ココロ ニ アカリ ヲ・・

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心の葛藤(2)



hahanaku


我が家の長男はとても優しくおっとりした愛らしい子だが、厳しい見方をすれば、ポーっとしている。

考えてみれば、私の子供の頃はもっとポーッとしていたような・・・(汗
夢うつつのような、頭の中に霧がいつもかかったような状態。
いわゆる、これは我が家の遺伝なのかなー(--;)

私は、子供時代から、ポーっしていることもあり、
人からあなどられたりバカにされやすい子だったので、
そういう自分の過去に今頃、悔しさを感じ
我が子はしっかりして欲しいと、
幼稚園の準備を丁寧に手伝ったり、
お手伝いさせようとしたり、
いかにしたら、気が利く子に育つか・・・というのを目指して子育てしているような気がする。
長男を公文に入れたのも、小さい頃からお勉強できる子はかっこいいな・・という親の勝手な憧れからだ。

けれど、蛙の子は蛙・・というか、長男は実にマイペース。
周りなんか見えてない。

こういう性格は育て方じゃなく、遺伝なんだなぁと
ぼんやりした我が子をみながら、
愛しいような、はがゆいような思いでため息をつく。

友人で実に気の利いた人が数人いるが、
とにかく、周りの人が何をしていたとか、誰がどこで何をしていた・・とかいうのをよく知っている。
↑それはそれで、ちと怖いが・・・
周りの人が何をして欲しいかいち早く察知してくれ、
とても気配り上手だ。

私は一緒にいても、誰がどんな状態か気がつきもしないし、
気がついてもすぐ忘れてしまう(汗
↑こんな問題人間な私なのだが・・・・
気が利きすぎる友人に対し、そんなに、周りの人の情報が頭にあふれていたら、自分の事に集中できないのじゃないか?
心配に思う事がある。
(よけいなお世話かもしれないが、気の利く人は気が利くなりの。大変な思いをいつもしているのかもしれない)

我が息子(年長さん)も、幼稚園の事を聞いても、
あまり周りが見えてないようで、誰が休んだとか、どんなイザコザがあったとか、全然知らない。
自分の事すら忘れている。(T T;)
あぁ!我が息子よ、もっとしっかりしておくれ~

気の利いた子は、何から何まで説明してくれるらしいので、もうこの段階から、脳はほとんど出来上がっていて、
大人で気が利く人は、幼稚園時代から、周りの情報に敏かったのかな・・・なんて子供達をみながら思ってしまう。


気の利く人になりたい。とか
気の利く子供であって欲しい。とか
いつも思っているのだけれど、
脳の構造からして、子供の頃から違っていたのかも(><)
なんて、我が子を見ながら思います。

気が利く人は、気が利く人なりの苦労があって、
気が利かない人は、気が利かないなりの苦労がある。

こういうのを個性というのかしら。
ないものねだりはやめて、
ぼんやりしている自分を許して、
ぼんやりしている子どもを愛そう。

気が利かなくても、できる限りで相手を大事にすればいいよね。


思い出すのも恐ろしいくらいぼんやりしていた子供時代の私。
母親もぼんやりしてて、子供に手をかけるということをしなかったため、恐ろしいほどぼんやりに歯止めがなかった。

母はこんな私の子供時代でも愛してくれていたのかな?
私と同じようにため息をつきながら私を見ていた?
それとも、私がぼんやりしていることにすら気がつかないほど、母もぼんやりしていた?(汗)←コレが一番ありうる。

私は子供を育てながら、
いつも自分の子供時代と比較して、自分の子ども時代をやりなおそうとしているのです。



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