音読みと訓読み
小学校の教科書や国語辞典などで、「音読み」と「訓読み」という言葉をどのように説明してあるか。
音読み・・・漢字を音で読むこと。
訓読み・・・漢字に、それと同じ意味を持つ日本語を当てはめて読むこと。
これだけの説明しかない。これで、音読みと訓読みということがどういうことか分かるのか。おそらく無理である。
私は、音読みと訓読みという言葉の意味を児童にどうやって教えたら分かってもらえるかいろいろ考えた。私の教え方をみなさんに伝授したい。これが最高というわけではない。もっと、分かりやすい説明によって児童に教えることのできる先生もおられるだろう。
昔、昔、中国の人と日本の人は、仲がよくなった。遣隋使や遣唐使というふうに、船で行き来できるようになったからだ。何度も何度も行き来していた人は、中国の言葉も日本の言葉もわかるようになった。
両方の言葉が分かる人が中国の人と日本の人の間に入って、翻訳してくれるようになった。
日本人は、翻訳してくれる人に尋ねた。「今日は、つきがとてもきれいだ。中国では、つきのことをなんと言うんですか。」翻訳者は答えた。「ゲツといいます。そして、ゲツという文字というものさえあります。月と書きます。月という字で、あの光り輝くつきを表すことができるのです。」
日本人は驚いた。なんと、漢字というものがあり、夜明るく光るつきのことをゲツと言い、月という文字というものさえある。
なにしろ、日本には、文字というものがなかったのである。このようにして、日本人は、翻訳者にいろいろな言葉の発音とその漢字を教えてもらったのだ。
中国の発音を音読み、その中国で発音しているものの日本での読み方を訓読みとしたわけである。
このような説明を私は児童にしている。
何かのお役に立てばと思い、書き込みをした。もっと、分かりやすい説明もあると思う。そういう説明をぜひ教えてもらいたいものである。
2009.10.29