リクルーターの軌跡

リクルーターの軌跡

第弐話 見知らぬ、先輩


<前回までのあらすじ>
 何となく始まったモビットの就職活動。
 ふとした事から、大学の掲示板に大学4年生の内定者講演会が掲示されているのを発見。
 親友のミッツーと一緒にこの講演会に行く事になったのだ…



☆第弐話 「見知らぬ、先輩」☆


 季節は11月上旬。
 モビとミッツーはカフェテリアルームにて話し合っていた。
ミッツー「それにしてもこの講演会は3日間に分けて開催するんだな」
モビット「どうやらそうらしいな。どうする?」
ミッツー「内定者の就職先を見ると、上手い具合に業界が分かれているからなぁ」
モビット「え?そうなの?」
ミッツー「ああ、医療や食品、小売とかで分かれているんだよ」
モビット「へー、詳しいなぁ」
ミッツー「もう常識、常識。とりあえず個人的にはこのJTBに内定している人の話が聞きたいなぁ。モビは?」
モビット「う~ん…ちょっと待ってくれよ。僕が知っている企業は…マックスバリュ、ツルハ、ホーマック、あとはぁ…あ、山崎製パンだ」
ミッツー「何だ、知ってるのはほとんど小売業か。そういう有名な所に受かった人の話でも聞いてみるか」
モビット「そうだね。そうすると、この日が丁度良いんない?」
ミッツー「お?このJTBとマックスバリュと山崎製パンがくる日だ」
モビット「うし!じゃこの日にしようぜ♪」

~そして一週間後、内定者報告会当日~

ミッツー「お~い、モビ。待たせたな」
モビット「いやいや、それにしてもこの講演会場は普通の教室なんだな」
ミッツー「ああ、あまり聞きにこないと思うよ。先輩が言うには、この時期に活動している学生は北海道では少ないって言ってたからね。意識が低いんだよ」
モビット「ふ~ん、そんなもんなのか」

教室内を見渡すと、モビやミッツーを含めてざっと20人程。
おそらく大学3年生以外の学生だろうというような人もいる。
時間も近くなると、担当職員の人と内定者3名が入ってきた。
モビットはこの時に、見た目ではそんなにできる人たちというイメージはもたなかった。
むしろ、よくこんな人たちが受かったなぁという感想を抱いていた。

職員「それでは時間になりましたので、これから始めたいと思います。今日話してくれる先輩は、JTBに内定しているいシッシーさん、マックスバリュ北海道に内定しているタムラーさん、そして山崎製パンに内定している海ちゃんです。それではまずはシッシーさんから始めますので、よろしくお願いします」
シッシー「はい、それでは…」

というような感じで講演会が始まり、シッシーさん、タムラーさんと話を終え、最後に海ちゃんの講演が始まろうとしていた。
まさかこの時には全く知らない海ちゃん先輩との出会いが、今後のモビットの就職活動を左右する程大きくなるとは、思いもしなかった。
そして海ちゃんの講演が始まろうとしていた…




☆次回予告☆
 ついに就職活動の達人「海ちゃん」の講演が始まった。
 ここまではシリアスな展開であったが、ついにあの不朽の名作「ラビット物語」の再来ともいえる展開に突入!
 はたしてモビットと海ちゃんの衝撃的な出会いとは!?

次回 「第参話 終わらない、講演」
にご期待下さい!




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