あなたのお子さんは、自発性がありますか?
自発性がない子どもは、「なにしてもいいよ」と言われたとき、ぼんやりとしていたり、そのへんをうろうろあるきまわったり、ごろごろ寝そべったりしている。何をしたらいいかわからないからだ。
自発性のある子は、すぐに自分のしたいことを見つけて、それに集中する。遊び回る。
学校で、先生が「これこれをしましょう」と言った時だけ、それにとびつき、生き生きと活動を始める。そういう子どもは、自発性がないのである。大人の方から課題を与えないと動かない。今、幼稚園や小学校では、ご丁寧にいちいち先生が「これこれしましょう」と課題を与えてくれる。教師の命令に素直に従う。自発性の遅れがあることが発見しにくいのである。
そして、そういうふうに教師の命令に服従するような子は、「よい子」として、賞賛される。
思春期になって、だれも何の命令もしなくなるとそういう子どもたちは、どうしていいのかわけがわからなくなる。思春期以降に突然登校拒否を起こすのは、そういうふうな小学校の時に「優秀児」と評価されていた児童なのである。
現在、自分のお子さんの様子を見て先生からほめられっぱなしのお子さんは、注意した方がいい。反対に、自分の好きなことばかりして、「毎日注意しています。」といわれているお子さんは自発性が十分ある。
自発性の遅れている子は、けんかもほとんどしない。自発性がある子は、自己主張しながら遊びに没頭するのである。
大人もそうだ。私みたいに、いつもぼけっとしている人間は、自発性がないのである。