なんてこったい! こんなことが・・・ 南亭骨怠の幸せな日々

なんてこったい! こんなことが・・・ 南亭骨怠の幸せな日々

ぞうさん♪


 ぞうさん
 おはなが ながいのね
 そうよ
 かあさんも ながいのよ

 この童謡を知っていますか。まど・みちおさんの作詞です。
 実は顕登が最初に覚えた歌です。それはさておき・・・
 以前,新聞にまど・みちおさんのことが載っていて,その中に意外なことが書いてありました。私は,この歌は,象の子供と母親のなかよしこよしの歌だと思っていました。ところがそうではないようなのです。

「象の子供が鼻が長いとけなされている歌なのです」と,まど・みちおさんは言っています。それでもその子はしょげたりしない。むしろほめられたかのように,一番好きな母さんも鼻が長いんだよ!と威張って答えているのです。
「それは象が,象に生まれたことは素晴らしいと思っているからです」
「人間も他の生き物も,それぞれに違いがあるからこそ意味がある。違うものたちがその違いを生かして助け合うことが最善の道」
これが,まど・みちおさんが「ぞうさん」に込めたメッセージです。

 友達にけなされたり,バカにされたらどう思いますか。ムカついたり,悲しくなったりしますね。でも,この「ぞうさん」のように,自分が自分に生まれたことを心から喜んでいるならば,胸を張っていられそうな気がします。

 自分の長所や短所,ありのままの自分を見つめ,自分を好きになって下さい。

 友達の長所や短所,すべてを受け入れて,助け合う道を探してください。

 ありのままの自分を好きになれる人は,友達のことをけなしたり馬鹿にしたりしないと思います。ありのままの自分を好きになれる人は,いつでも,どこでも,誰に対しても同じようにいられると思います。


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