てけてけ　GO!

　６話７話８話　９話

盗賊の山塞に　潜入するも、
なかなか　偽銭の版型や　取引帳簿が見つからないチェオクたち。

チェオクとソンベクは　知らないうちに心を通わせるようになったかのように見える。

ソンベクの回想・・・
それは　まさにチェオクが兄と離れ離れになってしまったその時と
同じものであった。
ジャン・ジェム　→　ジャン・ソンベク
ジャン・ジェヒ　→　ジャン・チェオク
であるのだということは、まだ、ドラマを観ている私達にしかわからない。

二人が心に感じる何かがあったのは、兄妹としての本能からくるものなのか・・・
男と女の自然に沸き起こる感情なのか・・・

　　ユン従事官をごひいきの私としては、
　　兄弟だから惹かれあったのだ、と、最後まで信じたい・・。

北捕盗庁の従事官の職を解かれてしまったユンに、
お嬢様が　例の｢綿入り｣を再び持参して、
　｢私に他意はありません。
　人にあげるなり、焼いてしまうなり、好きに処分してください｣

おお！　お嬢様ったら、強引。
十分、他意はあるのでは・・・？
あっけにとられるユン。

　　ユン、このまま、お嬢様に押し切られるのか？

理不尽な”悪徳お代官様”　を打ちに行った帰り、
チェオクは　追ってきた官軍に　肩を銃で撃たれてしまう。
ソンベクの仲間として活動している訳だから、官軍はチェオクを盗賊の一味だと見ているわけだ。

　　　ソンベク一味は盗賊だ。
　　　が、義賊でもある。
　　　この　”悪徳お代官様”　は、日本で言う”年貢”の取立てが
　　　厳しく、払えないと、娘を　清の国へ売ったり、
　　　年増　(　なんか、いやな言葉よねェ。トシマって。)の女は
　　　自分の妾にしたりするという。
　　　当時の社会の仕組みがこの辺でよく分かる。

早く逃げなければ！
と、せきたてる仲間の言葉に反して、
撃たれて、落馬したチェオクのところへ　ソンベクは戻って行った。

・・・・・・７話・・・・・・・

官軍に銃で撃たれたチェオクをソンベクが助ける。

同じ頃、ユンは病で寝込んでいる。
♪　お嬢様　登場・・・♪
｢私にかまわないで下さい｣というユンに
｢薬が嫌なのですか？
私のことが嫌なのですか？｣　と、問う。

あらら、なんていじらしい・・・。
でも、チェオクの身に何かあったのでは、と、心配なユンは
相手にしない。
お嬢様、ひっそりと泣く・・・。
このお嬢様、気品があって、ユンにもチェオクにも優しくて、
いい人です・・・。

チェオクが撃たれたと聞いて、いてもたってもいられないユン。
　(イ部将が　チェオクたちのフォローに山塞の近くに潜んでいて、連絡をく　れる。)
一人、チェオクのもとへ向かう。

　この頃から、ユン、ちょっと、冷静さに欠けてきている。

また、チェオクも　ユンが従事官を辞めさせられた、と聞き、狼狽。
様子をみにユンのところへ行こうとする途中、
ソンベクが　なにやら手紙を　使者に手渡すところを目撃し、奪う。
これ、これ、
この手紙が　曲者でした・・・。

ソンベクの部下？　の女に追われるチェオクを　すんでのところで
ユン登場で助ける。

｢なうりぃーが　従事官をやめさせられるのなら、私がここへ来た意味がありません。｣
というチェオクに、ユンは

傷は？
銃弾はのこらず取ったか？
骨に異常は？
こんな目にあわせるのなら、引き止めるんだったよう！
クビなんか、たいしたことじゃないもーーん！
お前がいてくれれば　それでいいんだもーーん！
と、チェオクを抱きしめる・・・。

ユン！
冷静に！　冷静に！・・・

チェオクが奪ってきた　ソンベクの手紙で、大変なことになってしまう・・・。

チェオクは　不死身です・・。
痛そうな傷なんて、あっという間に治ってるし・・。

・・・・・・・８話・・・・・・・

チェオクが奪ってきたソンベクの手紙から
訓練大将　ジョン・ホンド　が逮捕されるが
彼は　無実を訴え、獄中で自殺をする。
ホンドを信頼していた陛下は　無実を信じ、彼を逮捕したユン従事官とその上司の捕盗将　チョ・セウク(”お嬢様”の父親)を逮捕する。

チョ・セウクの息子　チョ・チホの指揮のもと、いよいよ盗賊一味の討伐が始まる。
父親に反発していたかと思われるチホだったが、
父の命を助けたい一心だった。
　｢戻って来たら、父上と一緒に暮らせたら、と思います｣
と言い残して出かけていく。
チェオクも　ユンの命を助けたかった。

