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年度末と年度初めの超多忙をなんとかやり過ごし、2016年4月12日に再受診。もう、この時には、手術を覚悟し、5月末に1週間休暇を取れるように調整済。医師と、仮日程として、2016年5月24日手術と決定。ところで、今まで担当してくれていた医師は、30歳台中盤くらいの女医さんだったのですが、転勤されたとのことで、新しい医師は、40歳台前半位のとっちゃん坊や、いや失礼、でも、なんとなく頼りない感じの先生。女医さんと違って、最悪の場合ばかり、説明する。説明責任があるのだろうから仕方ないのだが。手術してガンだった場合、肺を1/3切り取るとか。う~ん。しかし、一度スタートすると、もう手術までの行程は止められない。5月07日 頭部MRI(ガン転移有無の検査)5月09日 造影剤を入れて肺CT検診5月17日 麻酔の適合検査 超音波検査(臓器への転移有無の検査) 肺活量の検査(ガンだった場合どの程度肺を切り取れるか)5月21日 造影剤を入れて肺CT検診(なんで2回やるんだ?)病院に来るたびに、5,000円~10,000円取られるのは、たまったもんじゃないですよ。ということで、5月23日 10:30AM ついに入院 04:30PM 医師より手術の説明を妻と聞く。今まで2回入院し、それらを一人で突破しましたが、今回は、全身麻酔ということで、家族の立ち合いが必須。家族も一緒に説明を受けなくてはなりません。夕方より点滴開始。さて、あすは、手術本番です。肺ガンの疑いと言われた・・・体験記(その4)へ
2016年05月29日
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ごぶさたしております。相変わらず、現在も、単身赴任している管理人でございます。さて、本日、手術を終えて家に戻ったので、この体験を書き留めておきたいと思います。今後、同じような境遇の方がいらっしゃったら、参考にしていただければ幸いです。さかのぼること2年前の2013年10月の会社の健康診断にて、胸部X線検査左中肺野結節陰影経過観察が必要。1年後に再度X線撮影受けるように。という結果が、初めて出ました。この「肺野結節陰影」とは、何か肺に影を落とす物体があるということで、即、肺ガンとは言えませんが、注意が必要ってことなんですねしかし、経過観察して再検査は1年後でよいということは、次回健康診断まで何もしなくて良いということ。2005年まで約20年間喫煙期間があったため、あまりエラそうには言えないけれど、まあ大事ではないでしょうと判断しました。案の定、1年後の2014年10月の健康診断では、胸部X線検査 異常なし。ホッとしていた矢先、私の住民票のある市役所から、私がちょうど50歳になったから、無料で肺ガンCT検診を受けさせてあげるとのお手紙。無料ならばという貧乏人根性で、同年12月CT検診を受けました。<結果>呼吸器疾患の疑いがあるため、要精密検査。あちゃ~、本音は、「また病院行くのは、めんどくせ~。そんなに会社休めないよ。」ということで、放っておいたのですが、たまたま会社を休める日ができたので、2015年4月6日近くの大きな病院で精密検査を受けました。<結果>右中葉前上縁付近に約11×8mm大ほどの結節影あり。辺縁明瞭。石灰化(-)。そのやや縦隔側に索状影あり。炎症後変化と思われます。<診断>右中葉前上部小結節あれれ、2013年の健康診断では、左中葉だったのに、今回は右?でも、CT検診では、左には、何もないよとのこと。???。2015年4月20日肺ガンCT検診で精密検査対象となった皆様へ市長 ○○○○精密検査受けたか、5/11までに受診状況を報告せよ。という手紙も届きました。おお、市長さんに怒られちゃった。まあ、100%とは言えないけれど、99%はガンなどの悪性腫瘍ではないでしょうということでした。肺ガンの疑いと言われた・・・体験記(その2)へ
2016年05月28日
