ラッキィセブンティライフ

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シックハウス症候群

シックハウス症候群
新しいビルや改装したばかりの建物で過ごすうち、気分や体調がわるくなった経験があれば「シックハウス症候群」かもしれません。
 学校や図書館で起こることもあり、専門家は、換気に十分気をつけ、変だとおもったら早めに外に出てといっています。

 シックハウス症候群は、ビルや住宅などの屋内環境が要因とみられ、目がチカチカしたり、堰が留まらなくなるほか、頭痛や吐き気、めまい、湿疹、など症状はさまざまです。

 医学的に分からない点が多く、病気と判断する基準も根本的な治し方もありません。実態の解明はこれからのようです。

 1970年台に米国などのオフィスビルではじめて確認され、石油危機後の症エネルギー対策として、建物の機密性が高まり換気量が減ったためともいわれています。 日本では、90年台に入り、新築住宅の入居者に次々発生し、全国の消費者センターに苦情や相談が相次ぎ社会問題になりました。

 原因は、細菌やカビ、ダニ、のアレルギーや中毒という意見がある一方、新築の建物で多発する点から建材や内装材から空気中に発散される化学物質に異常反応する「過敏症」説も有力です。

 このため厚生労働省は、フローリングの合板や断熱材、ビニール製壁紙に使われる科学物質ホルムアルデヒドなどについて、空気に」含まれる量の指針値を設定しました。

 2003年には、ホルムアルデヒド発散量が多い建材の住宅への使用を制限し、強制換気設備するよう義務付ける建築基準法の改正もおこなわれました。

 建材メーカーや工務店代表、医師らでつくる「シックハウスを考える会」では、国の指針値は、気温の上がり方が激しいと、発散量が増える化学物質の特性に対応していないといっています。

 もう一つ心配なのは、幼い子供たちで、国の対策は、大人と子供の体力差などを考えにいれておらず、化学物質に弱いこどもが危ない目にあいかねないようです。

 シックハウス症候群は、校舎を新築した小学校や改修後の図書館でも発生しており、いっそうの対策がのぞまれます。

 換気設備への過信も大敵です。どんなに高性能の空調よりも窓や戸を開けるほうが効果的です。 一旦症状が出てしまうと、原因物質をみつけるだけでも大変で、日ごろから、建物内ではまめに窓を開ける習慣を身につけ、気分がわるくなったら建物には長居しないようにしましょう。

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