☆★☆季節の風☆Kazeのミステリ街道☆

１０月に入ったかと思ったら、もう１０日以上経ってしまいました。

やっと、気温がほどよく下がってきて眠れるようになったかと思えば、夏の疲れが出たのか、朝も昼も夜も眠くて、気がつくとうたた寝をしてしまっています。

まぁ、眠れるのはいい事ですよね・・・？

家庭菜園の方も、秋野菜はいつ植えても枯れるのであきらめ、夏野菜の残りを細々と収穫している感じ。

水やり、追肥以外にすることも無いので、少しの時間でも読書にあてております。

久しぶりに、Kindleunlimitedにも登録しました～

しばらく登録してなかったら、３ヶ月間99円で使えるプランに登録できたのでそちらで(⌒-⌒; )

ちょっと興味はあるけど、全部は買っていられないよね～～、という本をチラ読みするのには、Kindle unlimitedが助かります。

あと、unlimitedでは無いけど、昔からの愛読書、石川淳の『狂風記』も、先月のセールで上下巻分ダウンロードできました。

狂風記を電書で読むとか、ほんと未来に来たって感じ！

と、いうのも熱心に読んだのは１７歳くらいの時ですからね・・・

３０年以上？すっ飛ばして再び読むわけなので、そりゃあ未来に来た感満載です。

この作家さんは、いちおう無頼派ということになるのですが・・・

無頼派の作家さんというと、太宰治、坂口安吾、織田作之助あたりが超有名で、破滅的な人生を送ったというイメージがあると思うんですよね。

実際、太宰治→心中、坂口安吾→麻薬中毒死、織田作之助→結核・・・かな・・・

このお三方で既に、平均年齢４０歳を切ってるんじゃ無いでしょうか・・・

とはいえ、無頼派といっても色んな人生があるわけで、石川淳という方は８０歳代半ばまで生きて、『狂風記』を発表したのは８０代だったんじゃ無いでしょうか。

見てくれも、こざっぱりとした江戸っ子の紳士といった感じで（生まれは東京浅草）、あまり無頼派っぽさがなく・・・

ところが書いた中身を見れば、ほんと無茶苦茶な反権力のアナーキズムです。

よく捕まらなかったなぁ～、と思うのもあるけれども・・・

戦時中に、反戦的というかどで発禁になったのはありますね（マルスの歌）。

『狂風記』というのも、政財界の大物たちを相手に、それなりに因縁を持って出会った主人公の男女と仲間達が過去、現在を超えて戦う物語で、これを７０代が１０年もかけて書いたんだなぁと思うと、また読めるのが感慨深く、ありがたく読ませていただくという感じです。

やっぱり、ある程度は長生きできた方がいいのかも？

登場人物たちも、ほぼ人生詰んだような人物ばかりなのに、誰も自分を見限ってないし、いつでも浮上するチャンスを狙ってる逞しさがあるので・・・

ちょっと死んでみようかな～、と思ってるなら一度この本を読んで欲しいと思います。

ただ、読むならやっぱり読書が好きだったり、歴史や古文等をある程度やってきた方が楽しめるとは思いますが、わからないところがあれば、現代ならネットで調べながら読み進められるし、電書版は全部新字体なので読みやすくなっています。

この本も、レビューを見ればハードカバーの旧字体と違うから味わいを損なう・・・といった意見も多いのですが・・・

私も昔は、ハードカバーと文庫版を比べて同じことを思ったけど、電書になればほとんど気になりませんw

むしろ読みやすい方が、今後も読み継がれられやすいんじゃ無いでしょうかね・・・

なお、石川淳という人は２回目だか３回目だかの、ずっと昔の芥川賞を取った方。

この時代の芥川賞作家さんは、その辺の大学教授が逃げ出すくらいに博覧強記なので、その辺も楽しめます。

この本で、リグナイトという言葉も初めて知ったし・・・

夢中になって何回も読んだとはいえ、１７歳にはまだまだわからないこともあったので、もう一回読めば、また視点も変わってくるのかなと思ったりしています。

とにかく、最近ろくなニュースが無いのでね・・・

パレスチナとイスラエルも、とうとう戦争をはじめたし、テレビから不穏なニュースが流れると、猫たちも不安になるので、できるだけニュースはネットで見ることにして、音楽とかスポーツ中継を流してることが多くなりました。

昔は、タイムマシンがあれば未来を見てみたいと思ってたけど、今はもう未来が見たいとか思わないですね。

テクノロジーは進んで便利になったけど、人間のやってることといったら２、３世紀と大して変わりが無いですし。

どんなひどい世の中になってるとしても、命がある限り、それなりに生きてるとは思うけど・・・

むしろ今は、自分が生まれた頃（１９７０年代）の日本を見たいと思うし、あと恐竜が見てみたいかな～～という感じですよ。

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将来的には稀覯本になっていくと思うけど・・・
今ならお買い得！？


☆★

この間、昔少し流行った料理のコルドンブルーを作ってみました。

鶏胸肉（ないしは豚肉、牛肉でも）に、チーズやハムを挟んで揚げ焼きにするものなんですが、どちらかというと外食で食べることが多いのかも。

最近どこでも食べられないので、レシピサイトを見ながら自力でやりました～～

チーズはみ出まくり！

お昼にパンと食べたけど、お酒と一緒の方がより美味しいと思いま〜す・・・