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一進一退のコロナ禍。今年も前半は希望の持てる展開でしたが、オリンピック前後でデルタ株の蔓延となり、オリンピックはやってもコンサートは7月以降2ヶ月全滅、という理不尽な状況におかれることになりました。 私の方も相変わらずコロナ耐性の高い「少人数」+「器楽」+「十分なディスタンスが必要」+集客ほとんどなし(これは残念ですが(笑))なびわバス団の活動のおかげでステージ勘を鈍らさないよう維持することが出来ました。 デルタ株が落ち着いた10月からはどこも編成を絞って団員中心の演奏会でなんとか開催を模索する中、諸事情で自オケを休団していた私は、最終的に一旦卒業(中退?)となり、これだけオケの演奏会のお声がけ少ない年はいつ以来、という感じになりました。そんな中、コントラバスアンサンブルは、少人数、十分なディスタンス、少ない観客(汗)と、withコロナにベストマッチ(笑)の演奏形態として、いつものような活動を行うことが出来ました。 結局年末年始にちょっと立て込んだ(オミクロン前の駆け込み?)せいで、まとめが遅くなってしまいました。この期に及んで(2月上旬)でのアップですみません。初めての曲、団体、指揮者には「*」マークを付けています。■1月・コントラバス・アンサンブル東海親睦演奏会(*Poradowski/Trio 他) 桑名市民会館小ホール コントラバスアンサンブル東海支部親睦演奏会に、昨年に引き続きびわバス団で3回目のエントリー。元々3名での催行(ニューフェースIさん登場!)だった中、北陸地方の大雪による交通障害で親方Yさんが参加できなくなるアクシデント発生。幸い断念の判断が数日前と速かったことから、急遽嫁に助けてもらい、Yさんの穴を埋めてもらって演奏にこぎ着けられました。この一年の波乱を思わせるようなテンション上がる弾き初めとなりました。■2月・びわこフィルハーモニー(「フィンガルの洞窟」序曲、ウェーバーの主題による交響的変容、ブラ2) 栗東芸術文化会館さきら 指揮:川上 肇 コロナの状況の間隙を縫うことが出来で、ようやく幻想交響曲以来の演奏会にこぎ着けることが出来ました。フィンガル、久しぶりに見たけどやっぱり音符多過ぎ。譜面がどんどん新版(校訂譜)になっていってるのを実感しました。メンデルスゾーンはだいぶ進んできましたね。びわこフィルさんも、昔私が在籍していた頃にはとてもじゃないが出来そうになかった曲(ウェーバー・メタモルフォーゼン)にチャレンジ、やり通せるようになってます。新しく入ってきたメンバーで、運営も含めて大きく進歩していってほしいものです。■3月・コントラバスアンサンブル関西親睦演奏会(*プロ野球応援歌メドレー 他) 大津市民会館小ホール こちらも感染予防は気にしながら、でしたが少しは安心感も出た中無事親睦演奏会の2回目が開催できました。今年も西出先生のご遺族のご臨席をいただいて、恐縮の中でした。時期的にどうしても雨がちとなり、今年も雨というコントラバス弾きにとっては移動が憂鬱な天候でしたが、東京や名古屋からもメンバーが集ってくれて、賑やかに開催できました。何とかこれで裏を返せたので、このまま西出先生を記念する行事として定着できるよう、頑張っていくしかありません。ちなみに有志はすこしだけ打ち上げできたみたいです。この時期ならではでの滑り込み。■5月・奈良学園中高室内楽部(「ジュピター」*第1楽章) ISTAはばたきホール 指揮:上田 風友 なかなか学校のコロナへの警戒は厳しくて、第10回の記念すべき公演を昨年流してしまった奈良学園さん。けど、今年も流すと演奏会のノウハウ自体が途切れてしまう、という強い危機感と存続への情熱でもって、今年はついに演奏会にこぎ着けられました。編成は絞った選曲(前回はチャイ5の1,4楽章だった)でしたが、モーツァルトの難曲。もともとスクールオケ用にアレンジされ提示部+コーダのみになっている譜面を使っていたのですが、生徒さん達の上達が早く、結局展開部も含めた全曲を演奏しきることが出来ました。生徒さん達の上達の速さに驚くと共に、この貴重な期間を奪うウィルスがほんとに憎たらしいです。久しぶりに弦分奏を指導する(ピンチヒッター)、という大役も仰せつかり、印象深い演奏会となりました。ちなみにこの1楽章の演奏で、2020年末の草津チェンバーさんと合わせて「ジュピター」1,3,4楽章制覇となりました。どこかで2楽章だけやらないですかね。(多分、ない)*西宮きらきら母交響楽団(「フィガロの結婚」序曲、*浄夜、運命 他) 兵庫県立芸術文化センター 指揮:*田村 ゆう子 バレエ:張 緑睿/芦田 京子 こちらも蔓防内ですが指揮者の強い熱意で演奏直前までこぎ着けたのですが、デルタ株の流行が始まり、5月の演奏会は無念の延期。バレエダンサーの都合が合わないことから一部の曲は無観客で演奏会の日に録画することとなりました。私は延期された方の日程が平日、かつ蔓防で西宮への移動は憚られたことから、無念の延期公演キャンセルとなりました。(ちなみに延期した本番は無事開催された、とのこと) そんなこんなで色々激動だったこの演奏会ですが、初めてのオケピット演奏経験、久しぶりの芦響T治さんとの共演、「浄夜」の演奏(残念ながら前半のみ)など、色々と貴重な体験をさせてもらいました。■6月・京都フィロムジカ管弦楽団(*グラズノフ祝典序曲、ハイドン「軍隊」、*チャイ2「小ロシア」) 八幡市文化センター 指揮:*葛城 郁也 こちらもデルタ株の流行前の間隙を縫って、何とか演奏会を実現出来ました。その間、練習場の確保が大変で、特にもともと大きな会場の提携施設を持たない団体は、蔓防・緊急事態宣言の制限に合わせて練習可能な場所を探す羽目になってしまいます。運営の皆さんのご苦労は、大変なものだったと思います。普段「攻めた」(マイナーな)曲目での演奏会を信条とするフィロムジカさんにしては、比較的穏健(それでもハイドン、チャイ2と微妙にマイナー路線)な選曲。私にとっては延期前に勇んで購入したスコア(グラズノフ、チャイ2)が役に立ったので、本当によかったです。■7月・コントラバスアンサンブルびわバス団(枯葉、*琵琶湖哀歌 他) 守山市駅前総合案内所 ホームグラウンド滋賀県は、京阪神に比べると流行が遅く、人数も増えないのである意味安心してライブを開くことができました。これで11回目。とりあえず10年の節目を越えられたので新機軸を、と思っていましたが、このご時世でもあり何とか継続優先での選曲となりました。それでも前回お客様のアンケートでご紹介をいただいた「琵琶湖哀歌」を発掘、アレンジした上で蘇演出来たのは喜ばしいイベントでした。*京都教育大学管弦楽団OBオーケストラ(亡き王女のためのパヴァーヌ、第二組曲、*シューベルト交響曲3番) 京都市呉竹文化センター 指揮:*山本 一宏 フィロムジカさんで知り合ったMさんからのご紹介を受け、初めてのオーケストラに参戦。コントラバス不在とのことで、Mさんと二人でのステージ。吹奏楽経験者にはお馴染みのホルスト第二組曲をオーケストラアレンジしたものとか、シューベルトの3番など、珍しい曲を演奏させてもらえて、貴重な体験でした。練習回数も少なく打ち上げもないので、オケの方と親しくなる間もないまま終演を迎えてしまったので、次のお声をいただけるのかどうか・・次回当日は色んなオケの演奏予定日がぶつかっていそうなので、書面(メールもしくはメッセージなど)か楽譜の送付の先着順で考えるしかなさそうです。。って言っておいてどこからもお声かからないかも知れませんが。■11月*オーケストラ・モデルネ・京都(未完成、*タイタン) 京都コンサートホール 指揮:*篠﨑 靖男 デルタ株の流行が収まってからの立ち上げが最も早かった団体のひとつが、こちらのオーケストラ。指示入りの楽譜を事前配布して置いて、練習と本番を3セットの土日(6回)でやり切る、という企画オケのようなスタイルを取るオケでの第2回目の公演に参加させてもらいました。コロナでお声がけいただいた時点では他がほぼ全滅状態だったことと、ようやく巡ってきた「タイタン」演奏(もちろんtutti側)の魅力に負けてエントリーしてしまいました。タイタンでは練習代弾きのソロをさせてもらったり、ネット広報担当させてもらって種々SNSのアカウントを立ち上げたり、と私にとっては秋で一番盛り上がったイベントとなりました。■12月・奈良女子大学管弦楽団(「魔笛」序曲、未完成、ライン) 奈良県文化会館 指揮:木下 麻由加 普段は7月の教育大OBオケさんの所に書いたように恨みっこ無し「トラ話先着順」で出演させていただいている(お金を払ってのエントリー案件は別)のですが、この件だけはコロナ前からのスライド案件(もちろんコロナ前のお話しはいただいていた)が、予定の案件とぶつかる、という難しい選択となり、結局は古くからの依頼(コロナ前)の方を優先させていただきました(決して女子大生の誘惑に負けたわけでは・・)。お断りしてしまったオケには本当に申し訳なかったです。学生時代から(トラで)お世話になっていたオケへのご恩返し、ということで年末いっぱいまで全力対応させてもらいました。母校のオケの定期演奏会再開と相前後し、どちらも無観客ネット中継のみのはずの中、関係者入場や奏者出演でそれぞれの記念すべき公演で現場の空気を吸うことが出来たのは、とても幸せでした。-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 今年も音楽活動は演奏以外も中々難しかったですが、それでも今年は毎年楽しみにしている母校オケの演奏会が、ようやく12月に復活。(元々は無観客、オンライン配信を前提にしていたもの。)その他というと、東京のプロオケで弾いてらっしゃる高山先生の基礎講座に、久しぶり(それこそ30年ぶりくらい)のご挨拶と奈良女の学生さん達の参加のために参加させてもらったのが大きなイベントでした。 そんな中で、コントラバスの手薄な団体、逆に編成を絞るためにコントラバスが溢れる団体、とそれぞれメンバー状態に変化が起こったようで、私も今年は初めてのオケに3つも出させてもらいました(西宮きら母、京都教育大OBオケ、モデルネ)。 逆に大きな編成のオケからはお声がかからなくなったりで、加齢と共にお声がけも減ってくるでしょうから、お誘いいただいたステージ一つ一つを大切に演奏していくと同時に、腕が落ちても受け入れてくれそうなオケへの就職活動を考えないとな・・と思った一年でした。 2022年も相変わらず色々迷いながらステージを踏んでいくことになるかと思いますが、お声がけお待ちしております。どうぞよろしくお願いいたします。
2021.12.31
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昨年コロナ禍の中でスタートしたオーケストラに、ご縁があり初参加してきました。指揮者、篠﨑靖男氏が関西で演奏を重ねた京大オケ、西宮交響楽団、立命館中高吹奏楽部のメンバー、元メンバーを中心に昨年結成された若いオーケストラです。コロナ第5波もピークを越えて、一気に大編成の曲にチャレンジとなりました。短期間でこの大編成のオケ、曲がまとまったのは指揮者の熱量、技量と演奏ができる喜びをこの演奏会にぶつけたオーケストラメンバーの想いによるものと思います。私にとっては初めてのタイタン演奏、ということも含め感動的な演奏会でした。《オーケストラ・モデルネ・京都 第2回演奏会》●公演日2021年11月14日(日) 午後2時開演 京都コンサートホール 大ホール●指揮篠﨑 靖男●曲目・リヒャルト・シュトラウス 13管楽器のためのセレナード 変ホ長調 作品7・F.シューベルト 交響曲第7(8)番 ロ短調 D 759 「未完成」・G.マーラー 交響曲第1番 ニ長調 「巨人」●料金入場料¥1,500(全席自由)チケットについては、団員もしくは下記お問い合わせ先へご照会ください。●お問い合わせオーケストラ・モデルネ・京都 事務局 090-1245-1338(黒田)演奏曲目別の私の演奏位置と使用弓、演奏回数は以下のとおりです。・R.シュトラウス:13管楽器のためのセレナード (降り番)・シューベルト:「未完成」(10回目)・マーラー:交響曲第1番 「巨人」(1880年改訂版)(初)いずれも 5Pult中 1Pult in 独弓(「巨人」の2楽章一部仏弓)、4弦 Extenderは「未完成」1楽章と「巨人」1楽章で使用。(アンコール)・なし 演奏会場は京都コンサートホール大ホール。京都市民管弦楽団さんのお手伝いを中心に、最近は京大オケや紫苑交響楽団さんの演奏会を拝聴に訪れることが多くなっていました。久しぶりの京コンステージです。(演奏では、2019年5月以来約2年半ぶり11回目) コロナ・デルタ株による第5波の演奏会への影響は大きく、滋賀県も含め関西の演奏会は8,9月はほとんどストップしてしまいました。緊急事態宣言が解けても練習期間が必要なアマチュアオーケストラでは、すぐに演奏会というわけにはいきません。 そんな中、このオーケストラは練習自体が5回(土日2回の練習×2+前日、本番)というプロ並み(?)の少ないリハーサル回数を、スケジュール調整して出られる人が集まるプロジェクト型のメンバー構成で対応し、素早くマーラーの大曲で立ち上がることが出来ました。発起人でもある指揮者の篠﨑先生とそれに応えた運営、そして第1回を経験したメンバーをコアにしてさらに増強されたメンバーによって実現されたものです。 感染者数も減り、ようやく京コンでも座席半減などの制限無しでお客様をお迎えできるようになりました。団員手渡し以外に、当日券の発行も可能となり、チケットへの連絡先記入(クラスター発生時のトレース用)以外はほとんど旧に復してきた感じですが、いかんせん、緊急事態宣言解除から演奏会までの期間が短く、また演奏会の開催側で運営も手一杯で動員まで手が回っていない状態でした。 私もSNSでの案内告知と販促のための立ち上げや投稿をお手伝いさせていただき、当日は461名のお客様にお越しいただけました。京コンで500名弱となると少し寂しい感じもしますが、中央2階席や両翼3階席、ポディウム席は閉じていたので、平土間と両翼2階席はちょうど良いくらいのお客様の入りでした。チケットは団員経由のみ、また事前の告知活動が少ない中で皆さん頑張っての立派な結果だと思います。 今回のオケはマーラー(「巨人」の一般的な(今回の演奏も)版は, 4管編成)と言うこともありますが、久しぶりの巨大編成。コロナ以前でもなかなかお目にかかれない、18型(上から18-18-14-12-10人)。総勢110名と聞いています。コントラバスも10人です。 しかも「未完成」も弦楽器そのままの編成で演奏することから、管楽器はこれまた最近では珍しい倍管体制。カラヤンのビデオなどで(YouTubeにも)見られる1900年代中盤頃の後期ロマン派系スタイルですが平成では急激に衰退し、さらにコロナで一時はステージ上の人数も大きく絞られたことから、このような巨大編成での古典演奏はかなり新鮮です。 弦楽器の並びは、ビオラが外の欧州近代スタイル(舞台下手から1st-2nd-Vc-Va,CbはVcの後)でした。金管・打楽器はTimp二人が中央奥、Timpの斜め前にTp/Trb/Tubaが上手側に2列, Hnが下手側に2列で並ぶ配置。ティンパニ以外の打楽器は2ndティンパニが中央(1stティンパニ)から下手側に配置されたので、他のパーカッションは上手側に並びました。ハープは下手、ホルン横最上段。 京都コンサートホールのすり鉢型可動雛壇により、かなり高低差をつけた形での配置となります。 18型という巨大な弦楽器サイズに合わせ、コントラバスも10名。久々の大軍です。並びとしては、4-4-2(人)の3列。当初は譜面台は二人一本の標準的な想定でしたが、コロナ下ということもあり、一人一本に落ち着きました。5弦が5人、エクステ1人(私)という低音拡張状況なので、未完成も巨人もコントラ音域もそれなりに音圧が出ていました。このうち1台は、つい数週間前に購入されたというライオンヘッドの5弦でした。 マーラーお得意の複雑な分割も、3分割を上から4-3-3人(これはマエストロ指示)、2分割は4弦と5弦(この時は人数のバランス上私は上。これでコントラ領域の音数が減るので、HipShotのレバー操作はぐっと楽になりました)。さらにHälfte(半分)と書かれたところは前列4名で対応。マーラーの表記はdiv.だったりHälfteだったりで揺れていて、切り替わり時の人数に断層が出ないよう首席が知恵を絞ってくれて、4弦を前列4人+中列1人に配置することになりました。 全員に拡張音域が指定されているところは実は「巨人」は意外と少なくて(一ヶ所のみ。他は分割演奏指定がある)、ほとんどが未完成の1楽章に集中しています。私は1楽章を下げっぱなしでの対応です。これはこのところ数年で確立しているので、あまり違和感はありませんでした。 メンバーは衣笠交響楽団(立命館大学のOBオケ)関連の方が7名と最大構成。あと第1回からの連続の方1名と、今回トップの現役生含め京大オケ出身者が2名。 なんて書くとアウェー感が出るのですが、立命館大学オケの皆さんは現役時代同じ西出門下生として仲が良くて、一緒にハイキングや楽器を持たない合宿行ったりしてました。今回もその頃の方や、先生の還暦祝い宴会でご一緒した方、先生の葬儀でお目にかかった方など、半分くらいの方がどこかでお世話になった方々でした。結局西出先生の直弟子が7名、孫弟子(若手女子2名)が2名と、京都らしい(?)西出一門のパートの音がしたのではないかと思います。 当然ながら(?)トップの若者は、私以外のメンバーは全く面識なく(私は先輩会とかで、すでに何度かやりとりがあったのです)、私がパート内最年長で顔見知りも多かったことから、トップとメンバーのつなぎ役として諸連絡取らせてもらいました。 それもあってか本番もトップサイドに据えてもらい、首席によるソロの緊張感を隣でしっかり味合わせてもらいました。(ついでにトップ不在時の練習で代奏もさせてもらった・・感謝!) 指揮は篠﨑靖男先生。私は初めてご指導頂く先生です。とはいえ、京都出身で京大オケにも何度か登場されていて、100年史には寄稿もしてくださっており、私も100年史編纂の過程でゲラ刷りからその文書を読ませてもらって感銘を受けていたので、直接指揮していただけるのを楽しみにしていました。ネット方面も積極的で、広報のSNS等でも多大なご協力をいただき(成り行き上私がSNSの広報立ち上げを行ったので)感激でした。 オーケストラとしては、篠﨑先生が関西でタクトを取られたオケ(京大オケ、西宮交響楽団)およびご出身の立命館中高吹奏楽部の団員、出身者を中心に結成され、今回は第1回演奏会に参加したメンバーに加えて、さらに立命響OBオケ(衣笠響他)や関西グスタフ・マーラー交響楽団メンバーにも声がかかった感じです。いずれにしてもマーラーの曲はじめ演奏経験値や技量の高い優秀なメンバーを一本釣りで集めた感じです。運営的にはまだプロジェクトオケ的な対応なので、次回以降選曲(編成)含めどうなるか全くわかりませんが、今回のメンバーがある程度母体になっていくような気がします。・「未完成」第九、悲愴、ブラ1,ブラ2に並んで、この曲も二桁演奏回数に突入しました。それでも冒頭のH音はいつまでたっても痺れます。使用する楽譜は近年徐々に新版(Bärenreiter)に移ってきていますが、今回はスコアは新版、パート譜は旧版の上にスコアの新版固有部分を転記する形での対応。新版だと譜づらで気持ちが新版になるのですが、このやり方だと微妙に旧版のロマンティック解釈が脳裏をよぎります。 さらに今回特筆すべきはその編成。何と18型(Vnが18人ずつ)という、マーラーと同じ弦楽器メンバーでの演奏。そうなると管楽器(特に木管)の音量もさすがに負けそうになることから、木管楽器は「倍管」(大きな音が必要なところで、同じパートを二人で吹く)が採用されました。昭和最末期の学生時代でもあったかどうか、というレトロな選択(1950-70年代にはこちらが普通でした)。 今は新版楽譜、ピリオド演奏全盛でシューベルトはかなり小さな編成(6-10型くらいか)でやることも多いですが、アマチュアでピリオド奏法やピリオド楽器を使うことはかなり難しいし、クラシック音楽、特にアマオケの主要な聴衆が高齢の方が多いことを考えれば、倍管・大編成のシューベルトがリバイバルするのも、最近の新しい取り組みなのかも知れません。 倍管大編成と言っても高弦メンバーがとても優秀なので、音程の濁りなどは却って他のオケで弾くより少ないくらい。コントラバスの拡張音域も十分に鳴り、京コンの響きも相まって、かなり満足いく未完成になったように思います。が、やはりこの手の古典曲は基礎力や音楽の無言のお約束の知識が必要で、アマチュアにはかなり手強いことを痛感しました。 今回はシューベルトの自叙伝的断片「僕の夢」という、自身が「未完成」作曲年代に近い時期に書いたエッセイが演奏前に邦訳で朗読され、そのまま1楽章冒頭に入る構成となりました。幼児体験をふり返ったもので、「未完成」で聴き取れる愛と苦しみの交錯のような部分が文章になっているような気がする内容でした。全文はこちらに掲載されています。 個人的には、全体と言うよりも「亡くなった母が『あの頃は良かったわね』と・・」という何気ないくだりがツボに入ってちょっと泣けそうでした。1800年代の母もそういうことを言ってたんだな、そして自分もそういう言葉を言う年代になってきて、ちょっと胸に迫りました。・「巨人」 なんと、これが初めての演奏。周りの方からも信じられない・・とのコメントをいただくのですが、本当です(お遊びとかの一発演奏は除きます)。 高校時代はこの曲からマーラーに入ったこともあり、かなり気に入ってました。スコアもその頃買い、ドイツ語に注釈を振りながら読んだので結構ボロボロになってます。その後オーケストラの世界に飛び込んで学生時代にパート譜も手に入れて、いつか出来るんじゃないか、と思っているうちに40年近くが過ぎてしまいました。今回のチャンスでようやく楽譜もスコアも日の目を見ることになりました。 指定の楽譜は第3稿(一番演奏頻度の高い)慣用譜に指揮者の注釈・変更が入った物ということで、それなら手元の学生時代から持っている譜面(Kalmus)でよかろう。。と思ってボウイングを転記し始めたらとんでもない。 慣用譜としてネットからダウンロードできる譜面はどうやら1906年のUniversal社出版ベースのもののようです。手持ちのKalmus譜はもっと古い1899年のWeinberger社が出版したものをリプリントしたようで、1楽章、2楽章の繰り返し記号他、音符の変更、強弱発想記号の変更があちこちにあり、はっきり言って修正するよりダウンロードした方がよっぽど楽、と思えるものでした。 結局学生時代の思い出清算とでも言うべく意地になって修正でやっちゃいましたが、お世辞にも人と共有出来るような状態のものにはなりませんでした(1899/1906の違いを確認するには有用かも知れません)。近年は第2稿のヴァイマール稿やハンブルグ稿、第3稿の新旧マーラー協会版(これは例の3楽章冒頭コントラバスがソロでなくTuttiになって話題になっているもの)など、ベートーヴェン以上に混乱した楽譜事情が続いていることを、身をもって体験してしまいました。確か関西グスタフ・マーラー交響楽団が私が参加させてもらう以前にこの曲を演奏した時は、マーラー協会の新版を使っていたようです。(いつも最新版の譜面を使用すると言うポリシーだったようです。) 楽譜を準備しつつも、練習5回(前日ゲネ含む)で出来るんだろうか・・と思って練習に参加してみたら、弦楽器の前の方がむちゃくちゃ優秀で、初日からマーラーも通るどころか、落っこち度合いは管楽器より少なかったかも。。というくらい。コントラバスパートもこの曲を何度も弾いたことあるとか、トップを弾いたことあるとか言うベテランが並んでいて、頼りになることこの上なし。私のように初演奏の人間がトップサイドに座っていても、後ろから正しい音が飛んでくるので安心です。 「巨人」はマーラー最初の交響曲で、2番以降とは譜面もだいぶ趣が違う(Cbだけで言えば、かなり単純な)のですが、それでも細かいパート内分割、奏者数指定による音量変化、全員5弦領域指定、バンダ(これはコントラバス無関係)などは少ないながらもしっかりとあって、お約束?のBogen geschlagen (弓を叩きつけて弾く・・コル・レーニョに近い)も2楽章に少しだけあり、そのため手持ちで安い方のフレンチ弓に持ち替えたらその後延々と続く8分音符(しかもE線のスピッカート)をフレンチ弓で弾かざるを得なくなり、プルトと分割が確定した最終セッション(前日練習)で泡を食らうことになりました。ま・・・いい基礎練習になりました。 演奏自体は優秀な弦楽器群のパワーと無限の体力かと思わせる1st Trp(京大オケOB)、マラオケ軍団の高いマーラー経験値(いずれも私を除く)が相まって、安定しつつ熱く燃えた良い演奏になったと思います。私も高校時代以来の憧れの曲が弾けて、さらに3楽章のソロ(本番は隣の京大オケ現役トップが無事乗り切りました)も代弾きさせてもらい、念願がまた一つ叶いました。このオケと、声を掛けてくださったマラオケObのYさんに感謝です。 アンコールはありませんでした。第1回でも無かったようで、コロナ下の練習時間確保が厳しい中、しかも元々練習回数を相当絞ったオケですから、やむなし、というところでしょうか。この編成とウデなら、たいがいの物が出来そうなんですけどねぇ・・残念。 ご時世を反映してお客様とのコンタクト(プレゼント受付、楽屋出待ち)も禁止なので、終演後お客様が捌けたあとで、楽屋出口のスペースに集まっての簡単なミーティングのみでした。コロナも落ち着いてきているので、そろそろせめてパート宴会くらいはしたいところではありますが・・ 次回演奏会については、全く未定のようです。まずは篠﨑先生と運営メンバーがどう決めていくかですね。告知用のメディアなどは引き継がれると思いますので、声がかかるかどうかはともかく、そこからの情報があることを楽しみにしています。次回以降コロナも落ち着いているようだと各メンバーの所属オケも定常運転になっていることが予想され、プロジェクトオケとしてのメンバー集めは、ちょっと難しくなってくるのかもしれません。過去の演奏経歴です。通算365ステージ目。■シューベルト:「未完成」(学生時代演奏旅行での公演を除く)・1991/12/23 桜美林オーケストラ/セルジョ ソッシ・1992/03/21 ニューシティー・オーケストラ/上野 正博・1994/12/17 エルムの鐘交響楽団/川越 守・1996/11/10 駿河フィルハーモニー交響楽団/関谷 弘志・1998/11/08 東京グリーン交響楽団/川本 貢司 ・2009/4/26 びわこフィルハーモニーオーケストラ/有馬 純昭・2015/11/29 京都市民管弦楽団/長田 雅人・2017/11/23 大阪工業大学管弦楽団/国沢 晴香・2020/1/19 京都プレザントオーケストラ/仙崎 和男■マーラー:交響曲第1番「巨人」・(初)オーケストラ・モデルネ・京都での演奏履歴です。・(初)