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***今回、手術跡の写真を最後に掲載しています。******苦手な方は、閲覧を中止してください。 ***2016年5月28日(土)午前11時頃晴れて退院となりました。ちなみに、5/23~28の5泊6日の入院と胸腔鏡下肺切除術で、トータル335千円でした。内、手術費は210千円。この費用は、生命保険でなんとかまかなえましたので、一安心。5/28(土)と29(日)は会社はお休みですので、家で静養、といいたいところですが、単身赴任ですので、入院中の下着やパジャマ、タオルの洗濯などなど、結構、チョコチョコ動いてしまいますよね。まあ、動いた方が治りも早いそうなので、適当な作業は、好都合かも。5/27(月)から仕事再開。でも、まだまだ、右胸は痛いっす。咳すると激痛。就寝中の寝返りもつらい。階段の昇降ような振動も右胸に響きます。6/2(木)は通院し、術後の状況診察。レントゲン撮影と血液検査を受け、一部を抜糸。6/14(火)は退院後2度目の通院。レントゲンと抜糸。これで抜糸完了。でも、結構、手術跡残ってますよ。私のような50歳代のおっさんは気にしませんが、うら若き(言葉が古い!)女性なら、傷が消えるのかどうか心配だよね。もう、激痛はないけれど、右胸にジーンという痛みはあるので、痛み止めの薬は続行。シャワーは、手術翌日からOKでしたが、湯船にもつかってもよいというお許しが出ました。次回は、1か月後の7/12に3度目の診察予定です。1か月後に、「あとがき」を追記しますが、とりあえず、これにて、体験記おしまいです。手術直後の手術跡手術から3週間後の手術跡これ以外にも、背中にも手術跡がありますが、自撮りできませ~ん!
2016年06月12日
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2016年5月24日6:00PM再び目が覚めた。以前に、下半身麻酔で痔の手術をした時も同じでしたが、麻酔した場合、ほとんど、尿導管を付けられます。今回、目が覚めた時にも、しっかりと尿導管の存在を実感しました。怖くて目視はできませんが、挿入感はあります。しかし痛くはありません。ただし、痔の手術の時と違って、下半身の麻酔感が希薄で、かなり強く管を感じます。でも何度も言いますが痛くはありません。さらに、肺の切除した部分からの血液を排出するため、肺から体外へ管が出ています。これも実感はありますが痛くはありません。この2つの管のため、私は、寝返りひとつ身動きできません。さらに、昼の手術中から寝てますから、もう寝付くこともできません。しかし、前回の痔の手術で、このことは経験済。その対策として、妻に、手術後、私のベット周りの手の届くところに、持参した音楽プレーヤー(FMラジオ付き)とスマホ(TV番組録画済)を置いておいてくれと頼んでおりました。それから、手術室で色々な機器を腕にも取り付けられますが、できればどちらか片方の手を開けてもらえるようにお願いしておきましょう。両手が全く塞がってしまうと、スマホを操作できませんから。これで、寝付けず、身動きもとれない一晩を、悶々とすることなく過ごせました。肺に限らず、麻酔をする何らかの手術をする人は、用意しておくとよいと思います。今回、一つの失敗は、スマホのバッテリーが朝までもたなかったこと。古いバッテリーの場合は、充電バッテリーも用意しておきましょう。また、あまりに眠れない場合は、医師・看護師さんに相談すれば、鎮静剤等を処方してくれます。これで少しは眠れます。肺ガンの疑いと言われた・・・体験記(その6)へ
2016年05月29日
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少し趣向が変わりますが、わたしの入院中の病院食について。今回の手術は、消化器系には全く関係ないので、食事は、「常食」。ところが、痛み止めの薬の副作用か、食欲がいまいちわかない。でも、目の前に出されると、結局は完食。いまいち食事を楽しめない状況だったのは、残念でしたが、カレーとか、そばとか、意外にバリエーションに富んだ食事でしたね。入院初日5/23(月)昼食5/23(月)夕食手術当日5/24(火)朝食~5/25(水)朝食までは食事抜き5/25(水)昼食5/25(水)16時 必要な時のみ点滴できるように点滴の管を格納。5/25(水)夕食5/26(木)朝食は抜き。血液検査のため。5/26(木)昼食5/26(木)17時 点滴を完全に外してもらいました。5/26(木)夕食5/27(金)朝食5/27(金)昼食5/27(金)夕食5/28(土)朝食5/28(土)午前11時頃に退院しました。肺ガンの疑いと言われた・・・体験記(最終回)へ
