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2024.10.09
カテゴリ： 園芸
止めてくれ名古屋の恥部じゃ秋寒し
最も幸福感に浸った出来事は何かと推測すれば、既に市長だった２
０１２年に実現したＮＨＫの討論番組『日曜討論』出演が有力か。
出てうれしかったと本人がよく語る▼当時は衆院選前の政党の離合
集散期で退潮傾向の旧民主党から河村氏が率いる減税日本に移る国
会議員もいた。短期間だったが所属国会議員５人の国政政党要件を
満たし、出演の栄にも浴した▼番組で各党幹部と同列に遇され各課
題の意見を求められた。自身の看板「総理をねらう男」は絵空事で
ないと実感したかもしれぬ▼党に国会議員がいなくなりごぶさたし
ていた番組にまた呼ばれるだろうか。河村氏が市長を近く辞め、共
同代表を務める日本保守党から衆院選に出る。「総理をねらう男ア
ゲイン」と意気軒高だ▼現在は国会議員ゼロの日本保守党も、自民
党総選挙で高市早苗氏が敗れてから党員がとみに増えたと聞く。保
守層の票を集めるか。河村氏の語る目標も当選５人以上の国政政党
化。総理の座はともかく「日曜討論アゲイン」は射程圏とにらんで
いそう▼思えば「総理をねらう男」なる看板は上昇志向丸出しで生
々しい。世が許容したのは、現実味をそう感じず面白がったからか
。75歳。正直、悲願成就の現実味が増す気配は感じないが、政治家
人生は最終章に入るのかもしれない。
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