2021.11.14
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コロナで大変なことになった一年。ボツになった演奏会は数えないことにします。どこも編成を絞って団員中心の演奏会でなんとか開催を模索する中、諸事情で自オケを休団していた私は、最終的に一旦卒業(中退?)となり、これだけオケの演奏会のお声がけ少ない年はいつ以来、という感じになりました。そんな中、コントラバスアンサンブルは、少人数、十分なディスタンス、少ない観客(汗)と、withコロナにベストマッチ(笑)の演奏形態として、いつものような活動を行うことが出来ました。 リモート演奏も含め、びわバス団がなかったら‥と思うとゾッとします。逆にリモート演奏のおかげで、自分の演奏に向き合うこともでき、有意義な一年だったかも知れません。オーケストラ演奏は少なくなりましたが、念願の曲(白鳥湖、ジュピター)が演奏出来たり、初めてや久しぶりの舞台が踏めて、貴重な体験を積むことができました。■1月・コントラバスアンサンブルびわバス団(服部元:日本民謡の主題による組曲 他) 桑名市民会館小ホール コントラバスアンサンブル東海支部親睦演奏会に、昨年に引き続きびわバス団で3回目のエントリー。こちらのメンバーも若干入れ替わり、各メンバーとも大きな刺激をいただいてきました。演奏は前年の反省も踏まえ、さらに技術的に余裕を持てる得意ネタ「日本民謡組曲」をチョイス。この曲の伝道師を自認する私としては、この曲を世に問えたことと、若手の1st演奏により曲を次代に伝えられたことが嬉しかったです。・京都プレザントオーケストラ (「魔笛」序曲、未完成、フランク交響曲) 京都こども文化会館大ホール 指揮:仙崎 和男 とうとう閉館してしまったこども文化(エンジェルホール)に、閉館前に立てたことは感慨無量です。学生時代からリハーサルや府立大・府医大・工繊大オケなどでお世話になった懐かしのホール。最後はまさかの「エキストラ首席」でお別れすることができました。びわこフィル以外で嫁と共演するのも久しぶりでした。■2月・墨染交響楽団(「フィガロの結婚」序曲、「パリ」交響曲、べー7) 京都市呉竹文化センター 指揮:大島 正嗣 コロナの状況が少しずつ厳しくなってきた中、小編成の曲目で準備していたことが幸いし(トロンボーンメンバーの英断は凄い・・他のオケではなかなか真似出来ない)、なんとか演奏出来ました。ベー7は4楽章でHipShot下げっぱなし(=G-D-A-C調弦)での演奏でトライし、C線の威力を楽しめました・・が、かなりしんどかったです。・アンサンブル・モーツァルティアーナ(「白鳥の湖」全曲) いずみホール 指揮:寺嶋 陸也 バレエ:張 緑睿/芦田 京子 学生時代以来のアンサンブル・モーツァルティアーナ、初めてのいずみホールステージ、そして念願の「白鳥の湖」全曲。コロナでの自粛前に素晴らしい機会を与えてもらいました。T木兄には感謝してもしきれません。モーツァルティアーナさんは仕上げまでの合奏練習回数が比較的少ない(それでもできてしまうメンバーが勢揃いな)のですが、白鳥湖は個人的にもっと練習したかったなぁ‥ほんとに夢舞台でした。録音欲しい。■3月・コントラバスアンサンブルびわバス団(六甲おろし 他) 大津市民会館小ホール いよいよ日本でもコロナ蔓延が本格化してきて、オーケストラの演奏会キャンセルが目立つようになってきました。そんな中、「これだけは」として立ち上げにがんばってきた「コントラバスアンサンブル関西支部親睦演奏会」をついに開催することが出来ました。コントラバスの恩師、西出先生の一周忌の行事としてご遺族の奥様、お嬢様のご臨席もいただいての開催となり、感無量の一日となりました。来年も予断を許さない状況ですが、なんとか開催出来るようにがんばります。■4月~6月・コントラバスアンサンブルびわバス団他(フォーレ:ラシーヌ讃歌 他) とうとう緊急事態宣言となり、外出すら憚られるような事態に。そんな中手持ちの機器を使ってびわバス団メンバーや、東海・東京のアンサンブル親睦会メンバーとのコラボ、一人多重録画、さらにはコバケンとその仲間たちオケやオペラパークでご一緒した声楽の千尋さんなどともコラボができ、意外と楽しく・そして編集で忙しく過ごせてしまいました。自分のしょぼすぎる音程と正面に向かい合うこととなり、合奏主体の練習より遙かに密度が濃かったかも知れません。■7月・コントラバスアンサンブルびわバス団(また君に恋してる 他) 守山市駅前総合案内所 緊急事態宣言は解け、色々な音楽団体が演奏活動再開を模索する中、びわバス団はwithコロナでも耐性が強く(笑)、少人数演奏、少人数聴衆、ディスタンス演奏という安全さ?で、無事10回目の節目となるライブを古巣、守山市駅前総合案内所で開催することができました。参加下さった(聴く方、演奏する方、スタッフ)の皆様には感謝しかありません。この節目でもって、今後のライブ運営はバトンタッチに向けて準備していこうかと思います。■11月・コントラバスアンサンブルびわバス団(Ave Verum Corpus 他) 日照山 永福寺本堂 7月以降第2波の中開催を根気よく待って下さった永福寺さん、念願叶ってようやく11月、第3波が襲う直前のジャストタイミングで演奏することができました。セットリストはほぼ守山ライブと同じでしたが、メンバーが少ない分フル回転。追加のパートも埋めたので、なかなかタイトなステージでした。しかし、ライブはよいです。やはり生の演奏は何にも代えがたい。■12月・草津チェンバーオーケストラ(モーツァルト交響曲39番、「ジュピター」から3,4楽章 他) 草津クレアホール 指揮:宅間 司 今年はオーケストラはないまま終わりかな、と思っていたら、思いもがけず11年ぶりの草津チェンバーさんからお声がけいただき、久しぶりの地元クレアホールで念願の「ジュピター」を部分的ながら弾かせてもらいました。それ以外のファミリーコンサートでも、「水上の音楽」や「軍隊行進曲」(オーケストラバージョン)など、初めましての名曲を色々演奏させてもらい、色々な意味でありがたいステージをいただきました。-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 音楽活動はこのコロナ下、演奏以外も中々難しく、1月の母校オケを聴いた後は、戦時中ですら定期演奏会を続けた母校も、ついに定期演奏会休止に。OB会もありませんでした。なので、あとは東京のコントラバスアンサンブル親睦演奏会(12/19)で、昔(アンサンブル「地ひびき」の頃)編曲したコントラバスアンサンブル曲(きよしこの夜)をとりあげてくれたくらいかなぁ。。ありがたかったです。 今年は小編成ステージにせざるを得ない事情もあり、モーツァルト、そして生誕250年のベートーヴェンが世の中的にも多かったようです。そんな中、私もモーツァルトと色々お付き合いでき、楽しく、勉強になりました。厳しい状況下、色々とお誘いのお声がけをいただき、皆様には本当に感謝です。 来年もまだ暫くはこんな状態が続きそうです。エキストラの話はなかなかいただけそうにありませんが、いただける機会をできるだけベストのパフォーマンスが出せるようにがんばりたいと思います。来年も、どうぞよろしくお願いいたします。
2020.12.31
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なんと32年ぶりの出演となります、モーツァルティアーナさん。以前(学生時代)モーツァルト以外のメイン曲でお世話になりましたが、今回もモーツァルト以外。しかし念願の「白鳥の湖」全曲の演奏をさせていただけることになりました。ソリストだけではありますが踊りも入る中での演奏ができ、感無量です。練習場は昔のまま(のはず)ですが、記憶がなく、学生時代いかにビビりながら練習に参加したか、だけを思い出しました。《アンサンブル・モーツアルティアーナ 第83回定期演奏会》●日時2月23日(日) 天皇誕生日15時00分開演●場所いずみホール●出演者 寺嶋陸也(指揮) 張 緑睿、芦田京子(バレエ) アンサンブル・モーツアルティアーナ●演奏曲目 チャイコフスキー:白鳥の湖 全曲(演奏会形式)●料金 ¥3,000(当日指定)●お問合わせ モーツアルト・サロン 06-6364-5836 演奏曲目別の私の演奏位置と使用弓、演奏回数は以下のとおりです。・チャイコフスキー:バレエ「白鳥の湖」全曲 (Kalmus譜面。全曲は初) 1.5Pult中2Pult 1人弾き 独弓、4弦(extendor未使用) いずみホールは、大阪城公園近くのクラシックコンサート専用ホール。オルガンも付いた本格的なシューボックスタイプのステージで、客席数821席という中ホールサイズです。ザ・シンフォニーホールの小型みたいな感じでしょうか。学生時代にはなかったホールなので、これまで聴きに訪れたことが数回あるだけでした。その最も印象深いのが、コントラバス奏者奥田一夫先生の追悼演奏会でした。今回は初めて出演者としてホールを訪れたのですが、響きも運用もよく考えられた、とても素晴らしいホールでした。出演者は、地下駐車場が割引一律料金。(来場者と同一料金。ただし終演後2時間まで)←コントラバス奏者にとっては、超重要ポイント。楽屋口はメインの入り口近く。そして、楽屋口からステージへの距離が近く、動線も単純。段差なし←コントラバス奏者にとっては、超重要ポイント。そしてバックステージからロビーへ抜ける通路も近くて判りやすい。逆にロビーからバックステージに入るには、通路の脇のドアからなので、判りにくい。内装は木の質感で統一。反響板や壁も木で覆われていて、客席も木質。ウィーンのムジークフェラインザールを手本にしたと言われていますが、オルガンもシャンデリアもムードいっぱい。そして響きもたっぷり。シューボックスタイプの常として、リハーサル時ステージ上での演奏しにくさ(周囲の音が反響して聞こえる)があるのですが、今回の弾き位置のせいか、あまり弾きにくさは感じませんでした。(遠くに離れた金打と木管群はたいへんだったでしょうけど) COVID-19(新型コロナウイルス)の騒動まっただ中で、東京ではアマチュアオケの公演も中止となる事例がちらほら聞こえていましたが、こちらは主催者(練習場を所有しているI先輩)の開催への強い意志を背景に、お客様には自己責任でお越し頂く(もちろん来られたお客様には、アルコールやマスクなど万全の準備はした上で)こととなり、無事開催の運びとなりました。 いざ蓋を開けてみると、お客様は6~7割程度(500 ~600人くらい)の十分な入り。普段と同じか少し多いくらいとのことでしたが、今回は当初チケットの売れ行きが良く(白鳥の湖効果か!)、溢れることを心配していたくらいだったようです。結局皆様マスクを付けた上での鑑賞となりましたが、ありがたい限りです。 このオケは元々モーツァルトの演奏を念頭に置いているので、編成はかなり小さい8型前後、コントラバスも2~4人というところが標準で、以前私が出演したのも「ロマン派楽曲を演奏するためのエキストラ」というのが、多分その理由だと思います。今回もチャイコフスキーということで、コントラバスも当初は4名で編成。最終的には3名となりました。 チャイコフスキーとしては非常に小さい編成(高音側から、9-9-8-7-3人)ですが、今回は踊りもオケもステージ上、しかもあまり広くないいずみホールのステージなので、これが限界に近いものでした。オケピットと思えば、こんなものかも知れません。ステージ前面にバレエ用のリノリウム板、残りのスペースでオケが配置する形なので、横に広がる対向配置(特に4幕の情景で1st/2ndの掛け合いがはっきり聞こえる。下手から1Vn,Vc,Va,2Vn)。コントラバスはVcの後ろ、中央上手寄りでした。 いずみホールの舞台は中央にオルガンが張り出しているため、弦楽器中央は、指揮者、Vc/Vaの1pult、Cb/Va2pult の3列がやっと、と言う状態。管楽器は仕方なく弦楽器の後ろ両翼に配置となりました。 下手側は、1stVnの後ろに木管楽器が4人×2列(前列がFl/Ob,後列がCl/Fg)、Vcの横にハープ、コントラバスは中央奥下手半分。 上手側は、Vaの奥に金管が2列(Trp/Cornet、Trb/Tu)、2ndVnの後ろにHn,そして金管の更に奥に打楽器が陣取りました。打楽器が指揮者からかなり遠くてタイミングに苦労することとなりましたが、コントラバスは指揮者の棒が届きそうなくらい近くでしたので、弦のアンサンブルはとてもやりやすい配置でした。 コントラバスは3名。横一列で、雛壇なし。 譜面台は2人一本。とはいえ私は1人弾きでしたので、楽譜がよく見え演奏に集中できて助かりました。 バスの置き椅子は置く幅がなく、そしてオルガンの壁際なので椅子を置いてもコントラバスを傾ける奥行きもなく、結局オルガン張り出しの上手横、ハープや木管楽器の奥スペースに椅子を置いて、休憩時間はそこに立てかけることとなりました。Harpのエキストラさん(いつもの関西屈指の名奏者、Sさん)にいちいち椅子を寄せてもらったり、と恐縮することしきりでした。低音拡張は、エクステ1本、エクステンダー1本ということで拡張率66%。しかし今回の「白鳥の湖」は誠に上手く書かれていて、拡張領域の必要性がまったくない珍しい曲。なので、おとなしく4弦範囲での演奏となりました。 アンサンブル・モーツァルティアーナといえば、私の少し上の世代の関西学生オケトップレベルの皆さんが集まって結成した、という経緯を持ち、常設練習場としてメンバーでもある京大オケOBの方所有の会場(モーツァルトサロン)を使用する、関西でももう老舗に属するアマチュアオーケストラです。 経緯からしても非常に演奏レベルの高いオケですが、設立当時は中核メンバーの世代が大学卒業すぐと言うことで、学校の楽器を使っていることの多いコントラバスについてはメンバー(個人楽器、自家用車を持って練習に参加できる人)が足りなかったらしく、出身校のオケからエキストラを調達していたようです。 当時学生だった私も3回生の時に白羽の矢が刺さってしまい(笑)、それから年1回のペースでエキストラ(といってもギャラは出ない)参加してました。楽器は同期が自家用車や借り物のハイエースで学校の楽器を積んで(ついでに身体も乗っかって)の京阪往復でした。 まぁ参加してみたら、周囲は上手いわ、知っている先輩は多いわ、曲は難しいわ(シューマンのライン、モーツァルトの25番(小ト短調)やVn/Vaの協奏交響曲など弾かせてもらいました)で、エキストラというより修行している状態でした。学生時代、ここと京都市民管での演奏は、ビビった覚えしか残っていません(笑)。しかし学生オケだけでは得られないレパートリー、奏者と出会えて、良い勉強をさせてもらいました。京都市民管さんは最近ちょくちょく乗せていただくこともありますが、これでモーツァルティアーナさんにもご挨拶(ご恩返しとは、とても言えません)できて、ちょっと肩の荷がおりたような気持ちです。 現在のモーツアルティアーナさんは、演奏会単位でメンバーを招集して、団費を払ってエントリー、という制度のようでして、ほぼ常時参加されているのは2名。そのうち音大卒の名手Oさんは、今回は直前に急用が入り無念のキャンセル。もう一名は私の学生時代の後輩(といっても入れ違いなので、かぶってはいないながらもかなり面識はある)T木さん。今回は曲の編成も大きいので4名ということで奏者を探したようで、結局私と同じく私の学生時代の後輩Mさん(彼にはびわバス団でもお世話になってます。2年間重なってました)2人が参加し、当日は3名、ということになりました。 当初お話しいただいた時には、全練習回数が4回しかない中、そのうち2回しか行けないことで一旦他を当たっていただいたのですが、結局自分に戻ってきて、今回念願の白鳥の湖全曲演奏となりました。それにしても練習2回での全曲公演はキツかった・・演奏について行くのもそうですが、それよりもこの名曲群の音の中にもっともっと居たかったです。 私の学生時代は、こちらの指揮者は創業時のコアメンバーの1人でもあった岡田司先生だったのですが、今回は寺嶋先生の指揮。そりゃ30年以上経ってますからね。。その間の変遷については、あいにくモーツアルティアーナさんがホームページを持っていないことから経緯がわかっておりません。そしてソリスト。バレエ音楽として「白鳥の湖」なら音楽だけでも全曲通して十分楽しめる曲なのでオーケストラだけの演奏会形式もあり得るのですが、今回はさらにバレエのソリスト2人が女性主役オデット(オディール)と男性主役ジークフリートをつとめ、さらにクレジット外の方が悪役ロットバルトに扮して、実際のバレエをステージ上で披露してくださいました。 「白鳥の湖」は名作だけあって、コール・ド・バレエ(大勢での群舞)やキャラクタリスティック・ダンス(特徴ある舞曲による踊り)も印象的なのですが、やはり主役2人が踊るだけで、山場を一杯見ることができ、半ばバレエ全幕公演のような充実感になりました。 実際には踊られた2人との舞台合わせは演奏会当日しか無く、踊る曲目もオケ合奏初日の練習録音を聞いて決めて行かれた模様。ほぼぶっつけ本番に近いにも関わらず音楽に連携した見事な踊りで、やっぱり2人のグラン・パ・ド・ドゥなどは引き込まれてしまいました。ピットと違い指揮者の向こうに2人の踊りが見える恵まれた配置のはずなのですが、こちらは楽譜と指揮、コンマスを見るのに必死で本番ではあまり見ることができず。。ビデオがあれば見たいものです。 「白鳥の湖」、第2幕「情景」の旋律はオルゴールの定番、組曲は学生オケからプロオケまで、オーケストラのメジャーなレパートリーとなっていますが、もちろん本来の「バレエの伴奏音楽」としても絶大な人気を誇ります。ただ、バレエはオペラ以上に舞台上優先となることから、演奏曲の取捨、移動、他作曲家の曲の挿入などが屡々行われるものでもあります。「白鳥の湖」もチャイコフスキーが作曲したオリジナルと、現在広くバレエで用いられている慣用版とはかなりの差異があります。 経緯はIMSLPのこの曲の項に詳しいのですが、大まかには・作曲当初の曲群(1877年初演分)曲番号No.1~No.29・初演直前にチャイコフスキー自身が追加したナンバー(No.19a パ・ド・ドゥ4曲とNo.20a ロシアの踊り)・チャイコフスキーの死後2年での蘇演時(1895年:これが今でも基本の版となる、プティパ=イワノフ版。)に曲順、結尾、カットを加え、ドリゴ編曲によるチャイコフスキーのピアノ曲からの編曲音楽を3曲挿入。オリジナルとプティパ=イワノフ版との対照は、下記のリンクが詳しいです。http://musikfreund.blog64.fc2.com/blog-entry-103.html 今回の譜面、私の手持ちのスコアではオリジナル曲群が通しで載っていて、補遺として「ロシアの踊り」とドリゴ編の3曲が巻末に載っています。(学生時代に購入の、Brode Brothersの譜面。ロシアのリプリント版と思われます) そしてパート譜はKalmus版。(IMSLPに載っているのも、この版のようです)手書きで見にくい(笑)。こちらは曲順はオリジナル順でありながら、プティパ=イワノフ版のドリゴ編挿入曲3曲はそのまま本編楽譜中に入っていて、プティパ=イワノフ版結尾用の音符は「終止用」などとして並列記載。そしてロシアの踊りは巻末に補遺として掲載されていました。 今回演奏した内容をKalmus版の譜面で記載すると、以下のとおりになります。 概ねチャイコフスキー・オリジナル版を短く詰めたものに、No.19aのパ・ド・ドゥの冒頭を追加した、といえます。序奏第1幕No.1 情景(中間部カット)No.2 ワルツNo.3 情景(カット)No.4 パ・ド・トロワ(第4,5曲カット、6は一部カット)No.5 パ・ド・ドゥ(第1,2曲繰り返し省略、第3曲カット、ドリゴによる挿入曲(黒鳥の遊び)カット)No.6 パ・ダクシオン(一部カット)No.7 シュジェ(カット)No.8 杯の踊り(一部カット)No.9 フィナーレ(カット)第2幕No.10 情景No.11 情景(一部カット)No.12 情景(コーダ部のみ演奏)No.13 白鳥たちの踊り(第3曲カット、第5曲(グラン・パ・ド・ドゥ)はドリゴの終止(組曲と同じ)を採用、第6曲カット、第7曲繰り返し省略)No.14 情景(中間部カット)第3幕No.15 序奏No.16 コール・ド・バレエと一寸法師の踊り(カット)No.17 情景(一部カット)No.18 情景No.19 パ・ド・シス(序奏カット、バリアシオン1~4カット、コ-ダカット)No.19a パ・ド・ドゥ(初演時のチャイコフスキー自作による挿入曲。導入曲のみ追加)No.20 ハンガリーの踊りNo.21 スペインの踊りNo.22 ナポリの踊りNo.23 マズルカ(一部カット)No.24 情景(一部カット)第4幕No.25 序奏(冒頭のみ演奏、ドリゴによる挿入曲(ワルツ・ブリアント)をカット)No.26 情景(前半部カット)No.27 小白鳥の踊りNo.28 情景No.29 情景・フィナーレ(ドリゴによる中間部挿入曲(ショパン風に)をカット)補遺No.20a ロシアの踊り(未使用) CDなんかにはけっこう入っているNo.19a(パ・ド・ドゥ)は、意外と楽譜が流布していないようで、今回もスコアから改めてパート譜を起こし直しての挿入となりました。 これらのカット、挿入があり楽譜の手描き指示を追いながら、初回練習でもダンサーさんに聞いてもらえる録音ができるモーツアルティアーナ、さすがでした。 曲中随所に現れるコンサートマスターの長大なソロ(特に第1幕のものは、ほぼヴァイオリン協奏曲級)も難なくこなし、本番でもここのあとは例外的に拍手が巻き起こるくらいでした(ほんとのバレエ公演だともっと曲中拍手が出るんですが、演奏会形式なのでコンサートに準じたのか、曲間の拍手はほとんど無かった)。 ホールでの演奏は、木管と金打楽器が両翼遠くに離れたため所々アンサンブルがヒヤッとする場面はありましたが、ベテラン揃いの弦楽器と京大オケ系の現役・OBと思われる若いメンバーが中心の管打楽器のパワーが組み合わさった堂々たる演奏。これが練習4回でできるのか・・・2日練習×2~3回で演奏会に臨んでいた、いさだ室内管以来です。このシステム。(コバケンと仲間たちオケもリハーサルは前日もしくは当日だけですが、セットリストが毎年ほとんど固定のため、そもそも練習がほとんど要らない) 自身はどの曲もすぐに頭に曲が流れ出すほど好きな曲ばかりなので、それが生の演奏で紡がれていく感動の中に身を置いていましたし、なによりコントラバスパートの3人が、学生時代「演奏旅行は白鳥湖(組曲)」世代の共通項を持っていることから、弾き方(全員同門)含め息の合った、しかもパワフルな演奏ができて、組曲を演奏した八幡オケ(市民音楽祭)の時と並んでの感動でした。 勢い余って3幕のマズルカでは、ほぼ全員休みの拍で威勢良く弾いてしまう(音程良かったのがせめてもの救い・・)ミスはやらかしてしまいましたが、音程がオケ内でバシッとあった時のコントラバスパートとしての音は消えてサウンドが上に浮き立つ感じや、終曲へのブリッジ部分(No.28のコーダ)で最後にコントラバスがはいるリズム打ち込みが荒れ狂うオケの音の中で明確に響くなど、楽しい驚きの連続で、終曲の情景に入って以降は、先週のべー74楽章コーダ部分に続き、ウルウルしながら弾いてしまいました。 大学時代にオケに身を投じ、演奏旅行で「白鳥湖」を弾いたことがきっかけで、先輩から「SWAN」「アラベスク」の全巻を借り、「白鳥の湖」全幕のピアノ版総譜全部をコピー、製本して見入った学生時代から、この曲は私のオケ人生の一つの原点であり、夢でした。その夢が、ようやく叶いました。声を掛けてくれ、練習回数少ないにも関わらず演奏させてくれたTさん、(本番は欠席となりましたが)Oさん、そしてオケの皆さんに感謝の気持ちで一杯です。 打ち上げもプロジェクト型+ファジー運営が持ち前のこのオケらしく、有志で集まって近くのライオンにて飲んで終わるとのこと(大阪ビジネスパークと隣接しているので、お店は多い)。私は「終演後2時間」の駐車場定額が気になって(笑)、お暇させてもらいました。オケメンバーには学生オケの大先輩らがいらっしゃるので、ご挨拶に参加したい気分半分、怖くて出たくない半分、というのが正直なところでした。 こちらのオケはイベント単位での招集オケ、次回はわずか3ヶ月後の2020年5月とのこと。やはりいずみホールで、ドイツから2人のピアニストを招いての協奏曲や動物の謝肉祭などを演奏するようです。となると編成も小さくなるので、次回お声掛かることは多分無いかな・・と思っています。過去の演奏経歴です。通算351ステージ目。■チャイコフスキー:バレエ「白鳥の湖」(学生時代の演奏旅行分を除く)・1992/09 横浜シティ・フィルハーモニック(児玉 章裕)「情景」・1992/11 東京グリーン交響楽団(堀 俊輔)「ワルツ」・1998/07 富士フィルハーモニー管弦楽団(堀 俊輔)「スペインの踊り」(アンコール)・2009/06 滋賀医科大学管弦楽団(岩井 一也)「ワルツ」・2010/07 八幡市民オーケストラ(安藤 亨)「ワルツ」・2014/07 八幡市民オーケストラ(安藤 亨)音楽物語「白鳥の湖」(ナレーション入り抜粋)・2015/02 八幡市民オーケストラ(安藤 亨) 抜粋(組曲全曲+終曲)・2016/09 紫苑交響楽団(森口 真司)「第3幕情景(序奏)」(アンコール)・2017/02 京都大学交響楽団100周年祝祭オーケストラ(寺本 義明)「ワルツ」・2017/04 グリーン交響楽団(佐々木 宏)「第3幕(No.21)マズルカ」(アンコール)・2018/06 滋賀医科大学管弦楽団(岩井 一也)「ワルツ」アンサンブル・モーツァルティアーナでの演奏履歴です。(5回目)1984/10 第17回定期演奏会 府立労働センター 岡田 司 (ライン)1985/12 第19回定期演奏会 府立労働センター 岡田 司 (ブラ4)1986/09 第20回定期演奏会 アルカイックホール 岡田 司 (ブラ1)1987/12 第23回定期演奏会 大阪国際交流センター 岡田 司 (運命)2020/02 第83回定期演奏会 いずみホール 寺嶋 陸也 (白鳥湖全幕)
