ショコラの日記帳

日本テレビの「ニュースＺＥＲＯ」 で、 秋葉原の通り魔事件 の報道を長々と特集していました。

この犯人の加藤容疑者は、「やりたいことは殺人」で、「夢は、ワイドショー独占」だったそうです。

残念なことに夢が叶いましたね。

それにしても、この事件で警察が犯人を取り押さえているところがよく報道されました。

皆さんも、きっと一度は見たでしょう。

たまたま、日本テレビの社員が、近くにいて、あの映像を撮ったそうです。

この番組では、その社員が名前入りで出演して、事件の様子を語っていました。

なんだかね。

その社員が、まるでヒーローみたいな扱いで、ちょっと鼻につきました。

確かに、日本テレビにとっては、スクープで、ヒーローでしょう。

でも、それが視聴者に伝わっちゃ、ダメでしょ。

悲惨な事件なんだから。

そういえば、スマトラ沖大地震の時の大津波が街へ押し寄せた映像も、世界中でよく流れました。

あの映像を撮った人はどうだったのでしょう？

悲惨な陰に、いつもそれで得をしている人がいると思うと、複雑な思いになります。

通り魔事件を報道することが、新たな模倣犯を呼びそうで怖いです。

報道のあり方は、難しいですね。

最近の報道は、視聴率を稼ぐためのニュースショーになっているようで、不快です。

報道だけは、視聴率関係なく、公平・公正な立場で真実を報道して欲しいです。

そういえば、犯人の加藤容疑者、勤務先で自分のつなぎの服がなかったとのこと。

会社で、イジメか肩たたきにあっていたのかもしれませんね。

だからといって、こんな悲惨な事件を起こすなんて、とんでもないです。

間違っても、犯人を美化するような報道だけはして欲しくないです。

また、必要以上に、被害者の家族を取材して、お涙頂戴的に、大々的に報道するのも辞めて欲しいです。

ただでさえ、ショックでしょうに、お気の毒です。

報道は、高い倫理観を持って、カメラで人を罰したり、傷つけたりすることのないよう、気をつけて欲しいです。

改めて、犠牲になられた方に、お悔やみ申し上げます。