雑感ワールド

卒業論文



●2007.12.3
おぼろげに「現象学における他者」をテーマに書こうと思っています。当然このような絞りきれていないテーマでは書けないので、現象学に関する文献を読みながら、テーマを絞って行きたいと思います。

さて、現象学…、
慶應通信1類では現象学に関する科目はありません。しかし、「現代倫理学の諸問題」のテキストの中で少し触れているようです。
だから、一からのスタート。

先ず、先行研究として、

フッサール著「デカルト的省察」浜渦辰二訳 岩波文庫

の精読からのスタートです。

これは、新デカルト主義、明証、ノエマとノエシス、エポケー、超越論的主観性、間主観性、現象学的還元、志向性、周囲(生活)世界…などフッサール現象学の主著です。

●2008.2.14 卒論指導初回提出
フッサールは止めました。

「カントの義務論」でいきます。

何だかよくわからない状態で投函。
見切り発車のとうな気もします。

●2008.4.9 携帯に留守電
携帯に留守電が入ってました。聞くと慶應大学通信教育部卒論係から。「卒論に関してお尋ねしたいことがございますので、折り返しお電話を頂きたい…」という内容のものでした。あのテーマでパスしたのか、それとも再提出?予備指導?いろんな思いが頭をよぎりましたが、すぐさま電話を。
「春の指導を申請されましたが、担当して頂ける先生が仕事の関係で秋からしか卒論指導できない。誠に申し訳ないですが、秋からの本指導でもかまいませんか?ただ、折角、今回申請されたので春は代理の先生にお願いして、秋から担当先生で本指導に入ることも可能です。どちらかを選択して頂きたい」とのことでした。私は一日も早く卒論に入るつもりでしたので、「春から代理の先生で指導をお願いしたい」と。
そして、最後にあのテーマでOKかどうかをお尋ねしたら、「OKだと思います」だと。後日来月の卒論指導の詳細が送られてくるそうです。

何だかスッキリしない連絡でした。

●2008.4.10 大学から電話
来月の指導日が決まりました! 5月29日13:00~14:30 場所は三田キャンパス(詳細は文書で)。
担当先生はカントがご専門の樽○教授(←予想通りでした)
ただ、樽○教授のお仕事の関係で初回だけは奈○准教授だそうです。
これで担当先生も決まり本指導に入ります。先ずは一安心…。

●2008.4.18
卒業指導案内が届く。初回は代理先生のため、予備指導扱い…。秋から本指導といっても、この6ヶ月は時間的に大きく、卒論は自分なりに進めていくつもりです。

●2008.5.1
卒論指導の前に、目次と序章(はしがき)を書き上げました。とにかく本論に入り前にすべきことは、構想を練ることだと思います。この段階で論旨が通っておれば、卒論のほぼ全容が見えてくるのではないでしょうか。

●2008.5.21
本論文の基本参考文献になると思われる「道徳形而上学原論」(岩波文庫)を読み始める。

●2008.5.29 第1回卒論指導(代理指導)
昨日、卒論指導で三田まで行って来ました。指導教官のT教授は半年間のドイツ出張で今回は予備指導的(T教授の代理として)にN准教授でした。

テーマ、序章、目次を作成していきましたが、却下。

次回T教授の本指導まで、再度練り直し。宿題は

1、主題文を書く
2、章立て
3、指定文献の読み込み

私は、カントの義務論的倫理観を用いてのテーマなんですが、捉えどころが面白いので完成すればいい論文になりそうだと励ましとも取れるお言葉を頂きホッとしました。

しかし、T教授は厳しい先生で有名らしく(←そんなこと知りませんでした…)前途多難です(涙)
以上ブログより

●2008.8.15 卒論指導第2回(秋)提出
秋の卒業論文指導の申請を締め切り日に郵便局へ。消印をしっかり確認して投函しました。
秋はドイツ帰りのT教授から初めての指導を受けますが、今から不安。指導書作成中も「とりあえず出す…」といった若干投げやりな感もありましたが、指導日まで文献を読み込んで、しっかり質問に答えられるようにしないとダメですね。
章立ても試みましたが、どうも整合性に欠けていて、指導日当日はそこをズバッと指摘されることでしょうね(汗)あ~あ、卒論って大変…。
(8/15ブログより)

