りに響き渡り、
同時に激しい地面の縦揺れが大地と扇を襲った。
激しい揺れは二人の足元の安定性を奪い、二人の動きを数秒に渡って奪った。
「行けっ!ベヒーモス!!」
そのスキをついてベヒーモスが激しい地響きを立てながら二人に向かって
突進していった。
激しい縦揺れが静まり、
大地と扇の足元に安定性が戻った時にはすぐ目の前に
ベヒーモスの巨体が迫っていた。
「白羽の猛吹雪(フェザーブリザード)!!」
「大地の釘針(アーススパイク)!!」
避けられないと悟った二人は同時に技を放ち、
ベヒーモスの突進を止めようとした。
「避けるまでもねぇ、突っ込めベヒーモス!」
だが、ベヒーモスの突進は止まることはなかった。
ベヒーモスの硬い皮膚は扇の吹雪を弾き、巨大な牙は大地の針を打ち砕いた。
「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「あああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ベヒーモスの巨体をまともに受けた大地と扇は、
まるでボーリングのピンの如く宙を舞い、そして地面に叩きつけられた。
「だ………大丈夫、大地?」
痛みを堪えて起き上がった扇は大地の下へ駆け寄った。
「げ、ゲホッ!ゲホッ!」
大地は血を吐き、痛みに身をくねらせた。
とっさに扇をかばった大地は扇よりも大きなダメージを受けたのだ。
「そうら、もういっちょ!やれ、ベヒーモス!!」
ベヒーモスは再びその巨体を持ち上げ、前足を地面に振り下ろした。
「っ!?ゲレンデ、飛んで!」
扇は扇子の一つを巨大化させ、
大地を抱えて扇子の上に乗ると空へと舞い上がり、激しい揺れを回避した。
「白羽の猛吹雪(フェザーブリザード)!!」
扇は上空から下のベヒーモスに向かって吹雪を放った。
吹雪と共に舞い上がった純白の羽が矢の雨の如く降り注いだ。
「けっ、必死だな。」
突然の背後からの声に扇は背筋を凍らせた。
振り返るとそこには暴食が手の平を構え立っていた。
扇が空へと飛び上がる瞬間、
暴食はベヒーモスの背中から飛び上がり扇の扇子に飛び乗っていたのだ。
「霊力波!!」
暴食の手の平から放たれた青白い閃光は大地と扇を吹き飛ばした。
扇の手から離れた扇子は力の供給源を失い、
燃え尽きた蝋燭の火の如く消滅した。
足場を失った大地と扇は落下し、地面に叩きつけられた。
「ぐぅ!!」
再び苦痛の叫びが大地の口から放たれた。
またも大地は落下時の衝撃から扇を庇ったのだ。
「大地!」
「大丈夫だ。体が丈夫なのがオレの取り得だぜ!」
大地は立ち上がった。
「前回の威勢はどうした?クソガキが!」
暴食は空中で体を一回転させると再びベヒーモスの背中へと着地した。
「へ、これからだよ!」
大地は地面を蹴り、空高く飛び上がった。
「落岩の鎚(ロックドロップハンマー)!!」
巨大な鉄球が大地の霊力を受け、さらに巨大化した。
「でぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇい!」
大地は力一杯巨大連接矛鎚(モーニングスター)をベヒーモスの頭目掛けて
振り下ろした。
巨大連接矛鎚(モーニングスター)は
風との摩擦音を激しくかき鳴らしながら重力に身を任せ落下していく。
「フッ!ベヒーモス、あれも飲み込んじまいな………」
暴食は不気味な笑みを浮かべた。
突然鈍い音が校庭中に響き渡った。
するとベヒーモスが口をゆっくりと開けた。
大きく、大きく、もっともっと大きく………
ベヒーモスは口をほとんど百八十度、つまり平らになるほどの大口を開けた。
先ほどの鈍い音はベヒーモスが顎の関節を外す音だった。
ベヒーモスはまるで卵に齧り付く蛇のごとく落下してくる巨大な鉄球を