2020.02.23
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今年は後半下の子の受験入りと言うこともあり、後半は自オケを休んで、それまでにお約束があった所だけお邪魔させていただきました(記念オケ等は除く)。そのため昨年程ではなかったですが、それでも結構なステージ数いってしまいました。何だかオファーが年々早い時期に前倒しされてきた気がします(汗)。例年のとおり、初めての曲・ホール、初めてご一緒させていただいた方々は赤字でリマークさせてもらいました。■1月・コントラバスアンサンブルびわバス団(バーンスタイン:ウェストサイドストーリ他) 桑名市民会館小ホール コントラバスアンサンブル東海支部親睦演奏会に、昨年に引き続きびわバス団で二回目のエントリー。こちらのメンバーも若干入れ替わり、各メンバーとも大きな刺激をいただいてきました。演奏は前年の反省も踏まえ、技術的に余裕を持てる範囲のもので選択。「ウェストサイド物語」からの3曲でしたが、やはり余裕度があると音楽性も出て、昨年よりも好評だった気がします。個人戦での「かもめが翔んだ日」は、リアル世代の思い入れが爆発した印象深い演奏となり、その後のびわバス団演奏のレパートリにも加えさせていただきました。■2月・墨染交響楽団(チャイコフスキーVn協、カリンニコフ1番) 京都市呉竹文化センター 指揮:脇坂 英夫 Vn独奏:豊嶋 泰嗣 昨年12月の滋賀医大オケで初めて演奏したのに続いて、いきなりの2回目カリ1。そして前プロのチャイコフスキーは、ビッグネームのソリストをお迎えしての演奏。ビッグネームの方との共演特有の事態(練習回数が少ない、オケの萎縮)をオケとして経験できた、貴重な演奏会だったと思います。■3月・紫苑交響楽団(フィンランディア、トゥオネラの白鳥、くるみ割り人形組曲、シベリウス2番) 東リいたみホール 指揮:牧村 邦彦 こちらも昨年12月の「コープこうべ」の第九と曲を一部スライドさせ、同じ指揮者という組み合わせ。 ホール探しに苦労する紫苑交響楽団さん、今回は奥行きの狭い東リいたみホールでちょっと音響的には不利でしたが、それをものともしない精緻で熱い演奏。トゥオネラのアングレ、チェロ独奏、くるみ割り人形の各曲のソロ・ソリなど、紫苑メンバーのレベルの高さを堪能させていただきました。■4月・奈良学園中高等学校室内楽部(チャイコフスキー5番、1,4楽章) ISTAはばたきホール 指揮:上田 風友 オペラパーク管さんでのつながりで、初めての学校にお邪魔しました。これまでも中高生を個人単位で手ほどきということはありましたが、今回は中高オケの発表会に賛助するのがメイン、というものでした。吹奏楽の弦バスパートとは訳が違う大変なチャイ5の1,4楽章を、まだ初めて2年目くらいの中学生が演奏する(しかも本番にはかなりちゃんと!)のを見て、練習の偉大さを改めて感じると同時に、若いうちからこういうすばらしい環境、曲、先生と出会え、ここの生徒さんは幸せだな、と心から思いました。・コントラバスアンサンブルびわバス団(にほんの歌メドレー1~3 他) 琵琶湖大橋翔裕館デイケア部門 かつて何回かお邪魔したデイケアセンターさん、一時知り合いの別団体(管楽アンサンブル)が演奏を計画していると聞いて、連絡を取らずにおりました。結局その団体の企画が実現しなかったとのことで、あらためて復活公演させていただきました。以前にお世話下さったスタッフの方は転勤されていましたが、スタッフの方、そして前の来訪を覚えて下さっていた入所者の方と、楽しく演奏(歌の伴奏がメインです)させてもらいました。1月の名古屋で仕込んだ曲にも早速トライ。さすがに少ないメンバーで通すのはしんどいことが、よくわかりました。。■5月・交響楽団ひびき(ルスランとリュドミラ、「火の鳥」組曲(1919)、シェエラザード) 尼崎アルカイックホール 指揮:藏野 雅彦 初めてお邪魔した「ひびき」さん、若さ溢れるメンバーが多いですが、幸い別オケ等でお世話になった知人も何人か在籍しておられ、コントラバスも何人か過去ご一緒させてもらった方もいらっしゃり、和やかに演奏に参加することが出来ました。関東転勤前以来という超久しぶりのアルカイックホールで、とうとう火の鳥の1919年版を経験できました。高校生の時に買ったスコアがようやく日の目を見ました(笑)。そして、「火の鳥は1945版しか弾いたことない」という変態経歴のひとつがクリアされてしまいました。・八幡市民オーケストラ(青少年のための管弦楽入門、ロミオとジュリエット(プロコ)、ブラームス1番) 八幡市文化センター大ホール 指揮:後藤 龍伸 前半ハードな2曲と後半の名曲組み合わせ・・と思いきや、後半の名曲も独特の解釈でなかなか気の抜けない演奏会となりました。前半2曲はトップを拝命。前半2曲はソロイスティックだったり音がやたら高かったりで、弦楽器にオーディションのない八幡市民オケにとっては、技術的にちょっと厳しいなぁ・・もちろん本番は頑張ってなかなかの演奏になったと思います。・京都市民管弦楽団(はげ山の一夜原典版、ショスタコ9番、田園) 京都コンサートホール大ホール 指揮:粟辻 聡 ちょうど1年前に自オケで演奏して、「もう2度とないやろ」と思っていたら、ありました。相変わらず激しい曲です、はげ山原典版。ショス9は初めての演奏。トラなのに後列一番客席寄りで、おっかなびっくりのままでの演奏でした。最後の田園は、さすが京都市民管、というような安定感あふれる演奏。嵐の場面等、どの曲も指板を駆け回る箇所がある、なかなか運動量の多い演奏会でした。■6月・滋賀医科大学管弦楽団(マイスター前奏曲、レ・プレリュード、チャイコフスキー5番) 栗東芸術会館さきら大ホール 指揮:岩井 一也 久しぶりのレ・プレが難物で往生しました。オケとしてもこの曲になかなか手こずりました。やっぱりあまり取り上げられない曲は、それなりの難しさや無理筋があるのかなぁ、と思った次第です。チャイ5は安定の出来映え。滋賀医大のオケ、編成も16型近くなり(もちろんトラ入れてですが)、腕もサウンドも本当に素晴らしくなりました。・京都フィロムジカ管弦楽団(序曲「海賊」、シューマン4番(初稿)、ニールセン2番) 大津市民会館大ホール 指揮:木下 麻由加 これまでも何回かお声がけいただいていながら、本番時期が他と近くてご縁がなかなか無かったフィロムジカさん、ようやく出演の機会をいただきました。シュー4初稿も難物でしたが、ニールセンはお手上げ級の部分もあり、なかなか辛かったです。しかもベース4人・・もうちょっと練習に出られて楽譜と仲良くなれたら、というのと編成(特に弦)がもう少し大きかったらなぁ・・という思いが残りました。けど、洛中の練習場とか初めてお邪魔したり(車は駐車場所がなく、楽器転がしました・・椅子付きはやや大変)で、新鮮な体験ができました。■7月・関西グスタフマーラー交響楽団(交響詩「葬礼」、大地の歌) びわ湖ホール(大ホール) 指揮:田中 宗利 独唱:池田 香織/二塚 直紀 マラオケもいよいよ大詰め、「大地の歌」です。カップリングの葬礼は初めて。大地の歌も、昨年室内楽編曲版という珍しいバージョンで演奏しましたが、オリジナルのオケ版では初めての演奏です。皆さんガンガン吹き、弾くオケなので、弦編成の差がかなりはっきり出ます。「大地の歌」に合わせて6人だったのですが、葬礼には少し厳しかった。。これで残すは第9交響曲のみとなりました(未完の10番の扱いは、謎)。マラ9は練習しんどいし、若手で弾きたい人がいっぱい居そうなので、その方々にマラ9を体験してもらいたいなぁ、と思ったりしています。・八幡市民オーケストラ(ファミリーコンサート) 八幡市男山公民館 指揮:安藤 亨 恒例のファミリーコンサート出演。今年は、ビバルディの「四季」から「春」第一楽章を演奏、バロック、団員での協奏曲という、二重に珍しい取り組みでした。「ひびき」さんの演奏会で久しぶりの再開をしたK嬢と単身赴任が安定して来たY氏にエキストラをお願いし、そのまま団員へと(^^)v。女性は口説けないのに、オケへの勧誘は出来るんだよなー■9月・オペラパーク管弦楽団(喜歌劇「ジプシー男爵」全曲):2公演 大阪大学コンベンションセンター 指揮:ゲオルギ バブアゼ 出演:角地 正直/塩出 律/奥西 真弓/大西 信太郎他 昨年に引き続き、今年も阪大オペラさんに出演させてもらいました。曲は昨年から続いてシュトラウスのオペレッタ、今年は「ジプシー男爵」。昨年の「こうもり」に比べると圧倒的に世の中の参考情報が少ない中、限られた総練回数で曲が出来上がっていくのは、さすがオペラパークさんでした。来年の曲はモーツァルト(コシファントゥッテ)で、紫苑さんとも被らない日程。両オケとも、聴くのも弾くのもどちらになっても楽しみです。・墨染交響楽団(マンフレッド序曲、グリーグPf響、シベリウス1番) 文化パルク城陽プラムホール 指揮:岩井 一也 Pf独奏:松田 みゆき いつも滋賀医科大学オケでお世話になっている岩井先生の墨オケ初登場。誰がどう振っても難しい難曲、「シベ1」はやはり弾くより聴く方が幸せです。前プロの「マンフレッド」が実は初体験で、いい勉強させてもらいました。曲もよかったなー。■10月・びわこフィルハーモニーオーケストラ(ベートーヴェン8番、幻想交響曲) 栗東芸術会館さきら大ホール 指揮:川上 肇 久しぶりに古巣「びわこフィル」さんに呼んでもらい、これも久しぶりの「幻想交響曲」を演奏させてもらいました。実は「幻想」は、数年前に自オケが演奏しているのですが、その時は上の子受験で休団中で、巡り会えずだったのです。学生時代に演奏した曲なので身体が覚えているところも多いですが、HipShotでのC線下げや仏弓での演奏等、その後の変化(進歩かと言うと???)を反映した演奏でした。古巣のオケが大編成、難易度高い「幻想」を演るとあって私もエキストラ探しを一緒になって頑張りましたので、演奏会が終わる頃には感激で一杯でした。■11月・コントラバスアンサンブルびわバス団(31周年記念パーティー) フランス料理店「La Belle Vue」 ピアノ発表会での演奏と相前後しての突然のオファーをいただき、今回もベルヴィーさんでのステージが実現しました。通常でしたらかなり悩むところでしたが、ピアノ発表会のレパートリでなんとかなる!と決断。としたはずなのに曲の被りは少なくて、練習大変でした(笑)。なにやってんだか。 K嬢がびわバス団にも加わってくれて、演奏も一段と華やか&安定して来ました。こちらもそろそろ世代交代なんかなぁ。・コントラバスアンサンブルびわバス団(オータムコンサート(井上幸子門下ピアノ発表会)) 草津アミカホール 滋賀県南部を活動拠点としているのに、実はアミカホールでの演奏は結成10年にして初めてです。二日連続、しかも場所もセットリストも異なるステージという、アマチュアにはなかなかハードな進行でしたが、両日とも主催者のかた、スタッフの皆様がとても優しくて、疲れを感じない心暖まる体験となりました。■12月・奈良女子大学管弦楽団(ウィーン気質、「魔弾の射手」序曲、英雄) 橿原文化会館大ホール 指揮:木下 麻由加 数年前に呼んでいただいて以来、久しぶりにお声掛けいただきました。学生オケなので人はかなり入れ替わっていて、エキストラも初対面の方が多く、新たな気持ちでのステージでした。コントラバスには念願の現役団員(しかもかなり上手い)が在籍していて、これから数年は安定した演奏、演奏運営になりそうです。次回春の公演は、魔笛、未完成、40番というアマチュアが1回の演奏会で対応するにはお手上げに近いプログラムですが、学生さんからのお声掛けあれば、白い灰になれるように(笑)がんばるしかありません(^^)・紫苑交響楽団(メサイア抜粋、「合唱付き」) 兵庫県立芸術文化センター 大ホール 指揮:牧村 邦彦 独唱:田中希美/伊藤絵美/松本薫平/小玉晃 牧村先生、こうべコープさんとの組み合わせでの第9は昨年に続いて2回目の紫苑響さん、オケの配置が対向→通常となりましたが、それもあってか昨年の経験をしっかり踏まえ一段とレベルアップした第九でした。 しかも前プロのメサイアが、大合唱の表現力と紫苑メンバーの想い入れで素晴らしいものになり、コベルコボール大入りのお客様と共に素敵なクリスマス前週となりました。来年はコープこうべさんの合唱伴奏交代ということですが、なんかもったいないなぁ…・滋賀医科大学管弦楽団(「エグモント」序曲、「アルルの女」第2、フランク交響曲) 栗東芸術会館さきら大ホール 指揮:岩井 一也 例年12月上旬の土曜日が本番の滋賀医科大学オケですが、今年は暮れも押し詰まった最終土曜の昼公演となりました。メインは私にとって20年ぶり位のフランク。久しぶり!と思っていたら、来年早々にもフランクの出番が出来ました。昨年のカリ1のデジャヴのような(笑) 岩井先生のアゴーギグに学生さんもしっかり食らいついて、良いアンサンブルの演奏になりました。 昼公演だと打ち上げ終わりも早くて、身体が楽(歳ですな笑)。けど、次回はいつもの土曜夜公演になるようです。-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 聴く方では、母校のオケの「幻想交響曲」、ゲイリー・カーの引退後の特別日本ツアーでのリサイタル、そしてなによりコンセルトヘボウ管弦楽団を本拠地のコンセルトヘボウで聴く、という得がたい体験をさせてもらいました。 それ以外に高校の弦バスの方お二人(二校)の練習にお付き合いしたり(合宿にお邪魔させてもらった学校では、こちらが刺激をいっぱいもらいました)、逆に出演予定だったびわバス団の守山ライブを事情でドタキャンしてしまったり(メンバーにはご迷惑をお掛けしてしまいました)、年末土壇場で楽器のネックが再度外れたり、とここに載らないイベントも色々あり、あっという間に過ぎた1年でした。 今年は生誕250年の先取りをしたのか、ベートーヴェンとのお付き合いが多く(交響曲3番、6番、8番、9番、エグモント序曲・・来年7番も予定)、また念願の曲の演奏(ジプシー男爵全曲、「大地の歌」、「火の鳥」(1919版))や初めての団体(奈良学園さん、ひびきさん、フィロムジカさん)と演奏できました。 前半では念願の「大地の歌」を演奏して、あと残すは1曲となったマラオケ、後半には自オケ(八幡市民オケ)をお休みしたり、と自身の定年も数年先に近づき、日々体力や技術力の低下に抗う中、何とはなく身の振り方の節目を感じるような状況にもなってきた気がします。 お話しいただきながらも先に入ったスケジュール等でお断りせざるを得なかったものもあり、すみませんでした。来年もすでに9月くらいまではほぼ月イチペースでのお話しをいただき、9月はすでに日がかぶってお断りせざるを得ない事態も発生し、申し訳ありません。 今年お世話になった皆さまへ感謝すると同時に、来年もまたお世話になる方、そして新たにお世話になる方々、どうぞよろしくお願いいたします。
2019.12.31
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色々偶然が重なって、ロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団の演奏を、その本拠地アムステルダムのコンセルトヘボウで聴くことが出来ました。しかも曲目はコンセルトヘボウ管弦楽団が初演を行った、かつ自オケの50回記念演奏会で取り組んだ、R・シュトラウスの「英雄の生涯」。その素晴らしい演奏とホールに圧倒された忘れ得ぬ思い出となりました。<<Royal Concertgebouw Orchestra and Pierre-Laurent Aimard>>Thu 31 January 2019 from 20.15 till 22.00Het Koninklijk ConcertgebouwMain HallProgrammeBeethoven - Piano Concerto No. 5 in E flat major, op. 73 'Emperor'R. Strauss - Ein Heldenleben, op. 40(This concert has an intermission)MusiciansKoninklijk Concertgebouworkest(ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団)conductorFrançois-Xavier Roth(フランソワ=グザヴィエ・ロト)pianoPierre-Laurent Aimard(ピエール=ローラン・エマール)2018/2019年シーズン全体の演奏予定カタログは、こちらから ホールは言わずとしれたアムステルダムのコンセルトヘボウ大ホール。 実は、コンセルトヘボウ自体は2回目の来訪となります。前回は飛行機の乗り継ぎの関係でアムステルダムに1泊した時間を使って、昼に行われていたランチタイムコンサートを聴きに小ホールまでトラムで行きました。確かギリギリに駆け込んだので席が埋まっていて、ステージ上にパイプ椅子が並べられた所に座らされ、ピアニストの至近距離で演奏を聴いた思い出があります。 今回、アムステルダム南駅近くのホテルからやはりトラムで(遠回りですが)乗り換え無しでホール前の電停に連れて行ってくれます。 メイン(大)ホールの方は、シューボックスタイプの完全コンサートホール仕様。世界でも有数のよく響くホールとのこと。オルガンが付いていて、袖、バックヤードが存在しない(客席は完全に客席に囲まれていて、奏者はホール一番奥のお客様と同じ扉から入場する。)ので、残響の多さも含めオペラは無理かと思います。そんなホールでどうやって協奏曲用のピアノを出すのかと思ったら、舞台真ん中にある小さい「迫り」(せり)でもって奈落からピアノを引き上げていました。 私のシートは1階席30列16番、2階席を支える柱の隣でしたので、2階席に少しだけ潜り込んだような位置になります。それでも音響は十分に満足行くものでした。 当日のお客様は2037名収容の大ホールで、約9割程度。オーケストラ後方側の席も多くが埋まっていました。平日(木曜)夜にもかかわらずほぼ満員です。地元の年配の方々が主なお客様に見えましたが、翌週からの旧正月休暇期間(2/2-10)のせいか、アジアの若者が見かけられました。団体さん(修学旅行?)でしょうか、演奏開始前にホールで記念写真をとってはしゃぐアジアの高校生くらいの団体が印象的でした。 「英雄の生涯」での並びは、下手から 1Vn-2Vn-Va-Vcで、コントラバスはVaの後ろ。コンサート専用のホールなので雛壇とかも専用の結構背が高いのが用意されているようです。大編成の曲だけあって、さすがにステージはややせせこましい感じでした。 コントラバスは9?名。大編成なのでコントラバスも当然ながら大量投入。ベートーヴェンの方は記憶が定かじゃないですが、4名くらいでしたか。弦楽器のサイズをかなり絞り込んだ感じでした。 オーケストラの後ろ、日本のコンサート専用のホールなら「ポディウム席」と呼ばれそうなあたりも結構広く、オーケストラメンバーの出入り口がステージ左右には見えません。どうするかというと、後方(最上段)左右のお客様が入る扉から、団員や指揮者もステージに向かって降りていきます。大相撲の花道みたいな感じで、ポディウム席通路側は指揮者、団員を間近に見られるという特典があるわけです。これもいいかな、とちょっと思ったりして。ただ指揮者のカーテンコールは大変です。階段昇降が入るので、高齢の指揮者だとキツそうですね。 指揮者のロト、ソリストのエマール共に私は初めて聞く名前でしたが、ピアニストの方はピアノに詳しい私の友人らは知っていたようです。。(最近は不勉強で、新しいアーティストが追いかけ切れていない)グローバルでメジャーCDレーベルからデビューするか、日本のオケにポジションをもたないしない限り、なかなか現地のアーティストは把握しきれないだろうなぁ、と思います。だって私が日々(?)お世話になっているマエストロの名前を、オランダのクラシック聴く人は・・知らないですよね。このへんは実演に接するかどうかがストレートに効いてくる感じだと思います。 今回の演奏会でだけの感想ですが、二人とも現代的な流麗な演奏スタイルなのかな、と思いました。もう爆演は流行らない時代なのかな・・ そういえば、シーズン全体のカタログでは(リンク先は変わっていくので、2018/2019シーズンのものをご覧ください)Daniele Gattiが予定されていたのですが、セクハラ疑惑でシーズン直前に辞任。そのためカタログはガッティですがロトがピンチヒッターで振ったものと思われます。 まずはホームページでのこの演奏会のサマリ。As artist-in-residence Pierre-Laurent Aimard will play several different programmes with the Royal Concertgebouw Orchestra. In this concert he’ll play the majestic Piano Concerto no. 5 (the ‘Emperor’) by Beethoven. You’ll also hear Strauss' Ein Heldenleben (A Hero’s Life). (私訳)アーティスト・イン・レジデンスとして、ピエール=ローラン・エマールがいくつかの異なるプログラムでロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団と共演します。このコンサートで彼はベートーヴェンの堂々たるピアノ協奏曲第5番(「皇帝」)を演奏します。また合わせて「英雄の生涯」も聴くことができます。 って私はどちらかというと後半が聴きたかったのですがね。(笑) ベートーヴェンは時差ぼけと仕事の疲れもあって、ちょっと気が遠くなっていました。実は開場後客席入場前に間違えて中を見てしまったのですが(ロビーで無料のドリンクを飲んでいる時間です。。