アキハバラ的散財生活

「猿の軍団」改

「猿の軍団」和製エイプが見せた現代の問題とは?


普通は「猿の...」といえば「猿の惑星」なんですが、最近リニューアルで新作が上映されたので知っている人も多いと思います。しゃれた呼び方で原題から「エイプ」といえば「猿の惑星」のことなんですね。monkeyじゃないんです(^0^;)

さて題名もよく似ている「猿の軍団」は和製「猿の惑星」ともいうべきTVシリーズで、制作は円谷プロ、主演は島田陽子とかキャロライン洋子とか出ていまして、原案・監修は小松左京とか入っていたはずです。でも裏番組はアルプスの少女ハイジ(フジテレビ系)、宇宙戦艦ヤマト(日本テレビ系)で、非常に分が悪かったですね。

突然の地震で退避カプセルに避難した島田陽子と子供2人がたどり着いた先は猿が人間を支配する世界だった...とハリウッドのエイプと近い設定をそのままパクリなんですが...どうしても化粧に着ぐるみは勝てなくて、きっと今見たら、幻滅するかも...

このドラマの中で「なぜ猿に支配されてしまったか?」という解説をしてくれます。原因は少子化。子供がいなくなってしまった世界で、誰も遊びに来ない遊園地のジェットコースターに老人がポツンと一人だけ乗って、楽しそうもなく漫然と時を過ごしているシーンは圧巻でした。
結果として労働力が必要となり、猿を人間の代わりに使い始めたら...と、これはハリウッド・エイプの4作目、5作目と同じような展開です。

最初、見たときに少子化、という意味がよくわからなかったんですが、いやいや少子化は進んでいます。このドラマが放送された昭和48年から29年。わたしたちの世界も「猿の軍団」に支配されてしまうのでしょうか?猿というのは誇張しすぎですが、日本の隣国からの労働者が街に溢れたらどうしようか?というのは、まさに直面した社会の危機でもあるんですが...(^0^;)

そういえば、劇中、ボーリングのピンとボールが「発掘」されたとかで、人間の武器に違いない、と力説する猿の「考古学者」がいましたが、案外、今の私たちも似たような「愚」をしているかもしれません。なにより知らぬが仏ですね。

2002年2月7日(木)



間違ってます! by怪獣使いさん


B級テレビの欄の「猿の軍団」ですが、島田陽子も、キャロライン洋子も、番組には出演しておりません。主演は、徳永れい子、斎藤浩子です。たしかに、徳永さんは、顔のつくりが、島田陽子に似てはいますが、もちろん別人です。斎藤浩子ちゃんは、当時、いまで言うチャイドルみたいなもので、これも確かにキャロライン洋子的なキャラクターではありましたが・・・。とにかく、「猿の軍団」のキャプションは、正確ではありません。訂正されることをお勧めします。 (10月21日23時39分)


8ヶ月目にしてようやくご意見を賜りました。私の脳内ではすっかり整合がとれていたので、安心しきっていましたが、真実は怪獣使いさんの言う通りなのでしょう。それにしても再放送、見たいナー(^0^;)


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