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びっくり宿レポート

びっくり宿レポート
あまり安い宿 を選ぶととんでもないことになっちゃう!?

 それは2004年の秋、北海道のとある有名な観光地に宿泊したときのことでした。

  宿泊料が2食付きで5千円台と安く、有名な温泉地でもあり、紹介ホームページや温泉ガイドブックにもいい湯と
  書いてあるので、不安があったものの、予約を済ませて行くことに。

  ・まず、玄関
    スリッパが無造作にダンボールの中に突っ込んである。しかも種類がバラバラ。ビニール製だったりモコモコ系だったり。
    しかもくすんで汚れている。
    玄関口もなんだか日用品が無造作に置かれている。
  ・ロビー
    薄暗いロビーの床はシミだらけ、受付の人は普段着の恰好をした60代くらいのオバサンだ。
    何も言われずに、紙を差し出される。宿帳だった。
  ・廊下
    ロビーから部屋のある棟までは約20m程、その間に大浴場への入口とかつて大広間として使われていたらしい
    ところを通るのだが、強烈なカビ臭さに襲われる。また、薄暗く、ところどころの壁紙がはがれかかっている。
  ・部屋
    玄関口から廊下まで来て、衝撃の連続だったのでさぞすごいのだろうと思っていたが、意外に普通だった。
    ただ、1人暮らしサイズの家庭用冷蔵庫が床の間に置いてあった。
    テレビのリモコンの電池フタはビニールテープで留めてあった。
  ・共同トイレ
    洗面台の向こうにトイレがあるのだが、トイレの戸が閉まらないように、下にダンボールの切れ端を挟めてある。
    また、壁紙のはがれがいたるところにあり、一刻も早くここを出たい気にさせる。
  ・風呂
    脱衣場に入ってビックリ。家庭用のシャンプードレッサーがデンと据え付けてある。ここで髪を洗えというのか?
    脱衣カゴの種類が不揃い。しかも微妙に汚れている。一番綺麗そうなのを選んだが、それでもちょっと汚れてる。
    風呂に入ってまたビックリ。ギャー!!
    内風呂の壁や天井にはカビのような緑色のものがこびりついている。
    そこから露が浴槽にしたたり落ちていて不潔な気にさせる。
    とりあえず、湯には浸かるがゆっくりする気にはならない。湯に浸かったあと、また体を洗わないとい気がすまない。
  ・露天風呂
    内風呂とは別の建物にあった。
    この露天風呂が一番強烈だった!!あまりのすごさに絶句してしまった。もちろん入浴するはずがない。
    まず、男湯と女湯の区別がわからない。表示がされていない。たぶん利用されていないのだろう。
    片方の脱衣場を覗いてみてビックリ。
    天井にクモの巣がはっており、コブシ大はあろうかと思われるクモが陣取っている。こちらが女湯なのだろうか。
    浴槽は暗くてどんな感じなのかはよくわからなかった。
  ・食事
    なんといいうことのない、旅館の食事だが、すべてがこんな調子なので、おいしくは感じられない。
    見た目は普通なのだが、厨房がどんな風になってるのかと想像するだけで恐ろしい。


 その日の客は自分以外に老夫婦と、工事現場の男衆が数人だけだった。

 あんな宿があるなんて、信じられない。悪夢を見ているかのようだ。
 よくもまぁ、あの状態で宿が営業できるものだと思う。

 安いという理由で選ぶととんでもない目に遭うという事件でした。












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