係員に追い出されました)、リハーサル後ピアニストがずーっと曲をさらっておりました。 なので、ちょっぴり「大丈夫かな」なんて思っていた(失礼)ら、本番は当然ながら余裕の完璧な演奏。微妙にピリオド演奏のようなモダンのようなところを揺れ動いていて、ノンビブラートのところがあったり、歌い込んだり、でその間合いはとても自然。無理矢理やっている感がないので、「最近のベートーヴェン解釈はこんな感じなのかなぁ・・」なんて思っているうちに心地よくなって、意識を飛ばしてしまいました。ホールの音響はそれくらい美しいです。 演奏内容のページ(いつなくなるか判りません)から演奏会の曲目の録音が少しだけ流れる(ページの下の方にあります)演奏も、まるでCDかのようですが、ほんとにこんな響きが降ってきます。https://www.concertgebouw.nl/en/page/36876#581ffb57eae47db881558b389f1d9b196bf67b27 拍手で意識が戻り、休憩時間で気を取り直していよいよお待ちかねの「英雄の生涯」。開演前にコントラバスの団員がさらっているのが聞こえるだけでも、「あー、上手いなー」と思わせる物でしたが、本番の音が流れ始めると、とにかく美しい。 強い音、強烈な音(例えば「英雄の敵」や戦いの場面)でも、常に「美しい」が前提にあって、その中での表現という感じでした。個人的にはもっと戦闘シーンなどはカタストロフに至る打楽器群を鳴らしても・・と思いましたが、それは指揮者の個性なのかも知れません。 それとは別に、自分たちが汲々としながら演奏したのに比べて、なんと見通しのよいことか。それなりにさらって、各楽器のかなり難しいパッセージもアマチュアとしては何とか弾いたレベルにはいっていたと思っていましたが、この日の演奏は、我々が弾いているスコアが30声部くらいで書かれた曲に聞こえるとすれば、同じ曲が8声部くらいで聞こえるのでした。 そのくらい同じ動きの楽器群の音が自然にブレンドされ、旋律以外の声部もスコアを全員が暗記しているかのように、なめらかに引き継がれて行きました。 こういう楽器が変わりながら一つの声部を引き継いでいくスタイルは、近代以降のオーケストラ曲ではよくあることですが、これを練習で鍛えるのはなかなか難しく(数小節単位でつながる声部になるように各楽器に指示を正しく出すこと、理解することがまず大変。一度学生時代に学生指揮の方が「マイスタージンガー」でやろうとして、破綻した練習現場に居合わせました)、まさに奏者がスコアを知った上で周りの音を聞き合ってアンサンブルしていくしかありません。もう、さすが、という感じです。 もちろん、各個人、セクションの技量は高く、「VcみたいなCb、VaみたいなVc、2ndVnみたいなVa,1stみたいな2ndVn」(1stVnは・・知りません)と言われるこの曲のパート譜が、いとも簡単そうに(実は全然簡単じゃない)演奏されます。 2ndVnが通常チューニングでは出せない最低音(Ges音)を出すためにチューニングを下げ、上げするところなど、どんな感じか気にして見ていましたが、さすがに慣れたもので、キュキュッと数回の調整で素知らぬ顔して音替えが進んでいきました。 最後のコーダ、圧倒的なクレッシェンドでの頂点から、どこまでも続くディミヌエンドは技量未熟な自分たちの演奏ではどうしようもなく苦しいところでしたが(最後の最後で・・)、これもよく響くホールに音を乗せた上で、管楽器群がどんな腹筋しているのか、と思わせるような支えでもって、揺らぎもせず音が無に帰って行きました。 演奏後の響きを十分に味わった長い無音のあと、猛烈な拍手、ブラボー、そしてあっという間にスタンディングオベーションが始まり、私の辺りだと一緒に立たないと(オランダ人は背が高い!)何も見えなくなるので、私も立っての拍手。そういえや日本も熱狂的な拍手やブラボーはあるけど、スタンディングオベーションは少ないかな。コバケンとその仲間たちオケでは何度かいただいたことがありますが、そういう評価をいただける演奏が出来ると良いなぁ、と思いました。 演奏時間が長く、カーテンコールもあったせいか、アンコールはなし。もう外は午後10時近くで、気温はすでに氷点下。雪もちらついてきました(翌日はアムステルダム市内も少し積もってた)。単独行動の上夜も遅い(とはいえ、トラムは臨時便が大増発されていて、帰宅の足は全く問題なし)ので、ホテルに戻ってノンアルのハイネケン飲みながら余韻に浸っておりました。今回はオランダでの仕事が夕方に終わり、翌日の帰国フライトの前泊でアムステルダムに宿泊できたのが幸運でした。先に滞在・帰国した同僚の方は、同じパターンでハイティンクのブラ4を聴けたみたい(それはそれで羨ましい!)。またオランダ出張ないかなぁ(笑)。できればコンサートシーズン(9月~6月くらい)に。海外での鑑賞履歴です。新婚旅行と、仕事での欧州出張時に偶然乗り継ぎ泊でアムステルダムで昼に行動できた時の3回だけ。仕事で私が縁があったのは中国、東南アジアがメインだったのでしょうがないですね。・ウィーン国立歌劇場管弦楽団 ウィーン国立歌劇場 1997/3/23 ドナルド・ラニクルズ指揮, ジークフリート・イェルザレム, ジェーン・イーグレン他 (神々の黄昏)・ローマ歌劇場管弦楽団 ローマ歌劇場 1997/3 (マスネ:ドンキホーテ)・ピアノ演奏会(ランチコンサート) コンセルトヘボウ小ホール 2002/4
2019.01.31
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上の子の受験明けと言うこともあり、今年もお話しをホイホイ引き受けてしまい、昨年の年間演奏回数記録をさらに更新してしまいました。初めてのおつきあいの部分は赤くしてみました。(記念オケは除く)■1月・コントラバスアンサンブルびわバス団(ピアソラ:5つのタンゴ他) 桑名市民会館小ホール コントラバスアンサンブル東海支部親睦演奏会に、ついに念願のびわバス団でのエントリーで参加できました。これまで個人の参加であったことから、感無量です。演奏は周りのレベルが高すぎる中、目先を変えられたのでギリギリセーフだったかな。。個人演奏の方では、津軽海峡冬景色の1st奏者E口さんの素晴らしい演奏に触れられ、ボッテシーニテストーレという文化財級楽器に触れられ、その楽器の所有者である徳高先生とも交流が出来て、大変刺激的でした。そして秋のびわバス団演奏に向けてゲストもゲット出来る(笑)という大収穫。・墨染交響楽団(メンデルスゾーン3番) 京都市呉竹文化センター 指揮:高関 健 文化センター主催による音楽ワークショップ「指揮者のお仕事」というタイトルで、公開リハーサル。とはいえ来月の本番と異なる京響などのプロオケをメインに振っている高関先生がこの日2時間だけタクトをとる、というもの。来月本番の脇坂先生とは異なる方向の音楽でありながら、それを的確に、手早く伝える手際はさすが、としか言い様がありませんでした。平日夜の公演でしたが、定時後ダッシュで無理して参加してよかった。良い勉強になりました。■2月・墨染交響楽団(「真夏の夜の夢」序曲、モーツァルトPf協24番、メンデルスゾーン3番) 京都市呉竹文化センター 指揮:脇坂 英夫 Pf独奏:南部 由貴 先月の成果を発揮し、勢いある「スコットランド」。そして前半はモーツァルト。モーツァルトを演奏させてもらえる、私にとっては本当に貴重でありがたいオケです。今回はメインの大きな曲があったこともあり比較的大編成でのモーツァルトで、割と心を楽にして弾くことが出来ました。「真夏の夜の夢」序曲は、はじめての校訂版譜面での演奏。初版当時と思われる復活部分を加えての演奏でした。■3月・紫苑交響楽団(ベートーヴェン8番、ラフマニノフ2番) 兵庫県立芸術文化センター 大ホール 指揮:ゲオルギ バブアゼ 初めてのバブアゼ先生、そして紫苑響ということで精緻なべー8、泣けるラフ2の予感でわくわくな演奏会でした。期待に違わず練習時点からゴギ先生の熱意あふれる指導とレベルの高い団員の皆さんによる素晴らしい演奏で、もう楽しさ(と自分が変な演奏しないように、という緊張感)いっぱいでした。 アンコールの「眠りの森の美女のワルツ」も素晴らしい演奏で、選曲も合わせ幸せな時間を過ごせました。■5月・京都大学交響楽団OBアンサンブル(シュポア:9重奏曲から) 京都大学時計台国際交流ホール 大学オケのOB会恒例行事の初見大会+パーティー。これはパーティーの際の余興ということで、私よりもっと上の世代の猛者達が以前に別の演奏機会で演奏したものの再演になるはずでした。今回のOB会でメンバーが揃わなかった部分に代役を入れて・・で当たってしまいました。私が最年少、しかも元プロ奏者の代弾きと言うことでビビりまくりでしたが、Vcの先輩との事前練習などに助けてもらって何とかクリア。 その前の初見大会では、展覧会の絵の「古城」のSax独奏を担当させてもらい(もちろんSaxで)、こちらはもう一生記念ものでした。・八幡市民オーケストラ(はげ山の一夜原典版、チャイコVn協、交響的舞曲) 八幡市文化センター大ホール 指揮:森口 真司 Vn独奏:玉井 菜採 前後がとんでもない(いや、ほんとに)曲なこともあって、真ん中のチャイコフスキーにどれだけ和まされたことか。。他の弦楽器メンバーも同じだったようで、他の曲の練習後チャイコフスキーを始めると、弦楽器の辺りから「なんて美しい」とつぶやいている演奏が聞こえてきてました(で、出てくる音も美しければ言うこと無しですが、そこはご容赦を)。協奏曲では慣用的にテンポを落とす人工ハーモニックスのところを敢えてインテンポで演奏してみるなど、なかなかアグレッシブな演奏会でした。■6月・京都市民管弦楽団(レオノーレ序曲3番、グリーグPf協、悲愴) 京都コンサートホール大ホール 指揮:中田 延亮 Pf:木村 綾子 京都ご出身&コントラバスご出身の中田先生、京都ご在住のソリスト、名曲、京都市民管、京コンと、どう見てもお客様があふれる要素いっぱい。実際市民管の皆様、会場が溢れないかどうか最後まで来場者読みをしていたようです(自由席の怖さですね)。蓋を開けてみれば、ほぼきっちり満席。さすがです。演奏も満員のお客様の期待に違わぬものとなったように思います。自オケでもこんなお客様が入る公演にしたいなー。・滋賀医科大学管弦楽団(白鳥の湖「ワルツ」、チェコ組曲、チャイコフスキー4番) 栗東芸術会館さきら大ホール 指揮:岩井 一也 これでドヴォルザークの「アメリカ」「チェコ」両組曲を滋賀医大オケでコンプリートしました。アマチュアにとっては難曲で有名なチャイコの4番ですが、今の滋賀医大オケはトラ居なくても十分演奏できるまでになりました。このあと10月に医大オケのOB会があって、それにも呼んでいただいたのですが、その時も4ヶ月近くブランクがあるにもかかわらず余裕で通してました・・アンコールも「眠りの森の美女」のワルツで、チャイコフスキーワルツは滋賀医大オケの定番レパートリーと化しているようです。■7月・オーケストラ・クラシーク(後宮からの逃走、Pf協27番、「大地の歌」室内楽版) 灘区民ホール(マリーホール) 指揮:高橋 義人 Pf独奏:田中 敬子 独唱:藤田 大輔/大西 信太郎 オペラパーク管でお世話になっている方がマエストロをしているオーケストラに初めて呼んでいただきました。前半モーツァルト、後半はシェーンベルクが室内楽用にアレンジした(実際には未完に終わり、リーンが引き継いだ)マーラーの「大地の歌」。室内楽編成と言うこともあり、コントラバスはI内さんと2本。逃げも隠れも出来ない厳しいステージでした。本番当日は豪雨となり、開催が危ぶまれるほどの降雨となりましたが、無事演奏会を終えることが出来ました。・八幡市民オーケストラ(ファミリーコンサート) 八幡市男山公民館 指揮:安藤 亨 久しぶりのファミリーコンサート出演です。アンコールの「星条旗よ永遠なれ」(オーケストラ版)とか、ドリーの1曲目(定期の時は休団していて弾けなかった)とか、結構そそる曲が多くて、楽しませてもらいました。ここでも「眠りの森の美女」のワルツを演奏。今年は多いなぁ。これで3回目。九州アマバス弾きの重鎮、Sさんがついに八幡オケにデビュー。この約半年後、団員となってくださいました。■9月・オペラパーク管弦楽団(喜歌劇「こうもり」全曲):2公演 大阪大学コンベンションセンター 指揮:ゲオルギ バブアゼ 出演:大西 信太郎/浅井 順子/山田 千尋他 今年は8月が完全にオフ(練習はありましたが)となり、9月は最初から全開。念願叶ってようやくオペラ全曲の演奏が出来ました。曲も名曲、大好きな作曲家のひとりであるシュトラウスの「こうもり」という幸せな巡り合わせ。オーケストラも声楽陣も上手な中で弾かせてもらい、幸せでした。お声がけくださったN村さんに感謝です。この素敵な公演が無料とあって、土曜・日曜の2公演ともお客様は一杯。来年はどうするんでしょう・・曲は「ジプシー男爵」と決定しているので、また楽しいステージになりそうです。・アンサンブル・びわバス団(Live in 守山 part VIII) チカ守山パブリックスペース ゲスト:南 江莉香 今年も結局9月のスケジュールを縫うようにして開催されたびわバス団ライブ。いつもの場所が猛暑による?エアコン故障で、隣の施設の地下での開催となりました。音響的には開放感あり、響きもする(奥のキッズコーナーが賑やかですが)ので、好条件での演奏となりました。ゲストに1月の東海コントラバス親睦会でつかまえ(笑)た南嬢にお越しいただき、色々と楽しいステージが出来ました。来年もこの場所で出来ると良いのになぁ、と密かに思っています。(もちろんいつものスペースもあり、で)・墨染交響楽団(魔笛序曲、リンツ、ブラームス3番) 文化パルク城陽プラムホール 指揮:大島 正嗣 こちらも念願叶っての「リンツ」のステージ演奏が出来ました。これが弾けるとあって、トラのくせに初見大会からの参加。本番ではブラ3も燃焼度高い演奏で、4楽章では演奏しながら「これはいいかも!」とジーンとなる場面もありました。終演後客先にゴギ先生を発見(指揮の大島先生の師匠だったようです)。お褒めの言葉をいただき、(私宛にでは無いのですがね(笑))恐縮してしまいました。・コントラバスアンサンブルびわバス団(観月祭(お月見フレンチ)) フランス料理店「La Belle Vue」テラス 守山ライブと相前後しての突然のオファーをいただき、レストランでのステージが実現しました。通常でしたらかなり悩むところでしたが、守山が終わって日が浅い分、逆に内容ほぼそのままでスライドさせることで、お話をお受けすることが出来ました。 実際には守山でゲスト出演された南嬢の穴を他メンバーで埋めながら、ということで全く一緒では無かったですし、屋外、夕暮~夜、と決して演奏条件はよくなかったのですが、何とか楽しいステージになったようです。その時お客様から「あなた滋賀医大オケに出演しているでしょ。厳しい顔して。なんで今日みたいに笑顔じゃないの?」と指摘されたのにはビビりました。ステージ上、やはり見られているんだなぁ。。と。悪いことは出来ません(笑)■10月・関西グスタフマーラー交響楽団(交響曲第8番(一千人の交響曲)) 京都コンサートホール 指揮:田中 宗利 独唱:安藤るり、老田裕子、端山梨奈、福原寿美枝、八木寿子、二塚直紀、小玉晃、武久竜也 他 今年のもう一つの声楽入り巨大曲。マーラーの8番です。曲は高校時代から知っていましたが、まさかこの曲を自分が演奏する日が来るとは思っていませんでした。ニックネームどおり初演は1000人。今でも演奏しようとしたら400人は要る(合唱の大きさで人数は大きく変わります)という曲。通常でしたら日本で年に1回あるかどうか、という演奏回数なのですが、今年は何故かプロアマ含め多数のオケがこの曲の演奏を手がけました。その中でもアマチュア、しかも「マーラー専業」と銘打ったプロジェクトオケ(特定の地方自治体や出身大学などのバックボーン、コネクションを持たない)が単独で演奏したのだからたいしたものです。「マーラー専業」としてのオケですからいずれやってくるこの曲の演奏が、プロジェクトとして最大の難関と自覚していたので、周到な準備が際立つ運営でした。1部、2部ともラストの音の渦は、人を感動させずにはいない圧倒的なものでした。・八幡市民オーケストラ(ベートーヴェン8番、アメリカ組曲、管弦楽のための協奏曲) 八幡市文化センター大ホール 指揮:三河 正典 春に続いてのベートーヴェンはともかく、「オケコン」は学生時代、エキストラで弾いた二つ目の演奏会以来、という超久しぶりの曲。運指は大方忘れていましたが、曲は覚えているものですね(なんて良いながら終楽章は最後まで落っこちるかどうか、スリリングでした)。とうとうこの曲で、自オケの定期で首席の椅子に座ることになってしまいました。本番前日になってメンバー二人(一番年齢の高い方と一番若い方)が体調不良でゲネプロお休みとなり、胃が痛かったですが、本番はギリギリの6名で何とかクリア出来ました。やはりメンバーは多めなのに越したことはありません。■11月・キングズ・ギャンビット・ウィンド・オーケストラ(サスパリラ、Fl協奏曲、サガ・キャンディダ、シンフォニックダンス) 池田市民文化会館アゼリアホール 指揮:久保田 善則他 久しぶりの吹奏楽、弦バスでもっての演奏会。編成も技量も十分な立派なバンド、そして練習2回にもかかわらず曲はアンコールの「ディスコキッド」以外は全く知らない曲ばかり、というなかなかに勉強しがいのあるステージでした。Jazz系を明らかに指向した曲や5弦音指定がある曲などもあったので、嫁の楽器(ピックアップとエクステンダー付き)とアンプでもって臨みました。 他のステージの練習も平行して持っているので、いつものようにいきなり指に血豆(ピチカートしすぎ)作ったら立ちゆかなくなるので、アンプの力に頼り何とか本番まで指をもたせることが出来ました。・大阪工業大学管弦楽団(「オイリアンテ」序曲、「ヘンゼルとグレーテル」序曲、ベートーヴェン2番) 守口市生涯学習情報センター・ムーブ21 指揮:江川 優里 昨年に続いての出演でしたが、今年はコントラバスパートだけでなく、オケ全体の人集めまでやる羽目になり、本番に向けて簡単に「人集まらないし」で白旗揚げるメンバーを叱咤激励しながら、何とか本番8型で迎えることが出来ました。もうとにかく各楽器の知人に頭下げまくって、本番だけでも、ということでお願いしたのですが、素晴らしいメンバーが揃い、本番は何か結構良い演奏だったように思います。このメンバーで、あと1回だけでも練習できていたら・・さすがにお節介は、もう懲りました(^_^;)これからはお世話になった皆さんのホームオケに、ご恩返しの演奏を続けます。■12月・八幡市民オーケストラ(室内楽の集い) 八幡市文化センター小ホール 昨年はオケ付きでしたが、今年はこれまでの室内楽演奏会のみに戻りました。他の演奏会の練習がかなりタイトに平行していたので、本番当日も最後までは居られない状態。にもかかわらず、演奏会運営も引き受けたせいで、直前は演奏以外の準備(練習の部屋割り、コマ割りなど)もあり、なかなかに忙しい状態でした。 そんな中、念願のVnとのデュエット曲ができ、ここ数年定番化しているベースアンサンブルでは10月に衝撃のステージを観た「ベースギャング」の曲をコピー演奏(内容のコピーは難しすぎ)できました。この室内楽演奏会、隔年だったのが毎年になりそうです。来年何やろう。。。・滋賀医科大学管弦楽団(威風堂々1番、「小組曲」、カリンニコフ1番) 栗東芸術会館さきら大ホール 指揮:岩井 一也 とうとう念願のカリンニコフの交響曲1番が演奏できました。しかも盛り上げ上手の岩井先生の指揮、単科の医科大学のオケでありながら16型の弦楽器MAX編成(アマオケではマーラーでも14型とかやるところが多い)。ロシアものは弦が厚いとそれだけで十分に感動的になります。カリンニコフも感動的でしたが、アンコールの「花のワルツ」のゴージャスな音は、あとで録音を聴いても十分に満足できる華やかさでした。そして多分長い演奏会経験の中でも多分初めてな、ハープのエキストラの方が、1曲目からアンコールまで出ずっぱり。あまりにお気の毒でしたので、差し入れ持って行ってしまいました。・紫苑交響楽団(アベベルムコルプス、フィンランディア、トゥオネラの白鳥、「合唱付き」) 兵庫県立芸術文化センター 大ホール 指揮:牧村 邦彦 独唱:内藤 里美、伊藤 絵美、松本 薫平、大谷 圭介 他 牧村先生とは、八幡市民オケ、紫苑さんでの演奏会(グラズノフVn協、ドボ6他)以来。回を重ねて大規模(約100名)かつ伝統のこうべコープさんの第9合唱団、そして第9は初めてという紫苑響さんという、魅力的な組み合わせ。オケは9月の演奏会終了後、来年3月の定期公演と平行して多くの曲を練習することになり、さすがの紫苑響さんでも大変なスケジュールだったようです。 しかしベースは新入団員が続けて入られたようで、ますます充実。時間の少なさを感じさせない素晴らしい演奏でした。牧村先生じゃないけど、ほんとに「いいオケだなぁ」とため息でます。・オペラパーク管弦楽団(「合唱付き」) ポップタウン住道オペラパーク 指揮:白谷 隆 独唱:藤原 未佳子、西畑 賀世、西口 浩二、落合 庸平 他 12月、いや11月から続いた6週連続での演奏会、そして同時に今年の締めは、2年連続でオペラパークさんでの第九となりました。場所編成とも昨年と同じ、ベースは3本。かつ他の二人はめっちゃお上手なのも去年と同じ。今年は大阪モーツァルトアンサンブルのコントラバスO川さんと、それこそ学生時代以来かも、という共演を果たすことが出来ました。メンバーがだいぶ固定化(安定化)してきたので、演奏も昨年の積み上げがあり、一段とよい演奏になったように思います。お客様の反応も随分真剣な感じに思えました。よい1年の締めくくりとなりました。-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*今年も大曲(マーラー8番、「大地の歌」、「オケコン」、こうもり全曲)、念願の曲の演奏(オペラ、「リンツ」、「カリ1」)が演奏でき、ゴギ先生他の新しい方との出会い、そして懐かしい方々との再会もありました。 今年は声楽との共演が多かったのが印象的でした。(大地の歌、こうもり、マーラー8番、第9×2)また、1年で両シンフォニックダンス(ラフマニノフ、バーンスタイン)も演奏できたし、モーツァルトのピアノ協奏曲を2曲も演奏できたのも嬉しかったです。エキストラにもかかわらず、モーツァルトを弾けるチャンスをいただけ、ほんとありがたかったです。お話しいただきながらも先に入ったスケジュール等でお断りせざるを得なかったものもあり、すみませんでした。(年末の沢先生でのオケは返す返すも残念。。結局当日はスケジュールが空いたこともあり) 今年お世話になった皆さまへ感謝すると同時に、来年もまたお世話になることと思います。 どうぞよろしくお願いいたします。
2018.12.31
