リリィとみかんの子育て日記

リリィとみかんの子育て日記

出産手記(2) とてつもない痛み


部屋は1号室。
すぐ内診があるのかと思いきや、何も無い。
母は部屋のTVでワイドショーを見ている。

3:30
痛みが強くなってきた。
呼吸法で痛みを逃がそうとするが、痛い。
母がいる手前、「痛い。痛い」と大声では言えない。
母親の世間話(独り言?)は耳につき、側に居て欲しくなかった。
1人で耐えた方が気楽だと思ったので、母親には帰宅してもらった。
(娘のお迎え等もあったので)

痛みは3分間隔になり、強さを増していくばかり。
夫に「早く来てほしい」とメールを入れた直後から
痛みの間隔がどの位なのか分からないくらい、強い痛みが走る。
とにかく痛みが強い、そして短い。
気を紛らわす事も出来ない。
おしりへの強い痛み、あまりに早すぎる展開。
リリィの時とは違いすぎる。

4:10
痛みに耐えられず、内線で先生を呼ぶ。
心音はまだ高いとのこと
4:15
おしりへの強い痛みが激しい為、先生が水中出産の準備
(プールに水を張る)を始める
4:40
先生に支えられ分娩室へ行き、プールへ入る。
暖かくて気持ちが良いが、痛みが来るとやはり辛い。
リリィの時を考えると、もうプールに入っているのだから
お産が近いだろう。
夫とリリィは間に合わないだろう。
痛い、激しい、痛い。
どうしても目をつぶってしまい、先生からは目から痛みを逃がすように
言われる。
なかなか難しい。
痛みは普通ではない。

リリィの時は、プールに入ってから10分くらいで
破水した気がするが、まだ破水すらしない。
「痛い、痛い」と叫ぶ私。
「痛いと言ってもダメ。気持ちよく力まないと!」と先生に言われても
出来ない。
とてつもないモノが生まれようとしている。

5:22
元気な産声と共に生まれた。
終わった。
痛かった。
産み終えたといった実感はなく、スッキリしない。

もの凄いモノがお尻から出てきた感じ。
そして、もの凄いモノは私の手の中にいる。
赤ちゃんを胸に抱いた直後、夫とリリィが到着した。
お産には間に合わなかったが、産院のドアを開けた瞬間
産声を聞いたらしい。
まだへその緒が繋がった赤ちゃんを見て、リリィはとても
嬉しそうな顔をしていた。
やっと生まれてくれた赤ちゃん、これでリリィもお姉さんだ。

ずっとリリィには、お産を見て欲しいと思っていたが
正直、見なくて良かったと思った。
あまりに凄い姿の私だった気がするから。

生まれてきた赤ちゃんは、とてもふやけている感じがした。
なんせ2wも長くお腹の中にいたんだから。
リリィの時と同じく、へその緒が短かった。
なかなか下に降りて来なかったのは、そのせいだと言うことだった。

家族で記念撮影をしたあと、先生がへその緒を切ってくれた。
元気よく泣いている赤ちゃんを見て、ホッとした。
体重はなんと、3760g
身長は51cmの予想よりもかなり大きな赤ちゃんだった。
ずっしり重い。

とてつもない痛みだった訳だ。


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