☆★☆季節の風☆Kazeのミステリ街道☆

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January 4, 2010
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カテゴリ: 浄土ヶ浜殺人事件


『○肉○食』を『焼肉定食』と書いてくるのは、答えがわからないときのお約束で、よその学校でも多かれ少なかれある現象だと思う。
 しかし小林にかかると、『虎穴に入らずんば虎児を得ず』が、『虎穴に入れば墓穴』となり、生徒がそのまま、そりゃそうだよな、と、ストンと理解してしまうことがザラである。
「どうしようこれ…とにかく○×だけつけて、あとでゆっくり小林先生と相談しなくちゃね。あたしも古典は苦手だから説得力ないかもしれないけど、小林先生の理解のしかたは個性的すぎるわ」
 美雪はあまり考えたくなくなり、サクッと採点を済ませて、宮蔵がキオスクで買ってきた本を漁った。
「最近はじっくり読書してる時間もないのよねぇ」
 すぐに読み切れそうな、松本清張の短編集を選んだ。
 本のタイトルは、『三面記事の男と女』というもので、昭和30~40年代の短編をメインにまとめたものだった。
「キオスクだから新刊なのに、けっこう昔の小説をリバイバルしているんだ」

 若いときは生活苦と、学歴差別に悩んだ彼の小説からは、社会にはびこる理不尽さへの怒りを感じた。
 大地主の家に生まれ、乳母の手で育ち、家族と疎遠になりがちだった太宰と対照的なエピソードのひとつは、庶民的な家庭に生まれた松本清張が、幼少期から家族の愛情を一身にうけ、結婚後も家族と密着していたことだった。 
 そのためか、男女の暮らしや愛憎を題材にとった、誰にとっても身近な短編集を読んでいると、台所の匂いまで漂ってくるようなリアリティを感じた。
(昔発表していた短編って、男が出世のために、邪魔になった女を殺す…っていう展開のが多いのね)
 と、短編集を読みながら気づいた。

<つづく>

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みなさまありがとうございます<(_ _)>

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三面記事の男と女



 今日は仕事始めの日ですが、私はまだ風邪でふらふらとしていました(^^;;;
 皆様、ご心配ありがとうございますm(_ _)m
 病院へはまだ行っていませんが、症状はきのうの半分くらい軽くなったような気がします。おそるべし葛根湯です。
 あまり寝てばかりいると、かえって身体の調子がおかしくなるので、多少ふらついても夕方から起きています。
しょんぼり
 熱に浮かされて、ちょっと変わった話が浮かんだらいいなーと思ったんですが

 新型インフルかどうかは、もう病院へ行ってもわからないでしょうね~。
 私は風邪を引いても、一番ほこっている初日から3日目くらいまではほとんど病院へ行かないで、頭痛薬と総合感冒薬だけ飲んでいます。一番しんどい時は、病院へ行くのもキツイので、症状があるていど治まってから行っています。
 あとは安静、保温と栄養補給です。
 食欲がないときは、ポカリスエットとカロリーメイトで生き延びています。
 具合が悪いときは、大塚製薬最強、という気がします。

 この間、初詣のときにコーヒーの福袋を買ってきました。

cafe1.jpg

 中に入っていたポーションミルクです。
 業務用なので50個くらい入っていました





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Last updated  January 4, 2010 11:59:09 PM


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