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撮影地:福岡県北九州市某所↓ランキング参加中。この記事が良いと思った方はクリックしてねにほんブログ村
2025.03.29
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天神の街中、西鉄福岡駅の前に鎮座する神社。御祭神は神直日神(カンナオビノカミ)、大直日神(オオナオビノカミ)、八十禍津日神(ヤソマガツヒノカミ)。3柱の神を総じて警固大明神と号する。相殿に建角身命、豊玉姫命(トヨタマヒメノミコト)、神功皇后、応神天皇を祀る。警め、固(まも)る神として厄除けの御利益がある。200年(仲哀天皇9年)の神功皇后による三韓征伐の際に神直日神、大直日神、八十禍津日神の3柱の神が顕われ、軍衆を警固して勝利に導いたという。神功皇后は凱旋の後、神号を警固大明神と仰ぎ、福崎丘上(現在の福岡城本丸跡)に奉祀されたのが始まりと言われている。1601年(慶長6年)に黒田藩(福岡藩)の黒田長政が福岡城築城の際に一時小鳥神社と合祀し下警固村に遷し、さらにその後現在の地に遷され、1608年(慶長13年)に社殿が造営された。以来、福岡城の鎮守として歴代藩主から篤く崇敬された。1916年(大正5年)に県社に昇格。戦後の制度の改革により、現在は宗教法人警固神社と称している。毎年3月19日に春祭、7月19日に夏祭、10月19日に秋祭が行われている。神社石標。1916年(大正5年)に氏子より寄進されたもの。鳥居。1639年(寛永16年)に黒田藩2代目藩主の黒田忠之によって建立された石鳥居で、石材は糸島市の可也山から切り出したもの。同じ石材を用いて造られた鳥居が日光東照宮と上野東照宮にも現存しており、当社の鳥居と共に兄弟鳥居として扱われている。鳥居左手の河津桜。訪れた時は綺麗な花を咲かせていて、人工物が建ち並ぶ街中に小さな春を届けていた。手水舎。1934年(昭和9年)に氏子より寄進されたもの。狛犬。1828年(文政11年)に青銅製の狛犬が寄進されたが、太平洋戦争時の金属不足によって供出され、長らく台座のみが残っていた。現在の狛犬は1991年(平成3年)に奉納されたもの。神門。2008年(平成20年)の式年遷宮の際に建て替えられたもの。社殿。木造で拝殿は瓦葺の切妻屋根、本殿は銅板葺の流造。拝殿と本殿で一体化した造りになっている。福岡城の築城に伴い当社が一時小鳥神社と合祀し遷座した後、1608年(慶長13年)にこの地に鎮座し社殿が造営された。当時の社殿は1668年(寛文8年)に発生した大火災によって焼失し、その後黒田藩3代藩主黒田光之によって再興された。天照皇大神宮。御祭神は天照大神(アマテラスオオカミ)。日本国民の総氏神、太陽の神として崇敬されている。菅原神社。御祭神は菅原道真公。学問の神として信仰されている。燈籠。今益稲荷神社。御祭神は宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)。商売繁盛、事業繁栄の御利益がある。訪れた時は鳥居の新築工事が行われていた。針乃碑。1979年(昭和54年)に日本和裁士会福岡支部と福岡和服裁縫組合によって建立された。針乃碑の文字は亀井光元知事の揮毫。南の鳥居。御神水。水は良質な天然水を生み出す地層を再現した「ミネラルクリスタ―」によって生成されている。都市部の神社であるためか何だか先進的。神徳殿。社務所ビル。2022年(令和4年)に竣工。1階に社務所があり、3階に祭儀庫、4~6階に斎館がある。神社の周りはビル群に囲まれているが、その中でも巨大な境内の社務所ビルは一際目立つ。ショーケースに飾られている神輿。社務所ビルから見た境内。↓ランキング参加中。この記事が良いと思った方はクリックしてねにほんブログ村
2025.03.22
