めしやら釣りやら

めしやら釣りやら

しつこい!






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* 5月6日 その28 *
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* ざるそばを注文し店内をぐるりと見渡す。 *
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* 土間とここの家の居間は店用に使ってある。居間にはコタツが置いてあり、天井は一部2階まで吹き抜けている。 *
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* 懐かしいと感じるのは何故だろう。 *
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* 実家も古い家だったが、こんなにはレトロではなかったし、親戚の家もまた然り。 *
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* 壁の棚にはみやげ物が所狭しと陳列してある。 *
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* そういえば昨日、高遠はいい所だよ~、温泉もあるしスーパーにはかわいい女の子もいるよ~とお兄へメールを送った所、 *
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* そばを買ってきてくれと頼まれたのを思い出した。 *
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* しばらく店内を見回したり、客を観察したりしていると “おまちどうさま”と注文のざるそばが出てきた。 *
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* 二枚重ね。 *
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* 朝、パンを食べただけなので、ぱっと見る所少ないように思えたが二枚目を食べ終わる頃には結構腹も膨れてきた。 *
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* 蕎麦湯もついており、おつゆの注いであったお椀に注いで頂く。柔らかな口当たりとわずかな甘みが気分を落ち着かせる。 *
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* いい気分である。 *
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* お兄と家への土産と一緒に勘定を済ませ通りに出る。 *
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* 来た道をもどり、通りを外れ民家と民家の間の路地を駐車場に向かって歩く。 *
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* 時計を見ると1時になろうとしていた。土産を荷台にくくりつけ、バイクに跨る。 *
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* 5月6日 その29 *
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* 再び国道19号線に乗り木曽福島をめざす。 *
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* さすがに幹線道路だけあって今回走った道路の中ではいちばん殺気を感じる。 *
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* どの車も猛スピードで走っており荷物満載のびたびたライダーが60キロのスピードでトロトロ走っていると *
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* 目を血走らせたドライバーの “この野郎光線”を背中に感じる。 *
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* こちらも負けじと “うるせーばぁーろー光線”を送り返しスロットル全開でぶっ飛ばそうとするのだが、 *
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* スピードメーターの目盛が120キロまでしか書いてない僕のバイクは80キロ以上のスピードになってくるとハンドルが震えだしバイクがばらばらになるのではというような状態になる。 *
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* エンジンもフル回転だぁ~うぎゃぁ~ という悲鳴をあげながら走る事になるので乗っている方も相当疲れる。 *
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* こういう旅でそんな疲れ方をするのはまっぴら御免なので、列がつながると適当なスペースを見つけてバイクを寄せうるさい後続車をやり過ごす。 *
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* こんな事を何回か繰り返す事20分、ようやく国道19号線とおさらばする事になった。 *
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* 信号を右折するとこれまた長閑な田舎道が続く。 *
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* さっきまでの “この野郎光線”と “うるせーばぁーろー光線”の日々は過ぎ去り、安息の日々が始まった。 *
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* 5月6日 その30 *
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* 遠くに御嶽山を見ながら谷沿いの道を行く。 *
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* 見通しは良く小さなアップダウンとカーブが続く。 *
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* 山間の丘陵地。民家がぽつりぽつりと点在しておりリラックスして走ることが出来る。 *
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* 1時間程走り開田村のやまゆり温泉。 *
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* 3度目の温泉であり、どうも旅というよりは温泉巡りの趣が強いが、いちおうテント自炊生活なので旅か? *
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* 今朝、高遠を出発する時に温泉があったらいつでもタオルと石鹸、歯ブラシが取り出せるようにと荷物をまとめたので *
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* (やっぱり温泉めぐりだ) *
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* 三点セットを “さっ”と取り出し建物の中へ。 *
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* “やまゆり温泉”からイメージしていた、こぢんまりとした雰囲気は無く、いわゆる今風で立派な建物。 *
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* 広い駐車場には、団体のおじちゃんおばちゃんを乗せた観光バスまで入ってくる始末である。 *
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* 少しげっそりしながら湯船に向かう。 *
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* またもや自販機できっぷを買い、 *
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* 個人的にはきっぷは持って帰りたいのよねぇ~、と考えながら番頭さんに渡す。 *
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5月6日 その31

御嶽山が真正面に “どど~ん”と見える湯船に浸かる。
山の上の方は雪を被っている。
里でもまだ芽吹きが始まるか始まらないかといった具合なので山の上の方はまだまだ冬なのでであろう。

お湯は茶色く濁っておりいかにも鉄分濃厚といった様相。
そういえば高遠や下條村で入った温泉などは無色透明だったなぁ。
これまで幾つかの掘建て小屋風、軽量建築風、重量建築風、
通りすがりの大型バスに乗ったおじちゃんおばちゃん
せっせとお湯に浸かりせっせとまた出発の団体旅行者向け大型旅館付大浴場有りしかも入泉料高め。
等と言った温泉に入った事があるが、基本的に無色透明。
そういえば一つだけ、
あれは4,5年前にこの御嶽山周辺を旅したときかいな。
2005-10-22 21:35:41







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* 5月6日 その32 *
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* その時は中学時代の同級生と僕の弟三人で二泊三日の旅。 *
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* 御嶽山の南側にある三浦貯水池に出かけた。 *
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* 偶然見つけた温泉のお湯は、この鉄分濃厚といった具合の茶色いお湯であった。 *
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* 当時僕らは、いかに人のいない所しかも出来るだけ山奥と言った事をテーマに、キャンプでは必ず盛大に焚火をして料理も谷の水を使い、厳しい条件の中で自分たちの力で旅をすると言う事にこだわって春と夏には必ず二泊三日で旅にでていた。 *
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* このような旅のもともとの始まりはもう十年程前になるが、 *
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* この中学時代の同級生に誘われて郡上郡白鳥町石徹白(現 郡上市白鳥町石徹白)に流れる谷で一泊二日のキャンプをしたことが始まりである。 *
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* 自分達で飯をこしらえ喰う、ゆらゆらと揺れる焚火の炎を眺めながら酒を飲む。 *
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* 思いもかけず早く起きてしまってテントの外に出たときに感じるあのなんとも言えないピンと張り詰めた朝の空気。 *
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* キャンプの味を占めた僕らはその後長い休みがあるとなるべく険しい山の側を選んで旅に出かけた。 *
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* 二回目の旅からは僕の弟も加わり、三人であっちこっちの山裾を走った。 *
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5月6日 その33

今、その時に写した写真を見ると確かにすごい山の中でキャンプしている。
ビニールシートを使ってタープを張ったりこだわりが感じられる。

山奥で焚火と炊飯をするので強風でも火力が安定するように
釜戸も石を高く積み上げ立派な物をこしらえている。
この頃は、薪も現地で調達した。
近くで薪が集められない時は、そこらの藪に入って倒木を引っ張って来た。鉈と鋸は必需品となっておりこれを使ってまきを作る。
まだ湿っている薪は釜戸の周りに並べて炎の熱で乾かしながら使った。

三浦貯水池の後、この三人で旅をしたのは一回だけになり、
その後はお互いの生活が忙しくなり、揃って旅に出かけることはなくなった。
同級生は結婚し、弟は東京の大学に行った。
僕は相変わらず出かけているが、
この頃の様に大きな焚火をして食事を作る事もうしなくなってしまった。代わりに今は、コンパクトに収納できるストーブを使って食事を作るようになった。
2005-10-30 22:45:51

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