2008年03月15日
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カテゴリ: 趣味その他
今日見た映画の感想。2本立て。


●この道は母へとつづく

この道は母へとつづく
この子が主人公(パンフの表紙)


秀作ですねー。

ロシア映画で、原題は「イタリア人」。
孤児院で暮らす主人公のワーニャ(6歳の男の子)が、養子になってイタリアへ行くことになって、周囲がそう呼んでいたため。

孤児院は、あまり環境がよろしくなさそう。
これで、現代のロシアの話だとは。
ワーニャより年下そうな子が、普通にタバコをねだる様子にかなり衝撃。

ワーニャはあることを切っ掛けに、「養子に行ったら、本当のママに2度と会えなくなるのかも」「ママに会いたい!」と強く思うようになる。
そして、短期間で読み書きをマスター。

ワーニャに逃げられたら困る、養子斡旋業者のマダムや孤児院の院長は、ワーニャを追い掛け始める。

映画の内容は、まとめるとこんな感じ。

以前いた孤児院にはママの情報(名前や住所)が残ってて、その住所にママは今もそのまま住んでいた。
オチ言っちゃうと、ワーニャはママに無事会える。

ワーニャが子どもだから、「初めてのおつかい」的に大冒険なことになっちゃってるけど、大人だったらたいしたことなさそうな、ストーリー的にはひねりのない内容である。

しかし、これが、ホントに感動作で。

全体的には淡々とした描写で、感動の押し付けはないと思うのだが。

特に、マダム付きの運転手が、ワーニャの捨て身の行動に胸を打たれて、「ぼくを捕まえるの?」「捕まえないよ、行くところ(=ママのところ)があるんだろ」と言って、主人公を逃がしてくれるところ(セリフうろ覚えw)
そこが、感動MAX。
隣の席の女の子も、アレは絶対、目頭押さえてたね(わたしも押さえてたけどw)

この運転手とか、ワーニャをぶったりもする孤児院のリーダー格の少年とか、酒びたりの院長とか、みんな根は悪い人ではない、と思わせるところも、感動ポイント。


ワーニャとママの感動の再会シーンもなく、ママが最後まで顔を出さないところも秀逸。

孤児院で仲良しだったアントンにあてた手紙を読み上げる、ワーニャの声が流れる中、エンディング。

それにより、アントンがワーニャの代わりに養子に行ったこと(もともと養子に行きたがっていた)、そして、ワーニャがママと幸せに暮らしていることが窺える。

おおげさに泣きながら抱き合ったりするシーンを見せられるより、なんかスーっと「ワーニャもアントンも良かったなぁ、うんうん」と思える、すごく胸に残るエンディング。

想像の余地があるって大事だなー。



●パンズ・ラビリンス



ネットで「かなりグロいシーンがある」という感想が出ていたのだが、全然たいしたことなかった。
これでグロいんだったら、ホラー映画見れないじゃん、というレベル。
ビビって損した( ̄▽ ̄)

内戦中のスペイン。
母親の再婚相手の軍人に呼ばれ、妊娠中の母とともに、山の中の基地(?)に向かう主人公の少女(12歳くらい?)
その途中で、主人公は妖精?に会う。
その妖精?は、牧神のいる迷路に、主人公を連れて行く。
牧神は、主人公が闇の国?の王女の生まれ変わりであること。その国に入るためには、3つの試練をクリアしなければならないことを告げる。
軍隊とゲリラの争いが最終局面に向かっていく現実と、3つの試練のファンタジーの部分が交錯しつつ、話は進む。
そして出産後、母は亡くなり、主人公は生まれた弟とともに、闇の国?に行くため迷宮に向かう。
弟の実父である軍人がそれを追う。

という話。

正直言って、意味がよくわからなかった。

現実とファンタジーの交錯ってところに意味があるんだろうとは思うんだけど。

最後、主人公は最後の試練をクリアできずに、結果、追い掛けてきた軍人に撃たれて亡くなる。
だが、結局そうなったことが、最後の試練をクリアすることに繋がり、主人公は王女として闇の国?に迎えられる、ということになっている。

でも、これが、撃たれて亡くなった主人公の、こうだったらいいなという、夢オチみたいに思えるんだよねー。
闇の国?の女王が、現実での母親と同じ人なだけに。

夢オチだとして、それまでのファンタジーな部分は主人公の妄想なのか?

妄想でもいいんだけど、その意味がよくわからん。

内戦という、子どもにはつらい現実(かどーかも断定できないが)から逃れるための妄想?というのが、わたしの善意?の解釈。
ありがちだが。

うーむ。

今回は「パンズ~」のほうが目当てだったんだが、これだけ見て帰ったら、ちょっとなんかなぁ、という感じだったかも。

「この道は~」がいい映画で良かった( ̄▽ ̄;)





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Last updated  2008年03月24日 13時48分58秒
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