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January 18, 2010

『浄土ヶ浜殺人事件』〈２２８〉第７章・逆位置

テーマ：連載小説を書いてみようｖ(10276)

カテゴリ：浄土ヶ浜殺人事件

　美雪は言った。
「容疑者の３人それぞれに動機はあるが、強い動機が見あたらないような気がするわ。あと、誰もアリバイを証明できないのも引っ掛かります」
「動機がまだわからない以上、アリバイの点を考えてみましょう」
　宮蔵が言った。
「まず、ストレートに事件現場に来られたのは、管野拓海だな。きのう藤原さんを乗せて大学へ行った後、被害者のあとを追うように国道を走っている。その後、パチンコ店『パーラーウミネコ』の面接へ行ったあと、一度、浄土ヶ浜に来て検問に引っ掛かっている。昔、付き合っていたという女性の家に行ったのは夜遅くです。間山稔を殺害できる時間は十分にありますね」
「何といっても、三陸へ来るには千戸市から国道４５号線にのって、浜街道を走るのがラクですもんね」
　美雪はうなずいた。
「次、看護師の川野百合子は、二戸市の自宅アパートで寝ていた、という。岩手県は広い。二戸市は青森県との県境近くにあり、やや秋田県寄りだから、三陸とは正反対の場所なんだ。ここに来るまで、または来て事件を起こして戻るまで、車で片道２時間以上はかかるな。事件前夜が夜勤だったのは証明できている。前日、もしかして間山と会ってそのまま泊まり、一緒に浄土ヶ浜まで来ていたら…とも考えましたが、勤務先の整形病院に夜勤に出ていたのが確実となったので、その仮説も消えた。やったとすれば、夜勤明けに、二戸市からわざわざここまで来た、ということになる。ちなみに、川野百合子の自家用車は白の軽ワゴン車だというから、車体の色は管野拓海の白のミラと同じだな」

　美雪が言った。
「そして清水幾子は、きのうの行動が彼女の言うとおりならば、動機はあっても犯行は不可能ですね。彼女はすべて、新幹線など公共交通機関で移動している」

＜つづく＞

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　今日は、今朝方までグッと冷え込んだあと、午後には３度、と少しだけ寒気がゆるみました
　明日から３日間くらいは暖かくなりそうで、いろいろ用事を足して歩けます

　それにしても、お正月が開けてからあっという間ですね～
　もう月末の支払いに追われてる気がします（＾＾；；；
です。

　その、暮れの買い物のときに、ＢＢクリームのセットを買ってきていました。

　お試しセットで１，０００円です。
　左側の３本が、それぞれ色調の違うＢＢクリーム、右側の２本がアイクリームと、美容クリームです。
　旅行に持って行けそうなサイズですが、すでに使っています。
　基本的に、洗顔後そく塗れるので、忙しいときにはお助けですね^^
　最近、ＢＢばかり使っている気がします（笑