春から小学生のキミへ…。 

キミがtakekiki家の一員になったことに気がついたのは、お父ちゃんとお母ちゃんが結婚してから2ヶ月が経ったばかりのある日の事でした。
お母ちゃんはちょっと前から、なんだか、風邪をひいたようなぐずぐずと調子の悪い日が続いていて、お父ちゃんともしかしたら赤ちゃんが出来たかな?なんてお話をしていたよね。

でも、実は、その日お父ちゃんとお母ちゃんは大喧嘩をして、怒りすぎてお腹が痛くなったお母ちゃんがトイレへ行ってみると、かすかに出血。
慌てて病院へ連れて行ってもらったんだよね。あの時の、お父ちゃんの顔、ばあちゃんやヒロシお兄ちゃんの顔は今でも忘れられないね。
そして、その日、まだ赤ちゃんになるかも知れない、ならないかも知れない、小さな小さな卵のキミがお母ちゃんのお腹の中に来てくれた事がわかったんだよね。

でも、キミはちゃーんと頑張ってお母ちゃんのお腹の中で大きくなってくれたね。
日に日に大きくなっていくキミを、お腹の中を覗く機械で見る度にお母ちゃんはとっても嬉しい気持ちでいっぱいだったよ。

キミがお腹の中で泳ぐのに初めて気がついたのは鈴鹿の8耐を見に行った時だったね。もしかしたら、あの頃からキミはバイクのレースが大好きだったのかもしれないね。

そうそう、キミは医者さんに最初は“オンナノコ”だって言われたんだよね。でも、次に行ったら“オトコノコ”だって言われて、お母ちゃんはちょっと笑っちゃった。
だって、もし、お医者さんが間違えたままだったら、キミはピンクのお洋服を着ていたかもしれないんだよ。
ね?ちょっと笑っちゃうでしょ。アレは、キミのいたずらだったのかなぁ?もしかして、ちょっとだけピンクのお洋服を着てみたかった??

キミがお母ちゃんのお腹にきてくれてから8ヶ月になった時、お母ちゃんはお仕事を辞めて、そして、新しいお家へお引越しをしたよね。ピカピカの新しいお家で、キミが可愛いお顔になるように…って、毎日トイレをピカピカにお掃除したの、覚えてる?


12月の24日の夜、キミは「もう、お外へ出たくなったよ」って、お母ちゃんのお腹を叩いたんだよね。
クリスマスイブだったから、入院する時に看護婦さんは「明日生まれたら、クリスマスプレゼントとお誕生日プレゼントが一つですむね」なんて、言ったんだよね。
ねぇ、本当は、アレ聞こえてたんでしょう?
聞こえたから頑張って2日もお腹の中に居座ったんでしょ?
そんな心配しなくても、ちゃーんとプレゼントは2つあげたのにね。

ずーっと隣で励ましていてくれたお父ちゃんと、キミとお母ちゃんの頑張り。3人の協力で1997年12月26日の11時56分3600グラムのキミはこの世界に出てきたね。お父ちゃんも、お母ちゃんも、そして、助産婦さんも嬉しくて泣いてしまったね。
ねぇ、知ってる?病院にはいなかったけれど、じいちゃんもばあちゃんも、ばばも…そして、キミは覚えていないだろうけれど、じじもキミが生まれてくるのを今か今かと待っていてくれたんだよ。


キミが生まれてきてから1年と2ヶ月はお母ちゃんといっしょにお家で過ごしたね。キミが初めて笑った日。初めて寝返りをうった日。初めて立った日。お母ちゃんのおっぱいが急に出なくなって、おなかがギュルルー…っとなってもミルクを飲もうとはしなかった日も昨日の事のように覚えているよ。


1才と2ヶ月からキミは保育園に行き始めたね。初めて保育園へ行った日…小さな体で力を振り絞って泣き叫ぶキミを先生に預けて、母ちゃんは駐車場から出られなかった。
それでもアヒルのララちゃんとお友達になり、泣きながらでも頑張って保育園へ行ってくれたキミには感謝しているよ。


運動会に生活発表会…赤ちゃんクラスのキミはお母ちゃんの顔をみると、泣き出してしまって何も出来なかったね。でも、そこに立っていてくれるだけでお母ちゃんは感動したんだよ。

年少さんになると泣かずに歌を歌ったりかけっこしたり…キミの成長に驚かされた。お父ちゃんもお母ちゃんも、こっそり涙が止まらなかったよ。
そして、この年の夏にキミはお兄ちゃんになったよね。

年中さんの夏ごろからかな…キミはやっと泣かずに保育園へいけるようになったよね。オトモダチも少しづつ増え、この頃からかな…女の子に間違えられなくなったのは。お兄ちゃんの顔になったんだもんね。

そして年長さんになったキミは小さい子の面倒をよく見るやさしいお兄さんになってくれたね。時々オトモダチとケンカはしてしまうけれど「保育園が楽しいから休みたくない!」そんなキミの言葉に驚き、そして嬉しかったよ。

巣立ち式の朝。一丁前の格好をしてカメラの前で笑うキミはもうすっかり少年の顔だったね。
入場の時のキミのちょっと恥ずかしそうな顔。先生のお話を聞くときの輝いた目。証書をもらった時の誇らしそうな顔。お別れの言葉や歌を歌う時の元気のいい声。そして、お別れが寂しくて泣いてしまったオンナノコを心配そうに見る優しい顔。
そのすべてがお父ちゃんとお母ちゃんの誇りです。


4月から小学校へ行き始めたキミ。
何もかもが新しい事ばかりで、戸惑いながらも「学校へ行くのが楽しい」と、一度も寝坊をすることなく起きてくるキミの姿がちょっと眩しく感じられます。



キミの人生はまだまだこれから。沢山の楽しい事、嬉しい事がキミを待っている事でしょう。
そんな時は思い切り楽しみなさい。お父ちゃんもお母ちゃんもそんなキミの笑顔を楽しみにしているよ。


人生は楽しい事ばかりじゃない。これからのキミを沢山のつらい事悲しい事が待ち受けていることでしょう。
そんな時は思いきり悩み、落ち込み、そして乗り越えて下さい。

お父ちゃんもお母ちゃんもキミのそばにいるよ。
キミは皆から望まれて生まれてきた子供なんだから、それだけは忘れないで、自信を持って歩いてゆきなさい。

これからも、キミが大好きだよ。


© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: