■ミラノ観光とコモ湖■
今朝のミラノは雨。
午前中はミラノの市内観光。 まずはスフォルツエスコ城へ。
ここはミラノ最大のルネッサンス建造物だそうだ。
城内にある市立美術館にはミケランジェロが死の直前まで製作を続けていたという
未完の「ロンダニーニのピエラ」が展示してあった。
目が見えなくなって手探りで彫りつづけていたらしい。
ミケランジェロはどんな思いでこの作品を彫って行ったのだろうか。 考えると涙が出そうになった。
ひとしきりお城を見学して外に出るとすっかり雨が上がっていた。
お城の後はスカラ座を見学。
午後から何かのオペラのリハーサルがあるらしいが、
午前中は何もないので、見学することができた。
こういうところで私も1度でいいからオペラを見てみたいな。
スカラ座では、プッチーニの彫像やショパンの手の彫刻、
モーツァルトの髪の毛なども展示してあった。
↑スカラ座。でもここより向かい側の市役所の建物が派手だった。
その後はイタリアゴシック建築の最高傑作といわれる大聖堂を見学。
中のステンドグラスの美しさにうっとり。
ステンドグラスの1枚1枚に旧約聖書、新約聖書の物語が描かれておりその絵の細かさに感動してしまった。
宗教についての詳しい知識や、確固たる考えなど持ち合わせていない私ではあるが、人々の信仰の深さと、
信仰ゆえに花開く才能、信仰による心の安らぎ・・・など当時の人々の思いについて考えてしまった。
午後からはフリータイム。
ミラノは商業の中心地、お買い物の町だけど、
物欲のない私たち親子はスイスとの国境近くにあるコモ湖へ出かけた。
遠くに見える雪をかぶったアルプスの山々と、空と湖の青さ、
高級な別荘の数々の風景はミラノの町とは別世界。
こんなにステキなリゾート地が近くにあったら何度でも訪れちゃうよなー。
ただ、1週間ほど前に大雨に見舞われたらしく、
湖近くの広場が半分近く水没しており、
そのおかげでかなりの交通渋滞にハマッてしまった。
コモは絹が有名らしい。
記念としてスカーフを1枚get。
夕食は、ガイドさんに教えてもらったお店に行った。
このお店は地下鉄を乗り継いでDE ANGELI駅というところにあるジモティーのお店。
生ガキをはじめとする新鮮な貝類、手長海老のマリネ、からすみとウニとあさりのパスタが絶品!!
ワインも、スパークリングワインではないのに何故か発泡性がありとても飲みやすかった。
この夜はイタリアでの最後の晩餐なので、かなり飲んだり食べたりした。
ミラノでは夜8時を過ぎたら地下鉄には乗らない方がいいと言われたが、酔っ払って無敵モードに入った私達は地下鉄で帰る。
時間は11時近かった。日本での夜11時の地下鉄の雰囲気とは全然違っていた。
シラフだったら怖かったかも・・・。 でも酔っ払ってたのでそうでもなかった。
因みに、ミラノの地下鉄は24時間営業らしい。 終電を気にせずに飲めるとは、なんていい町なんだ!
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