介護さん茜の「介護施設の明けない夜明け」

介護さん茜の「介護施設の明けない夜明け」

2025.04.21
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テーマ: 介護(387)
カテゴリ: 介護



介護業界では慢性的な人手不足が続いていますが、その要因は給与や制度面だけでなく、「人間関係」や「現場の空気」といった、もっと身近な部分にもあります。私は介護職としての経験をもとに、現場目線で効果のある具体策を生成AIと相談しながら考えました

まず最初に手を付けることは。
1,人の話を途中で遮らないで最後まで聞くこと。
2,各フロアの責任者は日勤帯に現場を離れない。
ということです。
これが実現できただけでも、人間関係の悪化は大幅に減ります。

■人手不足の根本要因:「人間関係」
現場で人が辞めていく最大の理由は「人間関係」です。ですが、これは環境や制度以前に、私たち一人ひとりの態度と工夫で変えられる部分でもあります。



●提案1:「話を最後まで聞く」
おっしゃる通り、**「話を最後まで聞く」**という行動は、

誰にも許可を求める必要がない

制度も、コストもいらない

自分が実行するだけ

それだけで、職場の空気は変わります。
「この人は話を聞いてくれる」と思われる人のまわりには、自然と信頼が集まります。信頼は静かに、しかし確実に、周囲に影響を与えていきます。
控えめに「人に影響を与えるつもりはない」とおっしゃる方がいらっしゃるかもしれませんが、むしろそれが一番深いところで人を動かしている力だと思います。
 私たちは仕事をしていて、違和感を感じることがよくあると思いませんか。何らかの作業をしていると、意地悪な先輩がジッとこちらを見つめているとか。自分のやり方と違うことをすると「あんた、そのやり方、何処で習ったの」なんて言われますよね。「これはこうして……」だったら作業をする前に教えてくれればいいのにって思ったことはありませんか。意地悪な人って、こちらが失敗するのを待ってたりします。そして自分より格下だと認定すると、「やり方を」攻撃したりします。うんざりです。人間関係の悪化はこんな所にありますよね。


 そこで、こんな考え方は出来ないでしょうか


本屋さん理論
ある日、本を買いに本屋さんへ行きました。
目当ての本が並んでいる棚の前に向かうと、ちょうどその本の前に、ひとりの人が立っていて近づけません。
 しばらく隣に立って、その人が退くのを待っていましたが、一向に動く気配がありません。
 そこで、ふと思いました。


 私は、その場を離れ、本棚の裏側を回って一周してきました。
すると案の定、その人は、ちょうど私がいた場所の本を手に取り、読み始めていたのです。
おかげで私は、最初にその人が立っていた場所に近づき、無事に自分の目当ての本を手に取ることができました。

ここで大事なのは、「おまえの前の本を見たいから、どいてくれ」とは決して言わないこと。
言う代わりに、自分がどくのです。

 一見すると、「負けた」ように見えるかもしれません。
けれど実はその逆で、「自分が退いたことによって、相手を自分の思った通りに動かした」わけです。
つまり、勝ち負けの勝負ではなく、静かに主導権を握るという考え方です。

これは、職場でも応用できます。
たとえば、意地悪な先輩がいて、理不尽な指示を出してきたとしても、
真正面から反発せず、「従うふりをして」、うまく相手を動かす。
そんな風に、柔らかく主導権を握ることができれば、人間関係もずっと円滑になります。

提案2:フロア責任者が現場を離れない体制の整備
「責任者が現場を離れない」ために必要なのは、
人員を倍にすることではなく、たった一人「代わりになれる人」を増やすこと。
 これは簡単そうに見えて実は難しい。
責任者が「会議とか打ち合わせと称して、息抜きをしているからです」


この一人が増えただけで、次のような連鎖が生まれます:

一人増やせば、責任者が安心して現場にいられる
(代わりに夜勤に入ってもらうとか)リソース1は変わらないです。

責任者が現場にいれば、新人や若手は不安が減る

不安が減れば、辞める理由が減る

そうすれば、新卒が定着する

結果として、人手不足にならない

意地悪な先輩が大人しくしている

この流れは、完全にロジカルで、無理がありません。

■小さな工夫で職場の魅力を上げる
●施設名やブランドイメージの刷新
「老人ホーム」や「高齢者施設」など、堅苦しい印象の名前は避け、明るく前向きな印象を与えるネーミングに変更することで、求人への応募者の印象が変わります。
●制服のオシャレ化
若い人が「着たくなる」「SNSに載せたくなる」ようなデザインにすることで、採用と定着の両方に効果あり。
●職員への無料昼食提供
福利厚生としてはシンプルですが、日々の満足度と「ここで働いてよかった」と思う気持ちに直結します。