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今年は受験生を抱えて最初自粛期間がありましたが、それが明けて以降、「短期のお仕事です」「練習回数なくてもいいです」というお話しをホイホイ引き受けてしまった結果、この歳になって年間演奏回数記録を大幅更新してしまいました。初めてのおつきあいの部分は赤くしてみました。(記念オケは除く)■1月・西陣お弁当オーケストラ(アルルの女第2組曲、「英雄」) こども文化センター小ホール 指揮:福盛 亮介 "「すみません」と言ったら罰金"など、「初心者も楽しく演奏に参加できる」というコンセプトがはっきりした素敵なオーケストラさん。とは言え、エキストラが「すみません」級の演奏をそうそうするわけにも行かず(笑)、練習回数少ない中での二人エロイカはなかなかハードでございましたが、久々の3番、楽しませていただきました。■2月・京都大学交響楽団100周年祝祭オーケストラ(マイスター、白鳥湖ワルツ他) ウエスティン都ホテル 指揮:寺本 義明,現役団内指揮者 他 祝祭一発合わせオケのはずなのですが、「本番だけ乗りNG(リハーサル必須)」という京大オケらしい縛り(笑)。しかもほぼ全員がさらって参加しているようで、まぁ、一発オケとは思えないくらいデキはよかったです。 それはともかく、別枠であった「飛び入りOK一発演奏枠」は、一発演奏のはずなのに楽譜が配られた瞬間、各パートがパート割りして、合わせポイントをパート間で自主的に確認(そのために宴席テーブル駆け回って相手捜し)し始めるところがなんとも・・どうも曲を前にすると、ベストを尽くさずにはいられない人達らしい(笑)。当然ながら一発合わせでの演奏も(一部落っこちたり、の笑いはしっかりとりながら)立派なものでした。「エグモント」序曲は、来賓の北原先生から「もう一回やったら絶対良い演奏になる、振らせて」というまさかの「おかわり立候補」までいただき、時間延長もなんのその、で盛り上がらせてもらいました。■3月・紫苑交響楽団(ウィリアムテル序曲、夏の夜の夢組曲、シェエラザード) 八幡市文化センター大ホール 指揮:新通 英洋 Vn独奏:石上 真由子 難曲揃いで、しかも団員の皆さんはきっちり弾いてはる・・という往生しそうな条件での演奏でして、せめて誠意くらいはお見せしないと、とばかり分奏練習にも参加させてもらいました。実際はここの弦分奏は聞いてて美しい(感動したことも何度か)ので、自分が弾けないのがバレるリスクを冒しても(笑)、参加したかったりするわけです。 昨年の京都市民管さんに続いての新通先生からは、「コントラバスの上行音形の所、和音の根音、3音、5音、どれを弾いているかによって雰囲気を変えて演奏してください」(シェエラザード1楽章)と難しい(私にとって)ご指導をいただき、スコア見て唸ったりしてました。まぁ、それが弾いていて感じられない時点で、音感的にはアウトなんでしょうけど。。■4月・グリーン交響楽団(6つのドイツ舞曲、シューマン4番、チャイコフスキー4番) KOBELCOホール 指揮:佐々木 宏 社会人になりたてでまだ関東に住んでいた頃、当時立ち上がった「東京グリーン響」には何回かお世話になっていました。その本家、大阪本店(?)のオケに参加させてもらって感慨ひとしおでした。モーツァルトも弾かせてもらった上、生「ハーディ=ガーディ」の演奏やら、初めての指揮の先生、ホール、と初めて尽くしでなかなか刺激だらけでした。芦響のTさんと(多分)初めてステージでご一緒させていただきました。長年のおつきあいでしたがようやく、でした。学生時代の後輩バイオリン奏者の方とも久しぶりの再会を果たし、色々な出会いのあったステージでした。・奈良女子大学管弦楽団(エグモント序曲、ペールギュント第1組曲、シューマン1番) 橿原文化会館 指揮: 木下 麻由加 昨冬に続いてお声がけいただき、初めて橿原文化会館のステージに立たせてもらいました。グリーン響に続いてシューマン。さらに翌月の京都市民管にも続きました(結局冬にもシューマン演奏し、今年は4回も演奏してしまいました)。1番(「春])は、学生時代、ちょうど奈良女さんにもエキストラでお邪魔していた時代に自オケで演奏した曲でもあるので、結構感慨深い演奏でした。こちらでの演奏は、バスパートにプロの方がお二人もいらっしゃるので、勉強になると同時にかなりドキドキします。■5月・八幡市民オーケストラ(エルサロンメヒコ、ラプソディーインブルー、「新世界から」) 八幡市文化センター大ホール 指揮:松浦 修 Pf独奏:法貴 彩子 自オケ1年ぶりの復帰演奏。4月からの合流で演奏会まで2ヶ月しか無く、初めて演奏する「エル・サロン・メヒコ」のリズムにはかなり苦しめられました。新世界の例の4部重奏は・・リハの方がよかったか。。なかなか難しいものです。でも、自オケで演奏するのはやっぱりいいですね。練習回数も多くとれるので、安心して本番を迎えられます。・京都市民管弦楽団(さまよえるオランダ人序曲、エニグマ変奏曲、シューマン1番) 京都コンサートホール大ホール 指揮:中橋 健太郎左衛門 自オケの本番と2週連続で結構キツい状況で、しかも「エニグマ変奏曲」初めて、というリスキーな状態でした。幸いメイン曲が先月演奏したばかり、という状況ではありましたが、水曜の通常練習に呉竹文化センターの時に仕事後ダッシュでお邪魔するなど、やりくりして(弾けてないのを晒した分奏もありましたが)何とか練習回数を確保しました。■6月・滋賀医科大学管弦楽団(エフゲニオネーギン「ワルツ」、だったん人の踊り、ブラームス2番) 栗東芸術会館さきら大ホール 指揮:岩井 一也 オネーギンのワルツ以外は演奏経験あり、メンバーも気心知れたいつもの皆さん、ということで余裕のはずでしたが、次の定期に向けての自オケの練習でまさかの楽器転倒。ネックの根元を折ってしまい、自楽器は入院を余儀なくされてしまいました。その結果、嫁の楽器に助けてもらっての本番となりました。嫁の楽器にもエクステンダーは付いていたので、ブラ2の冒頭は下げて乗り切ることが出来ましたが、エクステンダーも前日に一度壊れるなど、楽器のコンディションに振り回された演奏会でした。■7月・京都市民管弦楽団(小組曲、チゴイネルワイゼン、大序曲「1812年」他) 京都コンサートホール大ホール 指揮:藏野 雅彦 Vn独奏:福澤 里泉 ここ数年、京都市民管さんには何度か定期演奏会でお世話になっていましたが、PTAプログラムは初でした。しかも朝イチ本番、というのも初めての経験。曲目は、「コバケンとその仲間たちオケ」に非常に近いもので、びっくりでした。Vn独奏の福澤さんは、学生オケ時代の大先輩(楽器はフルート)のお嬢様。1812年のバンダに、滋賀医大オケOGのメンバーが居て、バンダのシートとステージ上でお互いびっくりしてました。 ここから退院した自楽器になりましたが、ネック修復と合わせて駒も換えてもらい、様子を伺いながらの演奏となりました。・関西グスタフマーラー交響楽団(マーラー4番) びわこホール大ホール 指揮:田中 宗利 ソプラノ独唱:安藤 るり 当初は参加予定無かったのですが、遅れてのエントリー。他にマーラー9番、英雄の生涯、と大曲を平行して抱えていた上、もともと歌曲との兼ね合いで交響曲の練習回数が少なめ設定での出遅れを補うため、練習掛け持ちだけで無く、本番後に移動して練習に参加したり、とこちらも綱渡りでの練習回数確保となりました。 梅雨末期で大雨・雷雨の下での移動が多かったなぁ。。びわこホールも久々でしたが、4弦エクステンダーがいい感じに響いて、コントラ音域が楽しかったです。(分割時は上を弾かせてもらいましたが、なにせマーラー、ユニゾンでコントラ音域の指定もそこここにあります。)■8月・コバケンとその仲間たちオーケストラ(アイーダ大行進曲、チゴイネルワイゼン、大序曲「1812年」他) 飯山市文化交流館なちゅら 指揮:小林 研一郎 Vn独奏:瀬崎 明日香 8月は恒例となりつつある、コバケンオケ長野公演への参加ですが、今年から茅野以外でも演奏することとなりました。今年は飯山市のホール。遠かった。。日帰りは、ほぼ限界の距離でした。しかも雷雨で道が止まったりで運転時間が延び、帰り道はかなり危なかったです。曲、指揮者、ソリストともいつもの曲とメンバーで、演奏に集中できるのはありがたいです。 今回は通常前方プルトだけで演奏する、モーツァルトの「涙の日」(レクイエム)の演奏に加わらせてもらって、ラッキーでした。モツレクを実演ステージ上で聞くと、その凄さは筆舌に尽くしがたいです。モーツァルト、やっぱり神です。■9月・紫苑交響楽団(スラブ舞曲No.5,6,12,15、マーラー9番) 長岡京記念文化会館 指揮:森口 真司 久々に弾くマーラー9番の難しさは置いといて、スラブ舞曲の弦、木管セクションに期待してわくわく気分で参戦させてもらいました。期待に違わぬ、美しく表現力ある弦楽器の演奏に、分奏中も合奏中も感激しっぱなしでした。これまでNo.1,8,10位しか演奏したことなかったスラブ舞曲も、一気にカバー率アップ。いい曲だけど演奏が難しいことがよくわかりました。だからアマオケのアンコールじゃなかなかできないのね。 上手な弦セクションに混じって弾かせてもらうと、自分も上手になったような気分がします(音程外すとすぐばれちゃうし。。)。・コントラバスアンサンブルびわバス団(ベネチア舞曲、フンク「組曲」 他) 守山市駅前総合案内所 9月の2つの公演の間にびわバス団が入ったために、一気にキツくなりました。しかも日程が比較的ギリギリで決まったため、オリジナルアレンジを作れずにほとんど出版譜を使用することになりました。 内容的にもルネッサンスやバロックの曲が多くて、音源が無い物は手探りでの曲作り。それはそれで楽しかったですね。新婚旅行の時にウィーンのドブリンガーで買った譜面がようやく音になったり、とちょっとうれしいものもありました。フィッツェンハーゲンがそれなりの演奏になったのには感激。Iさん加入の威力は絶大でした。・墨染交響楽団(ブラームスVn協奏曲、チャイコフスキー5番) 文化パルク城陽プラムホール 指揮:脇坂 英夫 Vn独奏:福澤 里泉 人が足りないかな?とドキドキしていたのですが、蓋を開けてみればベース9人の大所帯。ブラームスのVn独奏は、7月に引き続いての福澤さんでした。 割と台風との出会いが多いオケなのですが、今回は久しぶりに大物(18号)と当たりそうでした、以前に台風で本番えらい目に遭った(私は本番遅刻してしまいました)オケでもあり、今回の準備は万全でした。(ホテルの手配まで。。さすがです。)■10月・八幡市民オーケストラ(ベートーベン1番、「英雄の生涯」) 八幡市文化センター大ホール 指揮:中井 章徳 50回の記念演奏会のお祝いに台風21号が遅ればせながらやって来て、先月に続いて警戒態勢での演奏会。悪天候の中お越しくださったお客様に、本当に感謝です。曲は、アマチュアなら一生一度の曲になりそうな(私は縁あって2回目となりました)、「英雄の生涯」。 弦を張り替えたところ、「ギンギン」の音になり、かなりイケイケな演奏になった模様です。ただ、張り替えたシンセ弦(Zyex)ではエクステンダーの効果が薄くなる(Low Cまで下がらない!)ことがわかり、E線だけは以前のベルカントを残しています。クリスマスに嫁用に買ったスチール弦(Helicore)のE線を奪って・・もとい、交換して、様子を見てみるつもりです。 娘2の花束嬢、陰アナ参戦もあって、なかなかドタバタしつつ記念演奏会が過ぎて行きました。■11月・みやざきまさひろDuo(ロンベルグ「ソナタ」、グノー「プチスケルツォ」他) 高松市 喫茶花ぞの 1stCb:宮崎まさひろ Facebookで知り合った実家近所にご在住の宮崎先生と、話が盛り上がった勢いでDuoリサイタルを開くことになってしまいました。喫茶店でのアットホームなライブとは言え、宮崎先生の演奏活動復帰演奏でもあり、大きな粗相の無いよう、オール2ndパートにしてもらうなど、万全のリスク対策(笑)で臨みました。デュエットの音の拡がり(ハモり)は正確な音程からしか得られないことを改めて痛感。音程的リスクの少ないフィンガリングをとることの重要性を感じたリサイタルでした。 高松を離れてもう35年になるのですが、中高の先輩、後輩やお世話になった方が駆けつけてくださり、感謝でいっぱいでした。・大阪工業大学管弦楽団(「魔笛」序曲、「未完成」、「英雄」) 守口市生涯学習情報センター・ムーブ21 指揮:国沢 晴香 昨年奈良女子大オケへの30数年ぶりカムバックのきっかけとなった、Vcの方からのお誘い。今年はまた別の学生オーケストラさんでした。まだ出来たばかり(第3回演奏会)の若いオケ。私が現役時代にお邪魔した、当時出来て間もなかった滋賀医大のオケを思いだし、感慨もひとしおでした。 学生オケの王道ど真ん中を歩むようなプログラムで、さすがにゲネ本はつらく、強引に練習追加してお邪魔させてもらい、他の経験豊富なエキストラメンバーの活躍でいい演奏会になりました。・八幡市民オーケストラ(弦楽セレナーデ、剣の舞、美しく青きドナウ、5つのタンゴから 他) 八幡市文化センター小ホール 指揮:安藤 亨、日浦 啓全 これまでの室内楽演奏会に加え、前半に「親子コンサート」が入る大盛り企画。演奏する側の準備も大盛り必要で、なかなか大変でした。しかし、弦セレコンプリート、久々の「青きドナウ」をトップで演奏、剣の舞ではサックス持ち替え演奏(中間部)など、色々と楽しい演奏会でした。 アンサンブルの方も、首席のH氏抜きで不安いっぱいでしたが、日浦先生のご活躍と若いメンバーの頑張りで、いいピアソラになりました。ちょっとタンゴがマイブーム気味です。■12月・けいはんなフィルハーモニー(オベロン序曲、「真昼の魔女」、シューマン4番) けいはんなプラザ・メインホール 指揮:粟辻 聡 コンミス筆頭に尊敬するプレーヤがいっぱい在籍しているけいはんなフィルさん、これまでライブラリワークに混ぜてもらったり、客演(ちょうど粟辻先生の時でした!)練習代弾きでお邪魔したことはあったのですが、ようやく念願叶ってステージをご一緒することが出来ました。 曲も以前に京大オケの演奏会で聞いて記憶に残っていたドボルザークの交響詩「真昼の魔女」を初めて演奏させてもらったり、で貴重な体験をさせてもらいました。アンコールでもハンガリー舞曲の珍しい番号(18番)を弾かせてもらいました。・滋賀医科大学管弦楽団(スラブ行進曲、「仮面舞踏会」、ドボルザーク5番) 栗東芸術会館さきら大ホール 指揮:岩井 一也 ドボルザークの5番、6番は最近ちょくちょくアマオケでの演奏を見るようになり、私も過去に1回ずつ(どちらも滋賀医大さんで)弾かせてもらっていました。が、まさかこの曲が2回目になるとは。しかも同じ滋賀医大オケさんで。5年の間隔での演奏、滋賀医大オケさんの発展ぶりがよくわかり、感慨深いものでした。メンバーも随分増え、トラ抜きでもほとんどのパートが揃って充実した練習が出来ているようです。これも設立当初から今に至る先輩方の営々たる努力の成果に他なりません。今はメンバー少なくて大変な学生オケさんも、努力していけば、きっと素敵な未来がやってくるに違いありません。 今年は3つの大学オケさんにかかわらせてもらって、若いメンバーとふれあえて本当に幸せでした。がんばれー、と心からのエールを贈りたいです。・オペラパーク管弦楽団(「合唱付き」) ポップタウン住道オペラパーク 指揮:白谷 隆 今年の締めは、3年ぶりの第九となりました。しかも3年前と同じく、ベースは3本かつ他の二人はめっちゃお上手(プロ、音大卒の方等)。周りも上手な奏者の方ばかりの中でこの難しい曲を弾くのは、厳しいですが、やはり大変に勉強になります。 大阪の公演となると、集まるメンバーも京都、奈良、大阪、神戸と関西一円となり、普段滋賀京都に居てはなかなかお会いできない、新しい、素晴らしい奏者の皆さんとお知り合いになれました。 個人的には学生時代にエキストラでお世話になった方と偶然ステージご一緒出来て、30ウン年ぶりの再会が感慨深かったです。-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*今年は大曲(マーラー4番、9番、リヒャルトシュトラウス「英雄の生涯」)があったり、一方でバス2~4人の小編成が6回、デュエットコンサート始めバスアンサンブルが3回と多彩な編成を経験させてもらいました。 また曲が結構かぶり、ベートーベンの交響曲を4回(うち「英雄」2回)、シューマンの交響曲を4回(1番と4番を2回ずつ)など、曲の理解を深めると同時にそれぞれでの楽譜や解釈の違いを経験することが出来ました。 6月には楽器のネックを折ってしまって、嫁の楽器に助けてもらったり、9月以降は3週連続本番とか、2回連続台風襲来演奏会(笑)とか、2週で4本番とかがあって、なかなかキツかったですが、充実した1年となりました。 年が明ければ、1~3月はまた月イチペースに戻る(はず)です。 今年お世話になった皆さんへ感謝すると同時に、来年もまたお世話になることと思います。 どうぞよろしくお願いいたします。
2017.12.30
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年も改まり、我が家はお正月飾りも3連休ではずし、正月気分をそろそろ抜かないと・・いう時期となりました。 さて、現在決まっている今年の演奏予定です。 先に行くほど予定精度は落ちます・・もし漏れているとか、まだ演奏会突っ込めるやん!ということにお気づきの方は、ぜひご連絡くださいませ。末尾の括弧は、弓の選択予定です。-------------------------------------------- 2月1日(日) 第13回やわた市民音楽祭(八幡市民オーケストラ) 八幡市文化センター大ホール チャイコフスキー 「白鳥の湖」抜粋 (D) 「世界にひとつだけの花」「花は咲く」(合唱との合同演奏) 2月15日(日) 墨染交響楽団第17回定期演奏会 京都市呉竹文化センター ホール ベートーベン 交響曲第4番 (D) シューマン 交響曲第4番 (D)3月22日(日) 高松高校吹奏楽部第40回定期演奏会 アルファあなぶきホール大ホール歌劇「トゥーランドット」からSING SING SINGラッキードラゴン~第五福竜丸の記憶~ 他 (乗り降り、演奏楽器含め未定)5月24日(日) 八幡市民オーケストラ第45回定期演奏会 八幡市文化センター大ホールストラヴィンスキー 小管弦楽のための組曲第2番 (たぶん降り番) ベートーベン 交響曲第4番 (D)チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」 (D)6月13日(土) 滋賀医科大学管弦楽団第61回定期演奏会 栗東芸術文化会館さきらブラームス 交響曲第4番 他 (D)10月25日(日) 八幡市民オーケストラ第46回定期演奏会 八幡市文化センター大ホール (詳細未定)12月 滋賀医科大学管弦楽団第62回定期演奏会 栗東芸術文化会館さきら(詳細未定) 実際には5月にはびわバス団、コバケンオケとか、例年9月の墨オケさんとか、たぶんありそうだけど未確定のものだったり、来年後半でいつもお世話になっているオケでの予感はあるのですが、まだまだ未定の案件が多いです。お世話になる皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
2015.01.12
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今年も年賀状を書き終えて、あとは掃除と帰省してのお節作りを残すだけとなりました。一年間、ずっとお世話になった方、初めてお会いした方等々、いろいろな方にお世話になり、なんとか無事に演奏会を重ねることが出来ました。(演奏上の事故を除く(_ _))新しい・懐かしい出会いも色々とあり、本当にありがとうございました。(演奏会曲目にあっても、降り番で演奏していないものは省かしていただきました。D:ジャーマン弓、F:フレンチ弓での演奏。初演奏の曲は、末尾に * を付しています)---------------------------------2014/1/12 Cb.アンサンブル東海支部親睦演奏会 2014 スタジオRiRiTa (名古屋市西区)賛歌(12本のVcのための) (D)アベ・ベルム・コルプス (D)フランスの歌(チャイコフスキー)* (D)ピチカート・ポルカ(J.Strauss) (pizzのみ)チェコポルカ(F)*ドラクエ序曲+トルネコのテーマ(F)2014/2/9 びわこフィルハーモニー 第13回演奏会 野洲文化ホール大ホール Cond. 有馬純昭 ハチャトゥリアン 「仮面舞踏会」からワルツ (D) ブルッフ ヴァイオリン協奏曲第1番 (Vn独奏:藤村知史) (D) ブラームス 交響曲第1番 (D) エルガー エニグマ変奏曲から「ニムロッド」*(F)2014/2/16 紫苑交響楽団第23回定期演奏会 京都府長岡京記念文化会館 Cond. 横島勝人 ブルックナー 交響曲第7番 (D)2014/5/25 八幡市民オーケストラ第43回定期演奏会 八幡市文化センター大ホールCond.森口真司 ボロディン 歌劇「イーゴリ公」序曲 (D) プロコフィエフ ヴァイオリン協奏曲第2番 (Vn独奏:玉井菜採)* (F) ショスタコービッチ 交響曲第10番 *(D) ショスタコービッチ 組曲「馬あぶ」から「ロマンス」(D)2014/6/14 滋賀医科大学管弦楽団 第60回定期演奏会 栗東芸術文化会館さきらCond.岩井一也 ベートーヴェン 歌劇「フィデリオ」序曲(D)チャイコフスキー 「くるみ割り人形」から(D)シューマン 交響曲第4番*(D)ヴェルディ 歌劇「ナブッコ」序曲 (F)2014/6/21 びわバス団 Live in 守山 IV 守山市駅前総合案内所The Pink Elephant*(F)Amazing Grace(F) ジ・エンターテイナー(F) 「あまちゃん」のテーマ*(F) 「千本桜」* (F)Ave Verum Corpus(F) 2014/7/26 八幡市民オーケストラ 男山公民館夏休みファミリーコンサート 八幡市立男山公民館Cond: 安藤 亨 チャイコフスキー 音楽物語「白鳥の湖」(語り) 2014/8/3 コバケンとその仲間たちオーケストラ in蓼科 みずなら音楽祭2014 茅野市民会館マルチホールCond: 小林 研一郎 ヴェルディ 歌劇『アイーダ』より「凱旋行進曲」《吹奏楽付き》 (D) サラサーテ チゴイネルワイゼン《ヴァイオリン : 瀬崎明日香》 (D)小林研一郎 パッサカリアより「夏祭り」《和太鼓:信州玉川太鼓》 (D)ブラームス ハンガリー舞曲第4番* (D)ベートーヴェン 交響曲第5番(運命)から第1楽章(D)チャイコフスキー 序曲『1812年』《吹奏楽付き》 (D) ビゼー 「アルルの女」第2組曲から、「ファランドール」(D)2014/9/15 墨染交響楽団第16回定期演奏会 文化パルク城陽 プラムホールCond: 脇坂 英夫 ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番(Pf独奏:河内 仁志) (D) チャイコフスキー 交響曲第4番 (D) チャイコフスキー アンダンテ・カンタービレ (D)2014/9/23 コバケンとその仲間たちオーケストラ in 福岡 アクロス福岡・福岡シンフォニーホールCond: 小林 研一郎 ヴェルディ 歌劇『アイーダ』より「凱旋行進曲」《吹奏楽:精華女子高校吹奏楽部》 (D) サラサーテ チゴイネルワイゼン《ヴァイオリン : 瀬崎明日香》 (D)小林研一郎 パッサカリアより「夏祭り」《和太鼓:瑞宝太鼓》 (D)シベリウス 交響詩『フィンランディア』 (D)チャイコフスキー 序曲『1812年』《吹奏楽:精華女子高校吹奏楽部》 (D) ビゼー 「アルルの女」第2組曲から、「ファランドール」(D)2014/10/26 八幡市民オーケストラ第44回定期演奏会 八幡市文化センター大ホールCond: 三河 正典 ラヴェル ラ・ヴァルス (F) ガーシュウィン ピアノ協奏曲 へ調 (Pf独奏:堤 聡子)(F) ブラームス 交響曲第3番ヘ長調 作品90 (D)ブラームス ハンガリー舞曲第7番* (D) 2014/11/16 京都市民管弦楽団第90回定期演奏会 京都コンサートホール大ホールCond:阪 哲郎 J.シュトラウス 喜歌劇「こうもり」序曲 (D) ブラームス ハイドンの主題による変奏曲 (D) ブルックナー 交響曲第4番「ロマンティック」 (D) 2014/11/30 やまなみグリーネ管弦楽団 みんなで第九をコンサート vol.23 三郷町文化センターCond.河野 正孝 ベートーヴェン 交響曲第9番(合唱付き)(D)天の川*/螢の光(D)2014/12/6 滋賀医科大学管弦楽団第61回定期演奏会 栗東芸術文化会館さきらCond.岩井一也 ボロディン 中央アジアの草原にて (D)シベリウス カレリア組曲 (D) シベリウス 交響曲第2番 ニ長調 作品43 (D)シベリウス フィンランディア(D)2014/12/14 八幡市民オーケストラ室内楽演奏会 八幡市文化センター小ホールCond.村尾 浩也/滝 雄司 ホルスト 吹奏楽のための第一組曲 (A.Sax) プロコフィエフ 五重奏曲から4,5,6曲*(F) 服部元 コントラバス5重奏のための日本民謡組曲(F)多田武彦 アカシアの径*(F) グリーグ ホルベルグ組曲から、1,2,3曲、5曲目から*(Cond.) ------------------------------------ 今年は年間通してコンスタント(後半がきつかったですが)に演奏させてもらい、15ステージに乗ることが出来ました。来年には、コントラバスを弾き始めてからの通算、250ステージに到達しそうです。初めての曲の中でも、ハンガリー舞曲の2曲でもって、第1番~第7番までを全曲演奏できたことになりました。これはけっこうレアなコンプリートかも、と一人喜んでおります。また、シューマンも4番の演奏でもって、好局曲コンプリートとなりました。ようやくですが。あとは、全体的に難度の高い曲が多かったな~、いい勉強になりました。プロコの協奏曲のト音記号パートソロ、5重奏曲の重音、高音、跳躍、フラジオ等々・・久々に第九もあったし(笑)。コントラバスアンサンブルも、名古屋のメンバーと初めてご一緒させてもらい(すっかりお友達・・のつもりです)、びわバス団もあり、そして室内楽演奏会では、学生時代のバス仲間3人を含んでのアンサンブルが実現したのが、何ともうれしく、懐かしかったです。 ホールも、久しぶりの京都市民管(学生時代以来!)で、京都コンサートホールの舞台を踏ませてもらったり、奈良県三郷町のステージ(これも奈良県は学生時代の県立ホール以来か?)立たせてもらったり、なんと九州のステージ(これも学生時代の演奏旅行以来!)と新しい経験をさせてもらいました。ありがたいことです。 また今年はコントラバス以外にも、ナレーション(語り)、Sax、指揮、とコントラバス以外に芸域(笑)が広がった歳でもありました。来年に向けて、こちらも広がっていけばうれしいです。来年もどうぞよろしくお願いいたします。 皆様良いお年を!
