Peak is Tonight in San Francisco

マルクス主義~資本主義から共産主義へ~




マルクス主義を大まかに説明すると、マルクスは資本主義経済の良いところと悪いところの両方を的確に述べている。

良いところは「公平な競争が行われることによって、人類の経済的発展を大規模で助長できること。」 

逆に悪いところは、「政治までもが経済によって操られるようになり、戦争でさえも終わりのない競争に勝つ手段として使われ、貧富の差を拡大し、貧民にとって(世界の人口のマジョリティ)絶望的な経済状況を作り出すこと。」経済競争に勝つための手段として使われた戦争のいい例が2003年のイラク戦争である。(ここから先は独学で考えたことなのであしからず)

しかしだ。 マルクスは資本主義経済を中間点として見ているとも解釈できると思う。 そう、中間点の先にあるのは「共産主義」である。 多くの日本人(共産党支持者以外)は、共産主義=悪のイメージがあると思う。しかし、それは違うと思う。 特にマルクスの考えた共産主義とは違う。マルクスがどのような共産主義を提唱したかは長くなりすぎるので省くけど、一つだけ言うとすれば、「政府は暴力によって国民を統率しない。」つまり、暴力やはっきり法律として国民の自由を奪うような「目に見える」形で国民の統率はしないと言うこと。「目に見えない形」で統率するのである。

今の共産主義中国やソ連は、それができなかった。 中国、ソ連、ポルポト、金正日にせよ武力行為や法律などの「見える力」で国民を統率してきた。 ここがマルクスの唱える共産主義との違いだと思う。


そこで!!! ここからが重要。 

現在アメリカは世界一資本主義が進んでいる国である。 しかし、アメリカでは民衆は政治への関心を失った人が多い。アメリカの投票率は先進国でもかなり低いほうだ。日本よりも低い場合が多い。
でも、彼らは法律では選挙権が認められている。北朝鮮の国民は選挙権を認められていない。しかし、大まかに言ってしまえば、この二つの国の結果は同じである。 投票しないも、投票できないも。

だんだん見えてきたかな? 北朝鮮は「投票権を与えない」、と目に見える形で国民を操り、アメリカはメディアコントロールなどの「目に見えない」やり方で国民を統率しているのである。

目に見えない形での国民の統率。 どっかで聞いたような? そう、マルクスの共産主義である。
でも、前にも言ったように現在のアメリカは世界でも一番資本主義経済が発展した国だ。なのに、なぜ共産主義のやり方に近いの?と思う人もいると思うけど、マルクスからすれば、アメリカの資本主義が一番進んでいるからこそ、マルクスの共産主義に近いのである。

勘違いしてほしくないのは、アメリカの資本主義が世界一進んでいても、まだまだマルクスの共産主義にはほど遠い。もっと資本主義が進めば、全世界はいずれマルクスの唱える理想の共産主義でまとまるのかもしれない。それが一つの国という形によって行われるのか、はたまた世界最強最大企業によって行われるのかもしれない。いずれにせよ、実権は国ではなく世界経済を操る企業が握るのだ。 

マルクス主義を今回深く勉強して思ったのは、リベラリストやリアリストの国際関係学を考える上での論理が弱すぎる。常に「こうなってほしいとの期待」が入りすぎていると思う。特に、リベラリスト&リアリストは「マルクスの言う経済は人間の他の全ての行動の大元だ」ということを軽視しすぎて、政府の力をも操る経済リーダー達の存在があまり見えてないと思う。 愛国主義だの、自由の国だの、歴史の長い国だの言ってる人が多いけど、国単位で国際関係学を考えるのは浅はかすぎると思った、今日でした。


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