日常雑記~卓球とパソコンと、時々、英単語~

卵巣嚢腫体験記


卵巣嚢腫(腫瘍)摘出・腹腔鏡下手術 体験記 2005年


【卵巣嚢腫発覚】
6/22・・・健康診断の尿検査でひっかかり、近くの内科で再検査を受ける。潜血があり腎機能障害の疑いありとのこと。
6/24・・・泌尿器科受診。腎機能には問題はないが腹部エコー検査で卵巣が腫れていると言われる。
7/4・・・・MRI検査
7/6・・・・MRIの結果→良性(100%ではない)の卵巣腫瘍。9×6cm程の大きさになっているので摘出することになる。
      手術は「腹腔鏡下手術」で行う。開腹はせずに4ヶ所穴を開けるだけなので傷が小さくて体に負担がかからない。
       しかし、手術待ちの人が多くて2ヶ月程先になるとのこと。(その間、捻転や破裂の恐れがある為、激しいスポーツは禁止)
8/22・・・診察。特に変化はなし。術前検査(採血、肺活量、レントゲン、心電図)を受ける。
      この時点でも手術がいつになるのかまだ分からない。
8/31・・・手術日が9/15に決まる。

【入院・手術】
入院1日目:手術前日
11:00
入院   
看護師より手術入院治療計画書を渡され説明・指導、問診を受ける。
12:00
昼食  
 
15:00
シャワー
へその掃除のあと術前最後のシャワー。
16:00
医師より
説明
麻酔科医師より説明、水分は明日11:00までは摂ってもOK。気管挿管実習の協力同意書にサイン。
18:00
担当医師
より説明
家族と一緒に担当医師より手術の説明を受ける。承諾書等にサイン。
明日は3番目の手術になるそうだ。 予定は午後2時頃だが遅れるかもしれないとのこと。
18:30
夕食
術前最後の食事、以後絶食。食後下剤と眠剤を服用。
22:00
就寝
何度トイレに行ったことか、、眠剤を飲んだのにもかかわらず殆ど眠れなかった。
2日目:手術当日
6:00
起床
採血
8:00
浣腸
5分間は我慢するようにと言われ脂汗が、、、その5分間はたまらなかった。
10:00
点滴開始
栄養剤補給のための点滴
14:00
手術準備
血栓予防のための特殊ストッキング装着
15:00
手術室へ
移動
すべての下着を脱いだ状態で横になり布団をかけてベッドで手術室へ向かう。
15:15
手術室
到着
ベッドから手術台へ移動。点滴による全身麻酔のための麻酔薬が投入され意識不明に。
16:30頃
手術終了
正確な所要時間は分からないが、術後、医師・看護師さんより「終わりましたよ!」と言われたのは覚えてる 。
覚醒時の気分は思ったより良かった。
17:00頃
病室に戻る
まだ意識が朦朧としていて気が付いたら病室に戻っていた。酸素マスク、点滴(抗生剤)、尿管を装着。
酸素マスクを装着していると息苦しくて喉が渇いてしょうがなかった。うがいをさせてもらうと気持ちが良かった。
しばらくして酸素マスクがはずれる。
20:00
 
家族が帰った後は睡眠をとろうと努めたけど、だんだんと腰が痛くなってきて眠れない。
仰向けで膝を立てるとお腹が引きつったように痛むし、横向きは少し楽だけど同じ姿勢を長く続けられない。
寝返りは打てても装着しているので思うように動けない。痛みは激しさを増しつらい夜だった。
 