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多良岳の東麓に広がる畑にある、日本一のオガタマノキ。国の天然記念物に指定されている。樹高20m、幹周り9.1m、推定樹齢は1000年以上。オガタマノキは本来、成長すると樹高15m、幹の直径は80㎝になると言われているが、この木はそれよりも遥かに大きく、オガタマノキとしては日本一の大きさを誇る。かつては建築材として使われ、木の一部を伐採したところそこから沢山のひこばえが生え、今の姿になったと言われている。オガタマノキのオガタマという名前は、招霊(おぎたま)という言葉が転訛していったもので、古くから神を招くという縁起の良い伝えがある。神社でよく植栽され、中には御神木になっているものもあり、神事に使われる場合もある。また、日本神話において天鈿女命(アメノウズメノミコト)が天岩戸の前でオガタマノキの枝を手に持って踊ったという伝えも残っている。1997年(平成9年)にトヨタ カムリグラシア4WDのCMに採用されたことがある。小長井のオガタマノキの全体像。高台に広がるのどかな田園地帯にあり、周辺には木々が生い茂っている中、高い樹高に加えて大きく広がった枝を持つオガタマノキは一際目立つ。すぐ近くには車を何台か停められる駐車場がある。天然記念物の碑。根の部分。木は石垣から突き出るように立っていて、根はまるで数本の木を束ねたようになっている。オガタマノキの幹の直径は80㎝になると言われているが、一目見てそれより遥かに大きいことが分かる。大きく広がった枝。いくつかに分かれた太い幹から無数の枝が伸び、細い枝には沢山の緑色の葉が付き辺りを覆い、影を作っている。2月になると黄白色で根元が紫紅色の花が咲き、ほのかな香りを放つのだが、2月下旬に訪れた時は既に散華しており花弁は地面に沢山散らばっていた。葉。常緑樹であるため変色や落葉はせず、いつも濃い緑色で表面は光沢がある。裏側から見たオガタマノキ。高台から見た田園。右に流れている川は長里川。↓ランキング参加中。この記事が良いと思った方はクリックしてねにほんブログ村
2025.03.17
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諫早市南部の集落に立つスギの巨樹。国の天然記念物に指定されている。樹高31m、幹周り9.2m、推定樹齢は700年。県内最大を誇るスギの木で樹勢も良いが、度重なる台風や落雷の被害を受け幹は損傷しており、根元にも空洞ができている。その為補強が施されている他、落雷による損傷や炎上を防ぐため避雷針が設けられている。かつては2本のスギの木が立っており「夫婦木」とも呼ばれ、この地の地名(夫婦木、後に現在の女夫木に改名)の由来にもなったとも言われている。やがて片方の1本が枯れてしまい、現在の1本のスギの木となった。元々県の天然記念物に指定されていたが、樹齢、大きさ、保存状態の良さから国の天然記念物に指定された。女夫木の大杉の全体像。周辺は森林でなく住宅が立ち並ぶ場所で、その中でただ1本、30m以上の樹高を持つ大杉は一際大きな存在感を放っている。下から見上げて見た杉の木。幹は損傷しているため数ヶ所が鉄のバンドで補強されており、そのバンドから3方にワイヤーを張り、木が倒れないようにしている。いくつかの枝は伐採されているのが分かる。根には大きな空洞ができている。落雷による損傷や炎上を防ぐため、木の隣には避雷針が設けられている。木の下にある木造の祠。大杉のすぐそばにある夫婦木バス停。木を観察していると、赤い車体の県営バスがやってきた。夫婦木というバス停名はかつての地名で、かつて2本のスギの木があったことに由来するが、何故女夫木という名前に変わったのかは不明。杉の木の周辺に広がる棚田。↓ランキング参加中。この記事が良いと思った方はクリックしてねにほんブログ村
2025.03.08
