奮闘する「大器晩成」日記

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August 6, 2013
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カテゴリ: 政治「物申す!」
今日は68回目の広島原爆忌。


 つくづく思うのは、68年も経った原爆の惨禍やあの戦争の悲惨さを、どう学び、どう伝えていくのか、その難しさ、だ。


 あの日あの時あの場所で、どんな人がどんな生活を営み、そして奪われたのか。誰が奪ったのか。


 エノラ・ゲイの搭乗員も、時の為政者たちも、どんな事が起きるのか想像できていたのだろうか。


 この時期になると、以前は「あの戦争から何を学ぶのか」という話題が例えばテレビ番組でも多かったように感じていたが、昨今は「どう伝えるか」が大きなテーマに変わってきたようにも思う。


 そりゃそうだろう。


 今の小中学生のジジババ世代だって「終戦直前」か「戦後」生まれが大多数なのだ。自分の体験として語ることができないのだから。


 80歳前後の世代にはぜひ語ってもらいたい。「あの日あの時」の体験を。


 昨今の防衛の議論で最も気になっているのは、語られるのは「国益」だとか「国の威信」のようなことを守るための「軍備増強論」なのだが、現実には「誰が」具体的に戦うのかという想像力が全く欠落しているようにしか見えないこと、だ。





 福島の原発事故でもあまり語られることがないが、早期収束との掛け声は勇ましいが、実際に高い放射線量の下で誰が作業するのかという、つまり、誰かを犠牲にする前提が全く欠落している。


 戦争を行う、ということは、語られる「正義」は勇ましくても、その実は、国民に「犠牲になれ」と強要することだ。


 それが証拠に、自民党改憲案の9条部分には、国防軍への名称変更といわゆる「軍法会議」の設置が明記されている。自民党幹事長の石破氏は「敵前逃亡は死刑の適用」もと、つまり、国家の命令に背いて逃げれば国家がお前を殺す、と宣言しているのだ。


 つまり国民は「犠牲」になれ、と言っているのだ。


 いったいどこまで時代を逆行する気なのか、この人の思考回路を分解したいと思うが、この発言の根底には、思い上がりと想像力の欠如、があるとしか思えない。


 こういう輩にはこのポスターを再度見てということで。

まず、総理から前線へ。.jpg





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Last updated  August 6, 2013 12:38:27 PM
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