2016年06月12日
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今までの経緯は、すべて私の地元の病院での話。病院いわく、今後、経緯を見ていくためには、簡単に通える病院で診てもらった方が良いとのこと。ということで、単身赴任先である東京の病院で診てもらうことにしました。地元の病院は、CDでにCT検診のデータを焼いてくれるんですね。CTの装置って、互換性が高いんですね。といいながら、このデータを9ヵ月間ほったらかし、ようやく、2016年1月20日に東京で受診。前回のCT検診から期間があいているので、再度CT検診。翌週1月26日に検診結果を聞くも、まあ、9か月前の検診結果と変化なしということで、再び99%はガンでないが、100%とは言えない、との診断。じゃあ、1年に1回くらいCT検診受ければいいのかなあ、と思っていると、医師から、衝撃発言。1%でもガンの可能性があるならば、あやしい部分を取っちゃって、取った組織で病理検査すれば、白黒はっきりしますよ。ガンでなければ、1週間くらいの入院で済みますしね。ええっと、来月ならば、手術可能です。検診状況から言って、急ぐ必要はありませんが。ええ、取るの!!!。来月?ムリムリムリムリ。全く心の準備がない。会社を急には休めない。年度末及び年度初めは、超忙しい。という理由を絞り出し、手術するかどうかの結論を先送り。次回、4月末に再来院し、CT検診を再度受けた結果を見て、再度判断しましょう。と、なりました。肺ガンの疑いと言われた・・・体験記(その3)へ
2016年05月29日
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2016年4月24日手術当日手術開始は、1:30PMと決定。前日に病院の売店で買った、タイツを穿く。手術から翌日くらいまで、ほとんど寝たきりになり体を動かさず、エコノミー症候群になることを防止するため、きつきつのタイツをはくようです。その他手術用にかわされた消耗品を看護師に渡して、歩いて手術室へ。入り口で妻と別れ、私は手術台へ寝ます。まず、硬膜外麻酔というのを実施するため、横向きに足を抱えて丸まって寝ます。脊椎の中にカテーテルを挿入し、それを通して麻酔を注入するようですが、術後も入れたままにするようで、最初説明を聞いた時には、すごーく痛そうに思いましたが、実際には、痛み止めの注射の「チクリ」以外の痛みは、全くありませんでした。この麻酔が効いて、手術中及び術後の痛みを緩和するようです。この麻酔の操作に5分ほど要した後、仰向きに姿勢を直し、いよいよ、全身麻酔です。麻酔医のゆっくり眠くなりますよ、の言葉の瞬間から、もう私の記憶がありません。私は、麻酔に限らず、鎮静剤でも、あっという間に効いてしまいます。当然手術中の記憶はありません。手術は、胸腔鏡手術で、脇腹を2cmほど切開して、そこから器具を挿入して、CTで写っていた8×11mmの出来物を切除したようです。3:30PM頃麻酔から覚めた瞬間、胸に激痛。息できない。苦しい。浅い早い呼吸で、こわごわ呼吸してみて、ようやく少し落ち着く。医師は、よかったですね。ガンではありませんでした。妻は、この後、地元まで高速バスで帰らなければならないので、私は、もうろうとしながらも、もう帰ってよいよと告げる。徐々に呼吸に慣れてきて、落ち着きを取り戻す。とりあえず、今日はこのまま朝まで過ごすようだ。また、うとうとして寝てしまう。肺ガンの疑いと言われた・・・体験記(その5)
2016年05月29日
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