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国道10号線沿いにある、日本一美しいと謳われた鍾乳洞。国の天然記念物に指定されている。奥行きは500m。出入口が一つしかない閉塞型の鍾乳洞。外気の侵入が少ないため風化が進んでおらず、白色に近い鍾乳石は光沢が良く、均衡の取れた繊細な形状で成長している。洞内には瑞雲の滝、ヘリクタイト、霊妙閣、天上界などといった21の見所があり、折り返し地点である竜宮城と呼ばれる広場は15aの広さと15mの高さを持つ。また洞内の温度は1年を通じて15~16℃に保たれているため、夏は涼しく、冬は暖かい。1926年(大正15年)に地元の青年団の探検によって発見され、翌年の1927年(昭和2年)に早くも国の天然記念物に指定された。景観の美しさは、日本ケイビング協会会長で愛媛大学の助教授である山内博氏から「日本で最も美しい記念物であり、代表的な鍾乳洞である」と評された。入場料は大人1000円、中学生・小学生700円(団体割引有)。入口にある風連鍾乳洞の碑。風連鍾乳洞観光センター。入場料の支払いはここで。風連鍾乳洞の紹介や案内の他に、お土産の販売もされている。風連鍾乳洞探検口。1926年(大正15年)に青年団がこの洞窟から鍾乳洞を発見した。現在は入れなくなっている。鍾乳洞入り口。ここから整備された探検道や階段を歩き、折り返し地点の竜宮城まで。亀さん。洞に入って最初に見れる、大きな甲羅を持った亀のような形をした鍾乳石。ちりめん土手。高さ2m、長さ10mのフローストーン(流れるような模様のある石や岩のこと)の丘。奥の小さな洞から流れ出た地下水によって作られたもの。瑞雲の滝。高さ10m。岩壁から連なるつらら状の鍾乳石が、まるで水しぶきを立てながら流れ落ちていく滝のようになっている光景。今にも滝の轟音が聞こえてきそうだ。腰折の滝、布引の滝、不老の滝、音無の滝。岩壁からただれた鍾乳石が、様々な滝の形状を作っている地帯。低い天井の探検道を抜けると、竜宮城まであと少し。竜宮城。風連鍾乳洞の折り返し地点でこれまでの探検道とは一転、広々とした空間となっている。広さは15a、天井高さは15m。空間の中央に見られる競秀峰をはじめ、霊妙閣、天上界、ヘリクタイトなどの様々な形状の鍾乳石が集合している。竜宮城にあるハートの石。どこにあるか探してみよう。ヘリクタイトとシャンデリア。ヘリクタイトとは、天井から伸びるつらら石の表面から、水滴の落下方向とは無関係に側方に向かって結晶が成長しているもの。風連鍾乳洞では結晶が最大10cm伸びているものがあり、日本では最大級の大きさを誇るという。右の方に見えるのがシャンデリア。鍾乳石が一群となって天井から垂れ下がりシャンデリアのような形状になったもの。幽香連峯。高さは最高2m。約30個の石筍からなる石筍群。石筍の林。石筍が集合し、まるで木々のようになっている。仙人の庭。開けた空間に様々な形をした鍾乳石が集まっている。子安観音。自然が作った2つの観音像。大だるま。達磨のような形状になった巨大なフローストーン。霊妙閣。高さ7m、上端の直径約30cm、下端は約40cm。上からのつらら石と下からの石筍が見事につながったもの。白銀の城。長さ2mの白色のつらら石、石筍。段差を持った鍾乳石は西洋の城のように見える。競秀峰。竜宮城中心にできた洞内最大の石筍群。高さ10m、周囲16m。石筍の成長は1cmで100年以上かかると言われ、100万年以上の年月をかけて形成されたものと推定されている。表面は白色に近く光沢を放っており、まさに自然の作った大宮殿といったところ。天上界。高さ4m、周囲3m。天井に繋がっている、純白で太く大きな石柱。天井からは長さ40cm程度の鍾乳管が無数に伸びていて、正面から見るとまるでレースのようになっている。昇天洞。天井へと高く伸びている石柱。ルリの殿堂。探検道の最後にみられる鍾乳石。ここでコースは折り返しとなる。↓ランキング参加中。この記事が良いと思った方はクリックしてねにほんブログ村
2025.03.02
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