Smile On Face

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産院到着ー出産


              一応、車で測ってみたらやっぱり10分だった。でも、次の10分が来る前に到着。
              たっくんは車の中で爆睡しちゃったから、パパとたっくんを車に残して、
              ママだけ診察へ。
              13時半だったから、外来も終わってて、分娩施設のある入院棟で診察。
              たっくんを産んだLDRで診察された。
              助産士さんに、「ほんとかすかな張りなんですよね。痛いのかさえも分からないくらい」
              と伝えると、取り敢えず内診でみてもらった。

              ら???
              子宮口4センチあいてました・・・・・・・。
              あ?いつのまに?
              検診じゃ何も言われなかったよ?
              しかもNSTつけてたら、ちょい不規則だけど、しっかり張ってました。
              私・・・かなり鈍いのか。。。。
              横から出てくるモニターの記録紙を見ながら、
              (これって陣痛じゃん。私、まさか帰れない?お昼ごはん食べてないのに)
              そんなこと思ってたら、助産士さん登場。

       助産士さん  「○○(苗字)さ~ん、しっかり張ってるじゃない!
               これはもう入院よ。」


        私     「えぇ?!入院ですか?!私、帰るつもりだったんです。
               っていうか、帰らされると思ってました。」

        助     「う~ん、帰ってもいいけど、すぐとんぼ返りになるよ」

        私     「じゃぁ・・います。」

        助     「ご主人や家族のかたに連絡取れます?」

              携帯を見たら、車に残ってたパパからメールがきてた。
              『まだぁ?たっくんはまだ寝てるよぉ』
              そんなパパにLDRから電話。
        パパ    「どうだった?」 

        ママ    「入院になった。産むらしいよ、私」

        パパ    「やっぱり。そうじゃないかと思った。鈍いんだから・・・」

              パパはたっくんを起こし、荷物を持ってLDRに来てもらった。
              たっくん寝ぼけ眼。ごめんね、起こして。

              パジャマに着替え、じーちゃん、ばーちゃんに電話。
              パパは立ち会いするので、たっくんをじーちゃん、ばーちゃんに預けなきゃってことで、
              仕事を早退してくれたじー、ばーちゃんにたっくんを預けにパパ、一旦ママの実家へ帰宅。
              まさか、入院になると思ってなかったもんだから、お腹がグーグー鳴り始めた。
              メールでパパに、コンビニで食料を調達してくるように頼んで、
              モニターつけながらベッドに横になる。

              (あ。。。。。。私、産むのね~。やっと産めるのね♪
               てか、またあの痛いのが来るのね・・・)

              時間は15時過ぎ。
              陣痛はちょっと強くなったけど、こんなの陣痛のうちに入らないなぁ。 
              そうそう、友達にメールしなきゃ!
              って、ごく親しい友人に「入院したから、産んじゃうよ!」ってメール。
              メールをやり取りしてたら、パパがパンやおむすびを買って帰ってきた。 
              ベッドに座り、おむすび2個たいらげた。
              でも、少しずつでも強くなってる陣痛のせいか、食欲はあまりない。
              パパが残りのお菓子とか食べてた。。。

              パパと話ながら時間は過ぎ、16時。
              助産士さん登場。
              内診すると、
              「いい感じに張ってきてるね~。
               このまま出産になりそうだよ。遅くとも20時までには生まれるんじゃないかな。
               破水したらもっと早いんだけどね」

              そして、その内診の刺激がちょっと効いたのか、陣痛が急に強くなった。
              でも、それでもまだ全然余裕で、メールなんてしてた。
              間隔は10分くらいだったかな。
              この内診から、ようやく規則的なちゃんとした陣痛になった。
              パパといろんなこと話しながら、時間はどんどん過ぎていく。

