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2008年01月24日
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最近重松さん読んでなかったなー と思っていたのですが、
図書館の「新着案内」にこの本が出ていて、予約数もそれほど多くなかったので早速予約してみました。

図書館のデータにある本の案内は、


    物語の舞台はすべて、1000年の旅をしてきたカイムが訪れた、
   「いつか、どこか」の町。坂口博信、井上雄彦との絆が生んだ、
    壮大なスケールで描く命の賛歌。』


とありまして、純粋に面白そうだなあと借りたのですが、
短編集とは言え、異様に多い31編が収録されていて、通常の太さ。
ちょっと変わっているなあと思ってたら、からくりがありました。


本の案内の中の「坂口博信、井上雄彦」という名前を見て気がつく人は気がつくらしいのですが、
この本は同名の「ロストオデッセイ」というゲームソフトに関連した本でした。

なほまるはわりとゲームをするのに「聞いたことない名前だなあ」と思ったら、
公式のHP もありました)

で、坂口さんというのは、「ファイナルファンタジー」シリーズの生みの親だそうで、
井上さんというのは「スラムダンク」を描いている方だそう。この方がキャラデザイン。

で、この重松さんの書いている異様に短い短編の数々は、
主人公カイムが千年の旅をしてきたそのエピソードであり、主人公が折々見る「夢」だとのこと。
重松さんが、このゲームの主人公の夢に見る過去=記憶 の部分を考える担当だったんだって(!)





ということで、最初に重松さんによるこれらの注意書きを読んだ時点で一瞬、

「しまった、はずれをひいてしまったか・・・」

と思ったんですよね。本の装丁や作り自体は、普通の重松さんの小説本と変わらなかったけど、
まあ、ゲームの一環ってことになるとたいした内容ではないかな みたいな・・・。


短いお話ばかりなので、つらつらーっと読めてしまいました。


重松さんは、製作サイドから特に内容に注文はなく自由に書かせてもらったそうです。
ただ一つ「一千年を生きる悲しみが感じられるようなもの」というのを念頭に ということだったそうです。

沢山の短編を読んでみるとすべてがこの「悲しみ」を念頭にトーンが揃っていて、
この主人公の雰囲気が良く伝わってきます。


ゲームで「なぜ千年生きているのか」という部分の謎ときをしていくようなので、
こちらの小説の中では因果関係は全く触れられておらず、
理由はわからないのに長い時を生きていかなければいけない という不思議さがよく出ていました。

ゲームをやってみたい とまでは思わなかったのですが、
少なくとも「なぜ千年生きることになったのか」 辺りは知りたい。
誰か(ってクリアした人だけかしら?)教えてくれないかなー と思いました。


重松さんの本、半年前から図書館で予約しているのが、「カシオペアの丘で」。
ちぃーっともまわってこないんですよね。
わが町では通常以上に重松さんに人気が集中しているような気がしてなりません。




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最終更新日  2008年01月24日 19時17分46秒
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