わたしじかん

やなせたかし先生がお亡くなりになりました

もちろん、面識などありませんが、先生にはほんとーに、ほんとーーーーーーにお世話になりました

古くは「詩とメルヘン」
近所のお姉ちゃんが定期購読しているのを
毎回、お邪魔しては見せてもらっていました

アンパンマンのＤＶＤも暗記するほど見せていただきましたし、毎週日曜に放送している分も、かなりの年数、録画してました

子供らのためにバイキンマンの編みぐるみを作ったら、
ついでに、赤キンマン、青キンマンも作らされ、
食玩のアンパンマンキャラの指人形は、全種類コンプリート
子供より私がハマったアンパンマン
アンパンマン号に乗るためだけに、
四国を列車で縦断し、
高知のアンパンマンミュージアムに行ったこともｗ

中でも、一番お世話になったのが、
車の中で子供らがぐずらないように、
ひたすらエンドレスで流し続けたアンパンマンの歌
気が付けば、大人が「ナガネギフラメンコ」や
「やきそばパンマン流れ旅」を口ずさんでいたり
子供らが寝静まった車中で流れるアンパンマンの歌を
大人二人がじっと聞き、その歌詞の深さを語り合ったりもしました

心が疲れた時は特に、そうじゃない時でも、
聞くと泣けてくる歌は他にもありますが
中でも、あんぱんまんは、
仕事と家事と子育ての両立がうまくできなくて、
産休中のブランクもあって焦りばっかり募っても何一つうまくいかなくて、
既婚育児中の同僚に笑われている気がして、
こんな役立たずのクズなんて生きてる価値ない！
と死にたくなった時の崖っぷち感を思い出すと同時に、
あの時、死ななくてよかったな～という意味でも泣けてきます

そんな、個人的に泣きのツボの部分を抜粋

「アンパンマンたいそう」より

もし自信をなくして　くじけそうになったら　
いいことだけ　いいことだけ　思い出せそうさ空と海をこえて　風のようにはしれ　　
夢と愛をつれて　地球をひとっとび

大事なものわすれて　べそかきになったら　
好きな人と　好きな人と　手をつなげそうさ僕と君をつなぐ　虹の橋をわたれ　　
影と雲がにげて　太陽ひとまわり

「勇気のルンダ」より

たたかう時は心にいうんだ
たよるものはなにもないんだ
勇気ひとつが友だちなんだ

たおれた時は立ち上がるんだ
勇気の花を胸にさすんだ
赤い血潮の花びらなんだ

くるしい時はがまんするんだ
勇気のうたを思い出すんだ
負けるものかと自分に言うんだ

泣けるわけではないけれど、この素直な欲求が羨ましかったｗ

「私はドキンちゃん」より

なるべく楽しく暮らしたい
お金はたくさんあるのがいいおいしいものを食べたいし
遊んで毎日暮らしたい

みじめな暮らしは大嫌い（だいきらい）
朝から晩までおしゃれして世界のなかの誰よりも
美しいねって言われたい

生まれた時から美人だし
頭の回転すばやいしこの世の終わりがきたときも
私ひとりは生きのこる

運動会の季節、保育園や幼稚園で
子供が無邪気にアンパンマン体操をしていたら、
じっと耳を傾けてください
歌詞の意味を噛みしめ、
目の前では小さな子供が一生懸命踊っていると、
それが我が子じゃなくても
視覚、聴覚、両面から泣けること請け合いです

同様に、おかあさんといっしょの「ぼよよん行進曲」や
「ドンスカパンパンおうえんだん」も
心が弱った時に聞くと、涙が止まらなくなる歌ですね
大人になったら、誰も「フレッフレッ」って応援してくれないもん
自分で「フレッフレッわたし！」って応援しなきゃｗ