●2008.9.12 卒論指導日決定-本指導開始-
【指導日:10月24日(金) 午後4時~ 三田】
毎日教育思想史のレポ返却を待ってる中、昨日茶色の封筒が…。
全くこの封筒の意味を理解していないまま開封。
すると、それは「卒業論文指導」の通知でした。まさかこんなに早く卒論指導の日程が決まるとは思ってもいませんでした。

前回春の指導では、指導教員はT教授に決定したのですが、長期のドイツ出張のため、代わりにN准教授の予備指導でした。そして、この秋からこのT教授になるわけですが、今回も再度の予備指導ではないかと心配でしたが、なんとか本指導での通知でした。

指導申請からのこの約1ヶ月は、論文作成の土台になるであろう文献をじっくりと再熟読しましたが、これから10月24日(金)までどれだけの文献を読めるかにかかってると思います。

ただ、ひたすら卒論関連の文献読みです。 (9/13ブログより)

●2008.10.24 卒論指導
昨日は卒論指導。
春の指導は担当T教授がドイツ出張だった為、代理としてN准教授(予備指導扱い)。そして今回はT教授との初のご対面となりました。
しかし、この卒論指導申請時に、N准教授の時に提出した卒論テーマでは、どうしても行き詰まってしまう不安があり、テーマ変更も考えたのですが、色々思案した結果、やはり初志貫徹で同じテーマで申請しました。

そして、N教授との卒論指導…。やはり、私の不安は的中でした。つまり、カント義務論と社会問題はリンクしないから、このテーマでは無理があると…。あくまで、カント義務論は「自分をどうするか」までの倫理学。そこから社会性には発展していかないのです。
そこで、先生の話を聞き、当然私の意見も述べ(的外れが多かったですが…)、最終的に私の口から、
「先生、テーマ変更でもいいですか?」と。

先生は「OK!カント義務論だけでも壮大なテーマ。取りあえず、カントの基礎をしっかり押さえた論文でもOKなんですよ。」と。

とうことで、テーマ変更です。つまり、カント義務論の中で、テーマ(定言命法、自律、善意志…)を絞り込む作業から、またまたスタートってことになりました。


また、卒業年度の目標を聞かれ、当初は2010年3月卒業が目標だったのですが、ゆっくり目の2010年9月と申し上げたら、いや、新しい論文テーマだったら(カントの基礎)、
「2010年3月でいける(卒業)でしょう」と。
ただ、2010年3月卒業なら、今年の春の指導で相当な分量の論文を仕上げておかないと、提出許可の印鑑が頂けない。新しいテーマも決まってない。その構成(章立て)も決まっていない。もう頭が大混乱状態でした。

こうなると、もう書き始めるしかない!と頭を過った時、
「いや、先生。カント義務論の大きなテーマは変わりませんが、その絞込みもこれから。しかも章立てもこれから。書き始めないと間に合わない。だったら、書いてもいいのですか(半信半疑で)?」

「(大きくうなずいて)いいですよ、しかし、春の指導でどこまで進んでいるかですよ。」

思いっきり、ぐっと後押しして頂きました。

ということで、いよいよ論文書きOKが出ました。まずは早急にテーマ決定と章立て。

教育思想史と経済地理をしっかりやって、いよいよ卒論着手です。

だけど、卒論の書き出しは意外と緊張するかも…ですね

(10/25ブログより)


●2009.2.12 春の卒業論文指導申請書提出
テーマを変えて本日投函しました。
昨年の秋の指導でT井先生が「この際だから、カントの基礎をしっかり押さえたテーマでもいいかも…」という言葉がやたらと記憶に残っていた為、『道徳形而上学の基礎づけ』を中心文献としたテーマで決定。
春の卒論指導までに半分近くは書くつもりで頑張ってみます。

ということで、KO通信集大成である卒業論文書き出し第1筆目を

平成21年2月17日(火)-大安-で決定!!!

