◎15、(願望とは何か)願望とは、想像と信仰という両翼を持った願いの事です。
* 潜在意識の理論を知らない人は、「願望」というものを軽く扱いがちです。「であったらいいなあ」 という程度のものとしか思わない。 でも、これは大きな間違いで、願望こそ、その人の人生を形作る最大の要素になっているのです。
そして、真の願望は、それが実現した時のイメージの想像とその実現を信じることから始まります。
◎16,(拒否のイメージの結果)心の中に精神的な拒否のイメージを持てば、あなたは同じことを体験するでしょう。
*これは実に恐ろしい法則です。潜在意識の理論によれば、心の中に思ったことは、それが善でも悪でも、好ましい事でも不吉なことでも、無差別に実現の方へと作用します。だから、あなたが仕事がうまくいかないと常に思っていれば本当にうまくいかなくなるのです。心の中のイメージは強ければ強いほど現実の体験となって現れてきます。
◎17(潜在意識)あなたの潜在意識はあなたの肉体のすべての重要な作用を司り、すべての問題に対する答を知っています。
*人間は一個のミクロ・コスモスです。つまり、あなたはこの宇宙と同じくらい精妙に出来上がった自然の傑作なのです。そしてそれを動かしているのは潜在意識なのです。潜在意識には、宇宙をも支配する力があるというのは、一人一人の人間が大宇宙と対峙するミクロ・コモスだからです。潜在意識をプラスに活用することのできた人が、あらゆる意味でこの世の成功者になることができるのです。
◎18,(良い想像)良い想像は自らの気分を快活にし、積極的な態度をつくります。
*何かいいことがあったときの晴れやかな気分を思い出してください。そういうとき、あなたは快活で意欲的で、また、持てる力を十分に発揮できているはずです。しかし、現実に「いいこと」はそう多くないかもしれません。そこで想像ということが大切になってくるのです。あたかも「良いこと」があったような想像をすることは、潜在意識ニプラスの効果を与えるからです。
◎19(加齢を感謝する)年をとることを、感謝しなさい。それは終りのない人生の道を、いっそう高くのぼっていくことを意味するからです。
* 如何に年をとるかをしることは、人間の最大の仕事であり、生きるという偉大な技術におけるもっとも難しい数章である」と言ったのは、スイスの哲学者アミエルです。よりよく生きることはまた年をとることでもあるのです。
◎20(人はいつを年をとるか)人は夢見ることをやめ、人生に興味を失ったときに年をとるのです。 br>
*人間の特権の一つは夢見ることです。夢を見ることができたから文明も発展したのです。夢見る事をしなくなるという事は、人間の特権を自ら捨て去ることです。これが老いの兆しでなくて何でしょうか。