喉へと押し込んだ。
ベヒーモスは鉄球を喉に流し込むと、
大地の手に握られている柄と鉄球を繋ぐ鎖を咥え、
そして大きく首を振った。
「!?」
大地の体はいとも簡単に宙へ浮いた。
そして大地は校庭の隅に佇む体育倉庫に叩きつけられた。
「まだまだ!」
暴食はベヒーモスの腹部を思いっきり蹴りつけた。
するとベヒーモスの腹部が徐々に肥大化していく。
「激.嘔吐(ヴァイオレント.ヴォミット)!!」
ベヒーモスが口を開いた。
同時に大きな黒い塊がベヒーモスの口から飛び出した。
「く、車!?」
ベヒーモスの口から飛び出た意外な物に扇は思わず声を漏らした。
だが、車だけではなかった。
大小様々な石、道路標識、金槌やバールなどの工具、
さらに先ほど飲み込んだ大地の巨大連接矛鎚(モーニングスター)と、
ベヒーモスが飲み込んできたものが一挙にベヒーモスの口から飛び出した。
まさに嘔吐だった。
が、ベヒーモスの嘔吐はまさに激しいの一言だった。
ベヒーモスの嘔吐物はまるでマシンガンの弾の如く
体育倉庫へと一直線に飛んでいった。
激しい衝撃音と共に粉塵が体育倉庫を包んだ。
そして体育倉庫は跡形もなく崩壊した。
「くそったれ!!」
大地は体育倉庫の残骸を跳ね除け立ち上がった。
「なんちゅう無茶苦茶な攻撃だ!つうか汚ねぇ!」
大地は辺りを見回した。
辺りにはベヒーモスの吐き散らした嘔吐物が散乱しているだけだった。
肝心のベヒーモスの姿が見当たらない。
「大地!下!」
扇の叫びが大地の耳に届いた時にはもう遅かった。
ベヒーモスが大地の足元から現れ、地面ごと大地を口に放り込んだ。
ベヒーモスの牙が大地を捉える。
「ぐぅ、ああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ベヒーモスの牙が大地の体に深く食い込む。
そして、ベヒーモスが再び口を開けると、
大地の姿はベヒーモスの喉の奥の空間へと消えていった。
「一丁上がり!」
暴食は満足そうな笑みを浮かべた。
「う、うそ………」
扇はまさかの展開に言葉を失った。
「くそっ、なんだここは!?」
大地はだだっ広い闇の空間の中に放り出された。
辺りはまるで不法投棄された粗大ゴミの山のように物が転がっていた。
「あの化け物、いったい何食ってやがるんだ?」
大地がこの空間から脱出する方法を考えようとしたときだった。
一滴の水滴が大地の腕に落ちてきた。
「痛っ!!」
突然大地の腕に焼けるような痛みが走った。
見ると先ほどの水滴が服を溶かし、大地の皮膚を侵食していた。
これはただの水滴ではなく酸だった。
「こりゃゆっくりしてられねぇな………」
大地は上を見上げた。先ほどの酸の水滴がまるで雨のように降り注いできた。
大地の顔に不安の色が浮かび上がった。
「あとはお前だけだぜ!」
暴食の手から霊力波が放たれた。
霊力波は扇の足元に命中すると激しい砂ボコリを巻き上げた。
「おらぁ!」
突然扇の視界に不気味な化け物の顔が現れた。
扇は慌てて後ろへと飛び上がり、間一髪でベヒーモスの攻撃をかわした。
ベヒーモスの牙が空を噛む音がやけに大きく響いた。
「悪臭放つ酸(ステンチアシッド)!!」
ベヒーモスの口から酸がぶちまけられた。
「きゃ!」
地面に着地した扇はベヒーモスの放った酸に足を取られ転倒した。
「もらった!!」
ベヒーモスの巨体がものすごい勢いで迫ってくる。
「あの馬鹿力のガキと同じ所へ連れて行ってやるよ!」
ベヒーモスの大きな口が扇に覆いかぶさるように開かれた。
「千本の大地の釘針(サウザント.アーススパイク)!!」
突然数多の巨大な針がベヒーモスの腹を突き破って伸びた。
痛みのあまり苦しむベヒーモスの姿は、まるでハリセンボンのようだった。
「ち、クソガキが!オレのベヒーモスの腹の中で暴れやがって!