2014.12.27
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お盆ももうすぐ終わり、私たちも夏休みからそろそろ現世に(笑)戻らねばなりません。 さて、9月から来年春まで、現在決まっている演奏予定です。 1~2月あたりは若干微妙ですが・・もし漏れているとか、まだ突っ込める!ということにお気づきの方は、ぜひご連絡くださいませ。-------------------------------------------- 9月15日(月祝) 墨染交響楽団第16回定期演奏会 文化パルク城陽 プラムホール ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番 (D) チャイコフスキー 交響曲第4番 (D)9月23日(火祝) コバケンとその仲間たちオーケストラ in 福岡 アクロス福岡・福岡シンフォニーホール ヴェルディ 歌劇『アイーダ』より「凱旋行進曲」《吹奏楽付き》 (D) サラサーテ チゴイネルワイゼン《ヴァイオリン : 瀬崎明日香》 (D)小林研一郎 パッサカリアより「夏祭り」 (D)シベリウス 交響詩『フィンランディア』 (D)モーツァルト 『ピアノ協奏曲第23番』より「第2楽章」 (降り番)モーツァルト 『レクイエム』より 「ディエス・イレー」「ラクリモーサ」《合唱付き》 (降り番)チャイコフスキー 序曲『1812年』《吹奏楽付き》 (D) 他 10月26日(日) 八幡市民オーケストラ第44回定期演奏会 八幡市文化センター大ホールラヴェル ラ・ヴァルス (F) ガーシュウィン ピアノ協奏曲 へ調 (F) ブラームス 交響曲第3番ヘ長調 作品90 (D) 11月16日(日) 京都市民管弦楽団第90回定期演奏会 京都コンサートホール大ホールJ.シュトラウス 喜歌劇「こうもり」序曲 (D) (降り番?)ブラームス ハイドンの主題による変奏曲 (D) (降り番?)ブルックナー 交響曲第4番「ロマンティック」 (D) 12月6日(土) 滋賀医科大学管弦楽団第61回定期演奏会 栗東芸術文化会館さきらボロディン 中央アジアの草原にて (D)シベリウス カレリア組曲 (D) シベリウス 交響曲第2番 ニ長調 作品43 (D)12月14日(日) 八幡市民オーケストラ室内楽演奏会 八幡市文化センター小ホール (詳細未定)《2015年》 1月24日(土) Cb.アンサンブル東海支部親睦演奏会2015 パティオ池鯉鮒参加含めて未定です・・すみません2月1日(日) 八幡市民音楽祭(八幡市民オーケストラ) 八幡市文化センター大ホール(曲目未定)2月 墨染交響楽団第17回定期演奏会 京都市呉竹文化センター 出演含めて未定です・・例年なら、このあたりです。5月16日(土) びわバス団 Live in 守山 V(予定) 守山市駅前総合案内所 一応開催の予定ですが、まだ日・場所含め未定です。 5月24日(日) 八幡市民オーケストラ第45回定期演奏会 八幡市文化センター大ホール (曲目未定)6月 滋賀医科大学管弦楽団第62回定期演奏会 栗東芸術文化会館さきら出演含めて未定です・・例年なら、このあたりです。 さすがに来年となるとまだまだ未定の案件が多いですが、お世話になる皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
2014.08.15
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中~大編成の市民オーケストラでは、モーツァルトの曲はあまり演奏する機会がありません。トロンボーン、チューバはほとんど出番無し(トロンボーンはレクイエムや魔笛などにはありますが)、木管楽器やトランペットもあって各2本。大編成のオーケストラほど、団員が「降り番」(その曲は演奏せずにお休み)となるわけです。そうはいっても名曲の数々。他の曲に大編成の曲を持ってきて、なんとかモーツァルトを演奏したい、と考える方もいらっしゃるかと思います。ちょうど私の所属オケでも、少し先にかなり大編成の曲を演奏する話が持ち上がっており、そのカップリングにモーツァルト?という話がでてきました。そこで、管楽器の皆さん、どの曲が出番があるか、選曲会議の参考用に以下をまとめてみました。情報ソースはWikipediaさんだけです。スコアでの裏は取れていませんので、間違いありましたらご容赦のほどを。教えていただけると嬉しいです。 モーツァルト 後期交響曲/ピアノ協奏曲 管編成表 交響曲 Fl Ob Cl Fg Hn Tp Timp 25 2 2 4 29 2 2 30 2 2 2 31 パリ 2 2 2 2 2 2 1 33 2 2 2 34 2 2 2 2 1 35 ハフナー 2 2 2 2 2 2 1 36 リンツ 2 2 2 2 1 38 プラハ 2 2 2 2 2 1 39 1 2 2 2 2 1 40 1 2 (2) 2 2 41 1 2 2 2 2 1 ピアノ協奏曲 FlObCl Fg Hn Tp Timp 20 1 2 2 2 2 1 21 1 2 2 2 2 1 22 1 2 2 2 2 1 23 1 2 2 2 24 1 2 2 2 2 2 1 25 1 2 2 2 2 1 26 戴冠式 1 2 2 2 2 1 27 1 2 2 2 協奏交響曲Fl Ob Cl Fg Hn Tp Timp Vn&Va 2 2 木管楽器 2 2
2014.01.24
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明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。早速ですが、今年の演奏予定です。いつものオケが中心となりますが、初回から東海での親睦演奏会、はじめての紫苑交響楽団へのエントリー等が控えています。例のごとく、D/Fはジャーマンボウ、フレンチボウ、どちらでの演奏予定か、というものですが、曲がどうもドイツ・ロシアものに偏っている感じですね。またまた色々な方にお世話になるかと思います。どうぞよろしくお願いいたします。--------------------------------------------1月12日(日) Cb.アンサンブル東海支部親睦演奏会 2014 スタジオRiRiTa (名古屋市西区)東海地域とその周辺の、コントラバスアンサンブル団体およびコントラバス個人プレイヤーが集い、コントラバスアンサンブルを弾き倒す、という東京での親睦会の東海版です。私がエントリーしているのは以下(一部)ですが、全体ではこの倍以上の曲目が用意されています。賛歌(12本のVcのための) (D/F)アベ・ベルム・コルプス (D/F)フランスの歌(チャイコフスキー) (D/F)ピチカート・ポルカ(J.Strauss) (pizzのみ)2月9日(日) びわこフィルハーモニー 第13回演奏会 野洲文化ホール大ホール ハチャトゥリアン 「仮面舞踏会」からワルツ (D) ブルッフ ヴァイオリン協奏曲第1番 (Vn独奏:藤村知史) (D) ブラームス 交響曲第1番 (D)2月16日(日) 紫苑交響楽団第23回定期演奏会 京都府長岡京記念文化会館 シューベルト 交響曲第4番「悲劇的」 (降り番) ブルックナー 交響曲第7番 (D)5月25日(日) 八幡市民オーケストラ第43回定期演奏会 八幡市文化センター大ホール ボロディン 歌劇「イーゴリ公」序曲 (D) プロコフィエフ ヴァイオリン協奏曲第2番 (Vn独奏:玉井菜採) (D) ショスタコービッチ 交響曲第10番 (D)6月14日(土) 滋賀医科大学管弦楽団 第60回定期演奏会 栗東芸術文化会館さきらシューマン 交響曲第4番(D)他 (未定)6月下旬(土) びわバス団 Live in 守山 IV(予定) 守山市駅前総合案内所 一応開催の予定ですが、まだ日・場所含め未定です。 7月26日(土)(もしくは19日) 男山公民館夏休みファミリーコンサート 八幡市立男山公民館詳細・曲目未定 10月26日(日) 八幡市民オーケストラ第44回定期演奏会 八幡市文化センター大ホール曲目未定 12月 滋賀医科大学管弦楽団 第61回定期演奏会 栗東芸術文化会館さきら 曲目未定
2014.01.04
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今年も押し詰まってまいりました。一年間、ずっとお世話になった方、初めてお会いした方等々、いろいろな方にお世話になり、なんとか無事に演奏会を重ねることが出来ました。(演奏上の事故を除く(_ _))演奏会だけでなく、イベントもあった年であり、それも追記しておきます。ありがとうございました。(演奏会曲目にあっても、降り番で演奏していないものは省かしていただきました。初演奏の曲は、末尾に * を付しています)---------------------------------2013/2/17 墨染交響楽団第13回定期演奏会 京都市呉竹文化センター Cond: 辰巳 直弘 Hn: 水無瀬 一成 「劇場支配人」序曲, Mozart/Hn協奏曲第3番*, 「田園」, Tchaikowsky/Mozartiana アベベルムコルプス*2013/4/20 アンサンブル・びわバス団 アフタヌーンコンサート草津なごみの郷 ルパンIII世のテーマ, 上を向いて歩こう*, まだ君に恋してる*, さくらのうた*, 黒いオルフェのテーマ, 君といつまでも2012/5/26 八幡市民オーケストラ第41回定期演奏会 八幡市文化センター大ホール Cond: 中井 章徳 悲劇的序曲, Mendelssohn/Sym.No.4 イタリア*, 「ローマの祭り」*, 外山雄三/ラプソディから「八木節」*2013/6/2 びわこフィルハーモニーオーケストラ第12回演奏会栗東芸術文化会館さきら Cond: 増井 信貴 Pf: 塩見 亮 フィンランディア, Grieg/Pf協奏曲, Mendelssohn/Sym.No.5 宗教改革, ハンガリー舞曲No.62013/6/22 滋賀医科大学管弦楽団第58回定期演奏会 栗東芸術文化会館さきら Cond: 岩井 一也 「エグモント」序曲, スラブ行進曲*, 「新世界より」, ペルシャの市場にて2013/6/29 京都大学交響楽団第131期入団同期同窓会&オケレストラン「ラ・トゥール」(京都大学時計台1F)Cond: 田邑 元一「エグモント」序曲 2013/7/6 アンサンブル・びわバス団 Live in 守山 Part III守山市駅前総合案内所ラシーヌ賛歌*, うみのうた, 水戸黄門メドレー*, 残酷な天使のテーゼ*, Star Wars 組曲から I/VII*, ルパンIII世のテーマ*2013/7/27 八幡市民オーケストラファミリーコンサート 八幡市男山公民館Cond: 安藤 亨 「くるみ割り人形」からトレパック, ワルツィングキャット, となりのトトロ(楽器紹介), サンドペーパー・バレエ, アルルの女からファランドール, ラデツキー行進曲2013/8/11 洛星交響楽団楽友会 演奏会2013 ザ・シンフォニーホール Cond: 中田 延亮 「英雄の生涯」*, 薔薇の騎士から第二ワルツ*2011/9/16 墨染交響楽団 第14回定期演奏会文化パルク城陽プラムホール Cond: 楠 敏也 「ペール・ギュント」第1組曲,第2組曲*, Sibelius/Sym.No2, 「ペール・ギュント」序曲*2011/9/22 イタリア某オケコントラバス奏者によるマスタークラス京都大学吉田南構内フレンチボウ(イタリアンスタイル)のテクニック2012/10/20 八幡市民オーケストラ第42回定期演奏会 八幡市文化センター大ホール Cond: 牧村 邦彦 「真夏の夜の夢」序曲, 「薔薇の騎士」組曲*, Schumann/Sym.No2*, 「真夏の夜の夢」から夜想曲2013/11/23 長岡京市民管弦楽団第6回長岡京音楽祭国民文化祭記念コンサート 長岡京記念文化会館 Cond: 小山 真之輔 「ドン・ジョバンニ」序曲*, Mozart/Sym.No.39*, 魔法使いの弟子*, Debussy/「海」, 小組曲から「1.小舟にて」2013/12/7 滋賀医科大学管弦楽団第59回定期演奏会 栗東芸術文化会館さきら Cond: 岩井 一也 「眠りの森の美女」からワルツ, 「アルルの女」第一組曲, Tchaikowsky/Sym.No5, アルルの女からファランドール2013/12/8 八幡市民オーケストラ「室内楽の集い」2013八幡市文化センター小ホールPirates of the Caribbien*, Britten/Simple Symphony*------------------------------------ こうして振り返ってみると、初めての曲も結構演奏させてもらったり(特にモーツァルトは、3曲が始めての曲で、序曲はこれで3大オペラのをコンプリートさせていただきました。エキストラにもかかわらず、編成の小さなモーツァルトでの出番を与えていただけるのは、本当にありがたいことです)、懐かしい初めて学生オケ時代に1回生だけで演奏した曲を、当時のメンバーを中心に再演できたり、と素敵な経験をいろいろ積ませてもらっています。この歳になっても新鮮な出会いと経験で、うれしい限りです。 また来年も早々から、名古屋のコントラバスメンバーとの出会い、初めてお邪魔するオケとの出会い等々、すばらしいイベントが続きます。来年もどうぞよろしくお願いいたします。 皆様も良いお年を!
2013.12.30
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新年明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。現在のところの演奏予定です。皆様にはまたまたお世話になります。日程未定の所は、通年での予定です。 2月19日 墨染交響楽団第11回定期演奏会(京都市呉竹文化センター) (メンデルスゾーン:交響曲第5番「宗教改革」他) 2月26日 陵水フィルハーモニー管弦楽団第5回演奏会 (彦根市文化プラザ) (ラフマニノフ:交響曲第2番他) 5月27日 八幡市民オーケストラ創立30周年記念第39回定期演奏会(八幡市文化センター) (マーラー:交響曲第9番他) 6月 9日 滋賀医科大学管弦楽団第56回定期演奏会(栗東市さきら) (ブラームス:交響曲第1番他) 6月 びわバス団 Live in 守山2(仮称) 7月 八幡市民オーケストラ夏休みファミリーコンサート(八幡市男山公民館)10月28日 八幡市民オーケストラ第40回記念定期演奏会(八幡市文化センター) (ドビュッシー:交響詩「海」他)12月 滋賀医科大学管弦楽団第57回定期演奏会 あと非公開での演奏が何件か入るかと思いますが、これにコバケンオーケストラやお声がけくださる団体の演奏をさせていただきます。 わかり次第個別にご案内させていただきます。まずは2月の2件は、チラシが手に入り次第近々にご報告いたします~。
2012.01.04
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いよいよ2011年も押し詰まり、今年の出演演奏会をまとめておきました。今年も色々な場所で、多くの方々のお世話になりました。改めましてお礼申し上げます。2/13 墨染交響楽団第9回定期演奏会 (呉竹文化ホール) 5/ 1 コバケンとその仲間たちオーケストラ チャリティーコンサート (五反田ゆうぽうと) 5/22 八幡市民オーケストラ 第37回定期演奏会(八幡市文化ホール) 5/29 びわこフィルハーモニーオーケストラ 第9回演奏会(栗東さきら) 6/18 滋賀医科大学管弦楽団第54回定期演奏会(栗東さきら) 6/25 びわバス団 Live in 守山(守山市駅前総合案内所) 7/30 男山公民館講座 夏休みふれあい事業 ファミリーコンサート(八幡市文化ホール) 8/ 4 コバケンとその仲間たちオーケストラ2011 in 蓼科(茅野市民会館) 9/11 ビッグアイ・アートフェスティバル~コバケンのバリアフリーコンサート(堺市ビッグ・アイ) 9/19 墨染交響楽団第10回記念定期演奏会(文化パルク城陽)10/23 八幡市民オーケストラ 第38回定期演奏会(八幡市文化ホール)11/27 八幡市文化協会10周年記念行事演奏(八幡市文化ホール)12/3 滋賀医科大学管弦楽団 第55回定期演奏会 (栗東さきら)12/17 コバケンとその仲間たちオーケストラ in 郡山 2011(郡山女子大学建学記念講堂) イベント的な出演が少なく、いつもお世話になっている団体との演奏を中心とした1年ですが、今年最大の変化は、「コバケンとその仲間たちオーケストラ」に参加させてもらうようになったことです。在京メンバーが多いこともあり移動は多いですが、新しい(一部は関東で演奏していた時代の知り合いとつながっていたり)メンバーとの出会い、色々な場所での公演、小林研一郎先生の指揮の下皇后陛下のピアノ演奏の伴奏をさせていただいたり、なによりハンディキャップを持った方々と一緒に音楽ができる(しかも、演奏している間はハンディは全く意識させないパフォーマンスです!)機会を得られ、非常に貴重な経験をさせていただきました。また、びわバス団もついに自主公演での単独ライブを実現でき、こちらもこれからの発展に向けて区切りの年となりました。 (リストにはありませんが、12月の滋賀医大管弦楽団のロビーコンサートでもびわバス団メンバーの一部が演奏しました)私もすこしでも皆さんに恩返しできるよう、来年に向けて演奏に精進したいと思います。では皆様、よいお年をお迎えください。そして来年もどうぞよろしくお願いいたします。
2011.12.31
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24日の日曜日に、Seta Philharmonic Orchestra 2011の演奏会を聴きに、栗東のホール「さきら」まで出かけました。 このセタフィルハーモニックオーケストラは、「瀬田」の名前を冠するとおり、滋賀県びわこの南部を中心に活動しているオーケストラです。数年に一度のマーラーを中心とした自主公演と、依頼でのイベント演奏を行っています。詳細は団のWebページをご覧下さい。 多くの団員の方は他にアマチュアオーケストラのポジションを持ちつつ、各地のオーケストラのエキストラなどで引っ張りだこの、いわゆる「ハイアマチュア」で、さらに一部プロに近い方までが集結する「京滋のオールスターオケ」に近いメンバーです。私がエキストラ先で拝見する方(お名前を存じ上げている/いないかかわらず)が、1/4~1/3はいらっしゃるでしょうか。しかしすごいのは、このオケが単に「寄せ集めオールスターオケ」ではなく、通常のオーケストラ以上にパート練習、セクション練習などの細かいリハーサルを重ねて演奏会に臨む、そのモチベーションの高さとアンサンブルの緊密な「組織体」としての恒常オケとなっていることです。これは「指揮者岩井先生の下に集いマーラーを中心に演奏する」、という明確なコンセプトと、近隣で岩井先生が音楽監督をされている管弦楽団に参加するメンバーが多く、定期的に交流していることも大きいと思われます。さて、演奏会場は栗東の音楽ホール「さきら」。響きには定評のあるシューボックスタイプのホールです。定員は約800というややこぢんまりしたホールで、ステージはやや大きめとはいえ、マーラーの演奏では純粋器楽の交響曲(第1,5,6,7,9)でも編成が小さめの物でいっぱいいっぱい、という感じです。今回の演奏曲目、マーラー交響曲第9番で、ぎりぎり、弦楽器は少しメンバー絞らないと、というくらいでした。特徴的だったのは弦楽器の配置。いわゆる対向配置(1st、2ndの両バイオリンが指揮者の両脇客先際に並ぶ、古典的な配置なのですが、古典的な対向配置(下手)1stVn-Vc-(指揮者)-Va-2ndVn(上手) Cbは下手奥(Vcの後ろ)と異なり、 (下手)1stVn-Va-(指揮者)-Vc-2ndVn(上手) Cbは上手奥(Vcの後ろ)という変則的な物でした。低弦を聴きながら内声を組み上げる、という意図でしょうか。マーラーにはいい並びかもしれません。(副作用としては、2ndとVaが分断されるので、内声同士の連携が難しくなります。。モーツァルトにはやや厳しい配置かも)肝腎の演奏ですが、これは優秀なメンバーの個人技術と、さらにリハーサルで磨いた緊密なアンサンブルで、通常のアマチュアオケとは明らかに一段違うレベルの演奏だった、と言えましょう。 モーツァルトはロマンティックな解釈が多い指揮者が意表を突いて、なんと「ノンビブラート」奏法での演奏となりました。これ、意外と難しくて、これまで何十年もビブラートたっぷりで弾いていた奏者には、「止めろ」と言われても、ついつい身体が勝手にビブラートかけてしまいますね。先日TVで観たN響/ノリントン卿のベートベン(これもノンビブラート奏法)で、弦楽器のおじさま達がアップカメラでも、ついつい手が震え・・・いやいや・・・とその手が止まり・・という感じでしたら、アマチュアのおじさまにはかなり苛酷な指定です。私にゃ無理だ(笑)。もちろん曲全体はいい流れで、美しく仕上がっており、終楽章でのff仕掛け(?)もきまっておりました。 で、いよいよメインのマーラーですが、奏者の気合いと緊張感で、冒頭の主題断片のつかみから、ぐいぐい行ってくれます。特に優秀なホルン、そして名手に来てもらっているハープなど、自慢のパートがいい具合に曲を持っていってくれていました。この曲、実は来年自分の所属するオケでも演奏予定なので、その予習でも聴かせてもらったのですが、やはり1楽章は難解。ソナタ形式と言いながら、主題数は多く、間のエピソードもコラージュ的で、主題からの綿密な展開とは違う色に聞こえてくるし、というわけで、音色感やフォルテでの高揚した音塊を楽しむだけなら十分ですが、これに形式感をはっきり与えるのがかなり難物、と感じました。もちろんセタフィルは大健闘していて、pの経過句でも十分緊張感と推進力を持ってフレーズをつないでいました。これは次回自分がやるときの参考にしたいと思います。 残念ながら当日妻が実家(東京)に帰っていて子守等々のため、3楽章以降は聴けずに会場を後にしたのですが、アンケートや知人の評価によると、4楽章(弦楽器が聴かせどころの楽章)も素晴らしかったとのこと。聴けなかったのがかえすがえす残念です。何はともあれ、ホールをほぼ埋めた600人以上の聴衆のほとんどが満足されたのではないか、といういい演奏会だったと思います。私もこうしてアマチュアオーケストラの演奏を聴くのは3年ぶりくらいなのですが、いい時間を過ごせたと思います。自分も演奏がんばらねば!(さすがにこのオケからは、声は掛からないでしょうが)#ちなみに先日ブログに書いたバスパート譜の版による違い。どうもマーラー協会版の方での演奏に聞こえましたが・・・どっちだったのでしょう?