盗賊一味、つまりソンベクたちの罠のはり方がみごとです。
残酷なほど、みごとに罠にはまって　軍は全滅する。
チョ・チホも　最後まで戦うが、ソンベクに斬られ、絶命。

チェオクはソンベクと対面する。
｢討伐軍が来る｣
｢もどるのを待っていた、一緒に行こう。｣
涙しながら　剣を向け合う二人・・・。

｢俺が何者かと聞いたな？
俺は民だ。
お前と同じこの国の民だ。｣

ユンとの身分の違いを痛いほど感じているチェオクにとって、
このソンベクの言葉は　きっと、重いものだったのだと思う。

｢剣を向け合わずに済む世の中で再会しよう｣
そう言って去っていくソンベクに、それ以上剣を向けられないチェオク。
しかし、この時、チェオクは確信する。
｢謀反だ。｣

結局、討伐は失敗に終わり、ユンとチョ・セウク　は捉えられたまま。
チェオクは差し入れに手紙をしのばせる。

　　私が必ず、方法を考えます。
　　お心を強く持って・・・

それに対して、ユンは・・・。

　　無理はするな　無駄なことだ。
　　お前をこの道に入れねば良かった。
　　悔いばかりが残る。
　　私がいようと、いまいと、お前のつらい人生は変わらぬだろうが、
　　どうか、生き抜いて
　　私のような縁とは二度と出会わぬことを願う。

このまま、処刑されるとあきらめてしまっているユン。
そんな時までも　チェオクのことばかり心配している。
あら、まあ、なんてことでしょ！

訓練大将　ジョン・ホンド　のことは、
盗賊一味にだまされたのよ！　
と、陛下に伝えたくとも、チェオクたちは会えない。
会えるのは、側近だけなのでしょう。

しかし、チェオクは決心した様子。

今、(　陛下に　)会いに行きます。

・・・どうやって？
あなたは　奴婢　なのようーー。

・・・・・・・９話・・・・・・・

ユンを救いたい一心で、チェオクは　不可能だと思われた宮城の塀を越えて、王様に直訴しようと試みる。
　　江戸城の　お堀を越えて　城内に入り込むようなもの？

王様の護衛にあえなく阻まれるが、話を聞いてくれる。
｢謀反です。｣
その後、城外へ出してもらえたようだけれど、
王様～！
瀕死の状態のまま、チェオクを放り出すなんて、あんまりだわ！
国家の一大事を知らせに　命をかけてやって来た者を
なんの手当てもせずに　放り出すなんて～～。

｢良い部下をもったな。
　しかし、無謀すぎる者だった。｣
と、チェオクのおかげで　処刑を免れた　ユンとお嬢様の父上。

どの医者もチェオクを見離し、悲嘆にくれたユンは
チェオクを抱きかかえ、一路、師匠の住む山へ向かう。

チェオク～～

一方、ソンベクは　大事にしていた村を全滅状態にされたことを嘆く。
ここで、悪漢、日本のお侍集団、登場ですよ。
極悪人に設定されています。
　　おーーーい、なぜに、いつも、日本人は悪者なのさ。
　　と、ちょっと、むかっ・・・ですが。
　　ま、物語の進行上、この日本人達はなくてはならない人たちです。
　　へったな　日本語を話しますが。

また、ここで、黒幕登場です。
なんと、(　って、もう、なんとなく分かっていましたよね。　)
王様の側近で、　お嬢様に縁談を持ちかけてきた　ジョン・ピルジュン　です。彼は　縁談を持ちかけ、捕盗将であるお嬢様の父を取り込もうとしたのでしょうか・・。

師匠の力をもってしても、チェオクは息を吹き返さない。

助けて！お師匠様！

死ぬな、チェオク　と　泣くユン、
チェオクの手紙　発見。

　　　・・・従事官様、共に過ごした月日が私の生涯のすべてです。
　　　　　　私は　山塞に行くべきではなかったのです。
　　　　　　そうすれば　あの人にも会わずにいたから。
　　　　　　なぜ、あの時　あやつを斬れなかったのでしょう。
　　　　　　自分の心がわかりません。
　　　　　　それがなにより　つらいのです。
　　　　　　私の命を肥やしにして、志をとげてください。
　　　　　　若様、
　　　　　　どうか、私との縁はきっぱり断ち切ってください。
　　　　　　若様。
　　　　　　　　・・・・・・

　　　　♪ここで、チェオクは　｢若様｣という言葉を使っています。

最後の手段、
生か、死か、
ユンが　カメハメは～～！　(うそです。　｢半湯剛気｣というそうです。)と、チェオクに
気を放つと、チェオクの本能によって、それを阻止しようし、
そして、息を吹き返す。

よかったね～　チェオク、再生です。

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