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January 22, 2010

『浄土ヶ浜殺人事件』〈２３１〉第７章・逆位置

テーマ：連載小説を書いてみようｖ(10276)

カテゴリ：浄土ヶ浜殺人事件

「その分、彼女のお母さんに積極的にアピールしたんでしょ」
　美雪は言った。
「間山さんについては、話を聞くにつれて驚くことばかり出てきましたけど、あの人は清水さんと結婚したくて必死だったんですね。まるで、さっきまで読んでいた松本清張の小説みたいだわ、男が出世のために着々と外堀を固めていくあたりが」
「そうだろう。…男というのは身勝手なものだと思うでしょう？藤原さん。間山にしても、清水幾子と現在、妻子がありながら付き合っている男にしても。まずは、自分と境遇の合う女性をキープしつつ、その生活が落ち着くと、こんどは育ちのよいお嬢さんにちょっかいを出したがるんだからね」
　宮蔵は呟いた。
「まあ、現代は女のほうも計算高くなってますけどね」
　美雪はニヤリとした。
「これで材料は出尽くしたか…？」

「足りないな。決定的なものが。まず動機、そして犯人は、なぜ被害者の耳を切り取って逃げたのか？被害者が、わざわざ藤原さんに『北山崎へ行く』と嘘をついたのはなぜか？彼のほうから、それを演出する必要があったのか？あなたの友達の絵里子さんが、間山稔のアパートの前で追い返されたとき、部屋の中にいた人間は誰か？」
　宮蔵は疑問点を次々と挙げた。
「絵里子がそろそろ、来ると思います。疑いは晴れたし、もうちょっと話を聞いても大丈夫でしょう」
　美雪が言った。
「えっ、来るんですか！」
　宮蔵の顔が明るくなった。
「なんだか阿部さんを好きになっちゃったみたいで…」

＜つづく＞

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　今日も、寒い寒い１日となりました～
　ファンヒーター全開にしてもなかなか部屋が暖まらず、つま先が冷えます。

　今日は、毎週金曜の生協の配達でした。
　こんなに気温が下がると、冷凍ものだけ冷凍庫に入れて、あとはしばらく放置しておいても大丈夫です
　かといって、外に置いたままにしておくと全部凍っちゃうので、とりあえずシンクに入れておきました。
　あっという間に寒波が戻ったので、きのう色々買い物してきておいて助かりました

　もうすぐ母の誕生日でもあり、またデコレーション台を買ってきてケーキを作ろうとしましたが、クリスマスの時に買って好評だったスポンジケーキと同じものは、店からなくなっていました。
　やむなくスーパーをハシゴです。もう一軒のスーパーでは、小さいスポンジケーキをまだ置いていて、そっちを買ってきました。
　第２候補のほうは、少しパサパサして甘いカステラのような味がしますが、生クリームを塗り込んで半日くらい経つと、しっとりしてきます（笑
　あとスポンジケーキが出回るのは、ひな祭りの時くらいでしょうか～