2011.07.29
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オーケストラでコントラバスを弾き始めた頃は、ちょうどモーツァルトの新全集(ベーレンライター)が普及をはじめた頃でした。音楽之友社のスコアが切り替わりだして、ブライトコプフに代表される旧版と、指揮者・奏者の譜面が食い違う、というのが日常茶飯事でして、モーツァルトを弾くときは必ず版を確認したものでした。その後ベートベンの新全集が同じくベーレンライターやペータースから出始め、さらに対抗してブライトコプフも校訂版に譜面を切り替えだしたから、今や「楽譜どおり弾く」なんていっても、奏者も指揮者も余程注意しないと、楽譜が揃っていなくって、スコアはfなのに、奏者のパート譜はpとか、音そのものが違う、とか、音がない、とか、リハーサルはそういう譜面の合わせで時間を取ってしまったりします。そんな中、モーツァルトの新全集と時期を同じくして、音楽之友社はUniversal社のマーラー協会版のスコアを出し始めていました。今から20~30年前のことでしょうか(歳がばれますな。。)。ブルックナーの版の問題は有名ですが、実はマーラーも結構楽譜の版の問題があることを、最近になって知りました。きっかけはmixiでの知り合いの方から、マーラーの交響曲第9番(以下楽隊用語のマラ9と呼びます)で、パート譜の訂正があった、という連絡からでした。調べてみると、マラ9にはユニヴァーサル社から1912年に出た版と、その後マーラー協会による全集版がおなじユニヴァーサル社から1969年に出ています。この曲はマーラーが初演を見ることなく世を去ったため、本人の演奏時加筆がなく、楽譜の混乱は少ないはずなのですが、それでも若干の違いが発生しています。それが端的にあったのが、1楽章207小節目のコントラバスパートだったわけです。これはIMSLP上のスコア。Doverによるリプリントで、1912年の版と思われます。 一方音楽之友社のスコア。1969年のマーラー協会版と思われます。 写真の2小節目2拍目のリズムが違うことが、おわかりになりますでしょうか?当然ながらパート譜も2種類存在しています。 他にもあるかも知れませんが、スコアとパート譜を付き合わせるときは、それが新旧どちらの版か、しっかり確認した上で見比べる必要がある、ということですね。版が違うスコアとパートを突き合わせても、ある意味違うのが「あたりまえ」なのですから。 これがマーラーでも1番や2番になるとかなり大変なようで、というのは、有能な指揮者でもあったマーラーは、自作の演奏に向けてのリハーサルで注記の追加や音の変更をして、より自分の意図を音に反映させようとしたため、初期の作品(=自演の機会が多い)ほど譜面にいろんな手が後で加わるわけです。本人が「決定版」とかで浄書してくれていない限り、後生の「他人」が残された譜面断片を手がかりに取捨して譜面を校訂するわけですから、何らか変わって来ます。マーラーの交響曲1番(「巨人」)で3楽章冒頭のコントラバスソロが全員でのソリになってみたり、とか、6番(「悲劇的」)の2,3楽章の順番が変わってみたりとか、これはこれで激しい違いです。9番を聴くときに、ちょっぴり気をつけてこの場所を聴いてみるのも、コアで楽しいかも(??)最近はWebでIMSLPのような著作権切れ(当然ながら古い版が多い)フリー譜面のダウンロードサイトが普及してきたため、 これらの版を確認せずに演奏に使って、市販譜面・スコアや指揮者のスコアとの齟齬をきたすことがあるようです。注意して活用したいものです。#そういえば、我が家には全音のマーラーのスコア(1980~90年代に購入)がありますが、これは多分旧版(マーラー協会以前の版)なんだろうな。
2011.07.26
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こちらは残念ながらオケの練習等で都合が付かず、参加を見送らざるを得なかった演奏会です。 昨年の夏 Anniversary Concert 2010 に集ったメンバーが企画したもので、香川県出身の演奏家が豊島(てしま)に集合します! 音楽祭についてはこちらの豊島観光協会のページをご参照下さい。 夏のひとときを瀬戸内に浮かぶ島でゆったり過ごしてみませんか?アクセスは岡山(宇野港)、香川(高松港、土庄港:小豆島)両県からのフェリーとなります。意外と近いですよ。
2011.07.24
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知人が出演する演奏会のご紹介です。場所が西宮ということで、お近くの方はぜひお越し下さい。私は平日に滋賀から移動して聴きに行けるかどうか、かなり微妙です。(汗)Vocal Akademie Master Klass 特別演奏会 響きあう心を調べにのせて vol.9 ~愛を生きる~ 2011年6月30日(木)7:00PM 兵庫県立芸術文化センター 神戸女学院ホール (阪急西宮北口駅南改札口すぐ) 入場料:3,000円(全席自由)*未就学児のご入場はご遠慮下さい。 お問い合わせ Vocal Akademie 薬谷 090-3714-5128 出演者 Sop.志摩友子、中辻史子、原郁子、脇田真里 Ms. 佐々木倫子、薬谷佳苗 Pf. 松本直子 指揮・音楽監督 森晶彦
2011.06.09
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知り合いが、オムロン・ハートフルVoicesというゴスペルコーラス団体でこのコンサートに参加します。びわバス団の演奏会と重なってしまいますが、大阪近辺のみなさま、いかがでしょうか。UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)東北地方太平洋沖地震支援 ダイアログ・ネット・チャリティーコンサート2011Dear FURUSATO~心の絆でつながっている~ ダイアログ・ネットのWebサイトはこちらです。 よろしくお願いいたします~
2011.06.03
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しつこく「魔弾の射手」ネタです。これまでの経緯は、こことここです。国内で出版されているスコアについては、家の手持ちを調べたところ、日本楽譜(出版年不明):旧版パート譜と同じ音楽之友社(1995.2 第22刷)旧版に近いが他二つと違う点有り全音楽譜(出版年不明):旧版パート譜と同じと言う結果でした。少なくとも、今回オケの練習で配布されている(新版の)譜面には手直しを入れないと、ずれが大きいですね。#なぜ3冊あるかというと、私のと、嫁のと、嫁が間違えてもう一冊買ったのと・・です。結婚前に見事に別々の出版社のを買っていました。(笑)
2011.01.14
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今年もあと数時間になってきました。お世話になった皆さん、本当にありがとうございました。今年はおかげさまで演奏機会に恵まれ、年間でも過去最高記録(タイ)の回数を経験させてもらいました。八幡市民オケ 4回 びわこフィル 2回滋賀医大管弦楽団 2回びわバス団 2回宇治シティフィル 1回墨染交響楽団 1回大津シンフォニックバンド 1回びわこオーボエアンサンブル 1回 (Saxと掛け持ち) 附属高松中吹奏楽部OB 1回Kyoto Brilliant Symphony 1回 (Saxと掛け持ち) それぞれのブログ(日記)にも書かせてもらったように、色々な出会い、発見、反省、そして感動がありました。感謝の気持ちでいっぱいです。回数について、団員だったびわこフィル、そして団員となった八幡市民オケの回数が多いのは自然と言えば自然の流れです。 来年は団員となった八幡市民オケ(2011年は2回の定期演奏会を含め、4回の公演が予定されています)とびわバス団・滋賀医大オケを軸に活動させていただくことになると思います。明けて来年前半の予定は、また後ほどのブログで。(鬼が笑わないように(笑)。)ではみなさま、よいお年をお迎えください。
2010.12.31
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合奏全体としての「合わせ方」についてあくまで経験に基づいた私見ですので、特によりどころとする文献もありません。「こんなことを考えて弾いている人もいる」程度に考えてください。たぶん長年弾いてきた(吹いてきた)方には当たり前すぎるかもしれません。が、若い悩める皆さん向け、ということで、敢えて書いてみました。---------------------------------------・全部合わせたかったら、「全部合わせよう」としない。禅問答みたいですが、要はアプローチの違いです。1小節単位でメトロノームや叩きで縦と音程を合わせていくのは、吹奏楽コンクールみたいに10分の曲を3ヶ月使って組み立てる時には有効なのですが、期間が短かったり、さらう量が多いと、とても間に合いません。また、ホールの状況や本番の事故、ひらめき(笑)等で練習と違う状況になると、せっかく組み上げたアンサンブルが壊れてしまいます。じゃ、どうやるかというと、・テンポ感をオケ全体で合わせるこれだけです。で、これをどう合わせるかというと、1.弦楽器は<全員が>テンポが見えるような運弓をする。 (右腕をちゃんと動かす、合わせて身体も動かす)2.管楽器は弦楽器の腕や身体の動きを見てテンポを取る。3.ピンポイントのタイミングは、コンマスの弓(の準備動作)を見る。4.管楽器だけで入るときは、Fl1st/Ob1st等が振りをつけてタイミングを取る。5.そして、アウフタクトで指揮棒と一緒に息をすうの順番になります。弦楽器が管の前にいるのは、訳があるのです(笑)。そして、指揮者が5番まで出てこないことに注目してください。(指揮者の存在意義は、また別途説明)管楽器は身体をゆらさない限り準備動作が見えない(息は見えない!)のと位置の関係で、タイミングを周囲に見せにくいです。だから吹奏楽は、指揮棒のオンビート(打点)で出ます。オケがオンビートで出るのは、変拍子でよほど合わせにくいところか、吹奏楽に弦追加したような体制のオケか、どちらか。1.の前提が崩れる(みんなバラバラ、動きが小さくて見えない)とすべてが崩れるので、弦楽器はがんばって!これが揃うと、実演ならではの、音楽の「うねりが見える」演奏となりますよ。
2010.11.25
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今日は珍しくまったく練習等のないオフ日です。というわけで、直近演奏会の話題など。・草津チェンバーオーケストラ第10回記念定期演奏会もう明日だったりするのですが、嫁が出演いたします。そのため、私は今日は家で子供達とお留守番しているわけです。シベ2がメインという、小編成オケとしてはかなり意欲的なプログラムです。 公式サイトはこちら。・びわこフィルによる、老蘇小学校訪問演奏11月20日に安土の小学校にて訪問演奏を行います。私も急遽バスの助っ人として参加させてもらうことになりました。実は、当校には昨年お邪魔させていただくお話しをいただいていて、練習までしていたのですが、新型インフル騒ぎにより残念ながら中止となってしまいました。今年、再度お話しをいただき、今度こそ!の念願かなっての訪問演奏となります。私は明日練習参加ですが、1年ぶりの曲と対面、そして来週本番となります。・第26回草津市民音楽祭 (びわバス団) こちらもすでにご案内済みですが、曲目が決まりましたので、再度ご連絡です。 -犬小屋のシュトラウス -ボサノバ運命 というセミクラシック(どこが?)ネタで、少し真面目で少しくだけたステージとしたく思います。さて、11月28日の本番までに完成度がどこまでいくか・・・犬小屋、実はびわバス団としては初めて掛けるネタでございます。
2010.11.13
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いきなり見学・・といっても入団希望は私ではなく、知り合いの管楽器奏者であります。たまたま大津管弦楽団でVnを弾いている後輩がおりまして、そこから管楽器の募集情報を聞きつけ、知人に紹介させてもらったのです。その知人は京都の人なので、練習場(スカイプラザ浜大津・・OSBも、びわこフィルも、そしてびわバス団も使わせてもらっているスタジオです)の場所をご案内すると同時に、わたしもちゃっかり聞かせてもらったわけです。エキストラででも行かない限り、練習のオーケストラを聴く機会はありませんので、貴重な機会です。なにせ大津管弦楽団(以下大管と略称させてもらいます)には、はるか彼方の学生時代に追悼演奏会へのトラとして参加させてもらい、「ジークフリートの葬送行進曲」を弾かせてもらって以来なのです。当然知人はいない・・・と思いきや、昨年びわこフィルの音楽教室を手伝ってもらった方や、滋賀医大オケでご一緒している方が・・・やはりこの業界、狭いです(笑)。ちょうど来週の第118回定期演奏会に向けての練習で、編成も大きく、練習自体大変充実しておりました。曲目は ・ドビュッシー/クラリネットと管弦楽のための狂詩曲第1番 クラリネット独奏 山内 静 ・團 伊玖磨/管弦楽組曲「シルクロード」 ・小森昭宏 /音楽物語 「窓ぎわのトットちゃん」 と比較的珍しい選曲でして、後半2曲の練習を拝聴させてもらったわけですが、とにかく曲が楽しかった。窓際のトットちゃんは、児童合唱あり、ナレーション有りで、家族で楽しめるいい曲です。そして、シルクロード!高校時代にFMを録音したのを良く聴いていました。まさかこれを生で聴けることになるとは。感無量です。大管の音は非常に品のよい、まとまった音で、長年の伝統からの「カラー」をもったオケだな、と感心した次第です。もう今週末となりましたが、演奏会の盛会をお祈りしています。#さて、知人は入団と相成りますかどうか・・
2010.11.05
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この秋は何かとお買い物が多く・・って気がついたらたいがいネットで購入してしまいました。 日本だろうが海外だろうが(今円高ですし・・)クレジットカードとネットでポン、と変えてしまう分、後の支払いが怖いです(笑)。なので気をつけながら・・・ Symphonic Metamorphosisof Themes by Carl Maria von Weber (1943) 次回の八幡市民オーケストラで演奏予定の曲です。これは神戸楽譜に在庫があったので、久しぶりに神戸楽譜さんにメールで発注(郵便振込)。 L'Histoire du Soldat (A Soldier's Tale) こちらは12月の八幡市民オケ室内楽演奏会で演奏予定。日本ではChester Musicの版がほとんどですが、やや高い(笑)ので、海外を当たってみました。結果、このIMC版だと送料(航空便)込みでも今のレートなら2500円くらいで手にはいることが判明。海外購入してみました。結局前回の練習(10/31)には間に合わず、1日遅れで届きました。所要時間はやく10日。まぁまぁ、ってとこですか。ようやくパート譜に他パートの動きを書き込めました(汗)。 チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」/ストラヴィンスキー:兵士の物語 合わせて探した音源です。安かったのと、組曲版であること、そして「シカゴ響首席奏者達」につられて購入しました。かなりはっきり録れた音源なので、おかげでパート譜のミスを何ヶ所か発見することが出来ました。(音で聴いて??のところをスコアで確認・修正)コントラバス・・さすがに上手いわ。 FERNANDES PIE-ZO専用弦 BSZ-2000そして最後に、8月、10月とお世話になったエレキベース。弦が完全に死んでいた(なにせ購入以来張りっぱなし・・10年くらい(爆))のですが、今度嫁が近所の楽器屋さんでの「エレキベース体験レッスン」に行くにあたり、さすがに恥ずかしくなったため購入しました。今日弦を張り替えましたが、とっても楽ちん。コントラバスの弦の張り替えに比べ、価格は30分の1、手間は5分の1くらいでした。いいなぁ・・エレキベース(笑)。というわけで、あとはボーナスまで我慢我慢・・・
2010.11.03
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コントラバスとは直接の関わりが無くてすみませんが、 会社のゴスペルクラブが参加する予定ですので、ちょこっと宣伝。 文字情報は、こちらです→ http://plaza.rakuten.co.jp/tamamo/bbs/ ちなみに、私はゴスペルサークルには入っておりません。興味はあるのですが、なにせ土日はオケの練習とぶつかりまくるので。。というわけで、せめてもの応援というわけです。
2010.09.04
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奇しくも高松でのアニバーサリーコンサートと同じ日に、京都では下記の演奏会が行われます。詳細は掲示板をご参照下さい。私は同校の出身ではないのですが、大学時代の先輩・後輩が多数参加する(らしい)ので、お盆に京都にいらっしゃる方はぜひいかがでしょうか。 マーラーはOBとの合同演奏で、指揮は現在東京のプロオーケストラでフルート奏者として活躍している寺本氏です。新日フィルのコントラバス首席であった中田氏も同校のOBとのことです。ということは、ひょっとしてあのソロは・・?!
2010.08.09
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草津チェンバーオーケストラの演奏会、無事終了しました。私もすごい久しぶりの裏方担当として、チラシ挟み込み、プレゼント受付・仕分け、ドアマンなどの応対をさせていただきました。チラシの挟み込みに関しては、オーケストラはプログラム側、吹奏楽はチラシ側の人が挟み込む、というように慣習が異なっており、面白いです。受益者負担という意味では、吹奏楽界が合理的な気がします(この地域だけの慣習かも知れませんが)。それはともかく、曲間の休憩中、遅れて来場されたある若いお客様が、意を決したように「あの、ここで終演後にチラシを配りたいんですけど」 と言ってきたのにはたまげました。しかもその団体は、私の母校・・・後輩となるとやはり、大人の団と団のつきあいを教えねばなりますまい。というわけで、「いきなり来られても、本番中で、意思決定者はここにいません。外で配るなら、ホールの事務所にお問い合わせ下さい」と冷たく突き放してしまいました。結局共用スペースでの配布はホール側から断られたらしく、ロビー内の配布をこちらの判断でOK(これは主催者側の判断でよい)出したわけですが・・同じオケやってたら、公演当日のロビーで意思決定させるようなことは非常に難しい(裏方総務が演奏メンバーと別にいるような恵まれたオケはめずらしい)とわかっているだろうに・・せめて前日までにメールとかで、団にチラシ配布の許可をもらい、当日は開演前に訪問して挨拶兼ねた打ち合わせをさせてもらうのが礼儀でしょ。 現役達の行動に一抹の不安を感じた一日でした。来月の後輩達の演奏会、無事に執り行われることを祈っております。
2010.05.30
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久しぶりに会社の大阪支店で仕事しての帰り。会社は堂島なので、地下街を歩いて大阪駅に行くんですが、途中でふと「そういえばササヤがある!」ことを思いだし、探すことにしました。ササヤ書店。学生時代にコントラバスの譜面やオケで演奏する曲のスコアを探しに、しばしば足を運んだものです。(帰省の途中で立ち寄ったりも)あれから20年ほど過ぎても、まだその時のサービス券を持っているあたりがなんとも・・アレですね(笑)。横浜でも、三島でも捨てなかったのは、何か「いつかは関西に帰る」ことを予感していたのかも知れません。駅ビルの番号(第4で探していた。。正しくは第2ビルでした)間違えてちょっとさまよいましたが、無事発見!ただし営業終了時間が昔より1時間早まっていたため、お店には入れず。スタンプカードは使えないままでした。ササヤさんのぺーじによると、何十年前のスタンプカードでもOK、ということなので、使ってみたい物です。その前に使えるまで貯めないと(爆)。
2010.04.08
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前プロ選曲の参考に。昔からの演奏曲目リストから、適当に引っ張ってきました。降り番のもありますが、どれもアマチュアオケで演奏した曲です。何か適当に編集したので、結構抜けがあるような気がしますが。。2021/8追記アンコール演奏曲などでの組曲から1曲だけ抜いたような演奏は含んでいません。作曲家の生年別で並べています。----------------------------序曲・前奏曲1714 グルック:「アルチェステ」序曲1756 モーツァルト:「ドン・ジョバンニ」序曲、 「フィガロの結婚」序曲、 「劇場支配人」序曲、 「後宮からの逃走」序曲、 「魔笛」序曲、 Cosi fan Tutte 序曲1770 ベートーヴェン:「エグモント」序曲、 「コリオラン」序曲、 「フィデリオ」序曲、 「レオノーレ」序曲第3番1786 ウェーバー:「オイリアンテ」序曲、 「オベロン」序曲、 「魔弾の射手」序曲1791 エロルド:「ザンパ」序曲1792 ロッシーニ:「泥棒かささぎ」序曲、 「セミラーミデ」序曲、 「ウィリアム・テル」序曲 「ブルスキーノ氏」序曲1797 シューベルト:「ロザムンデ」序曲1803 ベルリオーズ:「ローマの謝肉祭」序曲、 序曲「海賊」1804 グリンカ:「ルスランとリュドミラ」序曲1809 メンデルスゾーン:「フィンガルの洞窟」序曲、 「真夏の夜の夢」序曲1810 シューマン:「マンフレッド」序曲1810 ニコライ:「ウィンザーの陽気な女房達」序曲1813 ワーグナー:「リエンチ」序曲、 「さまよえるオランダ人」序曲、 「ローエングリン」第3幕への前奏曲、 「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死, マイスター前奏曲1813 ヴェルディ:「ナブッコ」序曲、 「運命の力」序曲1819 スッペ:「軽騎兵」序曲1824 スメタナ:「売られた花嫁」序曲1825 ヨハン・シュトラウス:「こうもり」序曲、 「ジプシー男爵」序曲1833 ボロディン:「イーゴリ公」序曲1833 ブラームス:大学祝典序曲、 悲劇的序曲1836 ドリーブ:「コッペリア」序奏1838 ビゼー:「カルメン」前奏曲1839 ムソルグスキー:「ホヴァンシチーナ」前奏曲(モスクワ川の夜明け)1840 チャイコフスキー:幻想序曲「ロミオとジュリエット」、 荘厳序曲「1812年」1841 ドボルザーク:「謝肉祭」序曲1843 グリーグ:「ペール・ギュント」序曲1854 フンパーディンク:「ヘンゼルとグレーテル」序曲1862 ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲1865 シベリウス:「カレリア」序曲1865 グラズノフ:「祝典序曲」1932 川越 守:祝典序曲「エルムの鐘」----------------------------交響詩、組曲、その他管弦楽曲(アンコールピース除く)1685 バッハ:小フーガ ト短調(ストコフスキー編)、 前奏曲第24番(ストコフスキー編)1756 モーツァルト:教会ソナタ K.244, ドイツ舞曲 K.586-6, 4つのドイツ舞曲 KV.602, 5つの舞曲1797 シューベルト:軍隊行進曲1803 ベルリオーズ:ラコッティ行進曲, 「ファウストの拷罰」組曲1804 J.シュトラウス(1):ラデツキー行進曲1809 メンデルスゾーン:「真夏の夜の夢」組曲1811 リスト:交響詩「前奏曲」, ハンガリア狂詩曲第2番1813 ヴェルディ:アイーダ大行進曲1813 ワーグナー:タンホイザー大行進曲1818 グノー:「ファウスト」バレエ音楽1825 J.シュトラウス(2):ピチカートポルカ, トリッチ・トラッチポルカ, ウィーン気質, ウィーンの森の物語, 美しく青きドナウ, ポルカ「雷鳴と電光」, ポルカ「観光列車」, ワルツ「芸術家の生涯」, 皇帝円舞曲, 春の声1833 ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲, ハンガリー舞曲No.1,2,3,4,5,6,7,181833 ボロディン:「だったん人の踊り」, 中央アジアの草原にて1835 サン・サーンス:「サムソンとデリラ」からバッカナール, フランス軍隊行進曲, 死の舞踏1836 ドリーブ:「コッペリア」抜粋1838 ビゼー:「アルルの女」第一組曲,第二組曲, 「カルメン」組曲,抜粋1839 ムソルグスキー:「はげ山の一夜」(原典版), 「展覧会の絵」(ストコフスキー編),(ラベル編)1840 チャイコフスキー:イタリア奇想曲, くるみ割り人形組曲,抜粋, スラブ行進曲, 白鳥の湖組曲,抜粋,全曲1841 ドヴォルザーク:スラブ舞曲No.1,3,5,6,8,10,12,15, 交響詩「真昼の魔女」, アメリカ組曲, チェコ組曲1841 シャブリエ:狂詩曲「スペイン」1842 マスネ:「絵のような風景」第4組曲1843 グリーグ:「ペール・ギュント」第1組曲, 第2組曲, ホルベルグ組曲1844 リムスキー・コルサコフ:「シェエラザード」1845 フォーレ:組曲「ドリー」, 組曲「ペレアスとメリザンド」1857 エルガー:「威風堂々」第1番, 「少年の魔法の杖」第2組曲, エニグマ変奏曲1860 マーラー:「葬礼」1862 ドビュッシー:小組曲, 交響詩「海」1862 ディーリアス:春初めての郭公を聴いて、 楽園への道、 ラ・カリンダ1864 R.シュトラウス:「英雄の生涯」, 「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」, 「ドンファン」, 「薔薇の騎士」組曲, 「死と変容」1865 デュカス:魔法使いの弟子1865 シベリウス:「カレリア」組曲, 悲しいワルツ, トゥオネラの白鳥, フィンランディア, アンダンテ・フェスティーボ1870 レハール:金と銀1872 ヴォーン・ウィリアムス:グリーンスリーブス幻想曲1873 ラフマニノフ:交響的舞曲1874 ホルスト: セントポール組曲, 吹奏楽のための第二組曲(オケ版)1875 ラヴェル:「ダフニスとクロエ」第二組曲, 「ラ・ヴァルス」, 「古風なメヌエット」, 高雅で感傷的なワルツ, ボレロ, 亡き王女の為のパヴァーヌ1875 ケテルビー:ペルシャの市場にて1876 ファリャ:「三角帽子」第2組曲1879 レスピーギ:「ローマの祭り」, 「ローマの噴水」1881 バルトーク:「ルーマニア民族舞曲」1882 グレンジャー:アイリッシュチューン(ダニーボーイ)1882 ストラヴィンスキー:「火の鳥」(1919),(1945), 小管弦楽のための組曲No.1, No.2, 兵士の物語抜粋1882 ストコフスキー:「夢」1891 プロコフィエフ:「キージェ中尉」組曲, バレエ組曲「ロミオとジュリエット」(抜粋)1895 ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容, 弦と金管のための音楽1895 吉田 千秋:琵琶湖周航の歌1899 プーランク:組曲「牝鹿」1900 コープランド:エル・サロン・メヒコ1902 ウォルトン:戴冠式行進曲「宝玉と王杖」1903 ハチャトリアン:組曲「仮面舞踏会」1904 カバレフスキー:「道化師」組曲1908 アンダーソン:サンドペーパー・バレエ, シンコペーテッド・クロック, ワルツィングキャット、 タイプライター、 トランペット吹きの休日、 プリンク・プランク・プルンク、 舞踏会の美女、 クリスマスキャロル、 そりすべり、 フィドル・ファドル、 ブルータンゴ1910 バーバー:弦楽のためのアダージョ1913 ブリテン:「マチネ・ミュージカル」, 青少年のための管弦楽入門1918 バーンスタイン:シンフォニックダンス1932 ジョン・ウィリアムズ:「スターウォーズ」組曲1940 小林研一郎:「夏祭り」1950 久石 譲:となりのトトロ1974 平野一郎:八幡縁起
2009.07.01
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こんどのびわこフィルのメインはブラ4、というわけで、過去の演奏記録からブラームスの交響曲をやったのをピックアップしました。すべて指揮者を敬称略で記載しています。2番、4番が意外とやっていない、というか、1番こんなにやったっけ?って感じです。3番は2回も出来てラッキーと言うべきかどうか、微妙なところです。 --------------------------------------第1番ハ短調 (9回)山岡 重信(2公演)岡添 隆加藤 完二岡田 司長田 雅人山下 一史鎌田 由紀夫川合 良一堤 俊作 第2番ニ長調 (7回)豊嶋 和史田中 良和(2公演)川合 良一小林 幸人藤崎 凡山下 純司三河 正典 第3番ヘ長調 (2回) 小林 幸人横島 勝人第4番ホ短調 (4回)山田 一雄(2公演)岡田 司加藤 完二岩井 一也3番は全部関東で、4番は全部関西で、というのが巡り合わせ、というか不思議です。
