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マネーボール



マイケルルイス著 ”マネーボール”

これはオークランドアスレチックスのGM ビリービーンのお話である。
ご存知の方もいるかもしれないが、最近のアスレチックスの活躍はすばらしい。
90年前半、マークマクガイヤー、ホゼカンセコのバッシュブラザース、スティワート、エカズリーを擁した投手陣、黄金期を作った。
その後、ビリーの方針のもと、チームは生まれ変わった。

最近の成績を見ても目を見張るものがある。

2000年から2003年まで4年連続プレーオフ出場している。しかしその選手の平均年俸は2003年で約188万ドルMLB中20位に過ぎないのである。なんとヤンキースの3分の1の投資額で同等の成績を収めているのである。

なぜかということをこの本は語ってくれる。

データに基づいた選手選びをしている。しかし用いるデータは科学的に根拠のあるもので、スカウトの”野球を見る眼”はまったく信じない。

ご存知だろうか?
投手の成績に被安打率というのがある。ヒットを打たれる確率である。この比率が低いものがよい投手と一般的に言われている。

しかし

被安打率は 

偶然でしたなく、投手の能力にはまったく関係ないのである。

投手は四球を出すのを押さえることはできるし、三振をさせることはできるし、ホームランを防ぐことはできるが、ヒットを防ぐことはできないのである。

私はこれまでいかにまちがった野球の見方をしてたかと気づかされた。

ビリーは完全な人間ではない。非常なかんしゃくもちであり、それでなんども失敗している。

しかし、ビリーは自分の正しいと思っている信念にしたがって行動しているのである。

絶対のおすすめ本である。



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