              時間は17時
              今度は婦長さんがやってきた。
              「ちょっと診せてね~」ってまた内診。
              これが痛いの何の!!!!ぐりぐり子宮口を刺激され、思わず声が漏れたよ。
              ここからだった・・・・本当に腰が痛いって思うようになったのは。
              助産士さんが腰をさすってくれる。
              助産士さんがいないときは、パパがさすってくれる。
              間隔は5分ないくらいだったかな。
              そんな中でも、看護師さんと話したり、パパと話したり。。

              時間は18時。
              助産士さんの内診再び。
              「おぉ~、子宮口、もう7センチ開いてるよ!いい感じいい感じ!。
               さっきの婦長さんの刺激が効いたみたい!
               破水したら一気にいけるよ!」
              痛みの間隔を使って、助産士さんと他愛もない会話をしながら、陣痛に耐える。
              間隔は3分くらいできてた。
              結構、痛い。
              たっくんのときは、この時点ではのた打ち回ってたと思う。
              「痛い~痛い~」ってうなりながら・・・・はは・・恥ずかしいね。

              助産士さんの腰のマッサージと、肛門を押さえてくれるのが楽になる。
              パパも助産士さんがいないときは、代わりにやってくれた。

              モニターの張りの指数を見ながら

              「お?今、痛い?痛い?来た?来たよね?」

              これがうるさいのなんの。
              こっちはかなりの痛みになってきてて、耐えるのに必死なのに。
              痛くて言葉返せなかったら、

              「無視なん?」

              だって。あほかーーーーーーー!!!
              言葉が出ないくらい、そのときは痛いんだよ!!
              外野は黙っとけ!! 
              そのあとも、私の「もっと強く押して!」とかいう要求に

              「もっと優しく言ってよ・・」

              だって。あほか!!!
              ここまできたら、そこまで余裕はないんだよ!!

時間は18時40分過ぎ。


        助     「いきみたい感じ、まだない?」

        私     「まだないんですよね・・」

        助     (内診して)「おぉ~、もうほぼ全開大だよ。破水させてあげようね」

        私     「あ、じゃぁ、お願いします」

               バシャ~~~~~(破水の音のつもり)

              うがぁぁっ!!!
              今まで痛みとは打って変わって、すっごいのがきた!!
              いきみたいし、痛いし。
              (やっぱり2度目でも痛いものは痛いんだな~!!!)
              なんて思いながら、ヒーヒー言っちゃう私。

        助     「じゃ、次でいきんでみようか」

        私     「う~~~~~~~ん!!!!」

        助     「そうそう、上手。さすがだね~。
               先生~、お産です!!!」

              (そっか、そういえば先生、まだいなかった。
               あ、やっと来たな・・)

               それから2度ほどいきんだかな。
               一度目のいきみは、頭の上にいたパパの手を握ってた私。
               は!ここじゃ、思うようにいきめない!!
               てことで、レバーに持ち替える。

        助      「もうちょっとだからね~。
                わぁ~、赤ちゃんの頭、大きいよ~。
                頭だけが大きいのかな~、体も大きいかな~」

        助      「次はもういきまなくていいからね!
                短呼吸でいいからね~。」

        私      「はい・・・・(あ~、ってことはもう生まれるんだ)」

               側にいた看護婦さんが呼吸をリードしてくれて、それに沿って呼吸する。

               (あ~、出てきてる出てきてる、赤ちゃん♪)

        助      「もう、あとは肩が抜けるだけだからね~」

               看護婦さんが胸元にバスタオルを敷いてくれた。

               (もう赤ちゃんが来るんだ♪)

               赤ちゃんの鼻から羊水を吸引する音が聞こえた。
               そして、にゅるんっ!

               ふんぎゃ~~~!!!

