４５才からのぐうたら生活

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2008年01月28日

スウィーニー・トッド【ストリート街の悪魔の床屋】

テーマ：最近観た映画。(41043)

カテゴリ：映画と本・ゲームなど

く、暗い．．．しかも残酷。

昔のヨーロッパが如何に不衛生で劣悪な環境であったか、よく分かるのは確かなんだけど、ロンドンが舞台で明るいのって、あまり見かけない。

こんな陰気なミュージカル、久々に見たなぁ。
「レ・ミゼラブル」も、大概、陰気だけど、殺戮が無いだけ、
マシな気がするよ。

映像的には、一昔前のものって感じを醸し出してて、登場人物も少ない。
所々に、ん？、と思う映像もあったりするが、内容は、まあまあ。
これ、舞台化しやすいかもね。

ミュージカルにありがちな、強引な場面転換も無いし、
というか、ほぼ同じ場面のみで構成されているので、映像的には、ものすごーくつまんないかも。

事の発端は、判事の罠にはまって、妻を奪い取られ、陥れられた床屋が、
１５年後に出てきて復讐するという話なのだが、最初、おびき出した判事の殺害に失敗してキレた床屋が、パイ屋の女将にそそのかされて、床屋に来た身分のある人を次々に殺害、それをミートパイにして売ったら、店が大繁盛。
女将は、ウハウハで、何とか、このまま一緒に暮らそうと企んで。

最後に微妙などんでん返しがあるんだけど、まあ、予測可能範囲という事で、
特に、ええーっ！！！！
ってな事もなく、陰気に歌いまくって終わったな、と。
ミュージカルと言う事で、歌自体は、まあよかったです。
ちょこっと、ウエスト・サイド・ストーリーを思い出しました。
ただ、ことごとく同じノリで、途中で、ちょっと飽きたりします。

これだけ歌ってるのに、決して、はぁ～、よかったと、スッキリできないところが特に凄いです。（ミュージカル好きを、とてもブルーな気持ちにさせるよ）
グロイんだよ．．．もう、恐くて床屋行けないじゃん。(T-T)

見終わった後、ちょっと落ちる作品でした。
気をつけましょう。