だが、これくらいじゃベヒーモスの腹は破れねぇぜ!」
暴食はベヒーモスの腹部を殴りつけた。
するとベヒーモスは再び落ち着きを取り戻した。
「大地は、まだ生きている!早く助けてあげなきゃ!」
扇は身を翻すと、扇子を構えると暴食へと向かって行った。
扇にはベヒーモスの硬い皮膚を破れるような技はない。
ならばベヒーモスを倒すには、ベヒーモスを操る人間自身を叩くしかない。
だが、大地を早く助けなければならないと一心に思うこの思いが
扇に大きなスキを与えてしまった。
扇は側面からベヒーモスの突進をモロに食らってしまった。
「ああぁぁっ!」
扇は吹き飛ばされ、激しく地面を転がった。
「オレを直接叩こうとは甘いんだよ!」
暴食が追い討ちをかけるかのように霊力波を連続して放った。
校庭に多数の爆発音が響いた。
「くぅ………」
扇は何とか暴食の霊力波を防ぎきった、
だが、霊力の残りが少ない扇は生身で霊力波を受け、
体のいたるところに痛々しい傷が刻まれていた。
「攻撃に使える霊力は一発分、頑張っても二発が限界………」
扇は残りの霊力でなんとか暴食を倒せないかと必死に考えた。
その間にも暴食とベヒーモスはじりじりと扇に迫ってくる。
「わたしの霊力じゃ………」
扇が諦めかけたときだった。突然ベヒーモスが苦しみだした。
「!?どうした、ベヒーモス!」
ベヒーモスは巨体を地面に埋め、のた打ち回った。
徐々にベヒーモスの腹部が肥大化していく。
「ベヒーモス!おい、ベヒーモス!!」
ベヒーモスの腹部はどんどん肥大化していく。
そして………破裂した。
ベヒーモスの腹を破って出てきたのは全長十メートルはあろう
巨大な無数の棘の生えた甲羅を背負った黒い二足歩行の亀だった。
その亀の頭部に人の影が見える。
「よくも臭い腹の中に閉じ込めてくれたな!」
その人影は大地だった。この亀こそ大地の精霊玄武だった。
大地の霊力を命一杯食らった玄武が変化した玄武の真の姿だった。
「さぁ、覚悟して………」
大地の体が突然傾き、玄武の頭部から転げ落ちた。
玄武に大量の霊力を注ぎ込んだ大地は霊力を使いきってしまい、
意識を失ってしまったのだ。
だが、大地は扇に大きなチャンスを与えた。
暴食は大地の玄武に目を奪われ、ベヒーモスは戦える状態ではない。
絶好の攻撃チャンスだ。
「舞え!白羽の猛吹雪(フェザーブリザード)!!」
扇は扇子を振り、猛吹雪を起こした。
扇の吹雪は暴食を包み込むように吹き荒れた。
扇はその吹雪の中に飛び込んでいった。
扇の扇子の先端からゲレンデの鋭い爪が伸びる。
扇の精霊ゲレンデは白ふくろうである。白ふくろうは銀世界の狩人だ。
吹雪の中、羽音を立てずに狙った獲物に近づき、
そして鋭い爪で獲物を引き裂く。
猛吹雪に身を隠した扇は獲物を狙う白ふくろうの如く、
音もなく暴食に忍び寄った。そして………
「純白に潜むかぎ爪(ホワイトハイドクロウ)!!」
扇の爪が暴食の体を捉えた。
その爪は暴食の体を締め上げ、そして引き裂いた。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
暴食の悲鳴と共に吹雪はおさまった。
扇は落下する大地を受け止めた。
霊力の供給が途切れた玄武は元の大きさに戻っていた。
「………ん………」
扇の腕の中で大地は意識を取り戻した。
「扇、やつは………」
大地の視界に、純白の霜の上で真っ赤な血を広げ倒れる暴食の姿が映った。
「倒したんだな………やったな。」
大地は笑顔で拳を突き出した。
「うん、やったね。」
扇もまた笑顔で拳を突き出した。
そして二人はお互いの拳を突き合わせた。
大地と扇、暴食の戦いは大地と扇に軍配が上がったのだった。
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