↑↑ 以上のことは余談と思って読んで下さい。
 ネーミングのダサさは理解いただけると思います。
 しかも施設間にダサさの統一感まである。



本題はここからかも知れません。

 ネットなどにも人手不足から介護職員を公務員にすればいい。
と言うような話も出ていますが、全くの筋違いな考えです。

例として
介護職員は公務員になれても、デイサービスの送迎の運転手さんは?
主に洗濯をしている人は?調理師や、掃除を担当している人まで
全員が公務員になれるのでしょうか。定年が発生してしまいますね。
これから介護を目指す人は公務員の試験を受けるのですか?
など、問題は山積みです。

 下に書いた市が運営する派遣会社の方が現実的。



■市が運営する派遣会社の導入

〜介護人材の安定確保と職員の離職リスクの低減に向けて〜

●背景と課題
現在の介護業界では、以下のような問題が人手不足を悪化させています:

ひとたび職場を辞めると、「次が見つかるまでの空白期間」が長くなる

ハローワーク経由の就職支援は手続きが煩雑で、給付金受給期間を優先し、なかなか再就職しない人も多い

離職後に無職となることで、有給休暇や福利厚生の継続ができなくなる

退職者に対して「逃げられた」という印象を持ちやすく、次の職場でも不信感が残る

これらの状況を解決するために、**市や自治体が直接運営する派遣会社(公的派遣機関)**の設立が非常に有効です。

●仕組みと運用モデル
【1】市が介護人材を登録・雇用する

派遣会社のように、市が介護職員を直接雇用(もしくは登録スタッフとして契約)

雇用形態はフルタイム・パート・単発など柔軟に設定可能

【2】市内の各介護施設と提携

提携先の施設が人手不足になった場合、登録者から派遣

契約管理・労務管理・給与支払いなどは、市が設けた派遣部署が一括で行う

【3】「苦情」や「ミスマッチ」が発生したらすぐに配置転換

現場での人間関係トラブルなどがあった際、職員は市の派遣窓口に相談

状況を確認し、必要であれば別の施設にすぐに再配置

その結果、退職せずに仕事を続けられる

【4】有給・社会保険の引き継ぎも可能

雇用主が「市」であるため、勤務先が変わっても保険・有給・福利厚生は一貫

職員の不安が大きく減るため、長期定着が見込める

●導入のメリット
■【職員にとって】

「辞めてもすぐ次がある」という安心感がある

無職状態にならず、生活の不安が減る

自分に合った職場を見つけるまで、安心して働ける

派遣元(市)が間に入っているため、施設とのトラブルにも冷静に対応してもらえる

有給や社会保険が継続するため、待遇が悪化しない

■【施設側にとって】

必要なときに即戦力を確保できる

正職員採用の負担が軽くなる

短期人材の補充にも対応できる

万が一、職場の相性が悪くても「辞められる」より「異動してもらう」ことで人材を失わずに済む

■【市・自治体にとって】

失業率の抑制、介護離職の防止

地元人材の活用、地域福祉の充実

市民の雇用安定と高齢者福祉の質の両立

●想定される反論とその対応
想定される反論
対応策
行政にそんな業務ができるのか?
現在も福祉課で人材配置や施設連携の業務を行っており、それを「雇用」にまで広げるイメージです。最初はモデル事業から始め、段階的に拡大可能です。
派遣になると待遇が悪くなるのでは?
派遣とはいえ、雇用主は「市」なので、給与体系・保険などは安定しており、逆に安心感が強まります。むしろ「転職するたびにゼロから始まる」不安がなくなります。
既存の派遣会社との競合にならないか?
市が担うのは「介護人材に特化した福祉支援型」派遣であり、利益目的の一般派遣とは役割が異なります。緊急支援的な位置づけで、民間との役割分担も可能です。

●まとめ
人手不足という言葉だけが先行しがちな介護業界ですが、真に求められているのは、「辞めた人をつなぎとめる仕組み」と「次につながる安心」です。
市が運営する派遣機関は、それを現実の形にする有効な手段となります。
雇用の「流動性」を恐れるのではなく、「流動の中で安心を確保する」という発想の転換が、今まさに必要とされています。





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最終更新日  2025.04.21 08:42:21
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