               生まれた~~~~~~って思ったと同時に、(で・・でかい泣き声だわ)と思った。

               時間は18時53分。

               臍の緒がついたまま、胸元にやってきた赤ちゃん。

        私      「よく来たね、よく来た、よく来た・・・可愛いぃ。
                うわぁ~、たっくんそっくり!」

       パパ      「あ!ボクちゃんだ!」

        私      「ほんと?よかった~!!」

               先生や助産士さん、看護婦さにおめでとうを言われながら、
               お兄ちゃんそっくりな赤ちゃんのことを話す。

               パパはしっかりビデオに撮ってくれてました。
               私がいきんで苦しんでるところも。
               もちろん生まれた瞬間も♪いい記念です。

        先生     「ご主人、私が撮ってあげましょう」

                助産士さんに任せてる先生は、我が家のデジカメで
                生まれたばかりの赤ちゃんと私たち3人を数枚撮影してくれた。

        助      「今から胎盤が出るからね。」

        私      「はい。(そうだ!まだ終わってなかったんだった!)」

               先生と助産士さんがバトンタッチ。
               助産士さんは赤ちゃんのお世話。

        先生     「胎盤、見たことありましたっけ?」

        私      「上の子のとき、メガネ忘れてはっきり見えなかったんですよー」

        先生     「これが胎盤ね~。これで赤ちゃん、大きくなったんだよ」

                コンタクトレンズが入ったままだったから、すごくよく見えた。
                先生が両手で胎盤を広げてくれて・・
                グロテスクだったけど、とてもありがたい存在。
                胎盤さん、ご苦労様でした。ありがとう。

                分娩所要時間は母子手帳には6時間。
                とはいえ、本当に痛くなったのは破水してもらってからなので、
                自分の中では10分もなかったと思う。
                陣痛の波が来ながらも「これなら、まだ産めるわ~」なんて思ってました。

                会陰の縫合開始。
                ちょっと痛い。。ってか、思わず腰が浮いちゃう。
                でもほんのちょっとで終了。    

                パパが両親に「生まれました」の電話報告。
                友達には「生まれました」のメール報告してました。

                しばらくして赤ちゃん、やって来る。
                バスタオルに包まれて、しっかり目を開けてました。
                可愛い~~~~~~~~~!!!!
                「しばらく休んでね」って看護師さんに言われ、
                横になったままパパとママと赤ちゃんの写真撮影大会。
                ビデオで撮るわ、デジカメで撮るわ、携帯で撮るわ。
                ちょっと一息ついてたら、今度はばーちゃんに連れられてたっくんがやってきた。
                赤ちゃんは眼中になかったらしく、パパに飛びついてた。
                ばーちゃんは、ニコニコしながら赤ちゃんを抱っこ。
                「可愛いね~」ってしきりに言ってた。
                そして、今度は妹夫婦がやってきた。
                しばらくガヤガヤとしてたけど、ゆっくり休んでねって言ってパパを残してみんな帰宅。

                それから、看護師さんがやってきた。
                赤ちゃんを一旦、預ける。
                「トイレ行ってみようか?行ける?」と言われる。
                なんとなくお股に違和感があるけど、ヨロヨロとLDR内のトイレへ。
                しかし・・何も出ない。
                てなことで、終了。
                そして、車椅子で入院部屋に戻る。
                パパがそばにいて、いろいろバッグの中のものを出してくれてた。
                そして、21時ごろに遅めの晩ご飯が出てきた。
                しっかり完食。
                パパがお膳をさげてくれて、また明日来るからって帰って行った。

                一人ぼっち。
                すっごい久しぶり。大きなお腹もスッキリしたし、静かだし。
                でも、なんか寂しい。
                ま、すぐ赤ちゃん来るんだろうな~。
                それまでにお化粧落としたり、洗顔したり歯を磨いたりして寝る支度を始めた。
                テレビは見る気になれずに、横になってみた。
                あ、友達にメールしよう。
                「産んじゃいました」メール、一斉送信。
                返事をやり取りしながら、ひと段落。
                赤ちゃん、まだ来ないなぁ。。。。
                子宮の収縮が始まってるから、下腹部に違和感。
                しかもちょっと吐き気もあり。
                ひと寝入りしようかな~ってことで目を閉じるけど、アドレナリン大放出のせいで寝れない!


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