小説3☆~私に力を・・・~



かごめは、いつも通り戦国時代へ、犬夜叉に会いに
タイムスリップしていた。

「犬夜叉~~~~!」

かごめの声が聞こえる。

「やっほぅ!遅くなってごめんね;」

「なんだぁ?まーた てすととかいうやつか?」

犬夜叉は、目を細めてかごめに聞く。

「うん;ごめーん;あ!けど、カップラーメン買ってきたから!
許して!!・・・・駄目??」

そう言ってる間に、犬夜叉はお湯を沸かしている。

「もう!」

かごめが怒る。 いつも通りの光景だ。

そして、またかごめが学校でテストを受けて、
カップラーメンをリュックに入れて、
またいつも通りに戦国時代へ・・・
けど、なんかいつもと様子が違った。
みんな黙っている。

「どうしたんだろう・・・・」

かごめは不思議そうな顔をする。
そして、犬夜叉はかごめが来たのに気付くと、
少しさみしげに言った。

「・・・最後の四魂のかけらが手に入ったんだ・・・・」

かごめは、よかったじゃない!・・・といいたかったが、
少し考えてすべてを悟った。

―みんながさみしげにしていたのは、私がいなくなるから・・・・?
四魂のかけらが集まったから、私はもうここにいる理由などない・・・
もう、いらないから?―

「だからな、かごめ・・・」

と、犬夜叉が言いかけたとたん、
かごめの目から涙があふれた。

「・・・ゃ・・・・」

「え?」

「嫌よ!そんなの!!」

そういってかごめは自分の世界へ戻った。

「かごめ?かごめーーーー!」

犬夜叉は呼んだが、かごめにはその声は届かなかった。

なんで?やっぱり私は、ただの玉発見器だったの?
犬夜叉とは、もう一緒にいられないの・・・・?

犬夜叉・・・犬夜叉・・・・・!!

もう呼んでも声は届かない・・・

犬夜叉が好き・・・・好きなのに!!
なんで・・・?何で一緒にいられないの?
ただの玉発見器だった・・・なんて嫌よ!!

かごめが帰ってから、もう一週間はたっただろう・・・
犬夜叉は、ぽつーんと一人で寝転がっていた

『犬夜叉・・・・』

「かごめ!!?」

犬夜叉は、すぐに立ち上がったが、
かごめはどこにもいない・・・

「けっ かごめの幻か・・・なんで・・・なんで・・・」

犬夜叉も同じ気持ちだった。
かごめに会いたい―――
別れたくない・・・・
ずっと一緒にいたい・・・

「ねぇちゃーん!」

草太の声が聞こえる。

「なによ!今、勉強中なんだから!静かにしてよ!!」

そこには、前と同じ・・・犬夜叉たちに会う前のかごめの姿があった。

「犬の兄ちゃんが・・・」

「え!!?」

かごめは、大きな声で言った。

すぐに下に下りていった。

「・・・!犬夜叉!!」

そこには犬夜叉の姿があった。

「よぅ・・・」

少し照れている。

「かごめ、ちょっと来い・・・」

かごめは、また前の話をされるんだ・・・
と、思いながら行った。

「・・・あのな・・・・」

犬夜叉が言いかけた、そのとたん、
かごめが言葉をしゃべった。泣いているようだ。

「犬夜叉!!私は・・・私はただの玉発見器だったの?
私・・・犬夜叉とずっと一緒にいたい・・・いたいの!!」

「かごめ・・・・俺もおまえと一緒にいたい・・・
けど、いいのか?俺なんかと一緒にいて・・・・・。」

犬夜叉は困りげに言う。

「・・・いいのよ!!いいから・・・お願い・・・
私のそばにいてよ・・・・。」

かごめは、そういって眠ってしまった。


その後からは、かごめはまた、前のように戦国時代へ
行って、犬夜叉に会っていた。

神様・・・・私に力を・・・・
「好き」といえるようになれる力を・・・・
お願い・・・・神様・・・・・・・

    END

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          後書き

いかがでしたか??
変ですよね;;ぁはは;;
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