帰ってきた!グダグダにっきぃ

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第一話「灰色の瞳の男(3)」

1-3超変態的決闘
(スーパーメタモルティックデュエル)

本作品は完全なフィクションであり、
実際の人物や団体とは関係ありません。


「え~、それでは3時になりましたので準決勝を始めます。」
店員の声が店中に響く。
空良が席に着くとそこには黒いサングラスをかけた細身の男が座っていた。
彼の着ている黒いTシャツには、白い文字で『元祖アキバ系』と書かれている。
「始めまして都といいます。よろしくお願いします。」
空良はそういうとデッキを相手に渡した。
「あぁ間曽だ、よ ろ し く」
黒のマッドスリーブをしたデッキが空良に渡される。
お互いのデッキを4つのパケットに置いていく、
いわゆる『四つ切り』と呼ばれるカット方法である。空良が敬語を崩して、少し上から見るように尋ねる。
「・・・あんたが、この店のNo.1、灰色の瞳の男か?」
「いいや、俺は大阪から遠征できてるんだ。
だからこの店の事はよく知らないんだ、そんな事より
この後いっしょに食事でもどうだ?
一瞬、空良が凍る。
「何の冗談ですか? そんな事で俺に勝とうなんて・・・」
「俺はいつだって本気(ガチ)だぜ☆」
サングラスを通して冗談とは思えない目が空良を見ている。
「あんた、ホモか?」
間曽の声が急に低く通るようになった。
「違う、男美の探究者だ。」
「一緒じゃないですか」
苦笑する空良に間曽が切り終わったデッキを渡す。
「そんな事より、 や ら な い か?
「デュエルですよね?」
空良は苦笑したまま言った。


一本先取制 間曽 嵐(先行)vs都 空良(後攻)
「ドロースキップ、・・・・『魂と記憶の盾』をチャージ、ターン終了だ」
間曽が慣れた手つきでチャージを済ませる。
「俺のターンドロー、『惨劇のアイオライト』をチャージターン終了だ。」
「ドロー、『アクア・サーファー』チャージ、『光波の守護者テルス・ルース』を召喚ターンエンドだ。」
(除去守護者か、、今日はよくドロマーに当たるな・・・)
「ドロー、チャージ『光線人形ストリウム』を召喚」
「おっと 黒くて大きいの が出てきたな☆」
間曽の発言に空良の顔が引きつる。
「ドロー、チャージして『エナジー・ライト』を使う、2枚ドローだ」
(・・・手札を増やした? よほど硬さに自信があるのか、あるいは・・・・)
「ドロー、チャージ『クゥリャン』を召喚、ドロー...
(『ストリウム』は攻撃するべきか?
相手の手札は5枚、引いた数は9枚。
次のターン『パラオーレシス』がでてくる可能性は高い。
もし出された場合、俺のフィールドは沈黙する...
この状況から攻め込む為の『ブレードワーム』は今手札に無い。
引く可能性も無くは無いけど確立は『3/30』、無いものと考えていいか。
となると次のターンは虹を埋めての『パイロン』これで『ロウバンレイ』への道が出来る。
ならここは攻撃してブロッカー召喚を促す!)
「ストリウムでシールドに攻撃」
独特のポーズから出される『ストリウム光線』が間曽のシールドを壊す。
「いいのか?そんなにホイホイ攻めてきて☆
シールドトリガー『妖精生活(フェアリー・ライフ)』だ!
『雷鳴の守護者ミスト・リエス』をマナに置く。」
空良は焦りの表情を見せる。
(ライフだと? なぜそんな物が・・・)
「どうした? 驚いたようだな。
これは『ミストを引けない可哀想なプレイヤー"K"』が死に物狂いで調整した。
ドローソース入りネクラガーディアン 『蒼ネクラ』だ!!
「ネクラカラーじゃねーじゃん」
そのときショップにいた客の心が一つになった。
「ターン・・・エンドだ」
空良が間曽のほうに手を差し出す。

間曽:手札4 マナ4 シールド4 場『光波の守護者テルス・ルース』
空良:手札4 マナ3 シールド5 場『光線人形ストリウム』『クゥリャン』


「ドローチャージ・・・都くんだったかな?
『デュエルというのは恋愛に似ている』というのが俺の自論だ
出会い、お互いを知り、そして攻め、または受ける。
君のデッキは分かったし、俺もデッキをばらした...
つまり、
二人のストーリーは! ここから! 劇的に! 進 み だ す ! ! !
間曽が『光器ペトローバ』をフィールドに出した。
「種族は当然 ガーディアン!
そして、『テルス』で『ストリウム』を破壊する!ターン終了」
予想外の展開、しかし空良はポーカーフェイスを保ちつつ、カードを引いた
「『一徹のジャスパー』をチャージして『パイロン』を召喚します。
バトルスキップ・・・ターン終了です。」
「俺のターンドロー...」
ブロッカーを召喚してくれれば...
そんな空良の期待に絶望という2文字が突きつけられる
Soul Advantage だ悪く思わないでくれ」
空良の『ロウバンレイ』が落ちる
「都くん、君はまだ"攻める側"と思ってるかもしれないが
生憎俺は受けるより攻める方が好きでねぇ悪いんだけど受けてくれないか?」

間曽:手札2 マナ6 シールド4 場『光波の守護者テルス・ルース』『光器ペトローバ』
空良:手札0 マナ4 シールド5 場『パイロン』『クゥリャン』


「俺のターンドロー・・・(コイツは...)
間曽さん・・まだ貴方に攻めさせない『永遠のジャック・ヴァルディ』を召喚!」
間曽のテルスルースに水晶の槍が突き刺さる。
テルスルースの残骸を踏み潰し、人型の赤と紫の水晶が現れた。
「・・・運が強いな...いや、構築を褒めるべきか。」
そんな間曽の言葉には耳を貸さず、空良はシールドを割っていく。
「シールドトリガーはありません。」
間曽が不満そうに言った。
「ターン終了です。」
「俺のターンドロー・・ クソッ
間曽の表情が一瞬冷静さを失う。
ここに来て蒼ネクラの弱点が間曽に突きつけられる。
受 け る カ ー ド が 少 な い
実際、間曽の手札には『エナジーライト』等のドローソース
『母なる紋章』『スペル・デル・フィン』などが殆どである。

ここから間曽は受ける、受ける、受け続けた。
これに対し空良は相手の一歩先を攻めまくる。
まさに1ターン10秒のクライマックス、そして...

「ハァハァ・・・ブレードワームで直接攻撃します。」
空良が肩で息をしながら言った
「・・・通る」
間曽は爽やかな顔で返事をした

「ありがとう御座居ましたぁ~」
空良が疲れた表情で手を差し出す。
「ありがとう御座居ました☆」
間曽が空良の手を握る、その表情はさっきまでのアツサを感じさせない。
「3位決定戦頑張ってくださいね・・・あっ」
空良が間曽に言ったあと、失礼だったのではないかと言葉を詰まらせる。
しかし間曽の返事は空良が予想していたものとは違った
「ありがとう・・・でも今日はもう帰るよ」
「えっ、帰っちゃうんですか?」
「少し用事があってね、いいデュエルだった。
そうだ、俺は『 Team Twelve Wings 』って言うチームのメンバーなんだ。
君がDMを続けるならいずれまた会う事になる、覚えておくといいよ。」
そういうと間曽はスッと席を立ち、受付に行って店を出て行った。

(なんか、不思議な人だったなぁ・・・ホモだけど...)


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