2009.05.13
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先日購入したチューナー、数日で斯くも無惨な姿となりました。 どうも演奏会終了後、帰宅して楽器を車から出した際に、小物入れとして使っていた小袋から飛び出して、駐車場の路上に落ちてしまったようです。 その後車に踏まれたのか、登校の小学生達に蹂躙されたのか。。。液晶ガラスが割れてしまって、液晶漏れてしまっているので、修理は不可能(というか修理するより新品が安い)。とりあえず救出して、ジョイントとかが使えるかどうかと言うところです。。。さっそく買い直し(泣)今度は間違えずにヤマハの大きいクリップのものにします。
2009.04.27
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昨年誕生日に買ってもらったチューナーが壊れてしまった。電池のふたの所の爪が折れてしまったせいなのだが、これはふたの開け閉めしすぎによる。なんで開け閉めしすぎたか、というと電池がもたない(3ヶ月くらいで消耗)ため、節約のために使う都度入れていたためだった。 暫くはまた耳だけチューニングしていたが、本番も近づいたのと、Yカメラのポイントの有効期限近し、というメールの声に動かされ、とうとう大阪Yカメラまで出向いて、買い換えることにした。 今回見たところ、新製品でKORGとYAMAHAから音無し仕様のものが出ていた。(どちらも同じOEM元と思われる)似たのでずいぶん値段が違う。かたや約3000円、かたや約5000円。店員に聞いたら、高いのは「クリップとソフトケースだけの違いですよ。半音階で音拾えます。」とのこと。安いのの箱にはギターの絵しか書いていないのが気にはなったが、結局安いのを購入。 やられた・・・チェロバスは、大型クリップに付け替え必要じゃん。結局付いていたギター用のクリップで無理矢理音を拾っている。(クリップの向きは変更した。取説わかりにくすぎ。)とはいえ、前のから進歩した点。・設定を覚えていてくれる。(バックライト設定や、Aの高さ。前のは電源入れる度に440→442にするのが面倒くさかった)・感度良い。電池が元気だからか?・純正調での3度の時の目盛りがある。使うかな。。。。・コンパクト。電池が持つかどうかは、もう暫く使ってからですね。
2009.04.21
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先日開店した大型ショッピングセンター、ピエリ守山に行ってきました。ちょうど子供が友達の誕生プレゼントを買う、というのでアクセサリー・文具ショップへ入ったので一緒に見ていると、部活テーマのシリーズが。吹奏楽がテニスやバスケ、野球、サッカーと合わせて堂々とキャラに入っている。思わずペンケースを購入。サイズ的にリードケースになるかな、と。昔持ってたような気もするが、壊れてすててしまったらしい。この缶ケースはちょっと深いのだが、スポンジを入れて埋めるつもり。サイズ合うかな。。。それにしても吹奏楽って、体育会系。これがオケじゃキャラにならんでしょうね。
2008.09.23
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今日もたまたま楽器屋さん(昨日とは別の支店)近くに行く用事ができてしまったため、結局ふらっとメンテパーツを購入しました。ラッカーポリッシュ、マウスピースの保護用(歯のあたる所)シートの2点。リード削り用の紙ヤスリは、以前DIY用で家にあったので、それを利用。しかしどうやら耐水性ではなさそう。。。今日はリードを2枚削ってみて、あとラッカーポリッシュで楽器の掃除でした。さすがに錆が進行している部分があり、それらはメタルポリッシュが必要となりそう。。リガチャーもサビサビなので、買いたいな~復帰には何かと物いりです。
2008.09.21
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mixiを見ていて、足跡を踏んだか、踏まれたか。。。たまたま見に行った先で「吹奏楽団新規立ち上げ、団員募集中」の文字が。思わず見学希望メッセージを入れてしまいました。もちろん希望はSaxです。中高と吹奏楽で、高校時代にA.Saxを両親に買ってもらって以来、それをずーっと愛用しています。大学でオーケストラになっても、団内のアンサンブル発表会での即席吹奏楽団(これがまた上手だったりした。クラも9本くらい揃ってしまうし)で、はたまた卒業後も宇治シティフィルの夏の演奏会、などでなんだかんだと続けていました。しかしそれも横浜あたりから縁遠くなり(吹奏楽団は一般的に曲の合奏練習が多すぎて、あまり性に合わなかった)、三島では旭化成さんの社内音楽部の演奏のお手伝いの時程度となり、ほとんど楽器も埃をかぶっていました。関西に持ってきてもほとんど開けることもない状態でしたんで、思えば無謀なエントリーでした。そしたら、なんと直近練習日が今日午前。楽器屋さんに行く時間もなく「あ・・リード買わなくっちゃ」と思い出したところで、欠席の連絡をしました。さすがに10年前のリードを口に含む気にはちょっと・・・(笑)。久しぶりに楽器屋さんでリードを覗くと、昔と変わらぬ、リコーとヴァンドレン。最近は厚めがはやりなのかな、と思いつつ、ブランクもあって非力なことから、店頭在庫品で薄いのから二番目の「3」番を購入。嫁子が別用事ででたところで、一人密かに楽器を開けて音だし。何とか音も出て、キーもタンポも大丈夫そう。ただ楽器はさすがに汚れがあったので掃除したかったのですが、肝腎のラッカーポリッシュ(溶剤)がすでに揮発してすっからかん。キーオイルは残っていたんですが。。。しょうがないのでクロス(布)でから拭きだけで、次回ポリッシュを買い出ししてからまで掃除はお預けです。もちろんジョイント部のスライドグリースあたりは緑青い状態なので、いったん拭いて塗り直し。さぁ、次の練習は・・と言っているうちに自分のオケの練習(びわこ+滋賀医大)がそろそろ立て込んでくる。吹奏楽団だけど、練習出席率悪いとどうなるんだろう。。。
2008.09.20
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これで打ち止めの管弦楽曲です。声楽入りや弦楽のみの曲は外しています。(声楽無しでも演奏可能なものはOK)メイン級からアンコール曲まで、守備範囲が広すぎですわ。自分でもさすがに抜け・偏りがある気がしてなりません。ぜひご指導ください。2021/8追記 こちらは演奏経験につれてかなり曲が増え、またアマチュアオケの守備範囲も広がり、取捨の基準の収集がつかなくなってきました・・少なくともアマチュアオケで複数回取り上げた実績があれば・・ということでご理解ください。--------------------------------------------管弦楽曲グルックC 「アルチェステ」序曲C 「アウリスのイフィゲニア」序曲(ワーグナー編曲版)ヘンデルC 「水上の音楽」(ハーティー編曲版)モーツァルトA 「魔笛」序曲A 「フィガロの結婚」序曲B 「ドン・ジョバンニ」序曲B 「後宮からの逃走」序曲C 「劇場支配人」序曲B Cosi fan Tutte 序曲ベートーヴェンAA 「エグモント」序曲C 「コリオラン」序曲B 「レオノーレ」序曲第3番B 「フィデリオ」序曲ウェーバーB 「オベロン」序曲A 「魔弾の射手」序曲エロルドC 「ザンパ」序曲ロッシーニA 「セビリアの理髪師」序曲A 「どろぼうかささぎ」序曲B 「セミラーミデ」序曲B 「ウィリアム・テル」序曲シューベルトB 「ロザムンデ」序曲C 「ロザムンデ」3幕への間奏曲オーベールC 「ポルティチの娘(マザニエッロ)」序曲ベルリオーズB ラコッツィ行進曲C 「ファウストの拷罰」組曲C 「ローマの謝肉祭」序曲C 「海賊」序曲グリンカB 「ルスランとリュドミラ」序曲メンデルスゾーンB 序曲「フィンガルの洞窟」B 「真夏の夜の夢」序曲C 「真夏の夜の夢」組曲C 「静かな海と楽しい航海」序曲C 「ルイ・ブラス」序曲リストB 交響詩「前奏曲」C ハンガリー狂詩曲第2番シューマンB 「マンフレッド」序曲ニコライB 「ウィンザーの陽気な女房達」序曲ヴェルディB 「運命の力」序曲B 「ナブッコ」序曲C アイーダ大行進曲ワーグナーAA 「ニュルンベルグのマイスタージンガー」序曲B 「タンホイザー」序曲C タンホイザー大行進曲C 「リエンツィ」序曲C 「さまよえるオランダ人」序曲B 「ローエングリン」第3幕への前奏曲C ワルキューレの騎行グノーC 「ファウスト」バレエ音楽スッペB 「軽騎兵」序曲スメタナC 交響詩「高い城」(ビシェフラド)B 交響詩「モルダウ」C 連作交響詩「我が祖国」C 「売られた花嫁」序曲ヨハン=シュトラウス(I世、II世)B 美しく青きドナウAA ラデツキー行進曲A 「こうもり」序曲B 「ジプシー男爵」序曲C ピチカートポルカC トリッチ・トラッチポルカC ウィーン気質C ウィーンの森の物語C ポルカ「雷鳴と電光」C ポルカ「観光列車」C ワルツ「芸術家の生涯」B 皇帝円舞曲C 春の声ブラームスB ハイドンの主題による変奏曲A 大学祝典序曲A 悲劇的序曲A ハンガリー舞曲C セレナーデNo.1,No.2ボロディンB だったん人の踊りC 「イーゴリ公」序曲C 中央アジアの草原にてサン・サーンスC 「サムソンとデリラ」からバッカナール,C フランス軍隊行進曲,B 死の舞踏レハールC ワルツ「金と銀」ドリーブB バレエ「コッペリア」からC バレエ「シルヴィア」からビゼーAA 「カルメン」序曲・組曲B 「アルルの女」組曲(1・2)ムソルグスキーC 「ホヴァンシチーナ」前奏曲(モスクワ川の夜明け)C はげ山の一夜(原点版)B はげ山の一夜(リムスキー・コルサコフ編曲版)C 「展覧会の絵」(ストコフスキー編曲版)B 「展覧会の絵」(ラヴェル編曲版)チャイコフスキーAA バレエ「白鳥の湖」組曲B バレエ「眠りの森の美女」組曲AA バレエ「くるみ割り人形」組曲C イタリア奇想曲C スラブ行進曲C 荘厳序曲「1812年」C エフゲニ=オネーギンからポロネーズドボルザークB 序曲「謝肉祭」C 交響詩「水の精」C 交響詩「真昼の魔女」C 交響詩「野鳩」B チェコ組曲C アメリカ組曲AA スラブ舞曲シャブリエC 狂詩曲「スペイン」マスネC 「絵のような風景」第4組曲グリーグA 「ペール・ギュント」第1組曲C 「ペール・ギュント」第2組曲リムスキー=コルサコフC スペイン奇想曲B シェエラザードC 歌劇「金鶏」組曲フォーレC 組曲「ドリー」C 組曲「ペレアスとメリザンド」フンパーディンクB 「ヘンゼルとグレーテル」序曲エルガーA 威風堂々1番C 「少年の魔法の杖」第1,2組曲B エニグマ変奏曲マーラーC 「葬礼」ドビュッシーA 小組曲C 牧神の午後への前奏曲B 交響詩「海」ディーリアスC 村のロメオとジュリエットから「楽園への道」C 春一番のカッコウを聴いてC ラ・カリンダマスカーニA カバレリア=ルスティカーナ間奏曲リヒャルト=シュトラウスC 交響詩「ドンファン」C 交響詩「死と変容」C 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」,C 交響詩「英雄の生涯」C 「薔薇の騎士」組曲C 七つのヴェールの踊りデュカスC 魔法使いの弟子グラズノフC 祝典序曲シベリウスAA フィンランディアA カレリア組曲C カレリア序曲B 悲しいワルツC トゥオネラの白鳥レハールB 金と銀C メリー・ウィドウのワルツヴォーン=ウィリアムスC グリーンスリーブスによる幻想曲ラフマニノフC 交響的舞曲(シンフォニック・ダンス)ホルストC 惑星ラヴェルC 「ダフニスとクロエ」第二組曲C ラ・ヴァルスB 古風なメヌエットC 高雅で感傷的なワルツC ボレロB 亡き王女の為のパヴァーヌケテルビーB ペルシャの市場にてファリャC バレエ「三角帽子」第1組曲B バレエ「三角帽子」第2組曲レスピーギB 交響詩「ローマの噴水」B 交響詩「ローマの松」C 交響詩「ローマの祭」バルトークB 管弦楽のための協奏曲C ルーマニア民族舞曲グレンジャーB アイリッシュチューン(ダニーボーイ)ストラビンスキーB バレエ「火の鳥」組曲(1919)C バレエ「火の鳥」組曲(1945)C バレエ「春の祭典」C 小管弦楽のための組曲No.1C 小管弦楽のための組曲No.2プロコフィエフC 「キージェ中尉」組曲C バレエ組曲「ロミオとジュリエット」ヒンデミットC ウェーバーの主題による交響的変容プーランクC 組曲「牝鹿」コープランドB エル・サロン・メヒコC アパラチアの春ウォルトンC 戴冠式行進曲「宝玉と王杖」ハチャトリアンB 剣の舞C 「ガイーヌ」組曲C 「仮面舞踏会」組曲カバレフスキーC 「道化師」組曲ショスタコービチC 祝典序曲アンダーソンC サンドペーパー・バレエ,AA シンコペーテッド・クロック,A ワルツィングキャット、B タイプライター、B トランペット吹きの休日、A プリンク・プランク・プルンク、B 舞踏会の美女、C クリスマスキャロル、A そりすべり、B フィドル・ファドル、B ブルータンゴブリテンC 「マチネ・ミュージカル」,B 青少年のための管弦楽入門バーンスタインC シンフォニックダンスジョン・ウィリアムズC 「スターウォーズ」組曲久石 譲C となりのトトロ外山雄三C ラプソディ(八木節)
2008.07.26
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協奏曲は結構特定曲に集中してしまい、それ以外は分散しちゃいますね。演奏回数が少ない辺りは賛否あるかもしれません。2021/8 追記 コンチェルトはどうしても有名曲中心のオケとそれ以外も幅広く取り上げるオケとで差が激しいのですが、選択の幅を広げる意味で、私が演奏経験した曲を中心にややマイナーなところも増やしてみました。------------------------------------------ピアノモーツァルトB 20番B 21番AA 23番A 24番B 戴冠式B 27番ベートーヴェンC 1番C 2番B 3番B 4番A 5番(エンペラー)リストC 1番C 2番シューマンB ピアノ協奏曲ブラームスC 1番C 2番グリーグAA ピアノ協奏曲チャイコフスキーA 1番ショパンB 1番A 2番ラフマニノフA 2番ラヴェルC ピアノ協奏曲バルトークC 3番ガーシュインC ピアノ協奏曲C ラプソディインブルー----------------------------------------------バイオリンモーツァルトB 3番B トルコ風B 協奏交響曲(ビオラと)ベートーヴェンB バイオリン協奏曲メンデルスゾーンAA バイオリン協奏曲ブルッフAA 1番B スコットランド幻想曲ブラームスB バイオリン協奏曲C 二重協奏曲(チェロと)グラズノフC バイオリン協奏曲ラロC スペイン交響曲チャイコフスキーB バイオリン協奏曲シベリウスB バイオリン協奏曲サンサーンスB 3番ショーソンC 詩曲プロコフィエフC 1番C 2番ショスタコーヴィチC 1番コルンゴルドC バイオリン協奏曲----------------------------------------------チェロハイドンC 1番C 2番シューマンB チェロ協奏曲ドボルザークAA チェロ協奏曲サンサーンスB 1番ラロC チェロ協奏曲チャイコフスキーB ロココの主題による変奏曲エルガーB チェロ協奏曲----------------------------------------------その他ハイドンB トランペット協奏曲モーツァルトB フルート協奏曲B オーボエ協奏曲B クラリネット協奏曲C ファゴット協奏曲B ホルン協奏曲(3番)C フルートとハープのための協奏曲ウェーバーC ファゴット協奏曲リヒャルトシュトラウスC オーボエ協奏曲B ホルン協奏曲(1番)クーセヴィツキーC コントラバス協奏曲バルトークB 管弦楽のための協奏曲ロドリーゴC アランフェス協奏曲(ギター)
2008.07.25
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これからアマオケ始めます!という方や、選曲委員になってしまいどんな曲を提案したら・・とお悩みの方むけに、アマチュアオケでよく演奏する曲をまとめてみよう!ということで、まずは交響曲を並べてみました。もちろんアマチュアでも編成や設立由来によって守備範囲がかわりますが、これは一般的な2管のオケ、Trbもいるしな~、という感じのところ(でもTrb/Tuない曲も入ってます)を想定しています(だから古典の頻度が低い)アルファベットは演奏頻度を表していますが、全く主観的につけました。呼び名は慣用名です。こうしてみると、多いというか少ないというか。。。皆さんはどう思われますか?2021/8追記 最初の公開から13年あまり経って、アマチュアオケのレベルは急激に上昇してきました。それに伴って演奏する曲の範囲も首都圏、京阪神のオケ中心に多彩になってきたため、私のその後の演奏経験曲などを元に追加してみました。---------------------------------------------交響曲ハイドンC 100番(軍隊)C 101番(時計)C 103番(太鼓連打)C 104番(ロンドン)モーツァルトC 25番(小ト短調)B 31番(パリ)B 35番(ハフナー)B 36番(リンツ)B 38番(プラハ)B 39番A 40番(ト短調)B 41番(ジュピター)ベートーヴェンB 1番B 2番A 3番英雄(エロイカ)C 4番AA 5番運命B 6番田園A 7番B 8番A 9番合唱ベルリオーズB 幻想交響曲シューベルトC 4番(悲劇的)C 5番B 未完成B グレートメンデルスゾーンB 3番スコットランドB 4番イタリアC 5番宗教改革ブラームスAA 1番AA 2番B 3番A 4番シューマンB 1番春C 2番B 3番ラインB 4番フランクC 交響曲ビゼーC 交響曲サン・サーンスC 3番(オルガン付き)チャイコフスキーC 1番C 2番C 3番B 4番A 5番A 6番悲愴ドボルザークC 5番C 6番B 7番A 8番(イギリス)AA 9番新世界よりボロディンC 2番ブルックナーB 4番ロマンティックC 5番B 7番C 8番C 9番マーラーB 1番巨人(タイタン)C 2番復活C 4番B 5番C 6番悲劇的C 9番リヒャルト=シュトラウスC アルプス交響曲カリンニコフC 1番ラフマニノフC 2番ニールセンC 4番不滅シベリウスB 1番A 2番C 5番C 7番エルガーC 1番C 2番プロコフィエフB 1番(古典)C 5番C 7番(青春)ヒンデミットB 交響曲「画家マティス」ショスタコービチA 5番革命C 7番レニングラードB 9番C 10番---------------------------------------------------抜けとかご提案ございましたら教えてください。
2008.07.19
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今日は2008年春シーズンの最後の演奏。なんとピアノでステージである。娘のバイオリン発表会の伴奏で、主は冷たい土の下に(フォスター)、メヌエット(バッハ)の2曲プロ。コントラバスでの演奏会が終わってからは、全力でさらった(なにせ小学校の時に黄バイエルまでしかやっていない)のだが、やはり今日の本番では最後8小節で壊れてしまった。娘には迷惑をかけてしまった。(償いに、夕食はポケモン特集中のあきんど寿司)それにしても伴奏は難しい。相手がいるから、合わさないと行けない。こっちの都合で止まってもやり直しはきかないし、逆に相手が止まったら待ってあげる必要がある。とりあえず目の前の楽譜を丸暗記しただけではだめで(さすがに2曲で5分もかからないので、すぐに暗譜してしまいましたが、弾けるかどうかは別問題。正しい鍵盤にアタりません。)、基礎的に「弾けている」状態じゃないとダメでした。これでピアノは引退かな?次回は嫁がピアノ、私がベース(でチェロパート相当?)ということで、ピアノトリオ風にするか。懲りない私。。。。またバイオリンの先生の顔を引きつらせるのかもしれない。
2008.07.05
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嫁が行ってるオケに、ベースの教えの話が舞い込んだらしい。「今度、バッハの管弦楽組曲2番とモーツァルトのピアノ協21番をするのだけど、バス奏者は2年目独学中心(最初に少し習った)でどんな弾き方をしたらよいかを教えて欲しい」というもの。こんな組み合わせ、私が弾きに行きたい!とも思うが、特にバッハは忙しくてしんどい。奏者にちょっと同情。さて、改めて「バッハの弾き方」「モーツァルトの弾き方」といわれて、どう言ったものか。(嫁のオケ宛なので、私が悩むこともないのだが)古典・バロックなので、・音を張らない(ぶりぶり弾きはしない・・いかん、やってしまいそう)、・リズムはやや鋭角に、強拍弱拍は厳密に(フレーズのおわりが2拍目のとき、「どん」ではなく収める。)。・そしてバッハあたりはクレッシェンド、ディミヌエンドは原則、しない。 色はf-pの対比で出す。なんてあたりでしょうか。指揮者の好みでは、ノンビブラートや弾き出しボーイング(学生時代にはやった用語で、弱く入って中でふくらませる弾き方。美味しんぼで「引き出し昆布」が紹介されたときに命名)があるかもしれない。と、まぁよくわかんない。どなたかに教えて欲しいくらい。結局頭の中にある「らしい」演奏のまねをすることになるような気がする。モーツァルトは楽譜の新旧(ブライトコプフの慣用版とベーレンライターの伸全集、といってももうそんなに新しくないが)の字面だけで弾く雰囲気が変わってしまう。譜面って意外と大事。みんなはどうなんでしょう。作曲家別のスタイル弾き分けって。
2008.05.16
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年末から後輩の訃報、仕事のトラブル等でさっぱり更新できませんでした。その間に、上の子の分数バイオリンを決めました。結局は十字屋さんの分数バイオリンフェアでしたが、弓でワンランク上のを子供に気に入られてしまい、予算オーバーでした。あと、単体で買った場合はそのほか(弓、ケースなど)も新調となり(サイズごと)、セットと大きな差が出てしまうのはびっくり。けど、今まで弾いていた(借りもの)のがドイツ製だったしなー、というわけで奮発。4/4は弟が昔副科(?)で購入したものを実家で発見したので、あとは3/4か。。。娘の背がぐーーんと伸びて3/4サイズはパスしてくれないかな~。弾き比べで開放しか弾けないのが悲しい…バス弾き(ちょっとだけバイオリンも触ったが)ではねぇ。それにしても、ここには1/2で100万円イタリア製の新作が。。だれが使うのか。。。
2008.01.01
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今日は島村楽器さんのバイオリンフェアを見に、なんと家族で奈良へ。といっても、京滋バイパス~京奈和道使えば1時間かかりません。上の子のバイオリン(今の1/4は、知り合いのすごい上手な子が使っていたのをお借りして使っているのですが、さすがに小さくなってきたので)を探すにあたって、普段よりモノが出ていると言うことで、大津店からの紹介で訪れてみました。確かに、1/2サイズでも、新作が二つ(7万、11万円)と、モダンと呼ばれていた、1900年前後のが3挺(フランス、イタリアなど30~40万円くらい)出ておりました。1/2となると、オールド一歩手前のような楽器があるんだ。。。さすがバイオリン。ベースとは裾野が違う。新作を試奏(もちろん子供が)させてもらったが、7万と11万円の値段分の差はさすがに歴然。その先は怖くなって(笑)、古いの弾かせるのはよしてしまいました。やっぱりちょっと張り込むにしても、フルサイズでだよな。。と貧乏性が出て来つつあります。けど、新作の良いのには惹かれます。実はこの後すぐに十字屋さんでも分数バイオリンのフェアがあるらしく、そこで見てからにしようかということで、メーカ、型番だけ聞いて帰ってきました。というわけで、次のフェアへ続く。。。
2007.12.08
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今日は上の子の小学校(南笠東)で、なんたらフェスティバルという行事があって、それについて行った。オープニングステージでは、近所(学区)の中学校である玉川中学の吹奏楽部が、演奏を披露していた。遅れていったので途中から聴いた(見た)ら、なんと!!弦バスが3本もある!約30名、チューバ一本の編成に対してかなり厚い布陣。さらに弓つけ(演奏時のアップダウン指定)は標準に近いし、持ち方も結構それらしい(肘が硬くなっているのが残念だが、これは継続的に教えてもらうか、良い感じで弾いている人を常に見ているかしないと難しいですね。。。)。左手の形も1-2-4のスタイルをとろうとしているし、トップとおぼしき子は、ビブラートまでかけようとしている。先生がお詳しいのか、誰かに教わっているのかな??そういえば、会場で会った会社の同僚の娘さんが、ここの吹奏楽部で「バスサックス」(バリトンじゃない!)を吹いてるということで見てみたら、遠目だがどうやらバスサックスらしい。私も昔バリトンを吹いていたのでわかるが、バスサックスじゃパート譜もなかなかないだろうに。。弦バス3本にバスサックス。。。この吹奏楽部はただ者ではない気がする。うちの娘がこの中学に進学したら(笑)探ってみたい。ただ、弦バスが最前列で日に当たっていたのはかわいそう(チューニングも狂うし)。せっかくひさしの下で演奏していたのだから、後列日陰に入れてあげて欲しかった。
2007.10.14
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今日は楽器屋に行って、上の子の分数Vnサイズを見ようと思って。先生がそろそろ1/2を、というのだが、以前に行った高槻のVn屋さんでは、まだ早いのでは、と。Webで「楽器を構えた状態で、左手で糸巻きの渦をにぎれたらそろそろOK」なんてのを読んだので、大きそうな大津の楽器屋さんに行ってみました。http://www.shimamura.co.jp/otsu/index.php予想が当たって、Vnも分数をひと揃いおいてあり、無事試してみることが出来ました。結果はぎりぎりとどく感じ。応対のおねえさんが非常に丁寧で、結局12月にあるという展示即売会(関西では奈良だけだそうで・・)あたりで買うかな、ということにしました。このおねえさん、実は結構知ってそうで、今借りている分数バイオリン(へフナー)もしっかり知っていました。客の値踏みもされたかもしれない。まぁ、南草津や草津Aスクエアの楽器店よりは規模も大きいので、ここがメインに通うところになりそうな予感がします。ただ、調整は預けになりそうなので、高槻にもっていくことになるのかな。
2007.09.23
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もう一ヶ月も経ってしまいましたが、誕生日のお祝いで、嫁にチューナーを買ってもらいました。実は、学生時代から今まで、チューナーなしの生活をしていました。何か別の楽器で音をとるか、嫁のを借りるか、オケ先では他の方のをお借りするかでしのいでいたのです。最近は駒にクリップで留めて、駒からピックアップして音が取れるコンパクトなのがあるようで、先日八幡オケの方が使っているのを見て、とうとう欲しくなってしまいました。と言うわけで、誕生プレゼントに買ってもらったわけです。当の演奏の方は、夏休みモード。ようやく9月末から八幡のオケの練習に参加させてもらう予定です。これから秋シーズンですね。新しいチューナーでがんばらねば。その前に使い方習熟からか。ともかく、ありがとう>嫁
2007.08.23
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嫁が盆休み入りの土曜夜にオケ練習、ということで、帰省は1日延期となった。まじめやの~。私だったら絶対さぼってる。それはともかく、今回の嫁が弾く第九の譜面は、私が持っている新版の譜面とも違う。どうやら2楽章の繰り返し等が変わっているそうだが、いつの校訂のどんなシリーズなんだろう。。。だれか教えて下さい。
2007.08.12
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学生時代は、Tシャツやトレーナのオリジナルデザインが流行で、各パートがデザインを競って販売していた。割高を承知でついついかってしまった服達も、年月を経てそろそろ限界のものもでてきた。というわけで、写真に残して行きつつ、それをアップしています。(著作権等ややこしいかもしれませんが、時効ということで。。。)mixi上なので、会員にならないと見られませんが、こちらになります。http://mixi.jp/view_album.pl?id=3224865&mode=photo順次着たのを追加していきます。ちなみにトレーナは今は隠れているので、今資料があるもの以外は、衣替え後の秋口から順次追加となります。
2007.08.05
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