看護師さんが2時間おきくらいに血圧・体温測定、様子を診にきてくれる。
朝方微熱(37.5℃くらい)があったので氷枕をあててもらう。
3日目:術後1日目
7:00
痛み止め
投入
腰痛が酷くなり座薬の痛み止めを投入。この後少しずつ痛みが和らぐ。
7:30
朝食
(五分粥)
飲食開始。ベッドのリクライニングを上げ上半身を起こして食事をする。
食欲がなくて殆ど食べられなかったけどお茶を飲めるのが嬉しかった。
10:00
尿管抜去
離床を図る
ガーゼ交換
尿管抜去後トイレへ行く。立ち上がる時ふらつけもせず普通に立てた。。
部屋のトイレまでゆっくり歩く(10歩程度)。
術後まだ24時間も経っていないのに歩けるとは思わなかった。
12:00
昼食
(五分粥)
依然食欲はない。果物(梨、巨峰)が美味しかった。
13:00
点滴抜去
点滴が抜け身体に装着しているもの全てがはずれて嬉しかった。
午後
フリー 
腰痛はいつのまにかなくなっていた。家族と一緒に過ごす。笑うとお腹が痛い。
17:30
夕食
(五分粥)
1/3ほど食べる。抗生剤内服開始。
フリー
TVを見たり本を読んで過ごす。
23:00
就寝
この日は入院して初めてぐっすりと眠れた。
4日目:術後2日目
6:30
起床
よく眠れたせいで気持ちよく目覚めた。この時、”あぁ、終わったんだ~!”と初めて実感。思わずニンマリ♪
7:30
朝食
常食開始。
10:00
シャワー
術後初めてのシャワー。傷は絆創膏(大)で保護。シャワー後すぐに取り替えてもらう。
午後-夜
フリー
看護師の巡回もずいぶんと少なくなる。なるべく動いたり歩いたほうがいいので、部屋外のトイレまで行ったり
食堂へお茶を汲みに行ったりするが、まだ腹部が引きつるような痛みがあるのでゆっくりゆっくり歩く。
5日目:術後3日目
10:00
抜糸
4ヶ所の傷の中で一番大きいのが臍の真下にある傷でホチキス状の針で3本、他は1本づつ。抜糸は痛かった。
11:00
内診
経過は順調で退院の許可が出る。
11:30
退院指導
看護師より退院指導。今後の治療計画の説明、次回外来予約。
13:00
退院
日曜日だったので、緊急外来窓口で入院費の一部のみ支払い。
5日分の抗生剤をもらう。


【傷口の状態】
退院した日の夜、シャワーに入った後ガーゼを外し、以後何も当ててない。
傷口は、臍の位置より少し下に左右それぞれ1cm、臍の真下に1.5cm、
臍の中に臍の皺?に沿った傷があるがどれくらいの傷なのかよく分からない。
※↓図参照

【退院後の生活】
手術を受けた後なのでちょっとしたことにも疲れやすくなっている。
身の回りのことから始め、1ヶ月ほどかけて少しずつもとの生活スタイルに戻していく。(計画書より)

1週間・・・安静に過ごす。(椅子に座るとお腹が圧迫され痛むので長く座っていられない。横になってるのが一番。)
2週目より・・・負担にならない程度で家事を始める。(お腹を庇いながらもだんだんと通常の速度で歩けるようになる。)
3週目より・・・外出、車の運転を始める。(初めて車の運転をしたときはちょっときつかった。まだお腹に力を入れられない。)
※この体験記を書いているのがちょうどこの時期。
今の状況は、家の中ではほぼ普段と同じ生活、長時間の外出はまだ疲れる。

【今後の予定】
5週目より・・・殆ど普段の生活に戻れる。週2回のバイト復帰。
7週目より・・・卓球復帰。

【退院後の通院】
退院後10日目(術後2週間)診察へ → 異常なし。
今後定期的に通院の必要はなし。
普通の人と同じように、年に1度の検診を受けたらよいとのこと。
卵巣を摘出したが、片方の卵巣は残っているので更年期障害が出やすい体質になったということはなく、
また腫瘍ができやすくなったということでもないと言われホッとした。

【入院費用】
保険・組合家族30%負担で120,576円
(うち主なもの--入院料・・28,515円、処置及び手術料・・77,238円)



2005-10-07 18:02:21



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