卒業目標も平成22年3月!!!!  いよいよです…。

だけど、書けるんでしょうか、不安ばっかり…。

●2009.3.19 第1章書き終える
「はじめに」「目次」「第1章」を書き終えました。

●2009.5.8 第2章も書き終えて、第3章の1、善意志まで書き上げ、送付する。

●2009.5.22(金) 第2回卒業論文指導
先日のメールでの課題を早急に作り、持参した第3回目卒業論文指導。
部屋に入り、先生の第一声は「事前に送って頂いた原稿を読ませて頂きましたが、何点か不十分な点、お尋ねしたい点、等色々ありますからね~」と。

出ました!お決まりのダメだし。覚悟はしていましたが、「来ました、来ました」。

事前に送った原稿は鉛筆チャックが各ページにされているではありませんか!!

「あちゃーーーーーーー」

理解不十分、表現上の問題、各章の関連性の指摘など、かなり突っ込んだ指導でした。

今回の論文はカントの古典を「読み説く」という作業ですが、果たしてこれが論文として受け入れられるのかという不安があり、この件をお尋ねしたら、「十分論文として成立しますよ」との事でした。
また、この古典は難解なため、全体的な理解は不可能に近く、部分的理解だけで論文を書いてもいいのもか? この件「十分です。ただそれらをどう関連づけて書くかなんです」と。

そして、10月初旬に完成品を事前郵送し、秋の卒論指導後、11月中に提出というプランで進めることになりました。

ってことで、2010年3月卒業の卒業予定申告書に署名捺印を頂き、その足で通信教育部事務所へ提出してきました。

「遂にここまでこれた」という実感がわきました。

(2009.5.23ブログ加筆訂正)

●2009.10.15(木)卒業論文送付
昨夜校正を終えました。レポート提出10回分、約40000字の論文になりました。そして、本日通信教育部事務局へ速達で郵送。

●2009.10.27(火)第3回卒業論文指導

10時の新幹線で12時20分品川着。三田キャンパス周辺で昼食と思い、すぐさま山の手線で「田町」へ向かいました。しかし、ビジネスマンの昼食時間とも重なり、どこもかしこも満席。結局、若い人たちと混じって、「モスバーガー」で軽い食事を取りながら、論文も最終チェック。
そして、通信教育部事務局向かったあと、担当教授の研究室へ。

冒頭「難解な原書を粘っこく書き上げましたね。既に一定水準には達しています」と評価されました。

このあと「現象界と叡智界」「義務に適う行為」「義務に基づく行為」「意志の原理」「(諸)目的の王国」等、数箇所の訂正を試みて、提出OKの署名捺印!!!

遂にここまでこれました。

ってことで、私の卒業論文テーマは…、


   カントの定言命法について 
  -道徳性の最上原理である「意志の自律」に至るまで-

●2009.11.26 卒業論文提出

●2010.1.15 卒業試験の日程が2月5日(金)午後2時~で決定
 慶應通信の最終章―2/5卒業試験に三田まで行ってきました。

1月~2月は仕事が忙しいのと、卒論を終えた安堵感から、自分が書いた卒論に全く目を通さず、京都から東京に向かう新幹線の中での読み返しだけで臨んだ卒論試験…

結果は明らかです…大汗

T教授とN准教授の前で、質問の主旨とはかけ離れた解答で大汗の連続。

T教授は「最終の卒論指導では、テキパキと答えていたのに、どうしたの今日は?」
N准教授「緊張されているみたいですね…」

全くの勉強不足というか、皆無の状態で臨んでしまって、両先生失礼しました。


すべてを終え、来月に到着する「卒業認定」まで、1ヶ月ほどありますが、論文の方は、両先生から、労いとお褒めの言葉を頂戴したので、卒論単位は大丈夫だと思います。
(2010.2.8 ブログより)


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